1:
◆3Fe9NlGozk 2017/07/30(日) 09:00:20.55
ID:qKOVbrWj0
注意
孤独のグルメ×艦これのクロスSSです
ソコまで長くないです
SS速報VIPを利用するのは初めてなのでお手柔らかに
よろしくお願いします。
2:
◆3Fe9NlGozk 2017/07/30(日) 09:01:40.28
ID:qKOVbrWj0
宿毛湾白地。深海棲艦と艦むす達との戦いの前線基地の一つである。
その一室、応接間で二人の男性が話し合っていた。一人はこの鎮守府の提督
もう一人の男は名は井之頭五郎。少々がたいが良い事を除けば何処にでもいそうな中年男性だ。
五郎は輸入雑貨の貿易商を個人で営んでおり、今日は仕事の交渉のためこの鎮守府までやってきた。
この鎮守府はすでに何回も同じような仕事を頼んでくる常連客だ。
軍の仕事の割には色々と緩い所もあるが金払いは良く大量の商品を頼んでくるので良い客である。
「・・・では以上の商品をお願いします」
「はい、ありがとう御座います。こちらなら一週間ほどで用意できますので」
今回の商談も上手くいった。勝手も解って来たのでスムーズに話が進む。
無駄話が無いのはこの提督の良い所だ。
「んー少し早いですがもし食事をされるなら間宮に寄ってください。
間宮には電話で私の方から連絡を入れておきますよ」
時計を見ると10時50分たしかに少し早い。
「はい、ありがとう御座います」
五郎は一つ頭を下げると荷物をまとめ会釈をして部屋の外に出た。
応接間は一階の裏手口の近くにある。業者の人に機密事項を漏らさない為でもあるのだろう。
しかし、年頃の女性が(中には刺激に強い格好をしてる)歩き回ってる鎮守府でこの手の配慮は五郎としても助かる。
階段や廊下で少し目のやり場に困るのだ。