1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 00:15:45.93 ID:ljHJtoexP
―とらうま高校―
山田さん「~♪」
??「そこのキミ……ボクと契約して魔法少女になってよ!」
山田さん「え?何?」
??「そう、僕と契約して魔法少女に……!」
きゃあああっ!!
2:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 00:16:05.10 ID:pmf+Gj7i0
知ったな!!
3:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 00:17:33.03 ID:6/6H5JAoi
部長のおっぱいぱふぱふ
5:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 00:20:00.08 ID:ljHJtoexP
改蔵「山田さんの悲鳴だ!行ってみよう!」
どたどたどたっ
羽美「どうしたの?」
山田さん「美味しそうな小動物を捕まえて食べようと思ったら…契約されそうになったんです!」
羽美「食べようと思ったら って……」
改蔵「この入り方と貧乏設定……ってことは中期辺りか」
羽美「何言ってんのよ」
改蔵「あの頃のテンプレっぽい作りに乗せちゃえばSSにしやすいものなぁ」
羽美「そういう事言わない……それで、契約ってどんな契約?」
9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 00:25:17.32 ID:ljHJtoexP
山田さん「えーと、願いを叶える代わりに魔法少女になってくれ!とか……」
改蔵「魔法少女?」
羽美「いやねぇ、不思議ちゃん気取っちゃって」ふっ
改蔵「不思議さんが不思議ちゃんを馬鹿にするなよ」
羽美「私不思議じゃないから!!」
山田さん「あ、あと、食べ物をあげるから見逃がしてくれ。って」ぱくぱく
改蔵「それは契約っていうのか?」
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 00:27:44.54 ID:goLUjR660
そういえば OVAか・・・
見たい('A`)
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 00:30:32.32 ID:ljHJtoexP
―科学部―
すず「そう。最近この界隈では謎の小動物に契約を迫られる事件が続発」
改蔵「博士!」
すず「願いを叶える代わりに魔法少女にする。だとか」
改蔵「それにしても契約を迫るとは……恐ろしい事です」
羽美「何でよ?願いを叶えてくれるならいいじゃない」
改蔵「安易に契約なんてしたらロクな事にならない!約束と話と違うなんてよくあること!」
・ゆとり教育で心にゆとりを約束→親が詰め込んで心が荒む
・名監督の息子のアニメ映画で面白さを約束→なんか残念
・無審査で融資を約束→常識外の高金利
・格安で美味しいおせちのお届けを約束→広告と違う
・幸せにすると約束→離婚
・掲載紙交換でOADの宣伝を約束→OAD延期で一人祭り
・絶対安全なクリーンエネルギーを約束→神話崩壊
・ただちに健康被害はないと約束→???
改蔵「気を付けないと下手すりゃ命にかかわりますよ!?」
すず「この辺り絶望っぽいわね」しれっ
羽美「部長もそういう事言わないでください……」
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 00:36:14.81 ID:ljHJtoexP
―とらうま高校―
QB「さっきは酷い目にあった。このままじゃノルマが……この際少女じゃなくて少年でもいいか」
QB「やぁ、そこのキミ」
地丹「?」
QB「キミだよ。そこの下っ端みたいなキミ」
地丹「小動物が……喋った!?」
QB「驚かせて済まない。ボクはキュゥべぇ」
地丹「っていうか初対面で下っ端みたいとか言うな!取り消せ!」きょーっ
QB「ごめんごめん……ところで、僕と契約して魔法少年になってよ!」
地丹「魔法少年?」
QB「そう。魔法少年となって魔女と戦ってほしいんだ」
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 00:41:42.47 ID:ljHJtoexP
QB「もちろんタダでとは言わない。君の願いを一つだけ叶えてあげるよ!」
地丹「願いを……何でもいいのか!?何でもいいのか!?」
QB「もちろんさ!どんな願いでも叶えてあげるよ!」
地丹「じゃあ、ボクが改蔵くん達よりも偉くなっちゃうってのは?」
QB「お安い御用だよ!」
地丹「やった!これで改蔵くん達をパシリに……いや待てよ、どうせならもっとデカい願いを!」
QB「そうだね、よく考えた方がいい」
地丹「じゃあ、ボクが日本で一番偉くなっちゃうのは!?」
QB「一番偉い人だね。本当にその願いでいいのかい?」
地丹「出来るのか!?これで日本人全員をパシリに出来る!早く願いを叶えろ!!」
QB「それじゃあいくよ……」
パァァァァッ!
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 00:47:28.73 ID:ljHJtoexP
SP「首相!こんなところにいらしたんですか!」
地丹「だ、誰だお前ら!金ならもうカツアゲされて無いぞ!」
SP「何を言っているんですか首相。さ、早く国会へ!」
地丹「ボクが……首相!?オレ、首相かぁ!!」
SP「いいから早くしてください首相!」
地丹「うるせー下僕!メロンパン買ってこい!5分で買ってこい!」かーっかっか!
バキッ!
地丹「ぐぼあっ!」
SP「アホな首相の相手は慣れてんだよ!無理矢理連れてくぞ!」
ざっざっざっ
21:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 00:52:59.86 ID:ljHJtoexP
―科学部―
QB「ふぅ。とりあえず一人分のノルマはクリアした所だし、次は誰を……ん、科学部?」
QB「あれは……そこの君!」
羽美「私?」
すず「私の事かしら?」
QB「貧乳の方じゃなくて、美しくて魔法少女っぽい方の君!」
羽美「ひ、貧乳の方……」
すず「となると私みたいね」
改蔵「まぁ、消去法でそうなるよなぁ」
QB「そう!あぁ、君は何て魔法少女っぽいんだ!」
すず「まぁ確かに、魔法少女っぽいと言われれば魔法少女っぽいかもね」
羽美「っていうか貧乳とか言うな!取り消せ小動物!!」しゃーっ
すず「小動物が喋ってる事については触れないのね」
29:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 00:59:10.63 ID:ljHJtoexP
QB「ともかく麗しの君、僕と契約して本物の魔法少女になってよ!」
すず「あなたと契約?」
QB「そう!なんでも一つだけ願いを叶えてあげる。その代わり、魔法少女になってよ!」
すず「そうねぇ……じゃあ、 宇 宙 を 支 配 す る って願いはどう?」ふっ
QB「そ、それは流石に……一国の支配なら簡単に出来るけど」
すず「 地 球 の 支 配 は?」ふっ
QB「それもちょっと……確実に出来るとは言い難いね」
すず「そう。じゃあいいわ」
QB「あっさりしたものだね……」
すず「魔法少女にしたいなら、羽美ちゃんなんか良いかもしれないわよ」
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 00:59:20.40 ID:m7EsxZZ70
ノリが完璧だw
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 01:00:58.85 ID:JnGW/sy30
山田さんてどんなキャラだったっけ
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 01:05:37.19 ID:ljHJtoexP
>>31
美人で有名なクラス委員の山田さんですよ!
QB「羽美……そこの貧乳の子かい?」
羽美「だから貧乳と言うな!!」
改蔵「落ち着け羽美。小動物の言う事も一理ある」
羽美「一理あるって何よ!」
すず「ともかく、彼女は結構な因果を背負っているはずよ」
改蔵「あぁ……ついでに言うと、因果だけじゃなく沢山の業も背負っているな」
羽美「業を背負うって……私、人なんか殺してません!公園に埋めたりなんてしてません!」
改蔵「それに人格も沢山あるからなぁ……」
羽美「背負っちゃってますか?私、背負っちゃってますか?」
QB「なるほど……確かにかなりの素質があるようだね」
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 01:13:44.44 ID:ljHJtoexP
QB「それじゃあ名取羽美。ボクと契約して魔法少女になってよ!」
羽美「え?わ、私が!?」
QB「そうとも!どんな願いでも叶えてあげるよ!」
羽美「そう……じゃあ、私と友達になっ……
改蔵「やめるんだ!!」
羽美「何よ改蔵。私を止めても無駄よ!私は願いを叶えて魔法少女になるの!
世界を巡って悪しき魔女を殺し、オメガウェポンをも倒すの!レベル7デス!レベル7デス!」
改蔵「いや、あの、止めるのはオマエじゃなくてコッチ……小動物。本当に羽美の友達になるつもりか?」
QB「もちろん!友達になるくらいお安い御用さ!」
羽美「本当に!?やったぁ!」
QB「契約成立。だね!」
改蔵「あー……」
43:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 01:21:04.67 ID:ljHJtoexP
ぎゃああああ!!
QB「何なんだ!?この魔法少女怖すぎ!っていうかもはや魔女!」
羽美「とーもだーち」みょいんみょいん
改蔵「だから言わんこっちゃない……」
QB「友達は、互いの尻にバネを挿したりはしないよ!!」
改蔵「天才式友達ランクアップ術とか蒸し返すなぁっ!」
すず「言わなきゃ誰も覚えてないのに」
ぷすっ
QB「いやあああああ!!お尻が!お尻があぁ!!」みょいんみょいん
羽美「とーもだーち」
45:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 01:27:33.19 ID:ljHJtoexP
QB「もうイヤだ!クーリングオフする!!この契約は解消だ!!」
羽美「契約解消……でも私達、ずっと友達よね?この絆は契約なんかに縛られた絆じゃない!」
QB「そんな訳ないよ!わけがわからないよ!!」ぴゅー
すず「あ、逃げた」
羽美「やっとできた友達……逃がさない!いけ、人形達!」
股裂き人形「しゃーっ」
QB「使い魔を使うなんて……!やっぱりこの人魔女!!」
QB(地球は怖い所だ……!)
こうして地球は救われた
46:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 01:34:25.17 ID:ljHJtoexP
「総理!どうなっているんですか総理!」
地丹「申し訳ない!申し訳ない!」
地丹「……って、謝ってばかりじゃ下っ端の時と変わんねーじゃねーか!!」
地丹「申し訳ない!申し訳ない!!」
地丹(心が……濁って行く……)
すず「一番偉くても所詮公僕は公僕ね」
おわり
47:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 01:36:47.27 ID:ljHJtoexP
蛇足
魔女チタン「きょきょきょきょー!!!」
QB「ひぃぃ!コイツも怖い!!」
羽美「出たわね魔女!悪い魔女を倒すのが私の使命!!」
羽美「魔法少女の武器と言えば……そう!ステッキ!」
羽美「飾りで付いてるトゲ付き鉄球は気にしないでね☆」
羽美「魔法少女だけど、魔法が使えないから呪術を使うの☆」
羽美「般~羅~?~帝~菩~提~莎婆呵~」も゛も゛も゛も゛も゛
羽美「えいっ☆」ぐちょっ
……
羽美「っていう事があったんです!本当です!本当なんです!」
羽美「その肉塊は悪い魔女だったんです!そこの小動物みたいな肉塊は魔女の使い魔だったんです!」
すず「羽美ちゃんったらまた業背負って……」
おわり
48:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 01:39:39.76 ID:m7EsxZZ70
乙
再現度高すぎて脳内でコマ割り含めて想像できた
50:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 01:42:09.08 ID:oluCdmlu0
お前久米田んとこ行ってこいよ
56:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 01:48:38.70 ID:9WvF65gb0
久米田仕事しろ
59:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/30(土) 01:55:41.74 ID:9rWQXe5P0
>>56
今週2本も描いたんだから休ませてやれwww
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