1:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:43:40
ID:3XO19F/o
『僕は今でもリバプールのファンだし、これからもずっとそうだ。』
―――元スペイン代表 シャビエル・アロンソ・オラーノ
※2008年の深夜ドラマ『ロス:タイム:ライフ』と『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のクロスオーバーです。
※多少捏造とかあるかもしれませんが、大丈夫な方はどうぞ。
2:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:44:19
ID:3XO19F/o
―――――――――
――――――
―――
ラフタ「ちょっと買い過ぎちゃったかなぁ?でも仕事が始まったら当分こういう買い物はできないだろうしね…」
アジー「……。」
ラフタ「…どうしたの?」
アジー「買い忘れ…さっきの店だ、ちょっと待ってて。」
ラフタ「私も行こうか?」
アジー「いや、すぐだから…」
ラフタ「……。」
………
ラフタ「…おっ?」
『BEAR FACTORY』
ラフタ(ここって…テディベアのお店かな?)
3:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:44:57
ID:3XO19F/o
―――――――――
――――――
―――
ラフタ「へえー、可愛いじゃん。」
ラフタ「何この子?目つき悪っ!…なんか、似てるかも。」
………
ラフタ「すみません、これ下さい。」
店員「はーい、ちょっと待っててくださいね。」
………
刺客「…。」サッ
ラフタ「……えっ―――」
バン…バン…
<additional time → 03:20:00:00>
4:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:45:57
ID:3XO19F/o
副審1「…。」タッタッタッ
副審2「…。」タッタッタッ
第4審判「…。」タッタッタッ [3:20]
主審「」ピーッ!
ラフタ「……!?」キョトン
実況「さあ表示されました!ラフタ・フランクランド選手のロスタイムは3時間20分です!」
解説「いやー、この突然の銃撃、絶対裏で何かありそうですよね…」
<Profile>
ラフタ・フランクランド -LAFTER FRANKLAND-
年齢:21歳
職業:元「タービンズ」所属・女性パイロット
漢字表記:浪蓋 布蘭宮嵐人
死因:銃殺
実況「残された時間は僅か、ラフタ選手はロスタイムで人生の何を清算するのか!?」
解説「こんな形でロスタイムを迎えるのは残念ですが、せめて悔いのないプレーを見せてほしいですね。」
5:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:46:29
ID:3XO19F/o
主審「」ピッピッ!
実況「さて、早速主審がラフタ選手を促します!」
ラフタ「えっと…あんた達、誰…?」
主審「…。」ササッ
ラフタ「えっ、何…?」
実況「主審、銃撃されたことをラフタ選手にジェスチャーで説明していますね。」
解説「まだ銃弾は店のショーウィンドウまで届いてませんから、パッと見では分かりにくいですね。」
6:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:47:09
ID:3XO19F/o
刺客「―――――」
ラフタ「まさか私…あの男に撃たれて…!?」
主審「…。」コクッ
ラフタ「嘘でしょ…!?」
主審「…。」ユビサシ
ラフタ「…で、何なの?…この『3:20』って数字…?」
第4審判「…。」 [3:20]
ラフタ「待って…もしかして私、あとこれだけしか…生きられないの…!?」
主審「…。」コクッ
実況「何と、ロスタイムまで把握しています!」
解説「これは状況理解が早い!」
7:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:47:46
ID:3XO19F/o
ラフタ「そんな…ダーリンも姐さんも亡くなった矢先に…何で私が…!?」
主審「…。」ピッピッ!
実況「さあ、その間にも刻々と時間が過ぎていく!」
ラフタ「えっ、時間がない…?」
主審「…。」コクッ
ラフタ「わかったわ…もうすぐアジーが戻ってくるし、行かなきゃ……!」ダッ
審判団「「…。」」ダッ
実況「さあラフタ選手が走り出しました!」
解説「これ荷物持ちながら走ってますけど、足に負担来ないでしょうか?」
8:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:48:33
ID:3XO19F/o
ラフタ「はあ…はあ…!」タッタッタッ
審判団「「…。」」タッタッタッ
ラフタ「あっ…!」タッタッタッ
アジー「ラフタ…済まないな、待たせてしまって。」
ラフタ「いいよ…私もちょっと店に寄ってたから…!」ゼエゼエ
アジー「…それより、突然急いでた感じだが、どうしたんだ?」
ラフタ「いや…私、実はさっき…」
主審「!!」ピピピ!!
ラフタ「…え?」
主審「…。」イエローカードチラッ
9:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:49:04
ID:3XO19F/o
実況「おっと、ここでラフタ選手に注意が入りますね?」
解説「死んだことを他人に伝えるのはイエローカードになってしまいますからね、ここは主審がギリギリで阻止した感じですね。」
実況「なお、イエローが累積2枚になると次の人生、生まれ変われなくなってしまいます!」
解説「いやー、暗殺された身でそうなっちゃうのは辛いですね…」
10:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:49:36
ID:3XO19F/o
ラフタ「待って…死んだこと言っちゃいけないの…!?」
主審「」コクッ
ラフタ「いや…こうなった時って普通言ったりしないの…?」
アジー「ラフタ…あんた、一体誰と話してる…!?」
ラフタ「…えっ?」
アジー「それに、死んだってどういうことだ?…まさか何かあったのか?」
ラフタ「い、いや…その……」
審判団「「…。」」
ラフタ「ちょっと…ダーリンの事を思い出しただけだから…」
アジー「そうか…」
ラフタ「……。」
アジー「…なら、もう買うものはこれ以上ないし、そろそろ行こうか。」
ラフタ「…うん。」
第4審判「…。」 [3:15]
11:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:50:12
ID:3XO19F/o
ラフタ「……。」スタスタ
アジー「……。」スタスタ
ラフタ(アジーは私の周りの黄色い服の人達に全然気付いてない…まさか私以外にはこの人達が見えてないの…?)
審判団「「…。」」スタスタ
ラフタ(ということは、やっぱり私は本当に死んだってこと?…だとしたら、このまま時間を過ごして大丈夫なのかな…?)
ラフタ(それに…さっき私を撃ったあの男は一体…?)
………
ラフタ(―――まさか…)
12:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:51:06
ID:3XO19F/o
ラフタ「…ねえ、アジー?」
アジー「…どうした、ラフタ?」
ラフタ「マクマードさんの連絡先って分かる…?」
アジー「えっ…!?」
ラフタ「…私、どうしても気になることがあって…」
13:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:51:43
ID:3XO19F/o
―――――――――
――――――
―――
―――マクマード邸。
コンコン
マクマード「ああ、入りたまえ。」
ラフタ「…失礼します。」
審判団「「……。」」
実況「この男性は一体…?」
解説「タービンズを傘下に置く『テイワズ』の代表、マクマード・バリストン選手ですね。」
14:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:52:23
ID:3XO19F/o
第4審判「…。」 [2:33]
ラフタ「あの…先日の件は本当にありがとうございました…」
マクマード「まっ、この前も話したが、お前らがいなきゃテイワズの流通は回らねぇからな…」
ラフタ「……。」
マクマード「…だが、お前さんが単身でここに来るとは珍しいな?」
ラフタ「はい、実は…ダーリン、いや、名瀬さんの事でどうしても気になることがあって…」
15:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:52:59
ID:3XO19F/o
マクマード「名瀬の事か…」
ラフタ「……。」
審判団「「……。」」
マクマード「つくづく…お前も気付いてはいたか…」
ラフタ「えっ…?」
マクマード「あまりお前らにも話す予定はなかったが…正直、今回の件は色々と納得できねえ事があってだな…」
―――――――――
――――――
―――
16:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:53:31
ID:3XO19F/o
―――――――――
――――――
―――
ラフタ「はあ…はあ…!」タッタッタッ
審判団「「…。」」タッタッタッ
実況「さあ残すは1時間と37分!マクマード邸から出てきたラフタ選手、ここに来ても全く運動量が落ちません!」
解説「驚異的なスタミナ!」
実況「このまま一体どこへ向かうというのでしょうか!?」
解説「それにしても、先程のラフタ選手とマクマード選手の会話も気になるところですね?」
17:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:54:18
ID:3XO19F/o
―――――――――
――――――
―――
ラフタ「……。」スタスタ
審判団「「……。」」スタスタ
ジャスレイ「……!?」
実況「おっと、何とペナルティエリアにそのまま進入!それにしてもこの大柄な男性は…?」
18:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:55:07
ID:3XO19F/o
ジャスレイ「なっ…お前、死んだはずじゃなかったのか…!?」
ラフタ「…っ!」
ラフタ(やっぱり…やっぱりコイツが私を殺そうと……!)
解説「…いま手元に資料が入ってきましたが、どうやらこの男がラフタ選手の暗殺を仕組んでいたうちの1人みたいですね?」
実況「なるほど、そういうことでしたか…!」
解説「さあ、ここはゴール前1vs1の攻防ですよ!」
ジャスレイ「…だが残念だな。いずれお前を殺せば、あの宇宙ネズミ共が殴り込みをかけてくる…後はそいつらを殲滅させればいいだけのことだ…」
ラフタ「……。」
ジャスレイ「それに、名瀬はギャラルホルンから指名手配された犯罪者だ。お前もその事は分かってるよな?」
ラフタ「そう…」
ジャスレイ「どうした、何も言い返せねえのか?」
19:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:55:41
ID:3XO19F/o
ラフタ「っ!」
―――パシーン!
ジャスレイ「ぐはっ…!?」ズサッ
20:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:56:12
ID:3XO19F/o
実況「何とラフタ選手、ここで渾身のビンタ!ジャスレイ選手一気に倒れこんだ!」
解説「いやー、この攻撃的な感じ、良いですね!」
実況「では先程のシーンのスロー映像を見てみましょう!…これってもしかして、一気に曲がって落ちる『無回転ビンタ』ではないでしょうか?」
解説「ええ、一旦フェイントを入れて油断をさせる、かなり高度な技術ですね。今の日本代表でも中々出来る人はいませんよ?」
21:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:56:46
ID:3XO19F/o
ラフタ「あんたの事は…マクマードさんから全て聞いているわ…」
ラフタ「それに…ダーリンやアミダ姐さん、それに鉄華団の人達の事を悪く言うのは…私が死んでも絶対許さないから…!」
ラフタ「……。」スタスタ
審判団「「……。」」スタスタ
ジャスレイ「……!?」キョトン…
実況「これにはジャスレイ選手、一歩も身動きできません!」
解説「いやー、ラフタ選手のプレー、見惚れてしまいました…!」
22:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:57:20
ID:3XO19F/o
―――――――――
――――――
―――
ラフタ「ふう…」
審判団「「……。」」
ラフタ「アイツを引っ叩いたら、何だか清々しちゃった…」
主審「」ピピッ
ラフタ「えっ…手は大丈夫かって…?」
主審「」コクッ
ラフタ「別に大丈夫…これくらいどうってこと無いわ…」
副審1「…。」
23:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:58:02
ID:3XO19F/o
ラフタ「…それと、本当のことを話してくれたマクマードさんにも感謝しなきゃね。」
副審2「…。」
ラフタ「それにしても、時間余っちゃったね…」
第4審判「…。」 [1:07]
ラフタ(残り1時間、か…)
24:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:58:35
ID:3XO19F/o
ラフタ『…これで本当にさよならだね。』
昭弘『また仕事で会うこともあるだろう、その時はよろしく頼む。』
ラフタ『そうだよね…あっ、忘れてた!』
ラフタ『ぎゅ~!!』
昭弘『……///』
ラフタ『…ハグくらい挨拶みたいなもんでしょ?なに赤くなってんの?』
25:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:59:11
ID:3XO19F/o
ラフタ(昭弘……)
主審「…。」
ラフタ「そうだよね…昭弘はもうとっくに歳星を出発してるんだよね…」
副審1「…。」
ラフタ「まさかあの日が、本当の別れになるなんて…」
副審2「…。」
ラフタ「もし昭弘がまだ歳星にいるなら、最後に会っておきたかったな…」
第4審判「…。」 [1:05]
ラフタ「……?」チラ
ラフタ(あれっ、ここのカフェ…)
審判団「「……?」」
ラフタ(ここって…最近できたばかりなのかな…?)
26:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 21:59:49
ID:3XO19F/o
―――――――――
――――――
―――
カランコロン…
マスター「いらっしゃいませ、こちらのカウンターの方へどうぞ。」
ラフタ「…はい。」
審判団「「…。」」
ラフタ(何だか古風だけどお洒落な感じのお店…マスターも少し年配の方かしら…)
ラフタ(でもこの時間にしては珍しく、お客さん誰も来てないのね…)
マスター「…何か、ご注文なされますか?」
ラフタ「どうしようかな…とりあえず、アメリカンコーヒーでお願いします。」
マスター「かしこまりました。」
第4審判「…。」 [0:58]
主審「…。」
27:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 22:00:20
ID:3XO19F/o
―――――――――
――――――
―――
マスター「お待たせ致しました、アメリカンコーヒーです。」
ラフタ「…ありがとうございます。」
第4審判「…。」 [0:55]
ラフタ「……。」ゴクッ…
副審1「…。」
副審2「…。」
………
ラフタ「…………。」シンミリ
審判団「「…。」」
マスター「……何か、御事情がおありのようですね?」
28:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 22:01:11
ID:3XO19F/o
ラフタ「…えっ…?」
マスター「少し寂しそうな表情をされていたので…どうかなさったのかなと思って…?」
審判団「「……。」」
ラフタ「…はい…意中だった人のことを色々と思い出しちゃって…」
マスター「…そうだったんですね…」
29:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 22:01:49
ID:3XO19F/o
ラフタ「…その人は、ちょっと不器用だけど、誰よりも周りの事を見てて…」
主審「……。」
ラフタ「人のことを自分の事みたいに考えられる、優しい人だったんです…」
副審1「……。」
ラフタ「私はその人に、気持ちだけでそっと隣に寄り添ってあげられて…元気を貰ってました…」
マスター「なるほど…」
副審2「……。」
30:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 22:02:25
ID:3XO19F/o
ラフタ「でも、その彼が昨日で歳星から出発することになって…」
マスター「…お気持ちは、お伝えしたのですか…?」
ラフタ「…いいえ。私は気持ちだけに留めておきました…」
ラフタ「本当は私も心のどこかでついて行きたい気持ちはあったけど、つい先日、私の恩人の夫妻が亡くなったこともあって…」
マスター「えっ…?」
31:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 22:03:08
ID:3XO19F/o
ラフタ「幼少の頃の話ですけど、タチの良くない違法船で働いていた時期があって…その時に助けてくれたのが、その方でした…」
マスター「……。」
ラフタ「私はそこに移ってから、教養だけでなく、人として大切なことをたくさん教えて頂いて…」
第4審判「…。」 [0:48]
ラフタ「だから、私は亡くなったその夫妻のことも好きで、その方が教えてきたことをずっと伝えていきたいと思って…ここに残ることを選んだから…」
主審「……。」
ラフタ「結局、彼とは気持ちを伝えないまま、別れざるを得なかったんです…」
マスター「そうだったんですね……」
32:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 22:03:44
ID:3XO19F/o
ラフタ「でも、今になって思うんです…もしあの時、彼と一緒に歳星から出発してたら、その時はどうなってたかなって…」
マスター「……。」
ラフタ「そうなると、お世話になったところを離れるし、色々大変な事もあるかもしれないけど…それはそれで幸せだったのかなって……」
マスター「…そうですね…」
ラフタ「ごめんなさい…ちょっと話が長くなってしまいましたね…」
マスター「……。」
33:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 22:04:41
ID:3XO19F/o
マスター「…今のお客様は、とても輝いていらっしゃいますよ。」
ラフタ「えっ……?」
マスター「きっと…今まで頑張って来られたのでしょう…!」
ラフタ「……。」
マスター「……。」
ラフタ「………はい、ありがとうございます…!」
34:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 22:05:18
ID:3XO19F/o
ラフタ「でも…やっぱり彼には気持ちを伝えたかった…」
マスター「……。」
ラフタ「もっと…色々な恋を経験してみたかった……!」
マスター「……まだまだこれからですよ…!」
ラフタ「…そうですね………」シンミリ
第4審判「…。」 [0:49]
ラフタ「あの…」
マスター「…?」
ラフタ「もう少しだけ…ここにいてもいいですか…?」
マスター「……ええ、大丈夫ですよ。」
35:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 22:06:04
ID:3XO19F/o
―――――――――
――――――
―――
第4審判「…。」 [0:16]
ラフタ「えーと…今日は色々と…ありがとうございました…」
マスター「こちらこそ…また何かあった時は、いつでも来てくださいね。」
ラフタ「ええ…ご馳走様でした…!」
マスター「…ありがとうございました。」
36:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 22:06:47
ID:3XO19F/o
―――――――――
――――――
―――
実況「さて、3時間20分のロスタイムを過ごし終え、ラフタ選手が遂に最初の場所へ戻って参りました。」
解説「…本当に、素晴らしいプレーでした。」
ラフタ「最初に撃たれた位置に立てばいいんだよね…」
主審「」コクッ
第4審判「…。」 [0:01]
ラフタ「最後にこれだけの時間をくれて…あんた達には本当に感謝しきれないわ…本当にありがとう……!」
37:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 22:07:23
ID:3XO19F/o
主審「…。」ポンポン
ラフタ「えっ…?」
主審「…。」ユビサシ
ラフタ「…そうだった…このテディベア…」
主審「……。」
ラフタ「…撃たれた時、この子も一緒だったよね……」
―――ギュッ
ラフタ(昭弘……)
審判団「「……。」」
38:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 22:08:25
ID:3XO19F/o
ラフタ(ごめんね、ダーリン、姐さん…私ももうすぐそっちに行くことになるから…!)
ラフタ(そして、昭弘…私がいなくなっても、ずっと側で見守ってるからね…!)
主審「…。」
39:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 22:09:09
ID:3XO19F/o
[0:00]
ピッ,ピッ,ピィ---ッ…
実況「ラフタ・フランクランド選手のロスタイムが今、終わりました…!」
40:
以下、名無しが深夜にお送りします 2018/12/19(水) 22:13:44
ID:3XO19F/o
というわけで、『ロス:タイム:ライフ』オルフェンズ編でした。
今回ガンダム系SSは初めてだったうえに、アニメの方の死因で固定するとロスタイムの展開が大変なのをつくづく実感しました…
あと、終盤のカフェのシーンは本家ドラマの第8話「部長編」のあのシーンを参考にしております。
それでは、完結報告を書いてきます。
元スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1545223420/
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