1:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 18:20:56.78
ID:JLoaYWPy0
今回の耳かきシーンは竹棒でカリカリではなく綿棒でゴソゴソです。
作者はドライ型なので、「ウエットの耳かきは本当はこんな感じだよ」「こういう風だと良い」
といった指摘・アドバイスがあればお願いします。
2:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 18:25:31.67
ID:JLoaYWPy0
<執務室>
コンコン
ガチャッ
天龍「入るぜー」
龍田「失礼しま~す」
提督「これはお揃いで。どうしたね?」クリクリ
天龍「今さっき遠征から帰って来た。その報告書だ」
龍田「帰還がほぼ同じだったから、一緒に行こうって~」
提督「なるほど……じゃあちょっと拝見……」チョリチョリ
3:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 18:33:01.88
ID:JLoaYWPy0
提督「……おぉ、これで燃料は一定数溜まったな。後で建造に回そうか……」クリクリ
天龍「おい提督」
提督「ん? なんだ」カリカリ
天龍「さっきから耳に指突っ込んで何してるんだ」
提督「ん? おぉ、つい無意識に……ちと耳が痒くてな……」
天龍「だったらフツーに耳かきすりゃいいだろ」
提督「人前で耳かきなんてするものじゃないだろ? だからこうやって痒みを誤魔化してる」
龍田「人前で耳に指を突っ込むのも同じだと思いますよ~?」
天龍「寧ろ余計にアレだと思うが」
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/15(水) 18:36:30.33 ID:PEbQ3AmSO
綿棒だと如何せん細部をほじくれないんだよな
5:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 18:41:06.11
ID:JLoaYWPy0
提督「ん? 穴の中には入ってないぞ、よく見ろ。耳の周りを掻いてるだけだ」チョイチョイ
天龍「それも同じだっつうの!……よし分かった。俺が耳かきしてやる」
龍田「!!」
提督「何、天龍がか?」
天龍「耳クソの為に気ィ散って仕事が遅れられたらこっちも困るんだよ」
提督「それは尤もだな……よし、折角だからやって貰おうか」
龍田「て、提督~……やめておいた方が、良いと思いますよ~……?」アセアセ
6:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 18:47:38.84
ID:JLoaYWPy0
提督「む? 何でよ?」
龍田「え、えぇと、その~……」
提督「まぁ確かに、天龍が耳かき上手には見えんがな」ハハハ
天龍「試してみるか? 何なら龍田にやって見せようか」
龍田「わ、私は良いからっ!」
提督「何を慌てているのやら……まぁいい。お願いしようか」
天龍「まっかせとけ!」
7:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 18:51:40.69
ID:JLoaYWPy0
<龍田は先に部屋へ戻りました>
提督「よもや天龍に膝枕される日が来ようとは」
天龍「俺だって提督を膝枕するとは思わなかったぜ」グイッ
天龍「さてと……うぉぅ、こいつぁ……」
提督「どうした、そんなに酷いのか」
天龍「酷いのもそうだが、提督は湿型だったのか」
提督「そうなんだよ。お蔭で耳かきでうまく掬えんからいつもスッキリしねぇ」
天龍「だったら今度からコイツを使うんだな」つ綿棒
提督「綿棒? それってヘソ掃除に使うものじゃないのか?」
天龍「そっちにしか使わないヤツの方が珍しいだろ……始めるぞ」
提督「あぁ」
8:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 19:00:14.83
ID:JLoaYWPy0
ゴシュッ……グッグッ
ズズーッ
天龍「初めは耳たぶからだ」
ズッズッ
シュッ、シュシュシュッ
天龍「案外この辺はそんなには汚れてねぇな」
提督「指でやってるからな、その辺りは」
天龍「威張んなよ、ちゃんと道具使え道具」
ゴシゴシ
シュッ、シュシュッ
天龍「うお、急に出て来た。皺の奥には丸々残ってやがる」
提督「あぁ、確かにそんなところまで掻いた事はなかった」
ゴシゴシ
ズズッズズッ
天龍「まぁこんなもんか。中入れるぞ」
提督「おう」
9:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 19:07:41.38
ID:JLoaYWPy0
ゴシュッ
ゴシュシュッ
提督「うおぅ」ビクッ
シュッ
ゴシュッ、シュッ、シュッ
天龍「うわぁ、もう片側使えなくなっちまった。どんだけ貯めてたんだよ」クルッ
ゴッ、ゴシュッ
ゴシゴシ
提督「さぁ……? あぁ、そこだ」
天龍「ん、ここか?」
ゴッ、グググッ
グリッグリッ
グッグッ
提督「あぁぁ……」
天龍「へっ、だらしねぇ顔しやがって」
ゴシュッ、ゴシュッ
グリグリ
ズゴゴゴッ
提督「ほっとけ……ぉぉっ……」
10:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 19:16:58.39
ID:JLoaYWPy0
ズズッズズッ
ザリザリザリッ
提督(明らかに、綿棒が通るたびに耳の中がすっきりして行く……)
ザザッ
ズ、ズボッ
ゾゾゾッ
提督(汚れが、消えて行く……)
天龍「あぁ、また交換だ……これ見ろよ、すげぇぞ」
提督「おわぁ、真っ黄だな……」
天龍「今度から定期的にやっとけよ?」
ゴシゴシ
ゴシュゴシュ
提督「そうする……おぉぉ」
11:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 19:32:26.68
ID:JLoaYWPy0
ゾリゾリ
ゴソゴソゴソ
ザリッザリッ
ガサガサ
天龍「よし、終わりだ。転がれ」
提督「良いのか? このまま回っても?」
天龍「転がるだけならな。変な事したら脳ミソまでブチ抜くぞ」
提督「うへぇ、くわばらくわばら」グルッ
12:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 20:13:24.26
ID:JLoaYWPy0
天龍「こっちも大概だな……」
ズズーッ
ザザッ、ゾゾッ、ザザザッ
提督「どれくらいだ?」
ゴジュッゴジュッ
ガザガザガザッ
天龍「そうだな……」
ゴゾッ
ゴッゴッ、ゴシゴシ
天龍「……普通を1-4とすると、これは2-4くらいか」
提督「大変な事になってるじゃねぇか」
天龍「だからさっきからそう言ってんだろ!」
13:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 20:24:28.25
ID:JLoaYWPy0
ゴゾッ、ズッズッ
ジュッジュッ、ザッ
天龍「って言うかよ」
提督「何だ?」
ザザッ、ザザー、ザザー
ゴシュゴシュ、ジュッ
天龍「その、何だ……気持ちいいか?」
ザリザリ、ゾリゾリ
ジャッ、ジャッ
提督「あぁ、凄く良いぞ。ガキの頃お袋にしてもらった時に匹敵するぐらいだ」
14:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 20:39:18.43
ID:JLoaYWPy0
ジョリジョリ、ズズッ
ゴゾゴゾ、ゾゾッ、ザザザッ
天龍「……あのな、こういう時は一番良いって言うモンだぞ」
提督「何言ってやがる。10年母親やった女と、人になってほんの2、3年の女とじゃ年季が違わい」
ゴズゴズ、ゴゴッ
ザッザッ、ゾザザザッ
提督「そうだ、何なら俺がママにしてやろうか。そしたらもっと--」
--ゴッ!
提督「ぎゃあっ!」
天龍「おっと、手が滑っちまった。で、何だって?」
提督「な、何でもない……」ジンジン
天龍「まったく……」
コショリ、コショリ
スッスッ
15:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 20:52:41.89
ID:JLoaYWPy0
ガガガッ
ザッザザザ
天龍「しかしこれ……綿棒足りるか……?」
提督「一包丸々使い切る程溜まってたのか!?」
グリングリン
グググッ
天龍「流石にそれはねぇよ。元々残り少なかったのを持ってきたからだ。一包で200本とか入ってんだからな」
提督「ははっ、まぁそりゃそうだな」
ゴシゴシゴシ
シュッ、シュッ、シュッ
天龍「いや、大丈夫そうだ。やっと終わりが見えて来たぜ」
16:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 21:00:57.51
ID:JLoaYWPy0
ジュッ、ジュッ
ゴリゴリゴリ
ゾゾゾッ
提督「おぉ、そういえばかなりスッキリしてきた……」
ゾッ、ズゾッ、ザザザッ
ザリザリザリッ
天龍「そろそろ仕上げだな」
ゴシッゴシッ
ズズズッ
提督「終わりとなると、ちと名残惜しいな」
グリグリグリッ
ズッズッズッ
ビッ
天龍「また今度してやるよっと」
クリクリクリッ
カリッ、コリッ
ピッ、ピッ
コショッ……コショッ……
17:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 21:09:40.38
ID:JLoaYWPy0
コシッ、コシコシ……
コシュッ……
ふぅーーーーっ……
天龍「おし、これで両耳完了だ。起き上がって良いぞ」
提督「あぁぁ……すげぇ、ほんの数十分前とは頭ン軽さがちげぇな」
天龍「もうあんなに溜めんじゃねぇぞ? 綿棒2、3本しか残ってねぇ」
提督「わかったよ。それより……」
天龍「あん?」
提督「またしてくれるって本当か?」
天龍「……あぁ。その代わり、もう人前で耳ほじんなよ」
----
--
18:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 21:16:12.94
ID:JLoaYWPy0
--
----
<その日の夜 天龍・龍田部屋>
もふもふ
ふわっふわっ
ふぅーっ……
龍田「んふっ……ふぅぅっ……///」ビクビク
天龍「よし、こっちは終いだ。逆見せろ」
龍田「はぁーい……」
カリカリッ
カッカッ、ココッ
龍田「あっ……そこ、良いっ……///」トロン…
天龍「……いつも耳かきしてやってるのに、何で此間のあの時だけ嫌がってたのか分かったぜ」
コリコリ
カッカリッ
天龍「『こうなる』って知られたくなかったのか?」
龍田「んっ……内緒、だからね……///」
天龍「さぁ、どうすっかなー……」ニヤニヤ
龍田「そんなぁ……///」
この(しばらく)後(また天龍に)滅茶苦茶(丁寧に耳かき)し(てもらっ)た
おわり
19:
◆pysihcVNJQ 2015/07/15(水) 21:19:09.84
ID:JLoaYWPy0
ヘタレてない天龍と耳かきSSのステマでした。
皆々様ありがとうございました。
23:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/15(水) 22:31:11.89 ID:lfuEpXwC0
乙
もっと艦これの耳かきss増えないかな
24:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/16(木) 01:10:53.19 ID:gF+yx87QO
ウェットるマンとしては綿棒は仕上げのイメージだな
耳かきで掻き出し?てから耳道にへばりついたものを綿棒で取る
シーブリーズとかを染み込ませた綿棒で更に残りを取るような
なお、ウェットな耳穴にシーブリーズ流し込むと、翌日にはウエットな耳垢が乾燥して取れるので、新鮮な気持ちで良い
25:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/16(木) 01:29:39.63 ID:hwX5PLBYO
ビジネスホテルに泊まったとき片側が耳掻き型になってる綿棒があって戦慄した
ドライの人は風呂上がりに耳掻きすれば多少ウエットの人の感覚が分かると思う
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