1:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:34:42.55
ID:MnDRlk4F0
キャラ崩壊注意
小梅「でも、この女子寮は、ペット禁止だから……」
輝子「やっぱり、我慢するしかないか……」ショボン
小梅(輝子ちゃんが悲しんでる……私が何とかしてあげなくちゃ……)
小梅(……あっ、そうだ)
小梅(私がペットになれば良いんだ(名案))
2:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:36:12.62
ID:MnDRlk4F0
数日後――
輝子の部屋前――
小梅(イヌミミよし、しっぽよし、首輪よし、ネームプレートよし、リードよし……)
小梅(輝子ちゃん、ビックリするだろうなぁ)ワクワク
小梅「こんにちは、小梅です」コンコン
輝子『小梅ちゃん? ちょ、ちょっと待って……』ガサゴソ
小梅(また部屋を散らかしちゃったのかな?)クスクス
3:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:37:00.03
ID:MnDRlk4F0
輝子「どうした、遊びに来たのか?」ガチャリ
輝子「……て、あれ?! その格好は……!」
小梅(イヌミミ)「輝子ちゃんに、わんちゃんの小梅を、プレゼントにきました」フンス
輝子「わぁ……可愛いなぁ」ナデナデ
小梅「くぅーん♪」
輝子「もしかして、私がペットを欲しがっていたのを、お、覚えて……?」
小梅「輝子ちゃんが喜ぶなら……私、何でもしてあげたいの」
輝子「小梅……小梅ェ!」ギュー
小梅「はい、ご主人様♪」ギュー
4:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:37:37.10
ID:MnDRlk4F0
小梅(……ん?)スンスン
小梅(輝子ちゃんの体から、他の子の匂いがする――?!)
5:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:38:20.20
ID:MnDRlk4F0
小梅(どういうこと? 輝子ちゃんの身に何があったの?!)
小梅(まさか、毎夜女の子をとっかえひっかえして――!?)
小梅(……ううん、輝子ちゃんはそういう子じゃないよ、私知ってるもん)
小梅(でも、こんなにハッキリと、しかもたくさんの匂いがついてるなんて……!)
6:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:38:51.59
ID:MnDRlk4F0
輝子「ホラ、早く部屋に入るんだ」
小梅「……あ、うん、お邪魔します……」
輝子「……ん?」
輝子「ペットなら、ここが新しいおうちじゃないのか……?」
小梅「え……あ、そっか……えっと……」
小梅「ただいま……///」
輝子「小梅は可愛いなぁ」ナデナデ
小梅「きゃんっ、もうご主人様ってば……///」
7:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:40:12.64
ID:MnDRlk4F0
輝子「私は……お、お茶の用意を、しよう」
輝子「狭いと思うけど、好きにしていいから」
小梅「お構いなく」
小梅(ふふふ……それじゃ、輝子ちゃんのベッドの上で……)ルンルン
幸子(ネコミミ)「ちょっとご主人様、また新しいペットが来たんですか?」ベッドゴロゴロ
幸子「……って、なんだ、小梅さんじゃないですか。遅かったですね」
小梅「うんちょっと待って」
8:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:41:13.95
ID:MnDRlk4F0
小梅「え? ……え?」
小梅「幸子ちゃん……えっ、え、何?」
幸子「ボクですか?」
幸子「血統書付きの高級猫さんです」ドヤァ
小梅「うんそっちじゃなくてね?」
9:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:43:03.47
ID:MnDRlk4F0
幸子「見たとおり、輝子さんのペットになったんですよ」
幸子「その装備を見る限り、小梅さんも同じ考えだったようですね」
小梅「うん……」
幸子「それにしても意外ですねぇ……小梅さんなら、いの一番に駆けつけると思っていたのに」
幸子「……あぁ、ネームプレートを作っていたんですか。それは時間かかりますよね」
小梅「うん、ちゃんと私と輝子ちゃんの名前入り」
幸子「カワイイネームプレートじゃないですか」
幸子「ちゃんとご主人様の名前もひらがななのが、ポイント高いですよ」
小梅「そこはこだわったから」フフーン
10:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:43:49.38
ID:MnDRlk4F0
小梅「いや……違う、そうじゃない……!」
小梅「どうして幸子ちゃんがペットのこと知ってるの……?!」
幸子「?」
幸子「輝子さんがペットを欲しがってることは、みんな知ってることじゃないですか」
小梅(輝子ちゃん……)
幸子「最近は特に欲しがっていたので『それならボクがペットになってあげよう』と決意したんです」
小梅「そっか……幸子ちゃんも、輝子ちゃんのために……」
幸子「ボクがというか……ホラ」チラリ
ペットs「「……」」ワイワイガヤガヤ
小梅「wow」
11:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:44:44.47
ID:MnDRlk4F0
小梅(おかしい)
小梅(みんなの思考回路もおかしいけど、なにより人数がおかしい)
小梅(いつもの>>1なら私に幸子ちゃん、美玲ちゃんに乃々ちゃんの4人で話が展開するハズなのに……)
小梅(チラリと見える人影が、明らかにそれ以上存在してる……)
小梅(某まとめサイトの『いつも同じメンバーのクソSS書きやがって』的なコメントに影響されたのかな……?)
小梅(とにかく、私に言えるのは……)
小梅(今回は、いつもと違う――!!)
12:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:46:11.81
ID:MnDRlk4F0
輝子「お、おまたせ」テクテク
輝子「ゴメンな、時間かかっちゃって……」
小梅「ううん……気にしてないから」
輝子「ダメだって言ってるのに、まとわりつくからさ……」
小梅「え?」
美玲(イヌミミ)「なーなーご主人様ー、もっとウチに構ってくれよなー」スソヒッパリ
小梅「ありゃま」
13:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:47:30.71
ID:MnDRlk4F0
美玲「ん? あっ小梅だ、遅かったじゃんか」ヨツンバイテクテク
小梅「み、美玲ちゃん……その格好は一体……?」
美玲「コレ? コレはな……」
美玲「一匹狼セットだッ!」フンス
小梅「いやそっちじゃなくて」
14:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:48:43.00
ID:MnDRlk4F0
小梅「その……四つん這いになりながら、輝子ちゃんの足元をついて回ってる姿の方なんだけど……」
美玲「……」
美玲「一匹狼ってのはな……寂しがりやなんだよ」
小梅「うん……うん?」
美玲「だからご主人様に相応しい飼い主に出会ったら、こんなに懐くのは当然だよな?」オナカミセー
小梅「アッハイ」
美玲「ホラご主人様、お腹撫でろよー」クネクネ
輝子「まったく……美玲は甘えん坊さんだな」ナデナデ
美玲「クゥ~ン♪」ヘッヘッヘ
小梅(……羨ましい)
15:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:49:51.95
ID:MnDRlk4F0
幸子「ちょっとご主人様! さっきから美玲さんばかり構って、不公平ですよ!」
輝子「ご、ゴメンな……」
輝子「でも幸子ちゃんは、カワイイペットだから……も、もう少し、待てができるはず」
幸子「えぇもちろん! でも、早くボクのこともカワイがってくださいね!」ドヤァ
小梅「幸子ちゃん……いくら猫さんでも、ペットなのに偉そうじゃない?」ムッ
幸子「これで良いんですよ、なにせボクは血統書付きですから」つ血統書
小梅「これの入手経路を詳しく」
16:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:51:03.67
ID:MnDRlk4F0
輝子「美玲ちゃん、ちょっとボノノちゃんの様子を見て欲しいんだけど……」
美玲「いいぞ」タッタッタ
小梅(四つん這いなのにすごく器用に走ってる……)
美玲「おい乃々、生きてるかー?」スンスン
乃々(リス)「……」
美玲「生きてるー!」
輝子「分かった……戻っておいで」
美玲「やったー褒めて褒めてー!」スタタタッ
乃々「……」
小梅「……」
17:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:51:45.28
ID:MnDRlk4F0
小梅「……どうして、微動だにしないの?」
乃々「……」
乃々「ハシビロコウ的なアレなんです」
小梅「リスなのに?」
乃々「リスなのに」
小梅「……」
小梅「それ、いる意味ある?」
乃々「あります」
乃々「ペットですから」
小梅「そっか……」
小梅「……」
小梅「そうだね(納得)」
18:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:52:52.54
ID:MnDRlk4F0
輝子「よーしよしよし」ナデナデ
美玲「ハッハッハ……♪」オナカミセー
幸子「ねぇ、もう良いでしょう? これ以上は待ちきれませんよ」テシテシ
輝子「よーしよしよし」ナデナデ
幸子「ふにゃあ……///」ノドゴロゴロ...
乃々「……」
小梅(普段なら、このメンバーだけで話が進むけど……)
小梅(今日は、まだまだいるなんて……!)
19:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:53:56.78
ID:MnDRlk4F0
??「ほらほら、ご主人様に甘えてばかりじゃダメですよぉ?」トコトコ
美玲「えー、でもぉ……」
??「でもじゃありません」
小梅(こ、この声は……!)
まゆ(イヌミミ)「ご主人様は私たちペットに、平等に接してくれますからねぇ」ニッコリ
小梅「まゆさん!?!?!?!?」
20:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:55:28.98
ID:MnDRlk4F0
小梅「ど、どうしてまゆさんが……?!」
まゆ「あら小梅ちゃん、あなたもペットになったんですね?」
まゆ「それでは、お答えしましょう……」コホン
まゆ「まゆは大型犬・ゴールデンレトリバーなんですよぉ」ウフフ
小梅「違うの犬種じゃなくてそうじゃないの」
21:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:56:58.14
ID:MnDRlk4F0
小梅「だってまゆさんは、Pさん一筋のはずなのに……!」
まゆ「はい……佐久間まゆは、基本的にはPさんLOVE勢ですが……」
まゆ「輝子ちゃんの可愛らしさにクラクラしてばかりの、この世界の佐久間まゆは、真剣に考え抜いた結果……」
まゆ「ギリ輝子ちゃんを選びました」
小梅「ギリ輝子ちゃんだったんだ!」
まゆ「エリンギ3つ分くらいの僅差でしたねぇ」
小梅「今、佐久間まゆ界に激震が走ったよ……!」
22:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:57:33.69
ID:MnDRlk4F0
まゆ「まゆは美玲ちゃんたちと違って、自分から求めることはないですけど……」
まゆ「何を命令されても断らない、大型犬らしい服従精神が最大の武器なんです」
まゆ「フフフ……私がペットたちの頂点に立ちますからねぇ」ニッコリ
小梅(スゴい……みんないろんなことを考えて、輝子ちゃんのペットになってる……)
小梅(……私も負けられない……!)メラメラ
23:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:58:36.48
ID:MnDRlk4F0
小梅(こうやって見ていると……)テクテク
小梅(輝子ちゃんとの接点が思い出せない子もいるなぁ……)
蘭子(ウサミミ)「おぉ、生ける屍よ(あ、小梅ちゃん)! 胞子の舞よ(こんにちは)!」
小梅「ちょっとそこのシンデレラガールさん」
24:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 19:59:33.82
ID:MnDRlk4F0
小梅「えっと……どうして?」
蘭子「ふっ、愚問であるぞ(簡単なことですよ)」
蘭子「毒茸伝説の威光のためなら、己が覇道を曲げることなど容易いことよ(可愛い輝子ちゃんのそばにいられるなら、いくらでも自分を曲げられるから)!」
小梅「あっウサミミを選んだ理由じゃなくてね?」
25:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:01:05.99
ID:MnDRlk4F0
小梅「蘭子ちゃんと輝子ちゃんって、あまり接点なかったハズなのに……」
蘭子「そなたの言霊にあてられたのだ(小梅ちゃんがいつも楽屋で輝子ちゃんの魅力を語ってくるから、私も輝子ちゃんLOVE勢になったんだよ)」
小梅「えっそうなの?」
蘭子「今や我の魂は真の偶像のために(輝子ちゃんのためなら私、なんでもしちゃいます)!」
小梅「わ、私が蘭子ちゃんの人生を狂わせてしまったの……?!」ガクブル
小梅「でも輝子ちゃんじゃ仕方ないよね」ウンウン
蘭子「ちかたあるまい(仕方ないですよね)」ウンウン
26:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:02:19.14
ID:MnDRlk4F0
小梅「蘭子ちゃんの事情は、分かった……」
小梅「同じペット同士、仲良くしようね」アクシュ
蘭子「停戦協定(よろしくお願いしまーす)!」アクシュ
小梅「ところで、隣にいるのは、誰……?」
美穂(クマミミ)「胞子の舞よ(こんにちはー)!」
小梅「方言、方言」
27:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:03:32.24
ID:MnDRlk4F0
小梅「え?」
小梅「……え?」
小梅「あの……どうして?」
美穂「あ、それはね……」
美穂「やっぱり、私と言ったら熊さんかな~って思って……///」
小梅「だからそっちじゃなくて」
28:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:06:26.00
ID:MnDRlk4F0
小梅「いつ輝子ちゃんに魅せられたの?」
美穂「私は、蘭子ちゃんから」
蘭子「我こそ毒茸伝説の伝道者であるぞ(輝子ちゃんLOVE勢に引きずり込んじゃいました)」テヘッ
小梅「わ……私の不注意が、2人の人生を狂わせてしまったなんて……!」ガクブル
小梅「でも輝子ちゃんじゃ仕方ないよね」ウンウン
美穂「ちかたないよね」ウンウン
蘭子「ちかたあるまい(仕方ないですよね)」ウンウン
29:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:07:40.06
ID:MnDRlk4F0
小梅「あと、他にペットはいる?」
蘭子「魂の邂逅を果たす時か(あいさつ回りは大事ですよね)!」
美穂「あ、今キッチン(部屋備え付けの1口コンロ)にいますよ」
美穂「まゆさんと一緒におやつの準備をしていますから」
小梅「ありがとう……私、行ってくるね」ノ
美穂「またあとでね」ノ
蘭子「黄色きソナタを奏でるのだ(おやつはプリンが良いなー)」ノ
30:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:09:03.01
ID:MnDRlk4F0
小梅(蘭子ちゃんたちの情報をもとにコンロのもとへ行ってみたら……)
小梅(確かに、お湯を沸かしているペットがいました)
卯月(ネコミミ)「あっ小梅ちゃん! 私と同じ猫さんだね!」ダブルピース
小梅「ちょっとそこのシンデレラガールさん(天丼)」
31:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:09:38.65
ID:MnDRlk4F0
小梅「今回はハッキリたずねるよ……?」
小梅「どうして輝子ちゃんの……その、ペットに?」
卯月「あ、安心してね」
卯月「同じ猫でも、私は三毛猫という差別化を図ってるから」
小梅「どうしてみんなちゃんと答えてくれないの……!?」
32:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:10:31.93
ID:MnDRlk4F0
小梅「どうして輝子ちゃんのペットになったかって聞いてるの!」ンモー!
卯月「だって、輝子ちゃん可愛くて……」エヘヘ
小梅「可愛いよ! 輝子ちゃんだもん! そんなの当然だもん!」
卯月「……私、ずっと考えていたことがあるの……」
卯月「杏ちゃんと輝子ちゃんと私で、ペットとご主人様の関係になったら最高だろうなぁ……って」ヘゴッ
小梅「う、卯月ちゃん……贅沢すぎる……!」ゴクリ...
33:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:11:38.32
ID:MnDRlk4F0
小梅「でも……ここには、杏ちゃんはいないけど……?」
卯月「杏ちゃんはまだ、輝子ちゃんの魅力に気付いてないみたい」
卯月「でも大丈夫、これからハマってもらうから」
小梅「そんなことできるの?」
卯月「シンデレラガールになった子ってね……言葉に魔力がこもるんだって」
卯月「なんかね、人1人の人生を狂わせるくらい、ワケないらしいよ?」
小梅「なにそれこわい」
卯月「それを知らなかった蘭子ちゃんは、美穂ちゃんをこっちの世界に引きずりこんじゃったみたいだけど……」
小梅「あれがシンデレラガールの大いなる力……!」ガクブル
34:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:12:22.47
ID:MnDRlk4F0
小梅「無茶……しないでね?」
卯月「うん、もちろん!」
卯月「ただ『お願い』するだけだから」
卯月「私の考える『輝子ちゃん世界征服計画』の実現のために……ね」ニッコリ
小梅(『お願い!シンデレラ』の意味が変わっちゃった気がする……)
35:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:12:57.13
ID:MnDRlk4F0
小梅「でも、これで全員かな……?」
卯月「誰とあいさつしたの?」
小梅「幸子ちゃんと美玲ちゃんと乃々ちゃん。それに、まゆさんと蘭子ちゃんと美穂ちゃん」
卯月「それと私を含めて……なるほどなるほど」
卯月「それじゃ、あと1人だね」
小梅「まだいるんだ(唖然)」
36:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:13:46.87
ID:MnDRlk4F0
小梅「でも、これ以上はいなかったような……?」
卯月「適当なところで浮いてるよ」
小梅「浮くって……天使じゃあるまいし……」チラッ
智絵里(天使)「あ、小梅ちゃんだ……」フワフワ
小梅「いやいやいやいや」
37:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:16:00.96
ID:MnDRlk4F0
小梅「何か違う……なんというか、何か違う……!」
小梅「ペットになる時点で畜生に落ちてるのに……」
小梅「なにもそこまで人間を辞めなくても……!」
智絵里「……確かに、とても悩みました」
智絵里「こんなことして本当に良いのかって、何度も考え直して……」
智絵里「でも……もう迷いません……!」
智絵里「天使がペットでも構わないってことを……!!」
小梅「そうじゃないのにー」><
38:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:16:59.29
ID:MnDRlk4F0
小梅「私は! 輝子ちゃんのペットになった理由を! 聞いてるの!」
智絵里「あっ、そっちですか……///」
智絵里「輝子ちゃん――いえ、主とは、シャイニングゴッドチェリーで一緒になったんですけど……」
小梅「とうとう主に行き着く人が出てきた……」
智絵里「事務所でいつも卯月ちゃんが『輝子ちゃんはいいぞ』って何度も言ってるのを聞いているうちに……」
小梅(『輝子ちゃん世界征服計画』の試金石に使われてるー!!)
39:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:22:25.80
ID:MnDRlk4F0
小梅「それ、卯月ちゃんの『シンデレラガールの大いなる力』の試運転だよ!?」
小梅「今ならまだ間に合うから、考え直して……!」
小梅「『SSR[他称・天使]緒方智絵里』ってカードは出ると思うけど、それだけだから……!」
智絵里「……う……」
智絵里「う、卯月ちゃんを悪く言わないで……!」
小梅「智絵里ちゃん……」
40:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:25:10.47
ID:MnDRlk4F0
智絵里「確かに、私は何かをされたのかもしれません……」
小梅「自覚はあるんだ……」
智絵里「微かに……」
智絵里「でも卯月ちゃんは! 迷える私に! 真に遣えるべき主を教えてくれた、伝道師なんです!」
小梅「宗教って怖い」
小梅「でも、どうして奈緒さんは無事だったんだろう……?」
智絵里「奈緒ちゃんは、卯月ちゃんの言葉なんて、いつもスルーしてますから」
小梅(お陰で精神支配から逃れた……!)
41:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:27:45.67
ID:MnDRlk4F0
智絵里「私たちの主は、争いの無い平和な世界を望んでいらっしゃいます」
智絵里「だから私は、主の天使として皆を愛します」
智絵里「主たる輝子ちゃんはもちろん、伝道師たる卯月ちゃんも、批判的な小梅ちゃんも……」
智絵里「私にとっては、愛すべき家族ですから……!」キラキラ
小梅「くっ……天使オーラがすごい……!」
小梅「闇属性の私には辛い世界……!」ウググ...
42:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:29:06.54
ID:MnDRlk4F0
智絵里「安心してください……生ける屍(熊本弁)たるあなたも、私は愛します」ギュ
小梅「あっ///」ドキッ
智絵里「さぁ、皆さんと一緒に、輝子さんのペットライフを満喫しましょう……!」キラキラ
小梅「は……はひぃぃ……///」ビクンビクンッ!
43:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:29:58.94
ID:MnDRlk4F0
……
そうだ……
私は、輝子ちゃんのペットになるために、ここに来たんだ……
皆がどうとか、理由がどうとか……
そんなの、関係ないよね……
ただ輝子ちゃんを愛し愛されること……
それが私の……
私たちペットの望みだから……
……
44:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:30:30.02
ID:MnDRlk4F0
夜――
輝子「ん……もうこんな時間か……」
輝子「あ、明日は仕事だから、もう寝なくちゃ……」
45:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:31:57.28
ID:MnDRlk4F0
輝子「みんな……ちゃんと良い子で、寝るんだぞ?」
幸子「ボクのカワイイ寝顔を見てくださいね!」
美玲「ご主人様ー! 一緒に寝よー!」テシテシ
乃々「……」ギュ
まゆ「それではご主人様、膝と腕、どちらが良いですかぁ?」
蘭子「我は眠れる毒茸伝説の右腕となろう!(私、輝子ちゃんの右隣で寝たいです!)」
美穂「ならば我は左腕を担おう!(それじゃ、私は左隣が良いな)」
卯月「ご主人様! 是非私のお尻に足を乗せてね!」
智絵里「主のご加護により、皆様の眠りに幸ありますように……」オイノリ
小梅「おやすみなさい、ご主人様♪」ニコリ
輝子「フヒヒ……みんな、可愛いなぁ……」
46:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:32:42.54
ID:MnDRlk4F0
深夜――
グー...グー...
スゥ...スゥ...
ムニャムニャ...
輝子「……」
輝子「……」パチリ
輝子「……」ムクリ
47:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:33:35.36
ID:MnDRlk4F0
輝子「……」
ムーリィ...ムーリィ...
カワイィ...カワイィ...
ガンバリマス...
輝子「……」
48:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:34:06.12
ID:MnDRlk4F0
輝子「……これからどうしよう……」ズーン
終わり
49:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:35:12.79
ID:MnDRlk4F0
きのこハーレムは書いていて凄く楽しい
だからみんなもきのこハーレムSSを書こう!
50:
◆ag9TZfREZs 2016/10/06(木) 20:37:36.98
ID:MnDRlk4F0
以上です、ありがとうございました
53:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/07(金) 05:33:50.09 ID:AspbTFgi0
1レス目でおまえだとわかり
2レス目で話の展開を察するも
11レス目で今回はいつもと違うとわかり驚愕
52:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/06(木) 22:42:36.99 ID:ecSjgT4io
おつ
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475750082/
- 関連記事
-
Amazonの新着おすすめ
おすすめサイトの最新記事