1:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:23:32.43
ID:b4mhGHmbo
薔薇水晶「……」コクン
ここは、まかなかったジュン(以下ジュン)のアパート。
勉強机にジュン。コタツに雪華綺晶と薔薇水晶が入っている。
雪華綺晶「ジュン様。薔薇水晶の願い、聞き届けて下さいまし」
ジュン(頭が痛くなってきた……)
※アリスゲーム終結後が舞台
※ネタバレ注意
2:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:25:09.11
ID:b4mhGHmbo
ジュン「まず……君は薔薇水晶って言うの?」
薔薇水晶「……」コクン
ジュン「第八ドール?」
薔薇水晶「……」フルフル
ジュン「ローゼンメイデンじゃない?」
薔薇水晶「……」コクコク
薔薇水晶「……槐(えんじゅ)お父様のドール……」
ジュン「槐お父様?」
雪華綺晶「ばらしーちゃんは、別の世界から来たのです。まかなかったジュン様の世界、まいたジュン様の世界とは別に、
アニメのジュン様の世界がありまして、そこからいらしたのです」
ジュン(アニメとは一体……?)
雪華綺晶によると、槐はローゼンの弟子だそうな。
師匠への敵愾心に燃えた槐は薔薇水晶を作り、アリスゲームに乱入したが、あえなく自爆。
ローザ・ミスティカに取り込まれてしまった。
アリスゲームが終結し、ローゼンが一つになったローザ・ミスティカを分けようとした時……。
ローゼン「ん? なんか余計なのが混じってる。捨てよ」ポイ
余計なのが槐と薔薇水晶だった。それで復活したらしい。
3:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:28:01.94
ID:b4mhGHmbo
ジュン(呪いの人形が、また一体……)
ジュン「ばらしーは、なんでオナホを作って欲しいの?」
薔薇水晶「……お父様……振り向かせたい……」
雪華綺晶「槐様は人形作りに明け暮れて、ばらしーちゃんの相手をしてくれないそうです。
それでオナホを使って槐様を振り向かせたいと思ってるんですの」
ジュン「? オナホで振り向かせる? よく分からん」
薔薇水晶「……これ……」サッ
薔薇水晶がタブレットを差し出した。
dollho body
http://www.dollho.com/
椅子からずり落ちそうになるジュン。
雪華綺晶「ジュン様が、ソレを粘土で作って、胴体を取り換えて、生命の糸を通せば、まあ、なんということでしょう!
ばらしーちゃんにも、晴れておま〇こができましてよ!」ウットリ
薔薇水晶「……お父様……振り向いてくれるはず……///」
ジュン「女の子がおまん〇とか言っちゃだめだから!」
4:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:29:33.97
ID:b4mhGHmbo
薔薇水晶「……多分……こうなる……///」ホワンホワンホワン
ここは槐の店。
槐「僕の可愛い薔薇水晶……下着を取り換えるよ……」
下着を脱がせると……。
槐「いつのまにか、こんなところにnのフィールドが……なんて魅惑的なんだろう……」ウットリ
薔薇水晶「……お父様……薔薇水晶のnのフィールドで、お父様のお父様と……アリスゲームを……///」
槐「ああ……気持ち良すぎて……意識が『9秒前の白』に飛ばされそうだ……」ギュッポ、ギュッポ
薔薇水晶「……お父様……お父様……お父様……///」
槐「人形作りはもうやめるよ……薔薇水晶がいればいい……」ギュッポ、ギュッポ
薔薇水晶「……お父様……♥」
HAPPY END
薔薇水晶「……//////」カァアアア
ジュン「んなわけあるかぁ!」
5:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:31:21.62
ID:b4mhGHmbo
頭を抱えるジュン。
ジュン「槐に頼めばいいだろ! 僕なんかよりも、人形作りがずっと上手なんだし」
薔薇水晶「……お父様……知らない……」
雪華綺晶「槐様は女性経験が無いそうです。つまり、おま……乙女の花園がどのようなものか、知っておられないかと……」
ジュン「」
ジュン「今時、ネットでいくらでも調べられるから!」
薔薇水晶「……お父様……萌えないかも……」
雪華綺晶「ばらしーちゃんは、自作のオナホだと萌えないかも、と心配しています。まるで自作のエロSSでヌくかのような虚しさが……」
ジュン「例えが生々しいよ! それに女の子がヌくとか言っちゃいけません!」
ジュンがため息をつく。
ジュン「はぁ……。まいたジュンは? あいつ覚醒したんだろ?」
薔薇水晶「……ジュン……童貞……」
ジュン「まぁ、そうだろうな」
薔薇水晶「……まかなかったジュンも……童貞……?」
ジュン「うっ……ノーコメント」
6:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:32:27.32
ID:b4mhGHmbo
ジュン(僕は童貞じゃない……そう……あれは……)
ジュンがバイトを始めたころ、店長にイビられたジュンはストレス解消にソープに行ったのだが……。
店員「いらっしゃいませ。今いる女の子は、こちらです」
受付の店員が写真を並べる。
激安ソープだが、写真の女の子は意外と可愛い。
ジュン「このレイカさんで」
ジュンが待合室で待っていると……。
店員「レイカさんでーーす!」
レイカ「初めまして~」ニッコリ
ジュン(なぜボストロールがここに?)
ジュン「店員さん! 写真と全然ちが……」
店員「ごゆっくりーーーー!!!」
レイカ「お兄さん、こういう店初めて? サービスしちゃうわよ」ニンマリ
ジュン「ちょ……え……?」
レイカ「お客さん、通りまーーーす! ゼハハハハハ!!!」
ジュン「ああああああ!!!」
風俗で地雷を踏んだジュン。それ以来、少々、女性恐怖症。
7:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:33:35.64
ID:b4mhGHmbo
ジュン「と、とにかく、僕にメリットがないから、そんなことはやらないよ!」
薔薇水晶「……」ヒソヒソ
雪華綺晶「もしオナホを作ってくれたら、槐の次に使ってもいい、と言ってますわ」
薔薇水晶「……///」ポッ
ジュン「使わないよ!」
薔薇水晶「?」キョトン
薔薇水晶「!」ピコーーン
薔薇水晶「……」ヒソヒソ
雪華綺晶「ジュン様は……その……EDなの? と言ってます」
ジュン「違うよ!」
首をかしげる薔薇水晶。
薔薇水晶「……」ヒソヒソ
雪華綺晶「ジュン様は……その……ゲイなの? と言ってます。お父様は渡さない、とも」
ジュン「ゲイじゃねーし!」
薔薇水晶「……意味が……わからない……」
ジュン「意味がわからないのは、僕のほうだよ!」
薔薇水晶が悲しそうにつぶやく。
薔薇水晶「……作って……くださらないのですか……」
ジュン「ああ」
薔薇水晶「……」ジワァ……
ジュン「」
8:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:34:48.09
ID:b4mhGHmbo
ぷるぷる震えるジュン。
ジュン「あああああ!!! もう分かった! 作るよ! 出来は期待すんなよ! 出来るかどうかも、何時できるかも分からないからな!」
薔薇水晶「……ありがとう……///」
雪華綺晶「ばらしーちゃん、良かったですわね」
ジュン「お礼は出来てから。ばらしーときらきーにも協力してもらうからな」
薔薇水晶「……」コクン
雪華綺晶「出来ることでしたら」
ジュン「きらきー、まいたジュンを呼んでくれ。来週の日曜、呼べる?」
雪華綺晶「聞いてみますわ」
ジュン「ばらしー、来週の日曜、また来れる?」
薔薇水晶「……」コクン
9:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:36:07.18
ID:b4mhGHmbo
次の日曜日、まいたジュンと薔薇水晶がジュンのアパートに来た。
まいたジュン「雪華綺晶、ローザ・ミスティカの調子はどう?」
雪華綺晶「ええ、順調ですわ。ありがとうございます」
まいたジュンは、真紅のローザ・ミスティカを作るついでに、雪華綺晶の分も作った。
それで、まいたジュンがいなくても、雪華綺晶は自由に活動出来るようになり、
まかなかったジュンの家に居ついているそうな。
まいたジュン「で、なんの用?」
ジュン「お前、生命の糸をつなぐ事、出来るだろ?」
まいたジュン「ああ」
ジュン「これから、この薔薇水晶の体をバラバラにして、胴体の型を取る。その後、体を組みなおして欲しいんだ」
まいたジュン「え?」
ジュン「訳は聞くな。聞かないほうがいい」
まいたジュン「」
ジュン「型を取り終えるまで、そこにあるゴールデンカムイかキングダムでも読んでてくれ」
まいたジュン「」
10:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:37:43.90
ID:b4mhGHmbo
緊張の面持ちの薔薇水晶。
ジュン「覚悟はいいか?」
薔薇水晶「……はい……」
薔薇水晶が、するすると服を脱ぐ。
まいたジュン「え! あ?」カァアアア
ジュン「バラバラにする時、痛くないのか?」
薔薇水晶「……覚悟……しています……」
ジュン「きらきー。ばらしーを眠らせておけないかな? 痛みを感じないように」
雪華綺晶「では、わたくしがばらしーちゃんを夢の世界に誘って、終わるまでそこにいてもらいますわ」
雪華綺晶が茨で薔薇水晶を包む。薔薇水晶が眠りに落ちると、茨が解けた。
ジュン「やるか」
ジュン(人形といえど、バラバラにするのは抵抗がある。覚悟が必要なのは、僕のほうだったか……)
薔薇水晶の体から胴体だけを丁寧に外す。
ジュン(確かにアソコになにもない……スジさえも……)
型枠に石膏を流し込み、型を取りはじめた。
ジュン(粘土は焼くと縮むから……この型をそのまま使えないのはトホホだな……)
型を取り終え、胴体をきれいに洗う。
ジュン「ジュン、出番だぞ」
まいたジュン「うん」
まいたジュンの指輪が光った。
11:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:38:45.00
ID:b4mhGHmbo
薔薇水晶「……終わったのですか……」
ジュン「ああ。痛くないか?」
薔薇水晶「……全く……痛くありません……」
まいたジュン「当然! 僕がつないだからな!」
ジュン「今更だが、槐にばれないのか?」
薔薇水晶「……お父様……気づかない……私のこと……気にかけてくれないから……」ジワァ
弟子の自分を差し置いて、まいたジュンがローゼンの後継者となったことで、激おこの槐。
ますます人形作りに没頭し、薔薇水晶を完全放置。
ジュン「ばらしー、今日はありがとう」
薔薇水晶「……」コクン
ジュン「きらきーもありがとう。ジュン、帰っていいぞ」
雪華綺晶「よろしくってよ」
まいたジュン「今度、なんかおごれよな!」
12:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:39:46.74
ID:b4mhGHmbo
取った型から複製を作り、それを参考にオナホ・ボディを作り始めたジュン。
ジュン(外見はそのまま、中身はテ○ガでどうだろうか?)
毎日、原型を作るため粘土をこねるが……。
ジュン「くそっ! いつもボストロールのモノがちらついて、お○んこが作れない!
このままだとボストロール型のオナホを作っちまう……どうすれば……」
悩むジュン。
ジュン「きらきー、簡単に乙女の花園を見せてくれるような、ラリった少女を知らないか? いや……そんな人いないよな……」
雪華綺晶「……あてがありましてよ」
ジュン「……誰?」
雪華綺晶「……みつ様ですわ」
ジュン「あの人形狂い?」
雪華綺晶「ばらしーちゃんを差し出せば……多分……」
ジュン「しかし……少女じゃなくて、立派な大人だけど?」
雪華綺晶「このわたくしに良い考えがございますわ」ニッ
13:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:42:04.45
ID:b4mhGHmbo
数日後、草笛みつの家を訪れるジュン、雪華綺晶、薔薇水晶。
玄関でみつが出迎えた。
みつ「ジュンくん! この娘は誰!」ハァハァ
ジュン「薔薇水晶です」
みつ「抱っこしてもいい?」
ジュン「抱っこ出来るかは、これからの話次第です」
みつ「わ、分かったわ」
全員、みつの部屋のテーブルにつく。
ジュン「金糸雀は?」
みつ「まいたジュンくんの家よ」
ジュン「ちょうど良かった。実はお願いがあります」
みつ「なになに?」
ジュン「みつさんのおま○を見せて下さい!」
みつ「……いくらジュンくんでもそれは……」
ジュン「指で中の作りも確かめさせて下さい!」
みつ「……警察呼ぼうかな……」
14:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:43:16.45
ID:b4mhGHmbo
薔薇水晶が身を乗り出した。
薔薇水晶「……ジュンの願いを……かなえてくれたら……私を……抱っこしてもいい……」
みつ「うっ……」
雪華綺晶「わたくしも抱っこしてよろしくってよ」
みつ「むぐぐぐぐぐ……」
薔薇水晶「……着替えても……写真を撮ってもいい……」
みつが立ち上がる。
みつ「私ので良ければ、いくらでもいいよ! ばっちこい!!!」
ジュン「ありがとうございます!」
みつ「今からでもいいよ! とっくに覚悟は出来ている!」
ジュン「ではベッドに」
ベッドに行くと……。
ジュン「寝てください」
みつがベッドに寝ると、雪華綺晶が茨で包んだ。
15:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:44:41.92
ID:b4mhGHmbo
みつ「ここは?」
雪華綺晶「ここはみつ様の夢の中。今、みつ様は少女の体に戻っていますわ」
みつ「ん?」
全裸のみつが胸をさする。
みつ「ぺったんこだ!」
ジュン「始めますよ」
みつ「きゃーーーーー!」
みつが裸体を手で隠した。
みつ「ジュンくんもいたの? 恥ずかしいよぉ!」
ジュン「……抱っこ……撮影会……」
みつ「よし来いッ! カマーーーン!」
16:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:48:17.35
ID:b4mhGHmbo
みつは、がばっと大の字になり、裸体を投げ出す。
ジュンはみつに近づき、下腹部に手をあてた。
ジュン「真っ白な肌。すべすべです。脂肪が薄いし、腰や尻が小さい。きれいですね」
みつ「///」
ジュン(ボストロールとは全然ちがうな)
ジュン「太ももも細い。広げます」
太ももを広げ、乙女の花園を注意深く観察するジュン。
ジュン「茂みは無く、一本のクレバスだけ。色素沈着もない。失礼」
みつを裏返す。
ジュン「背中からお尻への流れ……。わき腹の肋骨が浮き上がってますね。小さいお尻が可愛いらしい」
みつ「実況しないで!」
また、みつを裏返す。
ジュン「花園は?」
花園を指で広げるジュン。
ジュン「花弁は小さい。桜色ですね。クリトリスの包皮をめくると……小さい真珠みたいだ」
みつ「や……あん……あまりそこはいじらないで……」
ジュン「質感を確かめさせてください」クニクニ
みつ「あ……あ……んん……」
ジュン「花弁は薄くて柔らかい。引っ張ると伸びる。耳たぶみたいだ」クニクニ
みつ「ジュンくん……だめ……」
ジュン「ここは?」クニクニ
みつ「ああん!」ビクビク
17:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:49:12.50
ID:b4mhGHmbo
包皮を引き上げ、触感を確かめる。
ジュン「ふむ。こんな感じなのか」
指で包皮の上げ下げをして、形を確かめるジュン。
みつ「そ……それだめ……ああん!」
ジュン「真珠をよく見たいな」
包皮を強く引き上げ、真珠に顔を近づけた。
みつ「んっ……んっ……!」
ジュン「触ります」
冷静に愛液で指先をぬらし、そっと真珠を触る。
ジュン「小さいけど、ちょっと固い」サスサス
執拗に触り続けると……。
みつ「あっ……ああああ……んんんん……もうだめぇ!!!」ガクガク
みつは背を反らせて、ついに絶頂してしまった。
18:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:50:49.71
ID:b4mhGHmbo
ジュン「次は中を確かめます」
みつ「いや……イッちゃったので……もう……」
ジュン「……ばらしーときらきーのW抱っこ……」ボソッ
みつ「元気とクレカがあれば、なんでも出来るッ!!!」クワッ
情け容赦なく指を入れるジュン。
ジュン「濡れていて、温かくて、狭いですね。このヒダがいわゆる処女膜かな」ニュプッ
みつ「あまりかき回さないで……」
ジュン「指一本がやっと入るくらい。中はどうなっているのかな?」ヌプヌプ
みつ「あ……優しくね……」
指で内壁をまさぐりまくる。
ジュン「ここ、ザラザラしていて複雑な構造だな。よく確かめないと」ヌプププ
みつ「ああああんん……そこ……だめ……」プルプル
みつのG-スポットを指で丹念にこする。
ジュン「内壁がグネグネしてきた」ヌプヌプ
みつ「んんん……んんん……あっ……いや……いやぁああああ……」
みつの腰と腹筋がぴくぴく震えだした。
ジュン「時間もないし、急ぐか」ヌププププ
ジュンが指の動きを早める。
みつ「あっ……それだめ! だめぇええええ!!!」ガクガク
みつは激しく痙攣し、またも絶頂してしまった。
19:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:53:13.27
ID:b4mhGHmbo
みつ「もぉ無理! もぉーーーー無理! 無理無理無理無理かたつむりよ!」
ジュン「……ばらしーときらきーの無制限お着換え撮影一本勝負……」ボソッ
みつ「シャー、オラッ!!! 馬鹿になれッ!!! 馬鹿になっちまえッ!!!」カッ
ジュンが指を奥深く入れる。
ジュン「奥はどうなってるのかな?」ジュプッ
みつ「ん……そんな奥まで指を入れないで……///」
小さい少女の体。あっさりと奥まで指が届いてしまう。
ジュン「これが子宮口? こうなっているのか」サスサス
みつ「あ……」
みつの下腹部から、熱くて切ない快感が湧き出した。
目も潤み、顔も紅潮する。
みつ「ジュンくん……」
ジュン「みつさん、もうちょっとで何かつかめそうです」サスサス
みつ「……いいよ……ん……ん……もっと……もっと……」
みつ(体がフワフワする……こんなの初めて……)
ジュン「意外と弾力があるかも」クリクリ
みつ「……そこ……いいよ……ジュンくん……ジュンくん……ジュンくん……」
ただでさえ狭い膣が、ギュウウウと指を締め付ける。
ジュン「形を確かめるため、ちょっとだけ強く押します」グリグリ
みつ「……! ……ッ……ッ! ……! ……ッ!」ビクンビクン
腹筋を激しく収縮させ、太ももを閉じ、背中をのけ反らせ、三度目の絶頂を迎えるみつ。
頭の中は真っ白になり、強烈な快感の波が幾度となく押し寄せ、意識が途切れそうになる。
20:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:55:34.93
ID:b4mhGHmbo
みつ(ジュンくんの指……これがマエストロの指……ちょっと素敵かも……)ポーーーッ
ジュン「中の形をつかめました。これで自信を持って少女のおま〇こを作れます。みつさん、ありがとう」
無我夢中だったジュン。我に返ってみつを見ると……。
ジュン(みつさん、すごく色っぽい……)カァアア
それを見ている雪華綺晶。
雪華綺晶(まずい流れですわ。余計なフラグを立てないうちに……)
雪華綺晶「みつ様、ありがとうございました。ジュン様、長居はご迷惑でございます。行きますわよ」
みつの夢から出たジュン一行。
その後、ジュンはオナホ・ボディを粘土で作り、焼いてみたのだが……。
ジュン「きらきー、柔らかくしてくれ」
雪華綺晶「かしこまですわ」
粘土のオナホに雪華綺晶の力を宿らせ、一時的に人間の肉体のように柔らかくする。
ジュンはそれを風呂場で試した。
ジュン(気持ちいいが……心に響かない……)
何度も作り直すが、結果は同じ。
ジュン「くそっ! なぜだ! いいところまで来ているが、決定的な何かが足りない!」
雪華綺晶(苦悩するジュン様……素敵です……♥)キュン
- 続く -
21:
◆KY9IyHJerk 2016/12/11(日) 05:58:28.80
ID:b4mhGHmbo
ローゼンメイデンの新作マンガを読んだら、妄想が降りてきた
頭に居ついて、外のSSを書くのを邪魔するので、さっさとSSにして脳外に出します
すぐ終わる予定です
23:
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/12/11(日) 13:40:56.69 ID:7JrllsJ/O
乙
良いじゃん支援
27:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:10:55.12
ID:5Njf5ToDo
ふと、ジュンの頭に斉藤の言葉がよぎった。
斉藤「演技のコツ? そうだね……『役を生きる』ってことかな。その役を生きることで、うわべだけじゃない演技、
本当にその役を演じることが出来るの。スタニスラフスキーって人の受け売りだけどね」
ジュンの頭で「役を生きる」がリフレインする。
ジュン(「役を生きる」……。僕はオナホを使う側だけ考えていて、オナホ自体のことは考えていなかった……。
だから本質を掴んでいなかったんだ……。そうだ……僕が……僕が……)
ジュン「僕がオナホだ!!!」
雪華綺晶(追い詰められて、迷走するジュン様も……素敵です……♥)キュキューン
ジュンが雪華綺晶に顔を向けた。
ジュン「きらきー、頼みがある」
雪華綺晶「なんなりと」
28:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:12:32.50
ID:5Njf5ToDo
その後、ジュンのアパートに一人の男が訪れる。
白崎「僕はなんで呼ばれたんだ?」
雪華綺晶「ジュン様、ローゼン世界一の変態を連れてまいりました」
ジュン「きらきー、ありがとう」
白崎「え? なんなのそれ? いじめ?」
ジュン「白崎さん、ご評判はかねがね……」
白崎「どんな評判? ねえ、どんな? きらきーちゃん、何を話したの?」
さげすむような目の雪華綺晶。
雪華綺晶「……うざ……」
白崎「んんっ……その目……その目でご飯三杯はイける! もっと……もっと蔑んだ目で見てぇええええ!!!」
ジュン「変態の白崎さんにしか出来ないお願いがあります」
白崎「きらきーちゃん! もっとぉ! もっとぉ! え、何?」
ジュン「僕と……やりますか? やりませんか?」
おもむろに服を脱ぐジュン。
58:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 03:00:21.05
ID:5Njf5ToDo
白崎「ちょ、ちょちょちょちょちょおぉおおおお!?!? 僕は守備範囲が狭いほうじゃないけど……美少年でもなく、
男の娘でもないジュンくんとは、ちょっとねぇ……」
ジュン「おねがいします! ばらしーのためと思って!」
白崎「いくらばらしーのためでも……。きらきーちゃん、彼を止めてよ!」
雪華綺晶「……やれ……」
白崎「あん♥ その目イイ! そうだ!」ピコーン
白崎の目が光る。
白崎「きらきーちゃんが、女王様プレイをしてくれるならやってもいい。具体的に言うと、僕を茨で縛り上げて、
蔑んだ目で罵りながら、茨で叩いてくれれば♥ 言うことないぞ~~、これ~~♥」ヨダレダラー
雪華綺晶「……うわ……」
雪華綺晶がジュンを見た。
雪華綺晶「……ジュン様、あのクズの要求を飲むのは本意ではないですが、ばらしーちゃんのためと思えば、
やぶさかではありません。ですが……ジュン様、わたくしの願いも聞いてくださいませんこと?」
ジュン「願いとは?」
雪華綺晶「……」ヒソヒソ
ジュン「分かった。おい白崎、きらきーはお前の要求を飲むそうだ」
白崎「ああん♥ なんで呼び捨て? 分かった。やりますよ、やりゃいいんでしょ?
きらきーちゃんの女王様プレイ、忘れんなよ?」
30:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:17:39.33
ID:5Njf5ToDo
意を決した白崎は、ズボンとパンツを下ろし、M字開脚で全裸のジュンの前に立つが……。
白崎「……いやーーー。さすがの僕も起ちませんわ……」
雪華綺晶「……使えないクズ……」
白崎「あはん♥」
雪華綺晶に罵られてぴくっと持ち上がるが、すぐ萎えてしまう。
ジュン「それでもローゼン世界ナンバーワンの変態なのか? ガッツを見せろ!」
白崎「うるせえよ! そもそも変態じゃねえし!」
黙り込む白崎。
白崎「……『お兄ちゃん』って言え……」
ジュン「そ、そんな恥ずかしいこと言えるか!」
白崎「裸でM字開脚の時点で恥ずかしいことに気づけ! 来いよジュン、常識なんか捨ててかかってこい!
直ぐに出されちゃつまらんだろう。ち○ぽを突き立てられて、お前が快感にヨガリ狂うのが望みだったんだろう。
そうじゃないのかジュン?」
ジュン「テメェ……もう常識なんて必要ねぇ! クックックッ……常識にはもう用はねぇ!
アハハハハ……ゴムも必要ねぇや。誰が恥ずかしいもんか……。そんなのなんか、恥ずかしくねぇぇぇ!!!」
白崎「……いや……ゴムはしよう……」
意外と冷静な白崎。
31:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:19:59.40
ID:5Njf5ToDo
ジュン「クソッ……分かった……言うよ……お兄ちゃん……///」
白崎「……」ゾクゾク
白崎の白崎が頭を上げた。
白崎「……ジュン……どうして欲しいんだ?」
ジュン「……お兄ちゃん……入れて欲しい……///」
白崎「……何をだい?」
ジュン「……お兄ちゃんの……恥ずかしくて言えないよ……///」
白崎「駄目だ、ジュン。『闘うことが生きること』 お兄ちゃん、前にそう言ったよな。闘うんだ!」
ジュン「……お兄ちゃんの……お兄ちゃんの……おちんちんを……お尻の穴に……//////」
白崎「あああああああ!!!」ゾクゾクゾクゾクゾクゾクゾクゾク
雪華綺晶(なんなんですの? この小芝居? でもこれはこれで……)●REC
白崎の白崎がビンビンに。
32:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:22:09.57
ID:5Njf5ToDo
ジュン「……お兄ちゃんのために……お尻……キレイにしておいたよ……///」
白崎がジュンの両足を掴み、ガバッと広げる。
白崎「ジュン……入れるよ」
ジュン「お兄ちゃん、ローションを使って」
白崎「要らない」
白崎は前走りをジュンの穴に塗りたくり、ゴムを付けると、体重をかけた。
白崎「ジュン……ゆっくり入れるから……」
ジュン「……うん」
異物が体内に入る感覚に、ジュンがうめき声をあげる。
ジュン「……う……ううう……///」
白崎「ジュン……大丈夫かい?」
ジュンの頭をやさしくなでる白崎。
33:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:24:45.10
ID:5Njf5ToDo
白崎「動くよ……?」
ジュン「……///」コクン
白崎の白崎が体内に入ると、なぜか抵抗できなくなるジュン。
内臓をゆっくりとしたリズムで突き上げられると、もどかしくも不思議な快感が湧き上がる。
ジュン(これが……オナホの気持ちか……)
白崎「あああ……たまんねえよ……たまんねぇ!」
腰の動きを早める白崎。
ジュン「お兄ちゃん……激しっ……」
白崎「腰とまんねえ!」
白崎が、ふと腰を止める。
ジュン「お兄ちゃん?」
白崎「ジュンのジュンが退屈してるなぁ~。おらっ!」
ジュンを四つんばいにさせる白崎。
白崎「ラプラスの魔の名にかけて、僕は清潔だ。病気にもならない。だから……ゴムは外す。綺麗は汚い、汚いは綺麗♪」
ジュン「え……お兄ちゃん……」
白崎はバックから突き立て、激しく腰を動かし始めた。
そして空いた手で、ジュンのジュンを握り、扱き出す。
34:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:26:41.06
ID:5Njf5ToDo
白崎「ジュン……気持ちいいか?」
ジュン「ん……ん……お兄ちゃん……き……き……気持ちいいよ……//////」
白崎「僕もだ……直にジュンを感じる……ジュンも僕を感じるかい?」
ジュン「うん……お兄ちゃんを感じる……」
ジュン(白崎の気持ちが伝わってくる気がする……繋がっているんだ……僕たちは……)
白崎「ジュンのジュンも大きくなって……つらそうだな。もう限界か?」
ジュン「お兄ちゃん……お兄ちゃん……も……もうイクよ……//////」
白崎「一緒に行くぞ!」
白崎が腰と手を一層早めた。
白崎「そらイけ!!!」
ジュン「あ……お兄ちゃん……お兄ちゃん……んん……んんんん……あああああ//////」
ジュンが激しく腰を引きつらせ、白薔薇を出す。
同時に、白崎も果てた。
ジュン「オナホ道は……繋がる事……絆と見つけたり……」ガクッ
35:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:28:16.10
ID:5Njf5ToDo
その数週間後……。
ここは槐の店。深夜、槐は工房で人形作りをしている。
薔薇水晶「……お父様……」
槐「……薔薇水晶……よい子だから、自分の場所に戻りなさい……僕は仕事中だから」
薔薇水晶「……お父様……薔薇水晶は……戻りません……」
驚く槐。
槐「……悪い子になったのか? 僕の薔薇水晶にそんなことがあるはずがない……」
薔薇水晶「……お父様……お気づきにならないのですか……?」
槐「……なに……?」
薔薇水晶「……私の胴体は……別の方の作になっているのです……」
槐「……!?」
薔薇水晶「……それさえ気付かないなら……それほど薔薇水晶をお忘れでしたら……いっそ壊してください……」
薔薇水晶が涙を流す。
薔薇水晶「……お父様の言いつけに逆らう薔薇水晶を……いっそ……いっそ……」
槐「僕の可愛い薔薇水晶を壊すはずがない……」
36:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:30:18.88
ID:5Njf5ToDo
槐が薔薇水晶を抱きしめた。
槐「寂しがらせてしまったね……すまなかった……」
薔薇水晶「……お父様……」
槐「なぜ胴体を変えたか、誰の作か、教えてくれないか? 確かに僕は仕事に没頭していたが、半端な作なら直ぐに気付いたはずだ。
それに交換するのは簡単ではない。誰だ? ローゼン? マエストロのジュン?」
薔薇水晶「……お父様……ここを使って……当てて下さいませ……」
薔薇水晶がドロワーズを脱ぎ、すそを上げる。
槐「……なんて下品な仕事だ……。仕上げは荒く、造詣は稚拙。だが……怨念にも似た情熱を感じる。
くっ……。知りたい。誰が作ったんだ? 言ってくれ! 薔薇水晶!」
薔薇水晶「……言えません……この中も……作りこまれています……」
自分で乙女の花園を広げると、槐の手をいざなった。
槐「……馬鹿げてる……馬鹿げてる……絶対認めない……僕の薔薇水晶にこんなものが……」
薔薇水晶「……この『場所』は……人形職人としてのお父様への挑戦状……。
お父様が……挑戦をお受けになった後……全てをお話します……」
37:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:33:04.24
ID:5Njf5ToDo
薔薇水晶が槐から離れた。
薔薇水晶「……挑戦を受けるには……まずお父様のベッドに……連れて行って下さい……」
槐「……分かった……」
槐は薔薇水晶を自分のベッドに寝かせる。
槐「……さあどうすればいい……?」
薔薇水晶「……お父様……挑戦には準備が必要です……まず……服を脱がせてください……」
槐「……それから……?」
薔薇水晶「……お父様も……服を脱いでください……」
槐「……次は……?」
薔薇水晶「……口付けを……」
槐が軽く口付ける。
薔薇水晶「……駄目です……舌と舌を……お互いの口に入れて……」
薔薇水晶が舌を突き出した。
槐も舌を出し、絡める。
薔薇水晶「……ん……ん……ん……」
槐の舌は薔薇水晶の口に入らないので、薔薇水晶の舌を槐の舌に入れる。
薔薇水晶「……あ……んん……んんん……」
38:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:35:32.04
ID:5Njf5ToDo
無表情の槐だが、心拍は早まり、顔は紅潮していた。
槐「! そこは!」
薔薇水晶の手が、硬さを確かめるように、そっと槐の槐に触れる。
薔薇水晶「……お父様の準備が……出来たようですね……。私の準備が出来ているか……確かめて下さい……」
仰向けに寝ている槐の顔をまたいで、薔薇水晶が立った。
指で秘所を開くと、ピンクの膣が顔をのぞかせ、蜜が垂れる。
薔薇水晶「……お父様の……目で……鼻で……指で……舌で……お確かめ下さい……。お父様の挑戦を……受け入れられるか……」
槐「……確かめる……? 何を……?」
薔薇水晶「……お父様のお父様を……ここに入れられるかどうか……」
槐「!?」
そろりと指を入れる槐。
槐(なんだここは? 入り口は狭いが中は広い。スペースとしては受け入れられるだろう……。
狭い入り口も、潤滑液でなんとか入りそうだ……)
顔を近づけ……。
槐(香りは……薔薇か……)
舌でなめる。
槐(味……甘い……蜜の味……)
39:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:37:41.41
ID:5Njf5ToDo
顔を離す槐。
槐「……入りそうだが……入れればいいのか……?」
薔薇水晶「……はい……」
仰向けの槐は薔薇水晶をまたがらせ、腰を掴んでゆっくりとねじ込んだ。
薔薇水晶「あっ……ぐっ……」ブチチチッ
槐「! 薔薇水晶! 大丈夫か?」
薔薇水晶「……大丈夫です……お父様……」
薔薇水晶の体の中が、槐で一杯になる。
薔薇水晶(……お父様で……満たされて……ああ……幸せです……でも……)
薔薇水晶「……動きます……」
体重をかけて、ゆっくり上下する薔薇水晶。
槐「あっ! あ……ああ……薔薇水晶……」
薔薇水晶(……お父様が……奥まで……お父様……お父様……)
上下するたびに、じゅぷっ、じゅぷっと淫猥な水音が響いた。
槐(……中のザラザラやヒダヒダが……こすり上げて……悔しいが……いい仕事だ……)
薔薇水晶(……奥を突き上げられると……とても……幸せ……)
40:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:39:24.01
ID:5Njf5ToDo
槐が腰を突き上げ始める。
薔薇水晶「……お父様……?」
槐「この挑戦……本気になったよ……全て受け止める……」
つながったまま、槐が上体を起こす。
槐「顔を近くで見せておくれ」
薔薇水晶「……お父様……?」
薔薇水晶を抱きしめ、対面座位となった。
槐「もっと薔薇水晶を感じたい」
互いの心臓の音まで聞こえそうなほど密着する二人。
薔薇水晶「……お父様……///」
薔薇水晶を味わい尽くすかのように、緩急をつけて動く槐。
下腹部からの燃えるような快感に押し上げられ、薔薇水晶は理性を手放した。
薔薇水晶「お父様! お父様! お父様! お父様!」
槐「中が蠢いている……信じられない……」
薔薇水晶の締め付けに、槐は限界を迎える。
槐「何か……何か来る……あ……あああ……あああ……」
薔薇水晶「私も……お父様……お父様……っ! ……っ! ……!」
41:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:41:17.71
ID:5Njf5ToDo
ふと気付くと、薔薇水晶は白い空間に浮かんでいた。
薔薇水晶(ここは……?)
そこに、槐の思いが濁流のように流れ込んでくる。
『僕の可愛い薔薇水晶……』
『美しいよ……』
『可愛いらしい……』
『傑作だ……』
『好きだ……』
薔薇水晶(お父様の……私への思い……?)
『僕の大切な宝物……』
『ローゼンメイデンに負けない……』
『愛おしい……』
『何ものにも代えがたい……』
『愛してる……』
『愛してる……』
『愛してる……』
『愛してる……』
『愛してる……』
薔薇水晶(こんなにも私を……ああ……お父様……)
『さあ目を開けてくれ。そうだ。僕の最高傑作。君の名前は……薔薇水晶……』
薔薇水晶(薔薇水晶は……薔薇水晶は……)
この記憶の濁流は、槐から放たれた熱いパトスから直に伝わったもの。
やがて濁流は、光と幸福感の激流と変わり、薔薇水晶の意識を押し流して行った。
42:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:43:35.14
ID:5Njf5ToDo
薔薇水晶「……ハッ……お父様……?」
槐「良かった……やっと気付いた……意識を失うなんて……辛かったかい?」
ベッドで裸で抱き合う二人。
薔薇水晶が、ギュっと槐に抱きつく。
薔薇水晶「いえ……お父様のお父様は……ローザ・ミスティカよりも熱くて……激しくて……優しくて……愛おしくて……。
薔薇水晶は……薔薇水晶は……世界一幸せなドールです……」
槐「……僕も……世界一幸せな人形職人だ……薔薇水晶を作った時点で、とっくに世界一だったんだ……。
胴体が誰の作かは……薔薇水晶と繋がっていた時……分かった……彼には感謝しかない……。
薔薇水晶の気持ちに気付かなかった……愚かな僕を気付かせてくれた……」
薔薇水晶「……お父様……」
槐(まかなかったジュンか……。腕は素人同然だが、愚直なまでの情熱は本物……。
彼が人形に込めた「絆」という思いが、僕と薔薇水晶を一体に導くとは……)
槐がそっと薔薇水晶の頭をなでた。
槐「明日は人形作りは休んで、二人でどこか行こう。それと……お父様じゃなくて、槐って呼んでくれないか?」
薔薇水晶「……えんじゅ……様……」
槐「槐でいい……」
薔薇水晶「……えんじゅ……えんじゅ……えんじゅ……えんじゅ……//////」
そして二人は抱き合ったまま、眠りに落ちたのであった。
43:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:47:00.19
ID:5Njf5ToDo
一方、ジュンは……。
ここはジュンのアパート。
ジュン「ぐっ……またイク……う……あ……」ビクンビクン
雪華綺晶「ああ……ジュン様のほとばしり……熱くて素敵です……」ウットリ
裸のジュンの上にまたがる雪華綺晶。
ジュン「こっ……これで何回目だ……」ハァハァ
雪華綺晶「まだ足りませんわ……もっと……もっと雪華綺晶を愛して下さい……もっとジュン様を下さい……」
雪華綺晶のお願いとは、雪華綺晶にもオナホ・ボディを作ることだった。
雪華綺晶「ジュン様を、また元気にして差し上げますわ……ウフフ……」ウネウネ
茨がジュンのジュンを包むと、また大きくなる。
雪華綺晶「またジュン様が大きくなって……満たされますわ……」
ジュンの乳首を、指で「の」の字になぞり続ける雪華綺晶。
雪華綺晶「ジュン様……ジュン様は雪華綺晶のこと……どう思ってるんですの……?」
ジュンが顔を赤らめる。
ジュン(……最初はただの人形としか思ってなかったけど……舞台で見てから気になりだして……。
一緒に住むうちに……きらいじゃないっていうか……好きっていうか……四六時中、頭から離れないっていうか……。
これって、愛してるのかな……そうだな……愛してる……。でも恥ずかしくて言えない……)
雪華綺晶「ジュン様! 恥ずかしがらずに、その可愛らしいお口で言って下さいまし!」
ジュン「心を読んだな!」カァアアア
ジュン「わかったよ……愛してる……///」
雪華綺晶「わたくしも愛しております。ジュン様、ずっとお側に置いて下さいませ///」
腰を激しく上下させる雪華綺晶。
ジュン「あああああぁ~~♥///」
雪華綺晶「ジュン様ぁ~~♥///」
44:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:49:03.06
ID:5Njf5ToDo
かくして、薔薇水晶と槐は絆を取り戻し、恋人となった。二人はアリス・ゲームで迷惑をかけたドール達に謝罪に行き、絆パンチを受け、許されたという。
なお薔薇水晶の体内にわずかに残っていた槐の熱いパトスが、数ヵ月後、新しいローザ・ミスティカに昇華し、槐の第二ドール誕生のきっかけになるのだが、
神ならぬ二人は知る由もなかった。
ローゼンメイデンの歴史が、また1ページ……。
- Ende -
45:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:49:30.13
ID:5Njf5ToDo
おまけ
46:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:50:32.05
ID:5Njf5ToDo
【ローゼンメイデン】まかなかったジュン「アリスゲームの真実?」
悪魔「左様。これからドールの所有者の方々に、真実をお話したいと思います」
ここはnのフィールド。
大きな円卓があり、ドール所有者たちと、身なりのよいダンディな中年紳士が座っている。
悪魔「本日は、急遽お呼びたてし、まことに申し訳ございません。
これからアリスゲームの本当の目的をお話します」
ざわつくドールの所有者。
悪魔「申し遅れましたが、わたくし、悪魔と申します。世に言う、いわゆる悪魔をやっております。
魂と引き換えに望みをかなえる、あれでございます」
まかなかったジュン(以下、ジュン)「なんで俺たちにそれを話すんだ?」
悪魔「それは追々……アリスゲームのことを話す前に、私とローゼンの出会いを話しましょう。
このスクリーンをどうぞ……」
悪魔がリモコンを操作すると、スクリーンに動画が映った。
47:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:52:25.39
ID:5Njf5ToDo
ここはローゼンの家。
錬金術の研究のはて、ついに悪魔を呼び出すことに成功したのだが……。
ローゼン「足りない? 足りないとはどういうことだ?」
悪魔「あなたの魂の価値では、娘さんを生き返らせるには足りない、ということです」
ローゼン「な!?」
悪魔「汚れなき貴重な少女の魂と、歪んで濁りきった中年男性の魂と等価な訳がない。
いうなれば、高価な宝石と、ただのガラス玉とを交換しようとするようなもの。取引になりませんな」
それを聞いたローゼンは、一つの考えに行き着く。
ローゼン(娘を蘇らせないなら……作ってしまえばいい……)
ローゼン「では、私の魂に見合う分の、人形作りの技量をくれ!」
悪魔「それなら。ではこの契約書にサインを」
動画を一時停止する悪魔。
悪魔「そもそもの始まりは、こういうものでした。皆さん、疑問に思いませんでしたか?
『娘さんを生き返らせるために、魂を売り飛ばして、人形作りの技量を得るくらいなら、
そもそも娘さんを生き返らせればよいのでは?』と。こういう事情があったのです」
ジュン「ほほう」
悪魔「それを踏まえて、アリスゲームの本当の目的を話しましょう」ピッ
48:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:54:43.37
ID:5Njf5ToDo
ここはローゼンの家。
魂は差し押さえられているので、自分の心と生命から、擬似の魂といえるローザ・ミスティカを作り、
ローゼンメイデンを作ったのだが……。
悪魔「久しぶりに来ましたが……。どうです? 娘さんは作れましたか?」
ローゼン「……私の中のアリス……夢の中にしか存在しない理想の少女……精神と物体の中間……。
nのフィールドでしか実体を持たない……永遠のイデア……完成したよ……」
それは第七ドール、雪華綺晶であった。
悪魔「それで……満足したのですか?」
ローゼン「……」
悪魔「まあ、しないでしょうね。結局のところ、あなたが本当に望んでいるのは、娘さんなのだから」
ローゼン「……」
悪魔「あきらめて、あなたの魂を差し出して、終わりにしたらどうですか?」
ローゼン「……いやだ……娘を生き返らせるまで人形を作る……」
悪魔「これほどの人形を作っても実現できないのに? 他の手段は残っているのですか?」
ローゼン「……」
悪魔「ないでしょうね」
49:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:58:32.14
ID:5Njf5ToDo
悪魔が工房の椅子に座る。
悪魔「そんなことだろうと思ってました。そんなローゼンさんに、一つの提案があります」
素焼きの人形の頭を手に取る悪魔。
悪魔「あなたの作ったローザ・ミスティカ。これには見込みがある。ほぼ魂と言えるこれを磨けば、
娘さんの魂に見合う価値を持つかもしれない」
ローゼン「……」
悪魔「魂は……苦難や絶望を乗り越えようとする度に、より大きく、より深い色合いに、より強く輝くようになる。
あの6体の人形……失礼、6人の娘さんたちに苦難を味合わせて、ローザ・ミスティカが磨かれたら取り上げるのはどうですか?」
ローゼン「……」
悪魔「考えたのですが、娘さんたちにローザ・ミスティカの奪い合いをさせるのが良いでしょう。
愛するローゼンさんがそれを望んでいる、と言えば彼女たちはやるはずです。
愛しあう姉妹同士で争うわけですから、それはそれは深い絶望でしょうな」
激高するローゼン。
ローゼン「娘たちに殺し合いをさせるのか!」
悪魔「殺し合いとは人聞きの悪い。人形は命を持っていませんよ。それに……あなたの目的を思い出してください。
あなたの目的は人形を作ることですか? 娘さんを生き返らせることですか?」
ローゼン「あ、悪魔め……」
悪魔「このまま人形を作って、望みがあるのですか?」
ローゼン「くっ……わかった。提案を受け入れよう」
50:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 01:59:16.07
ID:5Njf5ToDo
動画を一時停止する悪魔。
悪魔「アリスゲームの本当の目的は、これだったのです」
ジュン「このクソ野郎!!!」
ジュン、みつ、まいたジュンが立ち上がり、悪魔に詰め寄ろうとするが、見えない壁に阻まれる。
悪魔「お怒りはごもっともですが、最終的な決断はローゼンさんがなさいましたので、私に怒りを向けるのは、お門違いですな。
では次、アリスゲームの結末です」ピッ
51:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 02:01:58.46
ID:5Njf5ToDo
ここはnのフィールド。
アリスゲームが決着し、一つになったローザ・ミスティカ。
悪魔「素晴らしい! 想像以上です。あなたの娘さんたちは立派にやり遂げましたね」
ローゼン「……渡さん……」
悪魔「今、なんと?」
ローゼン「ローザ・ミスティカは渡さん、と言ったんだ」
悪魔「今更、約束を反故には出来ませんよ。それに買い手ももう決まってます。
あなたの娘さんと、あなた自身の魂を買い戻して、まだおつりが来るほどの金額だ。
あなたにとって、最上の結果だと思いますが」
ローゼン「……真紅が……私の娘が望んだんだ……姉妹たちを生き返らせて欲しいと……もう娘たちを裏切れない……」
悪魔「娘さんを生き返らせたくないのですか?」
ローゼン「娘は……安らかに眠っている……そっとしておくべきだ……そう気付いたんだ……」
悪魔「……それは正しい判断ですが……それに気付くのは数百年遅かったですな……」
ローゼン「ローザ・ミスティカは、今、私の手にある。お前に渡すくらいなら、壊してしまうぞ」
悪魔「事の真相を娘さんに話しますよ?」
ローゼン「覚悟の上だ」
悪魔が押し黙る。
悪魔「力ずくで奪う手段はいくらでもありますが……まあいいでしょう。あなたが違約金を払うなら、
ローザ・ミスティカはあきらめましょう。違約金を払う契約書にサインを」
52:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 02:04:49.49
ID:5Njf5ToDo
動画を止める悪魔。
悪魔「ローゼンに事の真相を話すと言った手前、皆さんにお話したというわけです」
絶句するドール所有者たち。
ジュン「力ずくで奪わなかったのはなぜだ?」
悪魔「正直、私もローゼンメイデンのファンなのですよ」
ジュン「」
悪魔「アリスゲームを悪魔界に実況中継して、賭けの対象にしていたのです。それを見ていたら、彼女たちのファンになってしまいました。
なお、私は蒼い子押しでね。彼女に掛けて、個人的には大損を……」
ジュン「」
悪魔「掛けの胴元は私で、結構、稼がせてもらいました。なおラプラスの魔はゲームの進行役。賭郎でいう立会人ですな」
ジュン「」
悪魔「だから、どちらに転んでも良かったのです。ローザ・ミスティカが手に入ればビジネスとして美味しい。
ローゼンメイデンが復活すれば、ファンとして嬉しい」
まいたジュン「ローゼンはどうなったんだ?」
ニヤリと笑う悪魔。
悪魔「彼は……もはや何も持っていないので、体で払ってもらってます。具体的に言うと、熟年ホモビデオに半永久的に出続けることに……」
まいたジュン「ホモビデオ?」
ジュン「それ以上いけない!」
悪魔が立ち上がった。
悪魔「これで終わりでございます。これをドールに話すかどうかは、皆様にお任せいたします」
54:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 02:06:39.34
ID:5Njf5ToDo
結局、所有者たちは真相を話すことにした。
まいたジュン「……ということだってさ」
真紅「お父様は、一度裏切ったかもしれないけど……結局、私たちを愛してくださっていたのね……」
まいたジュン「……」
真紅「真相を話してくださっていたら……私たちはきっと、よろこんでローザ・ミスティカを差し出したのに……」
まいたジュン「……」
真紅「お父様のためのドールなのだから……」
まいたジュン「でも……僕は……真紅にいてほしい……」
ふっと笑う真紅。
真紅「そうね。下僕の面倒を見なくてはいけないものね」
まいたジュン「下僕っていうな!」
真紅「ジュン……」
まいたジュン「ん?」
真紅「抱っこしてちょうだい」
55:
◆KY9IyHJerk 2016/12/13(火) 02:10:00.43
ID:5Njf5ToDo
おはりです
ありしゃした
ばらしーときらきーを幸せにしたいだけの人生だった……
ローゼンメイデンを読んで、モヤモヤしたところを、自分なりに裏設定を考えてみた
56:
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/12/13(火) 02:10:57.49 ID:SVR+sX0A0
乙でござった
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1481401411/
- 関連記事
-
Amazonの新着おすすめ
おすすめサイトの最新記事