1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/13(木) 23:56:50.18
ID:AclZ1RDH0
美希「ぅうん……」ウトウト
貴音「美希?」
美希「……ぅぅ?」
貴音「ずいぶんと眠そうではありませんか」
美希「そうなの……あふぅ」
美希「昨日から朝までラジオの収録だったの……」
貴音(ふふ……あなた様もいささか酷な企画をお認めになりましたね……)
2:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/13(木) 23:57:56.79 ID:Gjqsxb4B0
読めない支援
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:16:04.12 ID:7VMRXbcrP
ゆ・・・夢寐
3:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/13(木) 23:58:28.67
ID:AclZ1RDH0
美希「眠いの……」ゴシゴシ
貴音「美希?」
美希「ん……」
貴音「今日は折りしも二人して『おふ』でありましょう……」
貴音「膝をお貸ししましょう」ポンポン
美希「……いいの?」ウトウト
貴音「このようなこと、迷惑にも入りませんよ」
美希「じゃあ……ちょっと借りる、の……あふ」コテ
貴音「……」
6:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:01:18.47
ID:H1qVPLaE0
貴音「……」サスサス
美希「zzz」スゥ…
貴音(よく手入れされた髪ですね……豊穣なれど軽やかに、その艶は香しき美しさ……)サラ…
貴音「……」
貴音「~♪」
美希「zzz……♪」
貴音「~~♪」(お好みのBGMでどうぞ)
貴音(手先から吸い込まれるようなこの髪に……)サラサラ
貴音(抗えぬこの手は……いまはこの歌で赦してくださいまし)スル…
美希「~♪……なの……」スヤスヤ
7:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:03:57.78
ID:H1qVPLaE0
明くる日
雪歩「すぅ……」
貴音「お早う御座います」ガチャ
雪歩「はぅっ?!」ビク
貴音「おや雪歩」
雪歩「ぁ……四条さん、おはようございます」ウトウト
貴音「おはよう雪歩、起こしてしまったようですね」
雪歩「大丈夫ですぅ……だい、じょう……」ウツラウツラ
貴音「……」
8:
ID変わったけど>>1です 投稿日:2014/02/14(金) 00:06:10.42
ID:H1qVPLaE0
雪歩「zzz」スゥ…
貴音「~♪」ナデコナデコ
貴音(しっとりとした頬ですね……)サスサス
貴音(手に馴染むようです……これは贅沢な所業でしょうか)スルル…
雪歩「ん……ふぅ……zzz」スゥ…
貴音「~♪」サス…
貴音(また起こしてしまうでしょうか……ですが)
貴音(雪歩の内なる強さを満たしたこの肌を、今は触れさせてくださいな……)
雪歩「ふふ……んん……♪」スゥスゥ
10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:08:45.00
ID:H1qVPLaE0
また明くる日
伊織「んん……んんんっ……!」ノビー
貴音「お疲れのご様子と、お見受けしますが……伊織?」
伊織「ちょっとね……あのばかプロデューサーったら……」ブツブツ
貴音「あまり悪し様に言うものではありませんよ伊織?」
伊織「わ、わかってるわよ……ちょっとだけ気に入らなかっただけよ」
貴音「ふふ……あなたならよくお分かりのことでしょうし、わたくしはあまり小言は申しませんよ」
貴音「それでも心沈むときは……無心に食すか……」
伊織「それか?」
貴音「または安らかに眠ることです」
伊織「普通はふて寝っていうのよね、それ」
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:10:53.12
ID:H1qVPLaE0
伊織「なんだか体良く言いくるめられた気がするわ……」コロン
貴音「眠りは人が発明した偉大な文化です……食と並んでそれは、なん人にも侵されぬ夢寐なる刻」ナデ
伊織「ぅうん……まったく口がいいわね……」ウツラウツラ
貴音「……」
貴音「……~♪」サス…
伊織「……ん」モジモジ
貴音「~~♪」ナデナデ
貴音(伊織の凛とした表情が……いまは健やかにまどろんで沈んでゆきますね)
貴音(まぶたの裏が動いています……さて如何な夢を観ているのでしょうか……)ツンツン
貴音(わたくしといえど、計り知れぬ世界ですね……ふふっ)サスサス
伊織「にひひ……っ……ん♪」スヤスヤ
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:13:14.55
ID:H1qVPLaE0
またまた明くる日
真「はぁー……」ゴシゴシ
雪歩「ずいぶん眠そうだねぇ真ちゃん」
真「ぅうん……いつもは雪歩のお茶でしっかり目が覚めるんだけどなぁ……」フア…
雪歩「ごめんね、お茶っ葉切らしてるみたいで……」
真「いいよ、雪歩のせいじゃないよ……でも午後まで何して過ごそうかなぁ……」
雪歩「うぅん……わたしはもうすぐレッスンだし……」
真「あ、じゃあ行って来なよ?付き合ってもらっちゃ悪いし」
雪歩「う、うん……じゃあね真ちゃん?」
パタン…
14:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:15:06.18
ID:H1qVPLaE0
真「はぁ……眠いなぁ最近……鈍ってきたのかなぁ……」
貴音「……」ススス
真「ぅうん……なんだかもう限界だ……お昼までってコトで……」ユラ…
貴音「!……っ」ヒュバッ
真「むにゃ……」ゴロン
貴音「……」ドキドキ
真「zzz」スースー
貴音(せぇふ……ですね)
貴音(膝以外は譲れぬぽじしょんでございますね……ふふっ)
16:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:17:20.99
ID:H1qVPLaE0
貴音「~♪」ナデナデ
真「すぅー……」スースー
貴音(真はいつも溌剌として……なれど秘めたるそれは、まさしく姫なる心)
貴音(いずれあなたを、心から女性として愛しく想う殿方が参るでしょう)
真「ん……」モゾ
貴音「~~♪」スッ
貴音(愛らしい手ですね……きっと美希や雪歩から手入れをうるさく言われているのでしょう)キュッ
貴音(いつもは隠したその乙女の純朴……皆はしかと見ていますよ)ナデ…
真「すぅ……えへへ……」スースー
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:19:30.64
ID:H1qVPLaE0
三度明くる日
響「ねぇ貴音?」
貴音「なんです?響?」
響「最近事務所の皆がなー?夢見がすっごく良くなってすっきりするって言うんだ」
貴音「まあ、それはまこと良きことではありませんか……響?如何な故か、気になることでも?」
響「大有りだぞっ!皆が言うには、貴音がいるときに気持ちよく寝られるって言うんだぞ!」
貴音「それは光栄ではありますが、きっとそれこそ由なきことですよ」
響「うー……そうなのか?」
貴音「ええ」
18:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:22:13.06
ID:H1qVPLaE0
響「zzz」スヤ
貴音(すこし意地悪が過ぎたでしょうか……)
貴音(気がつけば、皆は私の膝で眠りにつき一時の床として……)ナデ
響「ん~……えへへ……」スヤ…
貴音「……」
貴音「……~~♪」
貴音(わたくしで良いのでしたら……如何様にもお貸しいたしましょう)
貴音(何より愛しき友のために……)ナデナデ
響「んー……んへへ……」スヤー
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:24:04.57
ID:H1qVPLaE0
明くr(もう書かないぞ)
あずさ「あらー……ちょっと眠気が……」
貴音「まあ、あずさ?いかがしましたか?」
あずさ「え、ええ……すこし寝不足かしら~?」
貴音「あずさ?あまり食事を疎かにしてはなりませんよ?」
あずさ「あら~……やっぱり隠し事はできないわね?貴音ちゃんには」
貴音「ふふ……お腹を押さえて、冷蔵庫から無理に視線をはずしています。分からなければ不遜というものです」
あずさ「うふふ……今日はちゃんと食べてから帰るわね?」
貴音「それがよろしいでしょう……お聞きくださって嬉しく思います」
あずさ「じゃあ、ちょっとだけお願いしても……いいかしら?」
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:25:48.83
ID:H1qVPLaE0
あずさ「すぅう……」スゥー…
貴音「まさか頼まれてしまうとは、いささか意表をつきますね」ナデ
貴音「……~~♪」
貴音(こうして皆の子守を務める間……わたくしは何にも勝る快い一時を享受するのです)
貴音(子守とはあずさにはいかにも不適当でしょうか……?)
あずさ「んふふ……ふふ」スゥー…
貴音「~♪」
貴音(……)ジッ
貴音(少しだけ……少しだけでございます、指先だけで……)ツンツン
あずさ「ん……」モジ…
貴音(やはり僅差とはいえ……これは殿方にとっての大いなる母性となるのでしょうか)ムゥ…
あずさ「ぁら……んふふ……」スヤスヤ
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:27:24.35 ID:xhSC5i5vP
いいゾー
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:27:40.73
ID:H1qVPLaE0
次の日
千早「ふぅ……」ストン
貴音「ため息は幸せが逃げるといいますよ千早?」
千早「誰が言い出したのかしらね……?きっと有り余る幸せを抱えていたのね」
貴音「失礼を……千早には思いもあることでしょう」
千早「いいえ……ごめんなさい……最近あまり眠れなくて」
貴音「いいのですよ……千早?一つ試し事をしてみる気はありますか?」
千早「はい?」
貴音「……」ポンポン
千早「……あの」
貴音「……」
千早「……」
24:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:29:19.63
ID:H1qVPLaE0
千早「伊織と同じパターンね……」コテン
貴音「眠れそうにはなりませんか?」ナデ
千早「……いえ……とても気持ちいい……です」
貴音「それでよいのです……人の内なる望み……眠り」
貴音「いまはただ、眠り姫の囁きのままに……」
千早「ん……ぁ……」トロン
貴音「……~♪」サスサス
貴音(美しい肢体、と言いましょうか……慎ましやかでありながら、女性らしく柔和に横たえた身体)
貴音(まこと……十二分に魅力的ですよ……千早?)
千早「ふふ……っ……ん」スゥスゥ
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:30:15.06 ID:RohdYrCF0
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:31:40.13 ID:wQY0WsI+0
じゃあ次は俺が
27:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:31:43.23
ID:H1qVPLaE0
次の週
春香「あのー?」
貴音「いかがしましたか?春香?」
春香「こないだ見ちゃったんですけどー……あの、亜美たちを寝かしつけてるところ」
貴音「ええ、あの二人とやよいの子守をしていたときですね」
春香「すっごく可愛かった、からー……そのー……」
貴音「いいですよ」
春香「や、やっぱり図々しいかねぁ……四条さんの膝で眠りた、えええええええ???!!!」
貴音「芸人ですね……さながら」
28:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:33:39.87
ID:H1qVPLaE0
貴音「……そうして、やよいを加えた三人に、子守唄を披露したのです」
春香「へぇ……」
貴音「三人を膝に携えて……まどろみの愛撫に身を委ねた彼女らは……」
春香「すぅ……」スースー
貴音「ちょうど……今の春香の様なものでしたよ?」クス
貴音「……」
貴音「~~♪」
貴音(軽やかに垂れ下がる髪……赤く頬は映えて、指先まで包んだその眠りは如何な心地よさでしょう)
貴音(春香?あなたの前を見つめる瞳が、志す指先が、目指す足先が、愛おしいです)
春香「えへへ……ふふ……」スースー
29:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:36:39.28
ID:H1qVPLaE0
ある日
律子「あれ?小鳥さんどうしたんです」
小鳥「ええ、貴音ちゃんたら一緒にくつろいでたらソファでぐっすりしちゃって」
律子「それで膝をお貸ししてるんですねー」
小鳥「もう少しだけ、寝かせておいてあげましょうか?」
律子「ふふっ、そうですね。それになかなか見られる顔じゃないですから」
貴音「ん……ふふ……」スヤ…
貴音(あなた様……?おやすみなさい……)
fin.
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:43:49.78
ID:H1qVPLaE0
ついでですが
夢寐(むび)= 眠って夢を見ること。また、その間。
というだけです
ではおやすみなさい
32:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2014/02/14(金) 00:41:14.83 ID:JYf44afEP
お疲れ様!
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