1:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:00:11.39
ID:2i1mdoKe0
・n番煎じかもしれないけど書きたかったネタ
・提督と五月雨
・書き溜めなし、オチは決めてある
・口調とか違っても許してほしい
ゆっくり書いていきます
2:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:03:08.04
ID:2i1mdoKe0
3:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:06:10.40
ID:2i1mdoKe0
提督「ドジっ子とか言うくせに、活躍しまくってたな」
五月雨「一応、私が一番レベル高かったからですね」
提督「後から仲間になった艦娘たちも、お前のこと先輩みたいに扱ってたな」
五月雨「今でも、一応最古参なんですよ?」
提督「うちの鎮守府では、那珂ちゃん以上にアイドルだったな」
五月雨「アイドルだなんて…そんな…」
4:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:08:56.64
ID:2i1mdoKe0
提督「…でも、それは駆逐艦だけだったからだったんだよな」
五月雨「……」
提督「龍田や天龍、それに那珂、重巡が来る前に、何体かそろった軽巡旗艦にして、レベルあげてたらさ」
五月雨「……」
提督「お前、何回も大破させちまってな、最初はバケツ使うのもったいなくて、出たり入ったりしてたな」
五月雨「そうですね…なんだか懐かしいです」
5:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:11:12.08
ID:2i1mdoKe0
提督「俺さ、提督になった理由が、ある艦娘に会いたかったからなんだ」
五月雨「はい、知ってます」
提督「資材不足に陥っても、何回も何回も建造してたよな」
五月雨「出撃もさせてくれてたから、ほとんどスッカラカンでしたね」
提督「気が付いたら、旗艦は電になってたな」
五月雨「はい」
提督「…お前は、遠征にばっかいかせるようになっちまったな」
五月雨「そうですね」
6:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:13:25.90
ID:2i1mdoKe0
提督「俺、提督なのに、全然右も左もわかんなくてさ」
五月雨「私もでしたよ」
提督「……お前に、何回もバケツリレーみたいにさせて悪かったな」
五月雨「私は提督が頑張る姿で、頑張れました」
提督「…ほかのみんなが頑張るために、頑張らせるのは、ちょっと罪悪感があったんだ」
7:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:15:48.11
ID:2i1mdoKe0
提督「久々にお前を旗艦にしてた時、楽しかったな」
五月雨「私もですよ」
提督「お前が大はしゃぎで、新しい仲間だって教えてくれたの、今でも覚えてる」
五月雨「ちょ、ちょっとはしゃぎすぎちゃいました」
提督「そしたらさ、いたんだよな、アイツ」
五月雨「はい」
提督「俺が提督になって、どうしても会いたかった艦娘、金剛だ」
8:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:18:13.76
ID:2i1mdoKe0
金剛『英国で生まれた、帰国子女の…』
提督『こ、金剛ちゃんん!!!!!!!!!!!!!』
五月雨『て、提督!そんなに走っちゃ!』
提督「走ってずっこけて、頭ぶつけた俺を、二人で看病してくれたよな」
五月雨「あの時の提督、すごく楽しそうでした」
提督「……ずっと一緒にいたのは、五月雨だったのにな、ごめんな」
9:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:20:47.68
ID:2i1mdoKe0
提督「気が付いたら、戦力も整ってきてさ」
五月雨「はい」
提督「第二から第四は、ずっと遠征だった、資材稼ぎとかでさ」
五月雨「……そうでした、ね」
提督「たまに演習に出しても、負けっぱなしで、本当に申し訳なかった」
五月雨「そんなこと、ないですよ」
提督「お前のいる第四艦隊は、お前と、夕張と、島風と、雪風、四人仲良かったよな」
五月雨「大事なお友達です」
10:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/25(金) 01:21:40.51 ID:lNwelvXSO
これ五月雨(妄想)とかで提督が一人で喋ってるとか、ホラー気味な話じゃないよね
12:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:26:37.07
ID:2i1mdoKe0
>>10
それっぽくは書いてます。
最初は轟沈した五月雨の墓標とか、そんな場所の前でしゃべってる提督にしようと思ってました。
というかそういう話が浮かんだので、それをベースに書いています。
11:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:23:46.42
ID:2i1mdoKe0
提督「夕張はさ、ホントはずっと第一艦隊に居させるつもりだったんだ」
五月雨「初耳です」
提督「…夕張の奴「自分より先に木曾や時雨のレベルを上げてやってほしい」みたいに言ってたんだ」
五月雨「……」
提督「気が付いたら、第一艦隊は、改二がある連中ばっかになってたんだよな」
五月雨「…そうでしたね」
提督「金剛、響、時雨、木曾…後は空母系がちょこちょこ入ってたっけか」
13:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:32:24.34
ID:2i1mdoKe0
提督「気がいたら、五月雨のこと、遠征要員としてしか、見てなかったんだよな」
五月雨「……」
提督「だから、あの時のおまえを、なんて慰めればいいのかわからなかった」
五月雨「……」
五月雨『……伝達ミス…?』
提督『俺は、撤退命令を出したんだ、それなのに、俺は……』
五月雨『そんな…そんなことって……』
提督『……涼風……っ…俺は………っ』
五月雨「……嘘…だ……そんなの……」
提督「艦隊に加わったばかりの、涼風を、俺は……不注意で、沈めてしまった」
14:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:36:52.39
ID:2i1mdoKe0
提督「皆、俺を慰めようとしてくれた」
金剛『み、ミスは誰にでもあることネー…!彼女の弔いのために…ネ…?』
響『司令官、ここで落ち込むことを、きっと彼女は望まないよ』
赤城『大破していたのは、あの子だけじゃなかったのに…どうして……』
提督「俺はその気持ちも辛くて、何日も寝込んだ、夢にまで涼風が出てきた」
提督「海の底から手を伸ばす彼女に、手を差し伸べようとすると、涼風は俺を、海に引きずりこむんだ」
五月雨「……そう、だったんですね」
15:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:40:55.13
ID:2i1mdoKe0
提督「誰もが、俺を慰めていたのに、お前だけは、違ったんだ」
五月雨「……それは……」
提督「お前だけが、その「たった一度の失敗」を、許さなかった」
五月雨「…今も、許してません」
提督「伝達ミスだろうとなんだろうと、責任を取るのは俺だからな」
五月雨「……そう、ですよ」
提督「……ごめんな、五月雨」
五月雨「……私がもしも、沈むようなことがあったら、提督を海の底に引きずり込みますから、絶対に」
提督「……頼んだ」
16:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:45:20.32
ID:2i1mdoKe0
提督「それからだったな、主要艦の強化を始めたの」
五月雨「そうですね」
提督「何とかレベルあげてさ、金剛が改二になった時、お前も一緒に喜んでくれた」
五月雨「そ、そうでしたっけ?」
提督「五月雨が沈んだことを、お前と俺だけはずっと引きずって、中々話せることはなかった」
五月雨「…」
提督「でも、あの時、まだお前と仲良くできるって思えて、うれしかった」
五月雨「…提督」
提督「だから、こうやってお前に話聞いてもらえてるんだよな…」
五月雨「そうですよ」
17:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:48:10.43
ID:2i1mdoKe0
提督「…でも、お前とそうやって仲良くしてたらな…」
金剛『提督ゥ~…提督ばっかり五月雨と仲良くしててズルイデース…』
金剛『仲良くするなら私も混ぜて欲しいネー!!』
提督「金剛もさ、にぎやかし担当みたいな感じで入ってくれてな、お前と仲直りできた気がするんだよ、あの時は」
五月雨「そうでしたね…」
提督「………」
五月雨「………」
18:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:51:13.40
ID:2i1mdoKe0
提督「…結構、最近のことだったんだよな、それって」
五月雨「そうですね」
提督「……ごめんな」
五月雨「あやまらないでください」
提督「…お前も、大事だったんだ、でも」
五月雨「………わかってます」
19:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 01:58:08.19
ID:2i1mdoKe0
時雨『ケッコンおめでとう』
天龍『めちゃくちゃ幸せそうな顔してたなーさっき』
赤城『ぱーりぃのごあんもおいひいれふ』モグモグ
響『食べ終わってからしゃべりなよ……おめでとう』
金剛『ンもーう!照れちゃいマースっ』
五月雨「(…そう、あなたが、提督が選んだのは、私じゃ、なかった)」
20:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 02:02:12.25
ID:2i1mdoKe0
提督「一目ぼれした相手にさ、ケッコン申し込んでさ…浮かれてた」
五月雨「木曾さんが「まるゆよりも浮かんでたな」って冗談で言ってました」
提督「…レベルもさ、他と比べてめちゃくちゃ上がりまくってたからな…ずっと旗艦で」
五月雨「………」
提督「ケッコンだけが愛の形じゃないとは思ってたけど、証みたいなの、欲しかったからな」
21:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 02:04:40.99
ID:2i1mdoKe0
提督「…結局お前のレベル全然あげられてなかったな」
五月雨「えっと…前教えてもらった言葉なんですけど、『激おこ』です」
提督「…おっかねえ」
五月雨「ぷんすこ」
提督「口で言うな……ったく」
22:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 02:07:01.90
ID:2i1mdoKe0
提督「…でもま、誠意は示すつもりさ」
五月雨「?」
提督「…全然レベルあげれてなかったお前に聞くのも酷だけど、今…レベルいくつでしたっけ?」
五月雨「…他の子より低いですけど、31です」
提督「…残り68か……近いうちにお前もレベルあげるからな」
五月雨「…ろくじゅうはち?」
23:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 02:08:30.33
ID:2i1mdoKe0
「……ジュウコンカッコガチってやつかな…」
「……よくわからない言葉になってますよ」
<終>
24:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 02:10:11.86
ID:2i1mdoKe0
くぅ疲(略)
でもあと2・3個一レス蛇足おまけ書かせて
25:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 02:14:00.61
ID:2i1mdoKe0
【正妻の余裕?】
金剛「五月雨が側室でも一向に構わん!デース!」
赤城「(側室前提なのね)」モッシャモッシャ
響「赤城さん、口から零れてる」フキフキ
金剛「むしろ私としては艦隊の皆さんが側室でもOKデスヨー?」
赤城「(側室っていうのになったらもっといっぱいごはん食べれるかしら)」ジュゾゾゾゾゾ
響「汁物をそんな豪快にすったらこぼしてしまうよ」フキフキ
26:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 02:17:17.96
ID:2i1mdoKe0
【個性】
金剛「なんだか五月雨、どんどんCOOLになってマース」
木曾「この間別な泊地を見る機会があったが、うちの五月雨とは大違いだったな」
金剛「きっとうちの五月雨は個性的ネー!」
赤城「……響、ごはん」
響「了解、ほら、あーん」
赤城「あーん」
鳳翔「(……個性的なのは、良いことですね、たぶん)」
27:
◆R7dLXvXtnU 2014/07/25(金) 02:24:36.59
ID:2i1mdoKe0
台本形式?でシリアスっぽいの書ける人本当にすごいと思います
地の文いれないでやってみようと思った結果こうなりました。
ぶっちゃけスレ建てるのは二度目なのですが、楽しかったです。
というか最後のおまけのような短レスで小ネタを書く方が向いてるかもしれません。
初めてのスレでは最後みたいな感じでモ○マスSSを書いていました。
時間とかに余裕ができたら、モバか艦これでそっち形式でスレを建てるかもしれません
もしお目に留まりましたら、その時はよろしくお願いします。
【艦これ】提督「なー五月雨」 五月雨「はい」 <おしまい>
HTML化依頼だしてきます。
28:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/25(金) 03:49:17.71 ID:1Qhl7te5O
乙乙
次もぜひ艦これ書いてくれ
30:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/25(金) 12:45:15.72 ID:T2aHFzn6O
なんだこの駄目な赤城は
気が向いたらこの響と赤城で頼む
31:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/26(土) 22:47:16.15 ID:MRhlKQ9SO
乙
コメントでホラー風味とか言われて11以降ビビりながら読んでた
次に何か書くの楽しみにしてる
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