1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 09:44:40.68 ID:95Q0iMHw0
セネル「なにやってんだ、クロエ?」
クロエ「あ、クーリッジ。どうだ、メロンパン買って行かないか?」
セネル「あ、ああ。それはいいんだけど、どうしてお前がミミーのパン屋で働いているんだ?」
クロエ「……事情があるんだ。あまり詮索しないでくれ」
セネル「そうか」
ノーマ「クー、新しいメロンパンやけたよー」
クロエ「ああ、ありがとう」
セネル「ノーマ?!」
ノーマ「おー、セネセネじゃん」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 09:45:51.84 ID:8S1d3won0
TOLか
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 09:49:44.25 ID:95Q0iMHw0
セネル「どうしてノーマまで働いているんだ?」
ノーマ「……事情があるんだ。あまり詮索しないでくれ」
クロエ「私の真似か、それは」
ノーマ「似てた?」
セネル「おい、どうしたんだよ一体。なんで二人が働いているんだ?」
ノーマ「実はさぁ」
クロエ「ノーマ!!」
ノーマ「えー、別に話してもいいじゃん」
クロエ「しかしだな……」
セネル「?」
シャーリィ「クロエさん、新しいメロンパンが焼けました」
セネル「シャーリィ!??」
シャーリィ「あ、お、お兄ちゃん……」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 09:54:50.54 ID:95Q0iMHw0
セネル「おい、どういうことだ。説明してもらうぞ」
クロエ「忘れてくれ。でもメロンパンは買ってくれ」
セネル「どれだけメロンパンを押すんだ」
ノーマ「ほらほら。焼きたてのメロンパン美味しそうでしょ?買ってよ、セネセネ~」
セネル「だから買ってやってもいいけど、なんで三人が働いているのか説明してくれ」
シャーリィ「えっとね、クロエさんが……」
クロエ「シャーリィ!!」
セネル「クロエ?クロエがなにかしたのか?」
クロエ「……それは、だな……」
セネル「なんだ、一体に何をしたんだ?」
グリューネ「クロエちゃーん、新しいメロンパン焼けたわよ~」
セネル「グリューネさんまで?!!」
グリューネ「あら~セネルちゃん、いらっしゃ~い。メロンパン買って行ってね~」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 09:56:37.02 ID:/mh8OQPuP
グー姉さんがまだいる時期なのかそれともパラレルなのか
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 10:01:59.15 ID:95Q0iMHw0
セネル「は、はい。で、なんで四人……いや、奥にまだいるな。誰がいるんだ?ウィルか?ジェイか?モーゼスか?」
ノーマ「いやいや、女だけで切り盛りしてるから」
セネル「本当だろうな?」
クロエ「それは本当だ。もう打ち止めだぞ」
セネル「で、どうしてお前らが働いているんだ?」
クロエ「……それは……」
セネル「それは?」
ノーマ「実は」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 10:06:48.37 ID:95Q0iMHw0
三時間前 ミミーのパン屋
ミミー「さあ、今日はメロンパンがおススメだパン!是非買って行くがいいパン!!」
クロエ「へえ、今日はメロンパンがおススメか。どうする、ノーマ?」
ノーマ「え?うーん、今はジャムパンって気分だしねー。ジャムパンください」
ミミー「ジャムパン?メロンパンじゃなくて?」
ノーマ「うん。ジャムパン」
ミミー「どうしてパン?」
ノーマ「は?」
ミミー「なんでおススメを買って行かないんだパン!!買っていけパン!!」
ノーマ「ちょっと、な、なに?どうしたの?」
クロエ「ミミー、落ち着け!」
ミミー「メロンパンだパン!!今の旬はメロンパンだパン!!!」
ノーマ「ちょっと、怖いんですけど……」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 10:13:04.79 ID:95Q0iMHw0
クロエ「ミミー、どうしたっていうんだ?!」
ミミー「メロンパン美味しいパン!!メロンパンパン!!!」
ノーマ「ひぃぃ……!」
クロエ「ミミー!!」
ミミー「メロンパンを食えばいいパン!!主食にすればいいんだパン!!!!」
クロエ「ミミー……すまない!!」
パシンッ
ミミー「……!」
ノーマ「クー……叩くのはやりすぎじゃあ……」
クロエ「しかし、このままではまともに話もできなじゃないか」
ノーマ「それはそうだけど……」
クロエ「さあ、ミミー。何があったのか言えるか?」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 10:20:28.29 ID:95Q0iMHw0
ミミー「……ったパン」
クロエ「え?」
ミミー「ぶったパン!!!フランスパンにもぶたれたことないのにパン!!」
ノーマ「そりゃないでしょ」
ミミー「もういいパン!!!こんな店潰れればいいんだパン!!!!ひゃっひゃっひゃっひゃっだパン!!!」
ノーマ「うわ、壊れた!!」
クロエ「ミミー?!」
ミミー「こんな店!こんな店があるからいけないんだパン!!!!」
ノーマ「なんかフランスパンで店を叩き始めたけど……」
クロエ「ミミー!!」
ミミー「うおー!!離せパン!!」
クロエ「くそ、何がどうしたって言うんだ……!」
シャーリィ「クロエさん、ノーマさん、何をしているんですか?」
グリューネ「あら~たのしそうね~?」
ノーマ「リっちゃん、グー姉」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 10:22:30.39 ID:ZxGABlRIO
ワロタwww
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 10:27:57.80 ID:95Q0iMHw0
ミミー「うおぉぉぉぉ!!!!パン!!パン!!!」
シャーリィ「ど、どうしたんですか?」
グリューネ「……」
ノーマ「グー姉?」
クロエ「あ……なにを……」
グリューネ「ほーら、なにもこわくないわよぉ。なにもこわくない……」
ギュッ……
ミミー「……うぅ……」
グリューネ「いい子ね。もう大丈夫よぉ。ほら、今はいっぱい泣いてもいいから……」
ミミー「……うわぁぁぁぁぁん!!!」
クロエ「……」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 10:33:05.75 ID:95Q0iMHw0
ミミー「すまなかったパン」
クロエ「落ち着いたか?」
ミミー「……(コク」
ノーマ「で、何があったの?並の錯乱じゃなかったけど」
ミミー「……実はパンが売れなくなってしまったパン」
クロエ「え、そうなのか?」
ミミー「どうやらパンに飽きてしまったようだパン」
シャーリィ(そんなことないと思うけど……)
ミミー「だからあの手この手でがんばってみたけど、全然効果がないパン。一向に買いに来てくれる気配がないパン」
クロエ「そうなのか」
ノーマ(メロンパンだけ売っててもダメな気はするけど……)
ミミー「……もうパン屋を辞めることにしたパン」
クロエ「ミミー……!!」
ミミー「所詮、オナニーパン職人だったパン……」
シャーリィ「オナ……!?」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 10:40:43.76 ID:95Q0iMHw0
ミミー「お客さんのことを考えずに独りよがりのパンを作ってばっかりいたケツが回ってきたパン」
クロエ「そんなことは……」
ノーマ「ケツじゃなくてツケね。ツケ」
ミミー「慰めは要らないパン。もう、ワンダーパンの看板は降ろすパン」
ノーマ「……」
クロエ「……違う!!!」
ミミー「……!?」
クロエ「パン屋を持つことが夢だったんだろ!?どうしてそう簡単に手放そうとするんだ!?」
シャーリィ「クロエさん……」
ミミー「でも、夢は夢だったパン」
クロエ「ミミー!!私は今、酷く失望した!!お前の夢はその程度のものだったのか!?」
ミミー「……!」
クロエ「お前が以前言っていた。自分のパンで笑顔になる人が一人でもいて欲しい。だから店を持ちたいと」
ミミー「……」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 10:48:47.24 ID:95Q0iMHw0
クロエ「私はその言葉に感動したし、勇気づけられた。小さくてもとても温かい夢だと思った。心から応援したい、そう思った」
ノーマ「クー……」
クロエ「それがなんだ。少し客が遠のいたからと泣きごとばかりじゃないか」
ミミー「でもどんなに努力しても……」
クロエ「店を持つ為にやってきた苦労に比べれば、こんなことなんともないだろ!?」
ミミー「……!!」
クロエ「ミミー、思い出せ。自分が今までどれだけのパンを焼き、そして焦がしてもめげずに焼き続けてきたのか」
クロエ「お前ならできる。私はそう信じている」
ミミー「……そうだパン。こんなことで諦めるような夢ではなかったパン!!」
クロエ「そうだ!もう一度、一からやり直せばいいじゃないか!!」
ミミー「そうだパン!!どうやら間違っていたようだパン!!」
クロエ「ミミー……!わかってくれたか!」
ミミー「もう一度、頑張ってみるパン!!」
クロエ「そうか。そうだ、私達に協力できることがあればなんでも言ってくれ。出来得る限りなんでも手伝うぞ」
ミミー「本当かパン?じゃあ……」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 10:54:38.84 ID:95Q0iMHw0
現在 ミミーのパン屋
セネル「ミミーは店番をお前らに頼んで修行に行ったわけか」
クロエ「ああ」
ノーマ「クーが余計なこと言うから」
クロエ「し、しかたないじゃないか!!」
シャーリィ「まあ、2、3日ぐらいで戻るらしいですし」
セネル「で、なんでメロンパンを大量に焼いてるんだ?」
ノーマ「いや、メロンパンの仕込しかやってないんだもん」
セネル「それでも他のは作れるだろ?」
シャーリィ「焼き上がるまで時間がかかるから、今から他のパンを作っても多分売れのこっちゃうよ」
セネル「そ、そうか……」
クロエ「そういうわけだ、はい、クーリッジは五つだ」
セネル「多い」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 10:58:41.17 ID:95Q0iMHw0
ノーマ「まあまあ、そう言わずに」
セネル「まあ、いいけど。しかし、この店そんなに客の入りが悪くなってたのか?」
グリューネ「お姉さんはそう思わなかったわぁ~」
シャーリィ「お客さんは寧ろ増えてるぐらいだったと思ったんだけど」
ノーマ「ま、メロンパンばっかりじゃあねえ」
セネル「……」
グリューネ「はい、セネルちゃんはメロンパン六個ね~」
セネル「いえ、もう五つ貰いましたよ?」
ノーマ「それはクーからでしょ?はい、あたしからは八個」
セネル「は?」
シャーリィ「お兄ちゃんは九個ね」
セネル「ちょっと、シャーリィ?」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 11:05:01.01 ID:95Q0iMHw0
数時間後 セネル宅
セネル「はむはむ……」
ジェイ「なるほど、それでこんなにも大量にメロンパンがあるんですね」
セネル「ジェイも食べていいぞ。というか食ってくれ」
ジェイ「じゃあ、一つ頂きます」
セネル「で、ジェイ。実際どうだった?」
ジェイ「セネルさんに言われたとおり、ミミーさんのお店の近況を調べてみましたが、客が来なくなったとは到底言えないですね」
セネル「やっぱりか」
ジェイ「というよりも繁盛していると言ったほうがいいです。あの規模の店でこれだけの客が来ていれば」
セネル「ミミーは一体、何を勘違いしてたんだろうな?」
ジェイ「さあ?セネルさんは最近あのパン屋を利用してましたか?」
セネル「いや、最近はシャーリィがいつも行ってたからな。シャーリィからの話だと繁盛してたみたいだったから、少し変だと思ったんだ」
ジェイ「そうですか」
セネル「一体、どういうことだ……」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 11:10:37.73 ID:95Q0iMHw0
ジェイ「で、今は四人が店を?」
セネル「ああ、みたいだな。シャーリィやノーマはともかく、クロエとグリューネさんは正直少し不安だ」
ジェイ「そうですね。ああいうことには向いてないでしょうし。とくにクロエさんは」
セネル「俺も何かできればと考えてはいるんだけどな」
ジェイ「でしたら、サンドイッチマンとかいいんじゃないですか?」
セネル「ウィル辺りに笑われそうだな」
ジェイ「ビラ配りとか」
セネル「ちょっと待て、そもそもミミーの店は人気なんだ。そんな宣伝は必要ない」
ジェイ「まあ、そうですね」
セネル「じゃあ、やることは一つだ」
ジェイ「やはり、そうなりますか……」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 11:15:46.55 ID:95Q0iMHw0
翌日 ミミーのパン屋
クロエ「よし、今日もがんばるぞ」
ノーマ「はあ、売るのは良いんだけど、焼くのがつらい……」
シャーリィ「まあまあ、そう言わずに……」
グリューネ「そうよ~、お姉さんもがんばっちゃうから~」
ノーマ「はいはい」
クロエ「じゃあ、まずはパンを焼かないとな」
ガラ
クロエ「え?」
セネル「おい、モーゼス。そっちの仕込は?」
モーゼス「全部おわっちょるぞ!」
ジェイ「あとは焼くだけです」
ウィル「よし、こっちも大丈夫だ」
ノーマ「みんな……」
シャーリィ「お兄ちゃん……」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 11:20:27.34 ID:95Q0iMHw0
グリューネ「あらあら~」
クロエ「クーリッジ……」
セネル「お、来たな」
モーゼス「こっちはワイらに任せとけ!」
ジェイ「そのかわりきちんと売ってくださいよ」
ウィル「そうだな。朝からの苦労が水の泡になるのだけは避けたい」
セネル「クロエ、売り子は任せる。力仕事は俺達がやるから、出来るだけ売ってこい」
クロエ「……ああ、分かった!!任せてくれ、クーリッジ!!」
ノーマ「よーし!なんかやる気が出てきた―!!」
シャーリィ「はい!」
グリューネ「そうね~がんばりましょう~」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 11:27:13.64 ID:95Q0iMHw0
開店
クロエ「いらっしゃいませ~」
ノーマ「今日のおススメはおいしいおいしいマーボーカレーパンだよ~」
シャーリィ「味見もできますよ~」
グリューネ「買ってくれたらお姉さんがいいことしちゃうわ~」
ノーマ「グーねえ、余計なこと言わない!!」
シャーリィ「そ、そうです!」
クロエ「わ、わたしはそ、そんなことしないぞ!!破廉恥な!!」
グリューネ「あら~?頭をナデナデしたら駄目なのかしら~?」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 11:30:06.40 ID:95Q0iMHw0
厨房
セネル「おい、ジェイ、クリームパンはどうだ?」
ジェイ「なんとなりそうです」
モーゼス「セの字、小麦粉がたらんぞ!」
ウィル「こっちのが余っている、使ってくれ」
モーゼス「おっしゃ!!ヒョォォォォォォ!!!」
セネル「くそ!なんだ、これ。飛ぶように売れてるじゃないか……!!」
ジェイ「というより、今迄こんなことをミミーさんは一人でやってたんですね……!」
ウィル「感服するな、全く」
モーゼス「ジェイ坊、これ焼けとるぞ!」
ジェイ「は、はい、分かりました!」
セネル「っく、パン屋を舐めてた……」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 11:33:33.97 ID:95Q0iMHw0
「じゃあ、これね。ありがとう」
クロエ「ありがとうございました!」
「ちょっと、ジャムパンってどこにあるの?」
ノーマ「えーと、ジャムパンはこちらで~す」
「もぐもぐ……うん、うまい。これください」
シャーリィ「はい、ありがとうございます!」
「写真いいですか?」
グリューネ「はーい、どうぞ~」
カシャカシャ
ノーマ「これ、ちょっと休憩挟んだ方がよくない?」
クロエ「しかし、客が途絶えないぞ」
シャーリィ「お昼を乗り切れば多分、お客さんも減る筈です。そのときに」
ノーマ「あたしらより、セネセネたちが死ぬし」
クロエ「そうだな……」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 11:36:25.00 ID:95Q0iMHw0
14時 閉店
クロエ「まさか材料が無くなって休憩する前に閉店になるとは……」
セネル「はぁはぁ……もう、こねたくないぞ……」
ジェイ「これは……なかなか、ハードです、ね……」
モーゼス「もう腕があがらんわい……」
ウィル「……疲れた」
シャーリィ「みなさん、お疲れ様でした」
ノーマ「すごいねー、まさかここまでとは予想外だったね」
クロエ「しかし、これをもう一日こなさないといけないのか……」
グリューネ「流石にお姉さんもつかれるわ~」
ノーマ「全然疲れてるようにみえないけど……」
シャーリィ「写真を撮られているだけでしたし」
グリューネ「あれポーズの姿勢とか結構つかれるのよ~?」
セネル「くそ、ミミーはどこにいったんだ……」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 11:43:54.71 ID:95Q0iMHw0
ジェイ「そろそろですね……」
モーゼス「なにがじゃ?」
キュッポ「ジェイー」
クロエ「キュッポ?どうしたんだ?」
キュッポ「ミミーの行方が分かったキュ」
ノーマ「おお、流石はジェージェー。用意周到!」
ジェイ「で、どうでした?」
キュッポ「今は灯台傍の広場のベンチで寝てるキュ」
セネル「……」
モーゼス「いくか」
ウィル「ああ」
クロエ「手加減はしない」
グリューネ「あらあら、戦争ね~」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 11:46:54.89 ID:95Q0iMHw0
灯台広場
ミミー「ぐー……」
セネル「……」
クロエ「……」
ノーマ「……せーの」
全員「起きろぉぉぉぉ!!!」
ミミー「パン!!!??!!?!?」
セネル「お前、なんでこんなところで寝てるんだ?」
クロエ「修行に行ったんじゃなかったなかったのか?」
ミミー「え?修行?何のことだパン?」
ノーマ「は?」
ミミー「修行なんて必要ないパン」
シャーリィ「でも、私達に店番を任せて修行してくるって……」
ミミー「そんなこと言ったパン?」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 11:49:31.55 ID:ZxGABlRIO
ミミー・・・
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 11:50:59.03 ID:95Q0iMHw0
クロエ「こいつ……」
ノーマ「情緒不安定にもほどがあるでしょ……」
ミミー「いやー久々にゆっくりできてうれしかったパン」
ジェイ「まあ、あれだけの仕事量を一人でやっていたらおかしくなるのも頷けますね」
ミミー「でも最近はパンが売れなくて困ってるパン」
ウィル「そんなことないじゃないか」
ミミー「え?」
モーゼス「そうじゃ。むしろ売れ過ぎて目が回るわ」
ミミー「それはそうパン。ミミーのパンは大人気だパン」
シャーリィ「……え?」
ミミー「いつもみんなパンを買ってくれて嬉しいパン。でも、今度から定休日は作ろうと思うパン」
セネル「それはいいことだけど、パンが売れないってどういうことなんだ?」
ミミー「えっと……それは……あの……///」
セネル「ん?」
ミミー「うわああ!!!顔が近いパン!!!離れるがいいパン!!!」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 12:00:11.67 ID:95Q0iMHw0
セネル「な、なんだよ、いきなり」
ジェイ「……セネルさん」
セネル「なんだ?」
ジェイ「今度からセネルさんがパンを買いに行ってあげてください」
セネル「はあ?どういうことだ?」
シャーリィ「……!?」
ノーマ「なるほどね~」
クロエ「なにがだ?」
モーゼス「さっぱりわからんわい」
ウィル「人騒がせな……」
ミミー「うー……///」
グリューネ「あらあら、青春ね~」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 12:03:55.71 ID:95Q0iMHw0
翌日
セネル「おーい、ミミー」
ミミー「あ、いら、いらっしゃいだ、パン!!」
セネル「じゃあ、えーと、これと……」
ミミー「……(ぽー」
セネル「ん?ミミー?」
ミミー「は、はい!?なん、だパン!?」
セネル「大丈夫か、顔が赤いみたいだけど?」
ミミー「大丈夫だパン!!」
セネル「そうか?あ、今日のおススメはなんだ?」
ミミー「それは、ミミー特製のスープパンだパン!」
セネル「じゃあ、それも」
ミミー「あ、ありがとうパン……///」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 12:11:15.53 ID:95Q0iMHw0
クロエ「……そういうことなのか」
ノーマ「ライバル増えちゃったねぇ……」
シャーリィ「……」
クロエ「なにを言うか!!わ、私は別に……!!」
モーゼス「ま、これで狂乱することもないじゃろ」
ジェイ「そうですね。定休日も作ったようですし」
ウィル「ふむ」
セネル「じゃあ、また来るから」
ミミー「ま、またのおこしをおま、おまちしてますパン!!」
セネル「ああ」
ミミー「……い、いつでもまってます……パン」
END
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 12:17:50.41 ID:95Q0iMHw0
ちょっと短すぎましたね
60::以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 13:14:14.86 ID:Gw+W++ovO
なんだこの幸せほくほく感たっぷりなssは
ここまでシンプルなのはvipでなかなか見ないから新鮮だ
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 12:59:10.21 ID:nq3riEMhO
レジェンディアスレとか珍しすぎて泣いた
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 12:19:51.46 ID:SnjoCeiV0
>>1乙
ミミーかわいいよ
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 12:34:06.53 ID:xl9cjHMx0
戦闘以外は楽しかったTOL
ノーマ可愛すぎ愛してる
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