1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 23:58:26.11 ID:
jHpjBQQY0
まどか「えっ」
さやか「えっ」
ほむら(……!?)
QB「なってよ」
まどか「……」
さやか「……」
ほむら「……」
QB「なってあげてよ……」
6:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:01:55.99 ID:AgH0FMNK0
ひと月1,800円
親友コースで5,000円ね
10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:04:26.80 ID:R8lHI38R0
い、いいの?
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:05:52.16 ID:N5Wd1eLa0
契約して魔法少女つながりであんこちゃんと友達になってマミ捨てる
9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:04:07.41 ID:
z16vktw/0
数年前
マミ(体が、重い……)
マミ(あちこち痛くて、息も苦しい……)
マミ(私、もう駄目なのね……)
QB「巴マミ、僕の声が聞こえるかい?」
マミ「!?」
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:07:19.24 ID:
z16vktw/0
マミ「あ……う……」
QB「無理にしゃべらなくていいよ。君の命は燃え尽きる寸前だからね」
マミ(何なのこれ……? 幻聴?)
QB「僕はキュゥべえ。巴マミ、君に頼みがあって来たんだ」
マミ「……?」
QB「僕と契約して、魔法少女になってよ!」
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:11:13.30 ID:
z16vktw/0
マミ(今の私が何かできそうに見えるの……?)
QB「安心してほしい、巴マミ。君が契約してくれるなら、代わりに一つだけ、どんな願いでもかなえてあげられるんだ」
マミ(この怪我を、全部治すことも……?)
QB「もちろん、たやすいことさ」
マミ「助、けて……キュゥべえ……!」
QB「それが、君の願いかい?」
マミ「……」
QB「どうやら時間がないみたいだね。契約成立とさせてもらうよ」
カッ
14:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:14:25.18 ID:
z16vktw/0
マミ「私、助かったの?」
QB「そうだね。厳密には、魔法少女として生まれ変わったんだ」
マミ「これは?」
QB「それはソウルジェム。魔法少女の証さ」
マミ「あ……パパとママは!?」
QB「あの潰れた車の中だね」
マミ「え……」
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:17:09.30 ID:
z16vktw/0
マミ「どうして……どうして助けてくれなかったの!?」
QB「どうしてって」
QB「君の願いは『助けて』だろう? 現に君は助かったじゃないか」
QB「君の両親は既に死んでいたし、僕自身にはそんな力はない」
QB「君の願いが『私たちを助けて』だったら、両親も生きていたかもしれないね」
マミ「……」シュウウ…
QB「おお、ソウルジェムが真っ黒に」
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:19:32.45 ID:
z16vktw/0
QB(もう少し希望を味わってから堕ちてほしかったんだけど)
QB(仕方ない、短い時間で感情エネルギーが回収できるだけ良しとしよう)
QB「……」
マミ「……」シュウウ…
QB「……」
マミ「……」シュウウ…
QB「……?」
マミ「……」シュウウ…
QB(あれ? 魔女化しないな)
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:22:20.87 ID:
z16vktw/0
マミ「……」シュウウ…
QB(何かおかしいぞ)
マミ「……」シュウウ…
QB(……!?)
QB(溜め込んでおいた絶望エネルギーが急速に減っていっている!?)
QB(何てことだ! 巴マミの正確な願いは『助けて、キュゥべえ』)
QB(この女、僕の溜め込んだエネルギーを横取りして魔女化を防いでいる!)
21:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:24:23.50 ID:
z16vktw/0
QB「き、希望を持つんだ、巴マミ!」
マミ「……?」シュウ…
QB「せっかく命が助かったんだ、君が絶望してたら両親も悲しむよ!」
QB「両親の分も、君は希望を持って生きるんだ!」
QB「大丈夫、僕がついてるよ!」
マミ「キュゥべえ……」
QB(なんとか立ち直ってもらわないと、このままじゃ僕のエネルギーが根こそぎ取られてしまう!)
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:23:46.44 ID:rbwsk2MrP
マミさんやっぱりすげえや!
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:26:27.91 ID:rbwsk2MrP
もしかして最強の魔法少女になりうるんじゃあないかコレ
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:26:35.55 ID:
z16vktw/0
マミ「でも、これから私、どうしたら……」
QB「巴マミ、君はこれから魔女との戦いに身を置かなくちゃいけない」
QB「でも大丈夫、君は魔女に対抗するだけの力を手に入れたんだ」
QB「さあ、僕と一緒に魔女を倒しに行こう!」
QB(早く戦い方を覚えてもらおう。そうすれば自給自足でやっていけるだろうし、なんなら適当に戦死してくれても……)
マミ「……」シュウウ…
QB「えっ」
28:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:29:40.83 ID:
z16vktw/0
マミ「こんなことがあって、すぐに切り替えられる訳ないじゃない……」
QB「巴マミ、残念だけど君はもう魔法少女なんだ。魔女との戦いは待ってはくれn」
シュウウウ!
QB「そうだね、傷を癒す時間って必要だと思うんだ」
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:32:19.95 ID:
z16vktw/0
それから駆けつけた警察に保護され、
なんやかんやあってマミ宅
マミ「ようやく帰ってこれたわ……」ボフッ
マミ「でも、パパとママのお葬式に、これからの生活……私、どうしたら」シュウウ…
QB「ぼ、葬儀の段取りは僕が調べておくから大丈夫だよ!」
マミ「本当?」
QB「僕たちは高度な学習能力を持っているからね、それじゃあさっそく調べに」
マミ「一人にしないで……」シュウウ…
QB「えっ、じゃあ僕はいつ情報を得れば」
マミ「……」シュウウ…
QB「」
32:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:34:46.91 ID:
z16vktw/0
深夜
マミ「すぅ……すぅ……」
QB「ようやく寝付いてくれたか……」
QB「よし、今のうちに情報収集しないと」モゾモゾ
マミ「……」パチッ
QB「!?」
マミ「キュゥべえ、どこいくの……?」シュウウ…
QB「どこにも行かないさ! 安心してお休み!」
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:37:06.82 ID:
z16vktw/0
翌日
QB(なんとか抜け出して、情報収集に成功した……)
マミ「ありがとうキュゥべえ。私、うまくやれそうだわ」
QB「それは何よりだよ」
QB(こんなにスリリングな情報収集はなかったよ)ゲソ…
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:40:00.86 ID:
z16vktw/0
それから
QB「よし、いよいよ魔女との戦いを覚えてもらうよ」
マミ「ええ、私頑張るわ」
QB「まずはソウルジェムを見るんだ。光が点滅するような反応があるだろう?」
マミ「真っ黒でまったく光らないわ」
QB「」
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:42:48.84 ID:
z16vktw/0
マミ「すごい、光が戻っていくわ!」パアア
QB「それがグリーフシードの力さ。ソウルジェムを浄化して、魔力を回復させてくれるんだ」
QB(ストックしておいた貴重なグリーフシードが……)
マミ「この反応を便りに魔女を探すのね?」
QB「……うん、地道な作業だけど頑張っていこう」
QB(そうさ、戦い方を覚えてもらうまでの辛抱さ)
42:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:45:08.23 ID:
z16vktw/0
結界内
魔女「カカカカカッ」シュバッ
マミ「きゃあっ!?」
QB「落ち着いて対処して! 君の魔力ならたいした敵じゃないよ!」
マミ「ええ……えいっ!」ドンッドンッドンッ
魔女「カ?」スカッスカッスカッ
QB「この距離でどうやったら全弾外すんだい? わけがわからないよ」
マミ「……」シュウウ…
QB「ドンマイ! 初めてであんなに連射できるなんてすごいよ! この調子でいこう!」
45:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:47:26.44 ID:
z16vktw/0
マミ「はあ、はあっ……!」
QB(なんて効率の悪い戦い方なんだ……これは戦死してもらった方が楽なんじゃないかな)
魔女「カーッ!」ザシュッ!
マミ「あぐっ!?」
QB(おおっ、ナイス!)
マミ「い、痛あ……」シュウウ…
QB(僕のエネルギーを使って回復していくだって!?)
QB「巴マミ、僕がナビゲートするからその通りに避けるんだ!」
46:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:47:56.40 ID:WbE7zug70
苦労人すぎワロタ
48:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:49:28.00 ID:oysY9Ftg0
マミさんに吸いとられたい
49:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:49:51.77 ID:
z16vktw/0
マミ「ええい!」ドウンッ
魔女「グアーッ!!!」ズズズズズ…
マミ「なんとか勝ったわ……」
QB「よく頑張ったね、巴マミ。これでグリーフシードが手に入ったよ」
QB(消費した魔力を回復するだけでトントンじゃないか……これは先が思いやられるぞ)
53:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:52:44.11 ID:
z16vktw/0
夜
マミ「そういえば、お腹がすいたわ……」
QB「ご飯を食べればいいじゃないか」
マミ「ええ、そうね……」
QB「……」
マミ「……」
QB「……」
マミ「……」
QB「……」
マミ「……」シュウウ…
QB「料理ができないなら覚えよう。うん、僕も協力するから!」
56:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:54:24.68 ID:ebyMCAIF0
QB頑張れ
超頑張れ
55:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:54:23.82 ID:oysY9Ftg0
最近きゅーべーがかわいく思えるから困る
58:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:55:16.13 ID:
z16vktw/0
それからというもの
マミ「痛っ、指を切ったわ……」シュウウ…
QB「この消毒液と絆創膏を使って!」ササッ
苦悩の日々が
マミ「問題が解けないわ……」シュウウ…
QB「x=0として計算してみるんだ!」ヒソヒソ
続いた……
教師「はい、二人組作ってー」
マミ「……」シュウウ…
QB「僕がついてるよ!」ババッ
60:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 00:57:24.33 ID:
z16vktw/0
QB「駄目だ……巴マミ、君には生活能力と学習能力とコミュニケーション能力が欠如しすぎているよ……」ゲッソリ
QB「そもそも感情エネルギーの回収が見込めないソウルジェムになんて、何の存在価値もない」
QB「回復の暇もなく、一撃で命を奪える強力な魔女なら」
マミ「……キュゥべえ」
QB「きゅいっ」ビクッ
マミ「むにゃ……すぅ……」
QB「何だ、寝言か……」
マミ「んぅ……キュゥべえ……」
QB「……」
マミ「……ありがとう……」
QB「……」
QB「……わけがわからないよ」
64:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:00:33.38 ID:
z16vktw/0
それからも
マミ「見て、キュゥべえ! 野菜炒めが作れるようになったわ!」
QB「マミ、塩と砂糖を間違えてるよ……」ウップ
マミ「……」シュウウ…
QB「美味い! 美味いよマミッ!」ハムッハフハフッハフッ
日々は
マミ「必殺技を完成させたわ! その名もティロ・フィナーレよ!」マミーン!
QB「……」ウワア…
マミ「……」シュウウ…
QB「素晴らしいセンスだよマミッ!」
続いた……
教師「はい、二人組作ってー」
マミ「……あの、組んでもらってもいいかしら?」オドオド
QB(頑張れマミ! 僕は見守っているよ!)
68:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:03:09.63 ID:
z16vktw/0
マミ「くっ……!」ザザッ
QB「大丈夫かい、マミ!?」
マミ「な……何ともないわ、このくらい……」
QB「すぐに次の攻撃が来る! この魔力差じゃマミは……!」
マミ「大丈夫よキュゥべえ、心配しないで……」ググッ
QB「マミ……」
マミ「ティロッ! フィナーレッ!」ゴオオッ!!
70:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:05:31.80 ID:
z16vktw/0
QB「……」
QB「もうすぐ、ワルプルギスの夜が来る」
QB「マミは強い魔法少女になった。持てる資質を十分に引き出した」
QB「それでも、ワルプルギスの夜には勝てないだろう」
QB「僕は……」
QB「……」
73:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:08:29.73 ID:
z16vktw/0
まどか「契約して友達にって、どういう……」
さやか「あたしたちも、マミさんみたいに戦うってこと?」
QB「その通りだよ、鹿目まどか、美樹さやか。魔法少女になって、マミと一緒に戦ってほしいんだ」
ほむら「その必要はないわ」ズイッ
まどか「ほむらちゃん!?」
さやか「転校生!?」
ほむら「情に訴えた手を使うようになったものね、キュゥべえ。いえ、インキュベーター」
QB「暁美ほむら……」
74:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:11:13.97 ID:
z16vktw/0
ほむら「騙されてはいけないわ、鹿目まどか、美樹さやか」
ほむら「こいつの本当の名前はインキュベーター。願いと引き換えに、永遠に魔女と戦い続ける運命を背負わせる、死の案内人」
ほむら「魔法少女となった少女は魂を抜かれ、生きた体を失う。そしてその魂……ソウルジェムが汚れきった時、魔法少女は魔女へと変わる」
さやか「そんな……本当なの!?」
まどか「それじゃ、マミさんも……?」
QB「……」
80:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:16:21.16 ID:
z16vktw/0
QB「そうだよ」
QB「暁美ほむら、どこで知ったのか知らないが、確かにそれが魔法少女さ」
QB「魔法を使うほど、絶望するほど、ソウルジェムは汚れを溜めていく。それを浄化できるのは魔女の持つグリーフシードだけだ」
QB「マミは一人で、そういう戦いを続けてきた」
QB「君たちは、今の話で騙されたって思うかい? 魔法少女になんかなりたくないって、思ってしまったかい?」
QB「暁美ほむら、君にはもう、僕の言うことなんてひとつも信用できないかい?」
84:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:18:47.53 ID:
z16vktw/0
QB「……それでも」
QB「僕と契約して、マミの友達になってよ!」
87:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:21:43.78 ID:
z16vktw/0
マミ「鹿目さんと美樹さん、残念だったわね。彼女たち、いい魔法少女になれたでしょうに」
QB「マミ……」
マミ「大丈夫よ、キュゥべえ。私、強くなったもの。十分戦える。今までだってそうしてきたじゃない」ジャキッ
QB「……」
マミ「それにね、キュゥべえ。貴方がついていてくれてる。貴方がいてくれれば、私、何も怖くない」スッ
マミ「私、一人じゃないもの……!」タタッ
QB「マミ! 駄目だ、そいつは!」
シャルロッテ「……」ガパア
マミ「あ……」
89:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:24:06.68 ID:
z16vktw/0
ダダダダダッ
さやか「キュゥべえ! あたしの願いは『上条恭介の腕を治して』だ!」
QB「美樹さやか!? ……いいんだね!?」
さやか「さっさとしろぉ!」
パアアア…カッ!ガチンッ
さやか「うおおおおおおッ!」ザシュッ!!
94:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:26:28.82 ID:
z16vktw/0
まどか「さやかちゃん! キュゥべえ!」タタタッ
QB「鹿目まどかも……どうして……」
まどか「みんなで決めたの。マミさんを一人で戦わせない、見殺しになんてしないって」
さやか「んぐ……くあっ!」ギィンッ!
QB「そうだ、マミは!? マミはどこ!?」
95:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:29:24.17 ID:
z16vktw/0
さやか「そんな……間に合わなかったの?」
まどか「さやかちゃん、前!」
シャルロッテ「……」グアアアッ
さやか「……!」
ドンッドンッドォンッ
まどか「わ!? 爆発して、崩れてく……」
シャルロッテ「……」ズズ…ン
ほむら「間一髪だったわ」ガッシリ
マミ「みんな……」
96:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:32:25.06 ID:
z16vktw/0
さやか「よかった、無事だったんだ」ヘナッ
まどか「おっとと、さやかちゃん大丈夫?」ガシッ
QB「暁美ほむら、君まで……」
ほむら「もともと私が協力する条件で二人を連れてきたのよ。美樹さやかの契約は計算外だったけれど」
さやか「だって、マミさん死んじゃうとこだったじゃん! 助けたんなら早く言えよ、転校生!」
マミ「あの、そろそろ降ろして」ジタバタ
98:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:35:33.65 ID:
z16vktw/0
QB「みんな」
QB「みんな、ありがとう」
QB「僕たちインキュベーターは感情を持たないけれど、もし僕に感情というものがあったなら」
QB「僕はきっと、涙を流して喜んだに違いない」
マミ「キュゥべえ……」
ほむら「……」
99:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:38:13.01 ID:
z16vktw/0
ほむら「インキュベーター……いえ、キュゥべえ」
ほむら「貴方、もう泣いてるわ」
QB「え……?」
107:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:44:55.24 ID:7XC5/0v90
父性愛というのかなんというのか
102:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:41:06.51 ID:
z16vktw/0
QB「さあ、いよいよワルプルギスの夜との決戦だ。みんな、準備はいいかい?」
マミ「もちろん」ジャコッ
さやか「準備万端!」チャキッ
まどか「うん、頑張るよ!」ギリッ
ほむら「問題ないわ」ジャキッ
杏子「みんな気合入ってんなあ」カチャッ
106:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:44:21.93 ID:
z16vktw/0
さやか「さーて、一番乗りはもらったあ!」ダンッ
杏子「おい、待てよ!」ダッ
ほむら「ちょ、先行しすぎないで……! もう!」タタッ
まどか「まあまあ、そのサポートが私たちの役目でしょ?」トトト…
マミ「……」
110:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:48:02.25 ID:
z16vktw/0
マミ「ねえ、キュゥべえ」
QB「何だい、マミ」
マミ「こんな強敵の前なのに……私、最高に幸せよ」
QB「そうかい、それはよかった」
マミ「……」
QB「……」
マミ「キュゥべえ、私たち、いつまで一緒にいられるの?」
111:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:51:21.80 ID:
z16vktw/0
QB「……気付いていたのかい?」
マミ「……」
QB「僕はもう、インキュベーターとしての役割を果たしていない。近いうちに、僕の存在は抹消されるだろう」
マミ「……」
QB「マミはもう美味しい料理も作れるし、射撃も百発百中だし、知らない人にだって頑張って声をかけられるようになった」
QB「大丈夫だよね。僕がいなくなっても、絶望したりしないよね」
114:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:54:09.33 ID:
z16vktw/0
マミ「……ええ、大丈夫」
マミ「今の私には支えてくれる仲間がいる。もう、貴方に頼りっきりじゃなくてもやっていけるつもりよ」
QB「……ああ、それを聞いて安心したよ」
マミ「それにね、もし貴方がいなくなっても……」
マミ「貴方に貰ったこの魂があるから、私、何も怖くない」
≪おしまい≫
123:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 02:00:27.05 ID:
z16vktw/0
深夜にお付き合いいただき、ありがとうございました。
不憫でメンタルが弱くて、オサレなマミさんが大好きです。
外道でブレないQBが、一周回って大好きです。
もっと流行れ。
103:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:41:46.94 ID:VQixCpO60
キュゥマミいいよね
120:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:56:54.25 ID:ebyMCAIF0
スレタイから考えるとまさかの感動巨編だったでござるの巻
122:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 01:58:20.14 ID:0x2DGSs50
面白かった。乙
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