男「これだからマニュアル通りにしか接客できない店員は嫌なんだよ!」

2016-09-06 (火) 07:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/25(木) 20:43:55.20 ID:bVGNJ0/Mo

―ハンバーガーショップ―

男(今日は家に悪友どもが遊びに来るし、みんなハンバーガー好きだから大量に買っておくか……)

店員「いらっしゃいませ」

男「ハンバーガーを50個頼みたいんだけど、できるかな?」

店員「はい、できます」

店員「お持ち帰りですか? 店内でお召し上がりですか?」

男「は?」




死神「ハッピーバースデー!」ッパーン! 男「いや、命日だけど」

2016-09-05 (月) 07:01  オリジナルSS   0コメント  
1: ◆OkIOr5cb.o 2016/08/23(火) 21:39:08.70 ID:1O1LHxZ+0


******
都内某所:ビルの上


「ハッピーバースデー…じゃ、ないの?」ショボン

「あー…。いや、間違ってはないんだけれど。確かに今日は僕の誕生日だった」


「あはは。じゃあ、私にまかせて?」

「え?」

「いえーい! ハッピーバースデー!!」ッパパーン♪

「いや、だからそれはいいってば」



「っていうか。人の死体を前にして、よくお祝いできるね…?」

「いやー。ちょっとあまりに凄惨な現場だし、盛り上げていこうかなって」

「盛り上げなくていいよ」

「そう? じゃぁ… ぁー…なんか、その…ご愁傷様で…う、うぅぅ…」

「盛りさげる必要もないから、変な演技はしなくていいよ」

「演技ってなんですぐバレちゃうかなー」

「華やかなリボンテープの垂れ下がったクラッカーで涙をふく真似されてもね」


「……ところで、君、誰?」

「ぁー、死神。ねぇ、このケーキ食べていい?」

「お、おう」




海賊「どっちが上か」山賊「決着つけようぜ!」

2016-09-04 (日) 12:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/22(月) 22:34:58.27 ID:HoD+nFTwo

海賊「……ん、おめえは」

山賊「よう、久しぶりだな」

海賊「そういやおめえ、今は山賊団の首領やってんだってな」

山賊「てめえこそ、海賊船の船長やってるらしいじゃねえか」

海賊「……」

山賊「……」

海賊「どうやら、お互い同じこと考えてるみてえだな」

山賊「ああ」

海賊「ちょうどいい機会だ……海賊と山賊、どっちが上か」

山賊「決着つけようぜ!」




【SS】困り顔のモリィ

2016-09-03 (土) 07:01  オリジナルSS   0コメント  
1: ◆U7CecbhO/. 2016/08/21(日) 23:33:51.93 ID:Aj1Xs5gP0

 意味のない文章を書くのは、想像以上に難しい。

 何故なら、文章はそもそも意味を持つ文字列であり、意味の伝わらない文章とは単語の羅列された文の羅列でしかない。あるいは文字の羅列された単語の羅列に他ならないから。




巫女「私の体を捧げます」女神「では、いただくとしよう」

2016-09-03 (土) 00:07  オリジナルSS   0コメント  
1: ◆TEm9zd/GaE 2016/08/31(水) 18:57:52.85 ID:rrVRg1DW0

 暗い部屋。
 そこは石の壁が四方を覆っており、その空間にいるものを息苦しく思わせる。

巫女「女神様、現れください」

 その空間に、凛とした鈴のような声が響いた。
 直後、学校の机程の大きさをした台の上に、赤い焔が灯った。

 焔はごうごうと盛りを上げて燃え上がり、人一人覆えるかといった大きさまで膨らむと、静かに弾けた。

女神「――ワレを呼ぶは、そちか?」

 力強く透き通るような絹声。
 弾けた焔の中から、一人の女性の姿が現れた。

 巫女はその姿を認めると、

巫女「はい……」

 緊張した面持ちでそう言った。




【安価】貴方の読みたい物語

2016-09-02 (金) 15:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/28(木) 15:35:44.83 ID:YXOe0iiY0

【ジャンル】

>>3

【季節】


【主人公名】




3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/28(木) 15:36:40.01 ID:0u3E+ptzO

ラブコメ



子供「ツブアンおじさーん!」 ツブアンおじさん「おう」

2016-08-31 (水) 12:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/16(火) 09:08:46.58 ID:VDibV/ZW0

公園


子供「へへっ!おじさん、今日も来たよ!」

ツブアンおじさん「おう、坊主。おめぇ、学校はどうした」

子供「もう夏休みだよぅ」

ツブアンおじさん「そうか、夏休みか……どうりで暑いわけだぜ」

子供「僕ねぇ、もう宿題ぜーんぶ終らせちゃったんだ!すごいでしょ!」

ツブアンおじさん「ほう、今時のガキにしちゃあやるじゃねぇか。俺ん時ぁ夏休みの宿題なんてのは、見てみぬ振りするのがお約束さ」

子供「宿題はキチンとやらないといけないんだよ?」

ツブアンおじさん「おう、そうだな……その通りさ」




男「色んな異能力」

2016-08-31 (水) 07:01  オリジナルSS   0コメント  
1: ◆fv0Hu3TKLg 2016/08/18(木) 21:53:19.33 ID:Q8c/wlVG0

なんとなく、思いつく限りの色んな異能力を紹介するだけのお話です。
盛り上がるところなんてありません。

スタンドのような凝ったものではなく、でてくるのは単純なものだけです。




2: ◆fv0Hu3TKLg 2016/08/18(木) 22:13:50.65 ID:Q8c/wlVG0

男「異能バトルもので一番強い超能力っていったら、『炎を操る異能』だよな。」

男「鉄すら一瞬で溶かす超高熱の炎で攻撃したり防御したり、自分の身体や武器に炎を纏って格闘戦をこなせたり。」

男「想像以上に攻守ともに優れた便利な異能だよな。応用次第でいくらでも強くなれる。やっぱりこれが最強だぜ。」

幼馴染「そうかなぁ?」

男「なんだとぉ」

幼馴染「異能バトルで大事なのは何も戦闘能力だけじゃないよ。時にはそれをサポートする異能も重要なんだよ!」

幼馴染「例えば…『生命を癒す異能』とか……ね。」

幼馴染「異能バトルで傷ついた登場人物の身体を回復させてあげる人がいないと、みんな無茶なんてできないでしょ?」

幼馴染「そうでもないと最終回には『包帯ぐるぐる巻きの主人公』なんて図が出来上がっちゃうよ。格好悪い。」

幼馴染「それに、こういう異能には決まって補助的に身体能力を強化したりすることもできたりするんだよ。」

幼馴染「どう?少しは私の言いたいことわかってくれた? 戦うだけが全てじゃないってこと。」

男「ぐぬぬ」




実況「今大会より“社畜”が正式にオリンピック種目になりました」

2016-08-30 (火) 07:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/18(木) 01:24:37.00 ID:+S+IVLTao

実況「さぁいよいよ、“社畜”が競技開始の時刻を迎えようとしています」

解説「実に楽しみですね」

実況「今大会より“社畜”が正式にオリンピック種目になりました」

実況「日本からは二選手が出場していますが、社畜は日本の伝統でもありますので」

実況「両選手とも、ぜひとも上位を目指して頑張って欲しいと思います!」




「俺たちは奴隷ではない。」

2016-08-29 (月) 12:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 18:39:02.14 ID:6A4nbiiro


俺たちは、戦士だ。

俺たちには、朝も昼も夜もない。

目が覚めると同時に戦いが始まる。

区切られた闘技場。




シャボン玉「オレが屋根まで飛んだら消えるなんて誰が決めた?」

2016-08-28 (日) 18:01  オリジナルSS   1コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/16(火) 19:44:12.89 ID:C99tOGMso


少年「えへへ、ストローに液をつけて、と……」チョイッ

少年「フゥーッ」プクーッ



フワァ~……




男「この推理小説、犯人にマーカー引かれてやがる! ふざけんな!」

2016-08-27 (土) 15:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 22:36:23.17 ID:cifWCBlHo

男「さぁって、さっき図書館で借りた小説でも読むか……」

男「……」ペラ…

男「……ん?」

男「なんだこりゃ!?」

男「この推理小説、犯人にマーカー引かれてやがる! ふざけんな!」




不良「金が俺たちを狂わせたんだ……」

2016-08-24 (水) 21:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/11(木) 00:40:44.74 ID:gY8ZgWgeo

― 空き地 ―

不良「ほら、ここ! あんま目立たねーし、俺らの溜まり場にちょうどいいだろ」

DQN「へえ、たしかにいいな!」

ピアス「ここならヤバイ会話なんかもできるね」

金髪娘「でも、あんまり騒ぐと、近所の家の奴らがうるさいんじゃない?」

不良「ンな連中は怒鳴り返してやりゃいいんだよ」

金髪娘「それもそっかぁ」




男「お前、毒舌なんだってな?」 毒舌少女「そうよ」

2016-08-23 (火) 12:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/09(火) 01:50:57.30 ID:61wk8TUDo


【学校】

毒舌少女「……」ポツン…



男「あいつ……いつも一人でいるけど、どうしてなんだ?」

友「知らないのか? あの女、噂によるとすっげえ毒舌らしいぞ。近寄らない方が身のためだ」

男「毒舌ねえ……」




武術家「なぜウチの道場に門下生が一人もいないんだ!?」

2016-08-18 (木) 07:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/03(水) 21:54:36.37 ID:eqBTeI16o

<道場>

武術家「だあっ!」シュッ

娘「でやっ!」バシッ

武術家「うむ、なかなかやるようになったな。父として鼻が高いぞ」

娘「オス! お父さんこそ、ますます技に磨きがかかってるね!」

武術家「ふふふ、まだまだ若い者には負けられんよ」

武術家「……しかし」

武術家「なぜだ!?」

武術家「なぜウチの道場には門下生が一人もいないんだ!?」




【SS】実録! テレポート装置が普及した世界

2016-08-16 (火) 15:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/21(木) 21:46:57.44 ID:OB7LWicO0

20XX年。

テレポート装置が普及して十数年が経った。

今回はそのテレポート装置が販売、普及されるまで。

その結果起きた人々の生活の変化。

そして――社会がどうして崩壊したのか。

以上を辿っていきたいと思う。




子牛「ドナドナドナドナドナドナドナドナドナドナァーッ!!!」

2016-08-09 (火) 18:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/23(土) 19:52:11.59 ID:+IFfVSgwo

ゴトゴト……



男「フゥ~……よく晴れた、いい昼下がりだ……」

男「こうして荷馬車に乗って、市場(いちば)に行くには絶好の気候といえるだろう……」



子牛「…………」




母「ウチの家族は中毒者だらけ」

2016-08-07 (日) 15:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/20(水) 21:47:13.01 ID:ryO9zDwfo

父「ふぅー……」スパー…

母「あなた、ちょっとタバコ吸いすぎよ!」

父「そうかぁ? まだ一箱しか吸ってないぞ」

母「まったく……ニコチン中毒なんだから」




【SS】猪突猛進な騎士がいた

2016-08-05 (金) 15:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 22:27:17.28 ID:JPgkafbno


猪突猛進な騎士がいた。



ひとたび突撃命令が出ると、一番に駆け出し、敵軍に向かっていった。



赤い鎧を身に付け、突進していくその姿は、さながら闘牛のようであった。




男「父さんな、ミュージシャンやめてサラリーマンで食っていこうと思うんだ」

2016-08-03 (水) 12:01  オリジナルSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/16(土) 16:55:48.33 ID:5Jyg4jx6o

「父さんな、ミュージシャンやめてサラリーマンで食っていこうと思うんだ」



男がこう切り出した瞬間、リビングは凍りついた。


若く美しい妻も、可愛らしく優秀な息子と娘も、果てはペットである血統書付きの猫まで。
皆が等しく凍りついた。





どうしてこんなことになったのか。

それを説明するためにも、男の半生を振り返ってみたいと思う。