【化物語SS】そだちサイン

2016-07-29 (金) 18:01  その他二次創作SS 化物語   1コメント  
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/30(木) 22:29:42.89 ID:KmZSZcM60

私はこれまで人になにかを与えることはできたのだろうか?

今まではそんな状況になくって、いっぱいいっぱいだから仕方なかったと言える

不幸ならたくさんあげられるのだけれど

いらないし

果たして、私に人を幸せにする力はあるだろうかと思う

この家嫌いだなあ、阿良々木の家を前に思う




【化物語SS】そだちアクシアム

2016-02-24 (水) 07:01  その他二次創作SS 化物語   0コメント  
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 22:06:37.45 ID:hTpwdKzj0

公園で遊ぶ母子が目に焼きついて離れない

そんなことあったかな

そんなこと無かったかな

無かったかな

無かったな

駄目だ、無かったかどうかが分からない

自分がそんなに卑屈にならなくても、とは思うけど

まあ、もう仕方がない

私はあいつと同じくらい忘れているのか

私も私が何でできているかわからなかったのか




【化物語SS】そだちコンジェクチャ

2016-01-19 (火) 07:01  その他二次創作SS 化物語   0コメント  
1: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/09(土) 23:10:01.01 ID:r2x7VMVc0

化物語のssです。



2: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/09(土) 23:10:44.00 ID:r2x7VMVc0

育「次の町に行くバスまでどのくらいかな?」


結構ある

私は次の町に行かなくてはならない。逃げるわけでなく

誰に言っているんだ。私のためだ

時刻表をみるのに決意を使った私は椅子に座る、いやベンチか

青いベンチの端を見つめる。長い引きこもり生活の所為か

視線が外に出るとまったく定まらない。何かに固定したいのだ

でも人がいたら固定はできないので

物体を見つめるのだけど、この子なに?

オレンジと青緑の女の子

いつからいただろう?


余接「僕の石ころ帽子を見破るなんて」




阿良々木暦「ひたぎアピール」

2015-07-26 (日) 18:01  その他二次創作SS 化物語   1コメント  
1: ◆8HmEy52dzA 2015/07/17(金) 21:16:23.19 ID:B2ciWSU0O

地の文、短いです。
作中時期は偽物語後くらい。




2: ◆8HmEy52dzA 2015/07/17(金) 21:21:50.14 ID:0XhJBn560



001


かりかりと、紙の上を鉛筆が走る音が静かに部屋に流れる。

時折、何かを言いたげにちらちらとこちらを窺う阿良々木くんの視線。
いえ、阿良々木くんの言わんとしようとしている事はわかっているのだけれど、それをわざわざ指摘するのもつまらないのよね。

と言うか、今日阿良々木くんの部屋に来たのは勉強という名目はあるものの、それが本当の目的なのだ。

だから私から言い出す事はない。絶対に。

「休憩を、しましょう」

「ん、ああ……それじゃあ、ちょっとコーヒーでも淹れてくるから待ってろよ」

「どうぞお構いなく。決して決して要求している訳ではないのだけれど、阿良々木くんに勉強を現在進行形で教えている私に対する謝礼として、しいては勉強によって疲労した脳内シナプス及びニューロンへの労いとして糖分補給という建前の下にケーキがあると素晴らしいと思うし、阿良々木くんの私に対するちゃちな義理も果たせると思うのだけれど」

「……お前に礼をすることはやぶさかではないが、残念ながらケーキは今うちにはない」

「あらそう。死に値するわ」

「そこまで!?」

「ケーキがなければ死ねばいいのに」

「暴君すぎるだろ!」

「買って来なさい。コンビニので許してあげるわ」

「なんで許されなきゃいけない立場なのか僕には理解出来ないんだが」

「え? 阿良々木くんは私の下僕でしょう?」

「さも当然のように言うな!」

「だって阿良々木くんはいつも自分の一人称に『僕』を使っているじゃない」

「それはそうだけれど……それがどうやってさっきの話に繋がるんだ?」

「あれって『戦場ヶ原ひたぎ様の従順な下僕』の略語でしょう?」

「なにその斬新すぎる曲解!」

「いいから行きなさい。私の身体が求めているのよ」

「いや、買ってくるのは構わないんだけどさ……ここで待ってるのか?」

「ええ。今の私は生クリームがないと一歩も動けないのよ」

「そりゃ難儀な事だな」

言って、阿良々木くんが特大の溜息をつく。

マザーグース曰く。
女の子は砂糖とスパイスと素敵な何かで錬成されていると言われているし、あながち間違ってはいないでしょう。




阿良々木暦「こよみヒストリー」

2014-11-29 (土) 18:01  その他二次創作SS 化物語   0コメント  
1: ◆8HmEy52dzA 2014/11/21(金) 21:39:14.41 ID:kVCj7/h70

物語シリーズ、オリジナル展開です。


2: ◆8HmEy52dzA 2014/11/21(金) 21:40:07.24 ID:kVCj7/h70

001



「戦争を、しましょう」

無数の文房具を構え、彼女は言った。

それが彼女との出会いだった。

針鼠のように周囲の全てを拒絶し、敵と見做す。

それが、蟹に行き遭った彼女の対処方針だったのだ。

その強烈すぎる初対面の印象は、今でも覚えている。

『なんて女だ』。


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【化物語SS】「よつぎコープス」

2014-10-08 (水) 12:01  その他二次創作SS 化物語   0コメント  
1: ◆8HmEy52dzA 2014/10/02(木) 18:55:01.94 ID:wGGDvAXqO


化物語、地の文の二次創作です。

原作進行は続終物語まで。
ネタバレお気を付け下さい。




2: ◆8HmEy52dzA 2014/10/02(木) 18:59:00.61 ID:wGGDvAXqO

001



初めは決まって、青くて綺麗な海面に漂っている。
目の前は無限に広がる大空だ。

身体は動かなくて、指先を動かすことすらままならない中、水分を吸った衣服と身体が物理法則に従って次第に沈んでいく。
沈んでいく途中にも意識はあって、目も開いたままだけど、海水が入って痛くなったり、なんてことはない。
それどころか沈む過程で身体中のあちこちから海水が入り込み、肺まで海水に満たされるのにも関わらず、苦しくもない。

衣服はゆっくりと水圧で崩れ、しばらくすると身体も崩れていく。
ぐずぐずになった身体中どころか内臓までもを魚に啄ばまれ、海水に融け、骨すらも粉になっても意識は残っている。

原初の海、生物は海から産まれた、という言葉を思い出す。

海底は見えない。

何処までも何処までも沈んでいく。

黒くて、暗くて、重い。

意識だけが深海にいる、不思議な感触。
ここには大気の流れも、音も、意識さえも入る余地はない。

目を閉じると見える、いつもの光景だ。
人間ならば眼球を巡る血液の流れが靄のように見えるそうだけれど、原動力が心臓ではない僕に血液は流れていない。
光を映す眼球も硝子玉と同じで乾いている。
目を閉じて見えるのは、完全な闇だ。
脳もまともに動いていない僕には睡眠も必要ないけれど、暇な時や身体の劣化を遅らせる時に眠ることはある。

この『沈む夢』は、その時に時々見る。

これは多分、単なる僕の記憶が見せる心中の投影が夢として現れているものだ。
色々なものがぐちゃぐちゃに混ざった結果、どういうわけかこのような光景を見せているだけだ。

だって僕は、斧乃木余接は、過去も未来もなく、必要に応じて存在するだけの存在、動く死体なのだから。

その中で、今日に限ってその闇の中に誰かがいる。

上背は僕と同じくらいの、小さな子供。

『――――――――――』

何か言葉を発しているのか、唇がせせこましく動いている。

表情は真っ暗闇のせいで微塵も窺えない。

……君は誰?


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阿良々木「大学落ちた・・・」

2014-02-21 (金) 18:01  その他二次創作SS 化物語   12コメント  
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/18(火) 21:50:12.96 ID:+DV7lsvB0

阿良々木「まだ戦場ヶ原や羽川に知られてないのが救いだが・・・」

阿良々木「これからどうするか・・・」

阿良々木「取り敢えず>>5に相談しよう」



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/18(火) 21:50:58.24 ID:U5f7q9g70




五代「大丈夫!俺クウガだもん!」撫子「・・・?」

2013-12-17 (火) 07:01  その他二次創作SS 化物語 仮面ライダー   7コメント  
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:36:12.83 ID:+Iy2/4Xl0

先日、
撫子「2013の技を持つ男・・・?」というSSを投稿した者です。
前回の作品をもう少し書き直した修正版を勝手ながら投下させていただきます。
仮面ライダー×化物語のSSです。
設定や時系列に多少のアレンジを加えております。ご注意ください。



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:36:43.35 ID:+Iy2/4Xl0

撫子「撫子だよっ!!」

五代「うわっ、ビックリした! もう、おどかさないでよ」

撫子「ごめんね!」


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撫子「2013の技を持つ男・・・?」

2013-12-15 (日) 07:01  その他二次創作SS 化物語 仮面ライダー   12コメント  
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/13(金) 01:40:21.78 ID:mIsGOQFx0

撫子「撫子だよっ!!」

五代「うわっ、ビックリした! おどかさないでよ」

撫子「ごめんね!」



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/13(金) 01:41:00.10 ID:mIsGOQFx0

撫子「せっかく神様になったのに、誰も来なくて寂しかったんだっ!お兄さん、撫子の話相手になってよ!お兄さんは撫子の信者第1号だね!」

五代「おっ、その呼び方懐かしいなぁ・・・。まぁ俺は第4号なんだけどね」

撫子「・・・?お兄さんの前に3人もお客さんいたかなぁ・・・?」

五代「あ、いやいや。こっちの話だよ。気にしないで」


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千石撫子「ココロのスキマ、お埋めします?」

2013-12-12 (木) 21:01  その他二次創作SS 化物語   1コメント  
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 13:49:58.86 ID:IjcEo5Bgi

喪黒「……私の名は、喪黒福造。人呼んで笑ゥせぇるすまん。

ただのセールスマンじゃございません。
私の取り扱う品物は『ココロ』。

人 間 の コ コ ロでございます…。」


喪黒「……この世は老いも若きも、男も女も、ココロの寂しい人ばかり、
そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。
いいえ、お金は一銭も戴きません。
お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます…。

さて、今日のお客様は………。


ホーーーーーーホッホッホッホ!!!!!!!!」


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