麦野「この胸の痛みはなに?」

2010-11-17 (水) 12:21  禁書目録SS   3コメント  
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あの胸にもういちど

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /15(月) 22:42:28.56 ID:eKepKIzdO
絹籏「……」



滝壺「……」



フレンダ「……は?」



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /15(月) 22:48:15.21 ID:eKepKIzdO
麦野「いや、だからね、出来たのよ、人面且が」


フレンダ「……、えーっと?」


絹籏「頭、超大丈夫ですか?」


滝壺「だいじょうぶ。そんなむぎのを、わたしは、おうえんしている」



6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /15(月) 23:04:04.80 ID:eKepKIzdO
麦野「あんたら、信じてないでしょう。だったら、こいつを見なさい!」バーン!

フレンダ「わ!」



絹籏「何も、こんなところで超脱がなくても、って、あれ…?」



滝壺「これって…」



『んけけけけけっ!!!』


麦野「だから、人面且よ!」



7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /15(月) 23:17:20.31 ID:eKepKIzdO
麦野「朝から晩まで、おはようからおやすみまで、ずっとずっと、この調子なのよ!?」


麦野「そのせいで、最近ずっと不眠症、食欲も無いし、今だって頭痛しきりっぱなしなのよ!!」


麦野「おまけに、微熱も引かないわ、体調は悪いわ、能力だってまともに、『ぎゃははははっ!!』」


麦野「黙りやがれ、このクソ〇〇〇が!!」



ドスッ、ドスッ!!



8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /15(月) 23:22:59.96 ID:eKepKIzdO
フレンダ「む、麦野……」


絹籏「いくら、超腹立つって言っても、その勢いで胸、殴ると、超むせかえりますよ……」


麦野「ああっ!?」ギロッ



10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /15(月) 23:33:23.65 ID:eKepKIzdO
フレンダ「ね、ねえ、麦野。何時からそんなのが出来た訳よ?」


麦野「3日前からよっ」



滝壺「病院には行ったの?」


麦野「昨日、行ったわよ!」


絹籏「で、その超原因は?」


麦野「原因不明よ!」


フレンダ「んで、その下にあるヘンな突起は?」


麦野「人面且二号『きゃははははっ!!』黙れってんだろが!!」ゴスッ!



11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /15(月) 23:34:58.40 ID:+YPw38ulP
ぬーベーを呼べ



13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /15(月) 23:40:58.60 ID:eKepKIzdO
フレンダ「む、麦野…」



絹籏「人面且を超黙らせるために、胸をどついては、超のたうち回る…」


フレンダ「もの凄いシュールな画、な訳よ…」


滝壺「むぎの、かわいそう…」



麦野「ぜーっ、ぜーっ!!」



14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /15(月) 23:46:38.78 ID:eKepKIzdO
フレンダ「能力による、攻撃って訳は?」


麦野「だったら、とっくにぶち殺してるわ!!」ドスドス


滝壺「だろうね」



麦野「ドスドス」



15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /15(月) 23:54:39.03 ID:gQpEMtZAO
ハイプリエステス



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 00:00:01.20 ID:WiIjDkJGO
絹籏「ああ、もう。少しは超落ち着いて下さいっ。胸の辺りが超真っ赤ですよっ」


麦野「ハーッ、ハーッ」



滝壺「このおしぼりでちょっと冷やして」


麦野「ん…。ありが『イヒヒヒヒヒッ!!』、…ぬ、ぬがあああああっ!!」


フレンダ「むっ、麦野!いくら何でも、ナイフでそいつを刺すのは止めて!今から自殺しようとしてる風にしか見えない訳よ!!」ガシッ


麦野「フゥーッ、フゥーッ!!」



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 00:10:52.78 ID:WiIjDkJGO
麦野「そんな訳だから、私は少し休むわ。仕事は宜しくやっといて」ゼェーッ、ゼェーッ。


フレンダ「う、うん。でも、私らで上手くやれない時は…」


麦野「そんくらい、テメェらで何とかしろっ!頭ついてんだろが、このクサレ〇〇共!!」バンッ!



22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 00:27:41.47 ID:WiIjDkJGO
麦野「そういう事だから、今日は、解散!はい、おしまい、ありがとうございました!」


麦野「それじゃ、私帰るから、あとの事はよろ『フゥッフッフッフッフッ!!』いぎゃああああ!!」


絹籏「麦野、超落ち着いて下さい!」ワーワー!


フレンダ「いくら何でも、熱々出来たてハンバーグの乗った鉄板、押し付けようとするのはやり過ぎな訳よ!」ギャーギャー!   

浜面「ど、どうしたんだ一体?」


滝壺「はまづら…。私達、もう、駄目かもしれない」



23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 00:38:36.72 ID:WiIjDkJGO
麦野(と、言う訳で今日は早めに切り上げたけど…)

麦野(ううっ、やっぱり頭痛いよう…)


麦野(フレンダが送ってくれるって言ったのに、変な意地張って、断ったりするんじゃなかった…)


『ヒョウッホッホッホッホッ!!』


麦野(こいつも、ますます調子、乗って、笑ってるし…)


バタッ



麦野(うう、もう、立てないよう…)


麦野(誰か、助けてよぅ……)



24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 00:49:00.93 ID:v+irdkZ9O
ところで人面且って
なんて読むの?




25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 01:01:26.44 ID:xPqmA/HZ0
じんめんそ



26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 01:06:11.44 ID:WiIjDkJGO
麦野(誰も、助けてくれないのかなぁ…)


麦野(そうよね、人間、そんなもんよね…)


『ブゥッフッフッフッフッ!!』


麦野(おまけに、こんな変な声で笑っていたら、誰も気味悪がって、近寄らないわよね…)


グイッ



麦野(あれ、今、一瞬、フワッとしたっけ)


麦野(気持いいなぁ…)



27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 01:13:12.99 ID:WiIjDkJGO
麦野「……ん」



麦野「あれ、ここ何処?私、どうなったの?」


「あ、目が覚めました?」


麦野(って、私。知らない男に膝枕されてた!?)



29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 01:26:18.02 ID:WiIjDkJGO
「あ、まだ、急に動かない方がいいですよ。ちょっと、熱もありそうだし」


麦野「う、うん」



「いやね、スーパーに買い物しに行こうとしてたら、何か人が倒れてたんですよ。そこで、その人に駆け寄ったら、何か頭痛いって、うんうん唸ってたんで、とりあえずこの公園におぶって来たんですよ」



31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 01:33:27.14 ID:WiIjDkJGO
「熱があるんで病院に連れて行こうと思ったら、救急車は呼ぶなって、何度もうわ言で言うから――って」

麦野「…んっ」スーッ、スーッ。


「ありゃ、また、寝ちゃいました?」


『げひひひひひひひっ!!』



「…ついでに、こっちの方も黙ってくれたらいいんですけど」



32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 01:45:21.96 ID:WiIjDkJGO
麦野「…ん」



「あ、目が覚めましたって、これ言うの二回目ですよね」ハハッ


麦野「う、うん…」ムクッ


「あ、もう起き上がっても大丈夫ですか?」


麦野「うん。少し楽になったから…」



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 02:00:03.28 ID:WiIjDkJGO
麦野「なんだか、随分お世話になったみたいね」フラッ


「おっと、大丈夫でせうか?」ガシッ


麦野「う、うん」



「よければ、上条さんがお宅までお送りしますけど?」


麦野「へ?」



上条「いや、少し楽になったって言っても、まだ足元もふらついているし。そんなか弱い女性を一人で帰らせるほど、人間は出来ていませんの事よ?」


麦野「う、うん」



35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 02:21:59.85 ID:WiIjDkJGO
麦野「…そうね、お願いしようかな」


上条「そいじゃ、早速」グイッ


麦野「えっ、ちょっと、おんぶするの!?」


上条「大丈夫ですよ。さっき運んだときも軽かったし。病気の時くらいは人の言う事聞くもんですよ?」


麦野「う、うん」



上条「それじゃ、行きますよー」



30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 01:30:16.53 ID:xpRj/BcsO
やっぱりヒーローが来たか



37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 02:47:09.87 ID:GiCD4bDsP
あの巨乳がせ、せな、背中に当たっているのか…



40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 08:34:24.01 ID:WiIjDkJGO
………



上条「さてと、着きましたよ」


麦野「ん、ありがとう」ゴスゴス


麦野「あなたのおかげで助かっ『イヒョヒョヒョヒョヒョヒョッ!!』しゃおらあぁぁぁぁ!!」


上条「ああ、いきなり切れないで!取り出したメリケン付けて、胸を乱打しないで!!」



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 11:18:02.99 ID:WiIjDkJGO
上条「じゃ、じゃあ。俺はこれで」ソローリ


麦野「待って」



上条「えっ?」



麦野「どうせだったら、ウチまで来て」グシャッ、グシャッ!


麦野「介抱してもらった上に、家まで送ってもらったのに、このまま帰すってのも何だしね」グリグリグリグリ


上条「えええっ?!って、もしもーし、叩き過ぎちゃって、滲んでますよー。胸の間から、真っ赤な血が!」



49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 12:48:51.57 ID:WiIjDkJGO
麦野「あ、本当だ。でも、女の子が胸をこんなに赤くしているのに、むげに帰らないで欲しいなあ」ビッシャ、ビッシャ


上条「いえ、貴方の胸は、熱い恋心で濡れているんじゃありませんからね!貴方の拳を叩きつけた、赤い血で咲いてるんですからね!!」



59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 15:50:28.56 ID:WiIjDkJGO
上条(ううっ、どうする。はっきり言って、最初に介抱した時は、夢中で気づかなかったけど、この人、上条さんの好み、どストライクな人ですよ!)


上条(長い髪の良く似合う清楚な顔立ち。品のある、たたずまいに、それとは逆に明るくあか抜けた物腰…。それに、あの巨乳が華を添えるという、パーフェクトお姉さまだったんですよ!)


上条(それが、何か笑う胸を躊躇なく、血が滲むって言うレベルまでどつきまくるし)


上条(時折、殺し屋ですら尻尾を巻きそうな目をするし)


上条(もしかして、とんでもない人と関わったんじゃないんでしょうか、上条さんは!!)



62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 17:50:11.90 ID:WiIjDkJGO
麦野「?どうしたの」



上条(でも、熱を押してまでも誘ってくれている…。この厚意をむげにする事は、出来ない…。)


上条「じゃ、じゃあ、少しだけお邪魔します。おかげんに触らないくらいで」

麦野「良かった、断られなくて」ニコッ


上条「い、いえっ」(自然な笑顔にドキドキしてしまうっ)


麦野「もし断られたら、あなたの事、ぶち殺したけどね」ニコッ


上条(今、入ってちゃっいけないワードに、別の意味でドキドキしてるんですけど!?)



63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 17:57:39.70 ID:WiIjDkJGO
麦野「じゃあ、いらっしゃい。えーっと」


上条「あ、俺、上条当麻って言います」


麦野「私は麦野、麦野沈利よ」


麦野「宜しくね。上条君」


上条「あ、はい。こちらこそ、宜しく。」


上条「それじゃ、お邪魔しまーす」


麦野「どうぞー」



65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 19:05:51.87 ID:WiIjDkJGO
上条(どうぞー、って呼ばれて上がったものの、めちゃくちゃ緊張してきましたよ上条さんは!)


上条(なんだか、インデックスやビリビリとかとも違う、大人って感じだけど…)


上条(でも、それ以上に感じるいやーな感じはどうしてでせう!)


上条(なんとなく感じる、命の危機的感覚が!)


麦野「上条君?」



上条「はっ、はい!?何でしょうか!!」



66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 19:32:06.21 ID:WiIjDkJGO
上条(麦野さん、ネグリジェって、熱でてんだから当然か…)


麦野「えっとね、上条君に見てもらいたいものがあるの…」しゅるっ…



67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 19:37:40.36 ID:WiIjDkJGO
上条「えぇ!そんな胸をはだけさせて、まだ、上条さんは、学生ですよ、って」

『ぎゃはははははは!!』


上条「…何です、それ?」


麦野「…人面且」



71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 20:31:37.04 ID:WiIjDkJGO
上条「………」



麦野「………」



上条「あの~、それ、ちょっと見せて貰えます」


麦野「うん…。いいけど…」



『うひひひひひっ!!!』


麦野「……」イラッ



79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 21:46:54.94 ID:WiIjDkJGO
麦野「う、うがああああぁぁぁぁ!!!」


上条「お、落ち着いて、麦野さん!せめて、包丁はやめて、包丁な!」ドタバタ

麦野「放せ、放しやがれ上条ー!!テメーの〇〇〇をこいつでねじ切ってやろうか!!」ジタバタ


上条「女の子が〇〇〇なんて、絶叫したらいけません!!と、言うか、先ほどまでのおしとやかさは何処に!?」ドタドタ


麦野「カマかぶってたんだろーが!!それくらい分かんねーのか、このクサレ〇〇〇が!!」バタバタ


上条「ええ、そうだったのって、女って恐い!!」



80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 21:59:22.16 ID:WiIjDkJGO
麦野「とにかく、放せ放せ放せ!!このクサレ〇〇〇に一発ぶちこまねーと、気が済まねーーッ!」ジタバタ!


上条「だから、包丁はやめて下さいって!下手すりゃ割腹自殺にって、手から滑り落ちた包丁が上条の足に突き刺さって、痛ぁぁぁぁ!!」グサッ!


ブッシュー!



麦野「ギャハハハッ!咲いた咲いた、真っ赤な血の花がっ」ゲラゲラゲラ


上条「何処の一方通行並の笑いっぷり!?」



81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 22:14:30.89 ID:WiIjDkJGO
上条「とにかく、包丁はやめて!上条さんからの必死のお願いだから!!」


麦野「知りゅか!私はこいちゅにあつ~い〇〇〇をぶちこんでやりゅんだからよぅ!!」


上条「だから、女の子がそんな言葉使わないで、上条さんの幻想をぶち殺さないで!てかっ、麦野さん、ろれつが回っていません!?一体何度あるんですか、熱が!!」


麦野「41度オーバーだ、たまげたか、こりゃぁ!!」

上条「だったら服着て布団かぶってとっとと寝て!?せめて、上半身は何か着て!豊かなバストが左右に踊って魅力過ぎっ!!」


麦野「ギャハハハハハハッ!!」



82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 22:26:36.96 ID:WiIjDkJGO
上条「ぜーぜー」



麦野「はーはー」



上条「いいですか、麦野さん」


麦野「良くねーよ、この〇〇〇上条がっ」


上条「だから、一々放送禁止用語を連発しないで!だから、病院にも行った、能力による攻撃でもないわけですね!」


麦野「だから、そう言ってるだろうが、このクソ〇〇〇が!!」


上条「だから、一々上条さんの精神的な何かを削り取らないでっ!!」



83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 22:30:49.96 ID:xpRj/BcsO
素が出まくってんなww



84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 22:38:29.12 ID:WiIjDkJGO
上条「だったら、残る可能性は、その、魔術とか呪いとかになるわけでって、だからそんなに物を投げないでっ!!」


麦野「呪い?魔術?何湯だった事抜かしてやがんだ、この変態〇〇がっ」ギャハハハッ!


麦野「そんなものがある訳ねーだろうが、ふかしてんじゃねーぞ、ウスラ〇〇がっ!!」


上条「だから、上条さんの『幻想殺し』はあらゆる異能を打消せるんっですってば!って、電子レンジは投げつけないで!!」



85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 22:52:30.52 ID:WiIjDkJGO
上条「ぜーぜー」



麦野「はーはー」



上条「だから一回試させて下さいって!」


麦野「そんな事言って、私の〇〇〇をテメーの〇〇〇でぶち壊すつもりだろうが!!」


上条「上条さんは、そこまで飢えていませんの事よ!?」


麦野「そこまで、言うんならよぉ、もし、失敗したらテメーのその〇〇〇をこいつで剃り落とさせろよっ!!」


上条「はあ?!」



麦野「その代わり、もし、テメーがもし成功したら、私の〇〇〇でも、ケツ〇〇〇でも好きに使わせてやんよ!」



87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 22:58:35.94 ID:WiIjDkJGO
麦野「でもさ、結局言うだけで、何も出来ねーしやんねーんだろうが、自信ねーんだろうが、レベル0の上条クン?」


上条「…せぇよ」



麦野「はっ?」



上条「黙れって、言ってんだろうが!!」ドン!



88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 23:15:25.63 ID:WiIjDkJGO
上条「ああ、そうだよ、俺は確かにレベル0だよ。こんな、人が苦しんでいる時に何も出来ない凡人だよ」

上条「でもさ、沈利。お前、今、苦しいんだろ、しんどくて何かやつ当たりでもしなきゃ、やってられないんだろ!?」


上条「だったら、幾らでも俺に当たれ。やつ当たりしろ、受け止めてやるよ、全部」


上条「でもさ、俺はお前の辛そうな顔を見てるのが嫌なんだ、沈利!」


上条「お前が苦しさから、逃れられるなら、例え1パーセントの確率でもそれに賭ける。それで、もし、俺が大切なものを奪われても、構わない…!」



89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 23:31:48.41 ID:WiIjDkJGO
上条「でも、もし、お前が俺を信じられないって言うのなら。その苦しみから逃れられないって言うのなら――」


上条「まずは、その幻想を――」スッ…


上条「――ぶち殺す!」ガッ!


パキィーーッン!



麦野「人面且が消えた…?」


上条「――なっ?」



上条「言う通りだったろ?」ニコッ



90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 23:37:14.46 ID:HwqG2vP0O
俺だったら全身の穴という穴にぶっかけてと懇願するくらいかっこいい



91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 23:37:15.39 ID:WiIjDkJGO
………


上条「それじゃあ、あとは、ゆっくり休んで下さいね?」


麦野「う、うん。分かった」


麦野「あ、あのっ」


上条「?」



麦野「きょ、今日は、本当に、色々と、ありがとう」



92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 23:42:11.15 ID:WiIjDkJGO
麦野「と、途中で、熱のせいだからって、色々言っちゃって…」


上条「その事なら、上条さん、全然気にしてませんの事よ」


麦野「うん。でも、あの約束は守るわ、必ず」


上条「じゃあ、期待してますよ」



93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /16(火) 23:43:39.52 ID:WiIjDkJGO
麦野「それじゃあ…」



上条「おやすみなさい」バタン


麦野「おやすみ、上条君…」



98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /17(水) 00:15:44.00 ID:5cl96Dlj0
いつものファミレス


フレンダ「…って、なことがあったわけよ」


浜面「療養中だってのに何やってんだか」フーっ


浜面「でも、まあ、これでアイテム完全復活ってわけか」


絹旗「復活じゃ、超ありませんよ」


絹旗「むしろ、アイテム超解散しましたから」


浜面「へっ?」


滝壺「正確には、解体だけど」


浜面「えええっ?!!!」



99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /17(水) 00:23:51.54 ID:5cl96Dlj0
浜面「何時そんな事になったんだーっ?!」


滝壺「今日、だよ」


絹旗「まあ、超考えてみれば、麦野が居なければアイテムは超動けませんからねー」


フレンダ「上から干された挙句に、リストラされちまった、てな訳よ」


浜面「う、うそーん!」


滝壺「本当だよ、はまづら」



100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /17(水) 00:35:39.64 ID:5cl96Dlj0
絹旗「それに、麦野も超治ったって訳でも超ありませんしねー」


滝壺「よく、人面疽がぶり返している」


フレンダ「結局、完治しなかったってわけよ」


フレンダ「ま、晴れて我々も暗部のターゲットになったって訳よ」


浜面「……」ポカーン



101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /17(水) 00:46:50.50 ID:5cl96Dlj0
浜面「やっぱ、そうだよなー。色んな事、知っち待ってるもんなー」ハァ


浜面「ところで、その元凶は?」


滝壺「麦野なら、上条って人に会いに行ってるよ」


浜面「…こんなときに何やってるんだか」


フレンダ「あ、ほら。噂をすればってやつよ」



102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /17(水) 00:57:13.43 ID:5cl96Dlj0
麦野「こらーっ、待てーっ、当麻ぁー!!」


上条「待てませんよーっ!!せめて、ビーム撃つのやめてからにしてくださーいっ!!」


麦野「テメーが、第三位と乳繰りあっているからだろーがーっ!!」


上条「上条さんが、一方的に絡まれていただけですよーっ!!」


麦野「知るかー、この○○○がぁー!!」



103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /17(水) 01:03:24.11 ID:5cl96Dlj0
絹旗「…あれを超見ていると、真剣に超悩むのがバカらしくなります」


滝壺「大丈夫、力をあわせれば、上手くいくよ」


浜面「まっ。しゃーないか」


フレンダ「結局、なるようにしかならないって訳よ」


麦野「おらーっ、死にさらせーっ!!!」


上条「ひぃーーっ!!ふっ、不幸だあぁぁぁぁぁぁーーーっ!!!」







104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /17(水) 01:10:06.53 ID:ePXUe1BC0
おつ



106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /17(水) 01:14:53.19 ID:5cl96Dlj0
と、言うわけでおわりです。

もっと、題材を活かしたり、ストーリーのテンポを上げられたらよかったかなと、思います。

あと、番外編として、あらぬところに人面疽が出来て、それをネタに麦野が上条に迫る、というネタも考えたりもしました。

あと、人面疽の「そ」のことで、何度か指摘をいただきましたが、使っていた携帯にその漢字が入っていなかったために
ご迷惑をおかけしたことをお詫びします。

応援、支援いただいた方、こんな乱文稚文を読んでいただいた方、本当にありがとうございました。

またの機会にお目にかかれればと、思います。
 
それでは、皆さん、おやすみなさい。



107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /17(水) 01:16:02.07 ID:ixUDB8gHO
乙、フレンダ死なずにすんだか



108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /17(水) 01:39:36.15 ID:JPmgGvSA0
面白かった
おつ









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禁書目録SS   コメント:3   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
879. 名前 : 名無しさん@ニュース2ちゃん◆- 投稿日 : 2010/11/18(木) 18:27 ▼このコメントに返信する
実に可愛い
2191. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/01/09(日) 01:30 ▼このコメントに返信する
やった
上麦は一番好きだ
18449. 名前 : 名無しさん◆- 投稿日 : 2012/02/24(金) 04:17 ▼このコメントに返信する
人面祖って人間の内面的な問題が大きいらしいから上条さん1回ぶっこわしても麦の自体が変わらないと絶対治んないんじゃね?
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