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◆w6dD5E97Zw 2020/10/02(金) 01:22:54.86
ID:TiP9eyt10
その男外道につき渾名はクソッカスさんであった。
男は台風が去った翌朝の砂浜を歩いていた。
自身の伴侶となる運命のマーメイドを探しているのだ。
打ち上げられて弱っているところにつけいろうという腐った魂胆だった。
男「おっ?」
男はなにかに気が付いた。
十数メートル先に流木に座る人影を見つけたのだ。
少々足早に人影に近づく男。
座っていたのは可憐な姿のヒメイトマキエイのマーメイドだった。
男は邪な気を潜めながら紳士的に挨拶する。
男「こんにちはお嬢さん。今日は良い天気ですね」
姫「こんにちは人間さん。昨日が台風だったからね」
人見知りせずマーメイドが挨拶を返す。