1:
◆36RVFTz/1g 2016/08/17(水) 09:38:30.05
ID:TooT/0Xlo
明石「全面同意」
夕張「異議なし」
提督「おおっ、分かってくれるか」
明石「ザクを制するは世界を制す」
夕張「ザクに始まりザクに終わる」
提督「いい部下を持って俺は幸せだ」ニッコリ
2:
◆36RVFTz/1g 2016/08/17(水) 09:39:53.03
ID:TooT/0Xlo
瑞鶴「なになに?何の話」
提督「おお、瑞鶴!好きなガンプラは何だ」
瑞鶴「が、ガンプラ?」
提督「ガンダムのプラモデルだ」
瑞鶴「そんなロボットの事なんて分かんない」
提督「はっはっは、瑞鶴はお馬鹿さんだなぁ。ロボットじゃなくてモビルスーツだ」
瑞鶴「同じでしょ、そんなの」
提督「全然違うわああぁーーッ!!」
瑞鶴「えっ!?お、怒られてる?」
3:
◆36RVFTz/1g 2016/08/17(水) 09:40:53.61
ID:TooT/0Xlo
大淀「大丈夫です瑞鶴さん、私も全然分かりません」
瑞鶴「そ、そうよね、普通はガンプラなんか……」
提督「ガンプラは浪漫なんだよ」
明石「愛と勇気」
夕張「夢と希望」
瑞鶴「ええー……?」
大淀「何が面白いのか、全く理解出来ません」
提督「お前みたいなのが、将来旦那の鉄道模型を無表情で捨てたりするんだよ」
大淀「むしろ今すぐ捨てたいくらいなんですけど」
提督「止めて!やっと揃えたんだからっ!」
4:
◆36RVFTz/1g 2016/08/17(水) 09:41:55.91
ID:TooT/0Xlo
大淀「そもそも、何で執務室に飾るんですか」
提督「だってみんなに褒めてもらいたいじゃん」
大淀「誰も褒めませんよ」
提督「いやお前、これ作るの大変なんだよ?ちゃんとスミ入れとかしてるんだから」
大淀「知りませんよそんなの」
提督「匠の技だよ、職人さんだよ」
明石「見事です」
夕張「クールジャパンです」
大淀「自室に飾ればいいじゃないですか」
提督「一人でプラモ眺めてニヤニヤしてたらキモいだろ」
大淀「今でも充分キモいから大丈夫です」
提督「みんなに見てもらいたいんだよ、すごいねって褒められたいの!」
大淀「元気な露出狂みたいな事言うの止めてください」
5:
◆36RVFTz/1g 2016/08/17(水) 09:42:55.84
ID:TooT/0Xlo
瑞鶴「せめて普通の模型にすれば?」
提督「普通とは」
瑞鶴「戦艦とか戦闘機とか」
提督「そういうのは全部ある」
瑞鶴「へ?」
明石「あ、私達が全艦種揃えてますんで」
瑞鶴「え?全部って、空母とかも」
明石「はい。戦艦から駆逐艦まで全部」
夕張「瑞鶴さんのもありますよ」
瑞鶴「ええっ?私のも」
夕張「見てみますか」スッ
6:
◆36RVFTz/1g 2016/08/17(水) 09:43:44.28
ID:TooT/0Xlo
瑞鶴「わ、何これ!メチャメチャ精巧じゃない」
明石「甲板も開くようになってます」パカ
瑞鶴「す、すごい!こんな中まで精密……って、艦長いるし!似てるし!」
瑞鶴「すごいすごい!何なのよこれ!」
提督「全部明石と夕張の自作だ。流石にレベルが桁違いだ」
瑞鶴「ほえ~、零式や彗星まで……」
提督「以前長門に、桐箪笥と一緒に戦艦模型をプレゼントしたんだが」
提督「それが想像以上に喜ばれてな」
提督「毎日毎日飽きもせず眺めているんだ。あの長門がだぞ」
提督「それ以来、艦娘達の改二や進水日のお祝いに模型を贈っているんだ」
提督「みんな喜んでくれている」
瑞鶴「この出来だもん、そりゃみんな喜ぶよ」
提督「ちなみに一緒に渡したドムは、いらないって言われた」
7:
◆36RVFTz/1g 2016/08/17(水) 09:45:03.34
ID:TooT/0Xlo
瑞鶴「これいい!私も欲しい!」
瑞鶴「ねぇ、いいでしょう?大事にするから」
提督「いやいや、お祝いだから。ちゃんと記念日の時にな」
瑞鶴「え~?いいじゃない、今日持って帰っても~」
提督「ズルは駄目。他の艦娘に悪いだろ」
瑞鶴「そうだけどさ~」
提督「代わりにこれをやろう」スッ
瑞鶴「何これ」
提督「アッガイだ」
瑞鶴「……」ポイッ
提督「無言で捨てんなよ!」
8:
◆36RVFTz/1g 2016/08/17(水) 09:46:12.88
ID:TooT/0Xlo
提督「お前な、そうやって馬鹿にするけどアッガイ凄いんだぞ」
瑞鶴「だって全然可愛くないし」
提督「よく見ろほら、ここを押すと隠してた爪がだな……」ジャキンッ!
瑞鶴「いや、そんなドヤ顔されても」
瑞鶴「そんなのよりこっちの方が全然いいわよ」
提督「ずいぶん空母模型が気に入ったみたいだな」
瑞鶴「だってこれ、こだわりがすごいわよ」
夕張「ありがとうございます」
瑞鶴「はあ~、ホントに素敵ね。すっごくリアルだし」ウットリ
明石「そんなに喜んでもらえると嬉しいですね」
9:
◆36RVFTz/1g 2016/08/17(水) 09:47:03.63
ID:TooT/0Xlo
瑞鶴「しかしこんなに細かい所まで、ホントよく作ったわね」
明石「格納庫も開きますよ、内部までバッチリです」
提督「どれどれ、瑞鶴の中はどうなってるんだ」ズイズイ
瑞鶴「ちょっ、ちょっと止めてよ!勝手に見ちゃダメ!」
提督「何だよいいじゃないか、少しくらい」
瑞鶴「ダメだってば、大事なところなんだから」
提督「大丈夫だって、ほらほら」グイグイ
瑞鶴「ああもうっ、壊れちゃうから乱暴にしないで」
提督「ん、よく見えないな。もう少し開いて……」
大淀「オラアッ!」バシーッ!
提督「ぐはあっ!?」ズサーッ
提督「な、何すんだよっ!」
大淀「提督いやらしいです」
提督「何がだよ?いきなりビンタとか意味分かんねえよ!」
大淀「もうっ!知りません」プイッ
明石「あーあ、また大淀怒らせて」
夕張「提督ってホント馬鹿」
提督「何でっ!?」
10:
◆36RVFTz/1g 2016/08/17(水) 09:47:58.85
ID:TooT/0Xlo
瑞鶴「まったく……仕方ないわね」
提督「納得いかねー」
瑞鶴「えーっと、それで用事って何なのよ」
提督「えっ」
瑞鶴「わざわざ呼び出してさ」
提督「いや、だからガンプラだが……」
瑞鶴「はあっ?ホントにガンプラの話だけなの」
瑞鶴「何よ、せっかく楽しみにして来たのに……」シュン
提督「翔鶴がガンプラ大好きって言うから、お前も興味あるのかなと思って」
瑞鶴「はあ?翔鶴姉がガンプラなんか知ってる訳ないじゃない」
提督「でも、毎日見に来てるぞ」
瑞鶴「そんな訳……ん?毎日?」
大淀「見に来るってどこにですか」
提督「だから毎日俺の部屋に。ガンプラを見に」
瑞鶴「」
大淀「」
11:
◆36RVFTz/1g 2016/08/17(水) 09:48:55.63
ID:TooT/0Xlo
提督「自室にはもっと置いてあるからな。興味を持ってくれて嬉しい」
瑞鶴「えっと……私、そんなの知らないんだけど」
提督「そうなのか?まあ遅い時間だし、お前が寝た後に来てるのかな」
大淀「遅い時間というのは」
提督「真夜中だな。正直眠いんだが、寝かせてくれなくてな」ハハハ
瑞鶴「真夜中に提督の部屋……」
大淀「二人っきりで朝まで……」
( 妄想 )
提督『おいおい、お前のクシャトリヤもうこんなにサザビーじゃないか』
翔鶴『提督のユニコーンだって、すごく……デストロイです』
提督『もう我慢出来ない、ハイゴッグからギャンギャンいくぞ』
翔鶴『ああっ、そんなネモまで……もっと!もっとマラサイ!』
提督『奥までゾゴックぞ!激しくもっと、ピグザム!ピグザム!』
翔鶴『ハマーンっ!いいっ!ズゴックE!ズゴックE!』
提督『ストラーイクッ!ストラーイクゥーーッ!』
翔鶴『ダメぇ……こんなのもうシナンジュよぉ……』
12:
◆36RVFTz/1g 2016/08/17(水) 09:49:34.85
ID:TooT/0Xlo
瑞鶴「…… ///」プルプル
大淀「…… ///」プルプル
提督「どうした二人とも?何で固まってんだ」
瑞鶴「何やってんのよアンタはーーっ!!」ドガアッ!
提督「ごふうっ!?」ズサーッ
大淀「どうしてこんなにハレンチなんですかっ!!」バシッ!バシイッ!
提督「知らないから!意味分かんないから!ビンタは止めて!」キャインキャイン
夕張「賑やかな毎日だね」
明石「ホント、退屈しませんね」
おしまい。
14:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 10:28:03.02 ID:i9Gy4uWmo
MSじゃない名前もあったが気にしない
15:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 11:17:45.55 ID:KSI98lrBo
宇宙世紀MSにさらっと混ざるハマーン様とストライクで草
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1471394309/
- 関連記事
-
Amazonの新着おすすめ
おすすめサイトの最新記事