1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 21:38:28
ID:FwBCPISL0
4:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 21:42:02
ID:FwBCPISL0
凌牙「うわっ!?」バッ
璃緒「あら、起きてたの?」
凌牙「り、璃緒か…入るときはノックくらいしろよ…」ドキドキ
璃緒「何度もしたわよ…凌牙が気付かなかっただけじゃない」
凌牙「そうか?わ、悪いな…」
璃緒「まあいいけど…ほら、はやく支度しないと遅刻するわよ?」
凌牙「わ、わかった、すぐ支度するから外で待ってろ」
璃緒「…?変な凌牙…」
バタン
凌牙「…」ガサ
【School idol diary ~園田海未~】
凌牙「…海未ちゃん……///」
5:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 21:44:32
ID:FwBCPISL0
凌牙「(…数ヶ月前)」
凌牙「(深夜、なかなかデッキの構築が決まらず…気分転換にと、なんとなくテレビを付け)」
凌牙「(俺は…天使、いや、海未ちゃんと出会った)」
凌牙「(最初は…なんだこの気持ち悪ぃアニメは…と、思っていた)」
凌牙「(だが…)」
海未『みんなのハートを撃ちぬくぞ~!ばぁ~ん☆』
凌牙『ッ!!』ズギュウウウウン
凌牙「(あの一撃で…俺は完全に海未ちゃんに心奪われた)」
凌牙「(以来…俺はラブライブ!のシングル、ベストは勿論)」
凌牙「(ユニットCDや円盤までも買い揃え…!!)」
凌牙「(大雪の中…4thライブもしっかり2日間参戦してきた!翌日高熱出てぶっ倒れたがな!)」
凌牙『うおおおお!!海未ちゃん!!海未ちゃああああああん!!』サイリウムブンブン
凌牙「(今じゃ海未ちゃんのフィギュアにおやすみの挨拶をしてからベッドに入る日々だぜ…)」
6:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 21:47:05
ID:FwBCPISL0
凌牙「まさかこんな俺に…デュエル以外に生きがいが出来るなんてな…」フッ
ヒーイターリーミチターリー コーコローノーナミーガー♪
凌牙「フフ…やっぱり登校中に聴く『勇気のReason』は最高だぜ…!」
\オーイ! シャークゥー!/
凌牙「ん、遊馬か」
遊馬「おっはよーシャーク!いやー今日も絶好のデュエル日和だなぁー!」
凌牙「まったく…朝から騒がしいなお前は」
凌牙「(遊馬…)」
凌牙「(そういやこの前…こいつにもラブライブ!を勧めたんだっけな)」
遊馬「あ、そういやシャーク!俺も観たぜー、シャークお勧めのアニメ!」
凌牙「やっと観終わったか…それで、感想は?」
7:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 21:50:02
ID:FwBCPISL0
遊馬「すっげー面白かったぜ!熱いし泣けるし、笑えるシーンもあるし!」
凌牙「フッ…俺の言った通りだろ?」
遊馬「ああ、さっすがシャーク!あんな面白いアニメもっと早く教えてくれよ!」
凌牙「(やっぱりこいつに勧めたのは正解だったな…)」フフン
遊馬「何と言ってもキャラがみんな超可愛いくてさ!いやー、たまんねーぜ!」
凌牙「ま、次のセンター投票はお前も海未ちゃんに…」
遊馬「特に穂乃果ちゃん!くぅ~、かわいイングだぜー!!」
凌牙「なっ…!?」
9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 21:52:07
ID:FwBCPISL0
遊馬「他の子も悪くないんだけどさ」
遊馬「やっぱり俺は穂乃果ちゃんがぶっちぎりだぜ!」
凌牙「…」
遊馬「普段は、なんというかさ、太陽みたいにキラキラ笑ってんだけどさ」
遊馬「たまーにさ、こう、すっげーキリッとした顔になるんだよ」
凌牙「…」
遊馬「その、何ていうんだっけ?き、キップ?がさぁ、最高なんだよ!」
アストラル「それを言うならギャップ、だな、遊馬」
遊馬「うわっ!い、いきなり出てくんなよ…ってシャーク?」
凌牙「…えっ?」
遊馬「どうしたんだよ、浮かない顔して?」
凌牙「あ、いや…何でもねえ」
凌牙「(まさか遊馬が穂乃果推しだとは…!)」
凌牙「(何で海未ちゃんじゃねぇんだ…クソっ…!)」
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 21:56:23 ID:7o8xpoG50
一つしか年違わない遊馬の感想はこんなにかわいらしいのにシャークはキモい!不思議!
10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 21:55:26
ID:FwBCPISL0
アストラル「しかし遊馬…君は最初、ことりが気に入っていたように見えたが」
遊馬「ことりぃ?まぁ…確かに最初はあの声がいいなーって思ってたけどさ」
遊馬「でも今じゃ断然穂乃果ちゃん!ことりよりずーっと可愛いぜー!」
小鳥「…」
遊馬「よく見るとことりってなんか変な髪形してるし」
小鳥「…」
遊馬「喋り方もなーんかさ、かわいこぶってる感じ…で……」
小鳥「…」
遊馬「あ…いや…」
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 21:57:49
ID:FwBCPISL0
遊馬「ち、ちが、これは…その」
小鳥「遊馬の……バカぁー!!!」バチィーン
遊馬「っっったぁああああぁ!!??」
小鳥「悪かったわね変な髪形で!かわいこぶってて!ていうか誰よその穂乃果ってぇ!!」
遊馬「いや、だから誤解!誤解だってばああああ!!」
\ユウマァー!!/ \ゴ、ゴメンナサァーイ!!/
凌牙「穂乃果だと…?なんで穂乃果なんだ…」
凌牙「海未ちゃんの可愛さがわからねえのか…!?」
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:00:13 ID:70puWEdd0
変な髪形とかお前が言うなよ
16:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:00:22
ID:FwBCPISL0
~放課後~
\アリガトウゴザイマシター/
凌牙「ふぅ…やっと手に入ったぜ…!」
凌牙「タカラモノズ、初回生産特典スクフェスシリアルコード付き!」
凌牙「まさか俺としたことが予約を忘れるとはな…」
凌牙「だが、これでやっと覚醒済みSR海未ちゃんに会えるぜ!」
凌牙「さて、早速シリアルを…」ピラッ
【シリアルコードA SR高坂穂乃果 SR東條希 SR西木野真姫】
凌牙「…」プルプル
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:02:59
ID:FwBCPISL0
凌牙「な…何故だ…!何故海未ちゃんを引けねえ…」プルプル
凌牙「こんな気持ち…遊馬編五箱買って全部フリーザードン引いたとき以来だぜ…!」
凌牙「クソっ!こうなったらもう一枚買うしかねえ!」ダッ
店員「あーすいませーん、さっきお客さんが買ったので売り切れちゃったんですよぉ」
凌牙「」
凌牙「…」
凌牙「まさかあれが最後の一枚だったとは…」
凌牙「誰かが買い占めやがったに違いねぇ…」
凌牙「イラッとくるぜ…!買占めやがった野郎にも、予約を忘れた俺自身にもな…!」
???「おやおや…随分と暗い顔をしていますねぇ、凌牙」
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:05:55
ID:FwBCPISL0
凌牙「っ!」バッ
Ⅳ「久しぶりですねぇ、凌牙」
凌牙「…てめぇか、Ⅳ」
Ⅳ「てめぇか、とは随分な挨拶ですねぇ、あなたの一番のファンに向かって」
Ⅳ「せっかく何かあなたの力になれれば、と思っていたのに…」
凌牙「てめぇには関係ねぇ…帰れ」
Ⅳ「クク…何故そんなにご機嫌斜めなんでしょうかねぇ?」
Ⅳ「例えば…タカラモノズを買ったはいいが、海未ちゃんのシリアルを引けなかった…とか?」
凌牙「!?」
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:04:07 ID:Qlo2Km3n0
フォォォォォォ!!!
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:07:17 ID:8vZuAJOj0
24:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:07:29
ID:FwBCPISL0
Ⅳ「どうしても海未ちゃんを引き当てたくて、もう一枚CDを買おうとしたものの」
Ⅳ「品切れで…手に入らなかったとか」ニヤァ
凌牙「Ⅳォオ…!テメェ…!!」
Ⅳ「おやおや…まさか図星ですか?」
凌牙「……いつから見ていやがった?」
Ⅳ「そうですねぇ、『やっと手に入ったぜ』のあたりからでしょうか」
凌牙「最初からじゃねえか!」
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:07:59 ID:o9kPVcpN0
兄様は一日中スクフェスやってるのかな
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:09:38 ID:TiO/YyD+O
長男の中の人はアニオタでリアル残念なイケメン
27:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:10:00
ID:FwBCPISL0
Ⅳ「しかし…まさか凌牙がラブライブ!にハマるとは……」
Ⅳ「フッ…フフ…フッハハハハハハハぁ!!」
凌牙「…」
Ⅳ「いやぁー笑えますねぇ…クククク……!」
凌牙「フン…」
凌牙「笑えよ、デュエルもそっちのけで深夜アニメにドハマリし」
凌牙「挙句、狙った海未ちゃんまでも逃す、こんなどうしようもねえ俺をな…」
Ⅳ「クッククク…いえいえ、僕はそんなことに対し笑ってるんじゃありませんよ?」
Ⅳ「ことりちゃんという天使がいながら、海未ちゃんなんぞに現を抜かしていることを笑っているんですよ」ニヤ
凌牙「!?」
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:13:01
ID:FwBCPISL0
Ⅳ「フハハハハハハぁ!!」
凌牙「Ⅳ…テメェもラブライブ!を観ていやがったのか!」
凌牙「しかも…よりによってことり推しだとはな!」
Ⅳ「4thライブにもしっかり参戦してきましたよぉ」
Ⅳ『うおおおお!!ことりちゃん!!ことりちゃああああああん!!』サイリウムブンブン
Ⅳ「ひどい雪でしたが…紋章の力があるので移動には困りませんでしたね」クク
凌牙「(くっ…俺は電車が止まって何時間も大雪の中待たされたってのに!)」
Ⅳ「ここ最近の夕食は毎晩チーズケーキ鍋ですねぇ」
Ⅳ「どうです凌牙?今度あなたも一緒に」 凌牙「断る」
34:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:16:02
ID:FwBCPISL0
Ⅳ「今じゃ朝昼晩と『ぷわぷわーお!』を聴かないと禁断症状が出る体質になってしまいましてねぇ」
Ⅳ「いやぁ、幸せな悩みですよ」ニヤニヤ
Ⅳ「それと、次の大会はことりちゃんへアーにして出場しようかと思っていまして」
凌牙「…前々からいけ好かねぇ奴だとは思っていたが」
凌牙「もうてめぇの顔は二度と見たくねぇ!さっさと消えやがれ!!」
Ⅳ「おや残念ですねぇ、もっとことりちゃんの素晴らしさについてあなたと語り合いたかったのに」
Ⅳ「じゃ、最後に少し面白い話をしましょうか」
凌牙「…?」
Ⅳ「先ほどあなたは『タカラモノズ』を買おうとしたが、何者かが買い占めていて一枚しか買えなかった」
Ⅳ「しかし普通の財力では一枚1200円のCDを買い占めるなど不可能なはずです」
Ⅳ「しかしそれが…多額のファイトマネーを稼ぐデュエルチャンピオンの仕業だったとしたら?」
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:19:28
ID:FwBCPISL0
凌牙「っ!」ハッ
Ⅳ「フッハハハハハぁ!いやぁ面白い偶然ですねぇ!」
Ⅳ「まさかお情けで残しておいた最後の一枚をあなたが買うことになるとは!」
凌牙「てめぇだったか…!街中の『タカラモノズ』を買占めやがった野郎は!!」
Ⅳ「おかげで僕のメインユニットは今九人全員特典のSRことりちゃんですよ…」ククク
凌牙「Ⅳ…てめぇが!てめぇが買い占めやがったせいで俺の海未ちゃんが…!!」
Ⅳ「ああ…海未ちゃんなら全員ことりのおやつにしておきました、悔しいでしょうねぇ」
凌牙「ふざけるな!俺の海未ちゃんを練習要員なんかに使いやがって!」
凌牙「クソッ…ことり…ことりだと!?」
凌牙「あんな周りに迷惑かけっぱなしの鬱陶しい女のどこがいいってんだ!」
凌牙「鍋にチーズケーキだあ?枕を忘れたから取りに帰るだあ!?」
凌牙「馬鹿じゃねぇのか!?前々からことり推しはおかしな奴しかいねぇって思ってたんだよ!!」
Ⅳ「…聞き捨てならねぇな、凌牙」
41:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:22:44
ID:FwBCPISL0
Ⅳ「俺のことならキチガイとでも何とでも言おうが構わねぇ」
Ⅳ「だがことりちゃんをディスるのは絶対に許せねぇなぁ!」
Ⅳ「ことりちゃんが馬鹿だと?鬱陶しいだと!?言ってくれるじゃねぇか凌牙ァ!」
凌牙「ハン!もとはといえばテメェが俺に絡んできたんじゃねぇか!」
凌牙「それにさっき『海未ちゃんなんぞ』とか抜かしやがったな!?こっちこそ許せねぇぜ!」
Ⅳ「どこまでも哀れな奴だぜ…ことりちゃんの可愛さが理解できねぇとは」
Ⅳ「しかも海未なんて『ことほの』の鉄板カプからあぶれた負け犬を推してるなんてなぁ!」
Ⅳ「まったく、負け犬同士お似合いだぜ!!」
凌牙「『ことほの』が鉄板だとぉ!?どう考えても『ほのうみ』が王道カプに決まってるだろうが!」
凌牙「穂乃果と海未ちゃんは母親の腹の中にいた頃からの幼馴染み!テメェも知ってるだろ?」
Ⅳ「だがアニメ版ではことりちゃんの方が付き合いが長かった…だろ?」
Ⅳ「そもそも一度もセンターを獲ったことのない海未が穂乃果の正妻だと?ずいぶんと笑えるジョークじゃねぇか!」
凌牙「Ⅳ…やはりテメェとはここで決着を付けなきゃならねぇようだな!!」
46:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:27:11
ID:FwBCPISL0
Ⅳ「フン…奇遇だな凌牙、俺もちょうどそう思っていた…」
凌牙「煮えたぎってきたぜ…!璃緒を病院送りにされたとき以上だ!」
Ⅳ「だが…ただ勝負しただけじゃつまらねぇなぁ、そう思うだろ凌牙?」
凌牙「何が言いたい?」
Ⅳ「なぁーに、簡単なことさ…」
Ⅳ「もしテメェが負けた場合は…『ぶる~べりぃとれいん』を24時間エンドレスで聴き続けてもらうぜ!」
凌牙「なんだとぉ!?」
Ⅳ「海未推しのテメェにとってはこれ以上ない拷問だと思わねぇか?」
凌牙「(くっ…あんなのを24時間聴き続けてたら…脳味噌が溶けて無くなることは避けられねぇ!)」
凌牙「(だが…海未ちゃんを侮辱された以上、引き下がるわけには!)」
凌牙「いいぜ…乗ってやろうじゃねぇか、その勝負」
凌牙「だが!もしテメェが負けたら鏡の前でラブアローシュートの練習をぶっ倒れるまでやってもらうぜ!」
Ⅳ「面白れぇ…1000回でも2000回でもやってやろうじゃねぇか!」
47:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:30:41
ID:FwBCPISL0
凌牙「いくぜⅣ!デュエルディスク、セッ」 Ⅳ「おっと待ちな」
凌牙「なんだ!さっさと始めるぞ!」
Ⅳ「どこまでもおめでたい奴だな凌牙…まさかデュエルで決着を付けるつもりか?」
凌牙「それ以外に何がある!?」
Ⅳ「ククク…決まってるだろ?ラブライブ!といえば、μ’sの歌、そしてダンス…」
Ⅳ「そう、俺達が決着を付ける手段はただひとつ!ダンスバトルだ!!はあああああああ!!」ギュイーン
凌牙「ぐっ!ま、眩し…」
49:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:31:43 ID:SbR3nAhC0
おい、デュエルしろよ
50:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:32:25 ID:8pxo2ajo0
おい、デュエルしろよ
51:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:32:40 ID:KEDAfv800
デュエルじゃないことに途方も無い違和感を覚える
52:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:32:53 ID:W+td045R0
リアリストだ
53:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:33:33
ID:FwBCPISL0
Ⅳ「クククク…」シュウウウウ
凌牙「なっ…なんだ…その姿は……!?」
Ⅳ「これが紋章の力!俺は完璧にことりちゃんになりきることに成功したのさ!」
Ⅳ「どうだ凌牙!これが俺の本気のファンサービスだ!フハハハハハぁ!!」
凌牙「くっ…なんて禍々しい雰囲気!圧倒されそうだぜ…!」
Ⅳ「毎日最低15時間は練習した俺のダンス!負けるはずがねぇ!」
Ⅳ「さあ凌牙…お前も俺のおやつにしてやるよ!いくぜ!ミュージックスタートぉ!!」
凌牙「負けるわけにはいかねえ…海未ちゃんの名誉にかけて!」
56:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:36:56
ID:FwBCPISL0
(BGM 僕らは今のなかで)
ソレゾレガスーキナーコートーデーガンバレールナラー♪
Ⅳ「あ~たらぁ~し~ぃ~♪ば~っしょ~がぁ~♪」シュババ
凌牙「ご~ぉっる~だねぇ~♪」クネクネ
凌牙「(クソ…なんてキレのいいステップなんだ!一切の無駄もねぇ…!)」
Ⅳ「どうした凌牙ぁ!息があがってるんじゃねぇのか!?」クルッ スタッ
凌牙「う、うるせぇ!黙ってろ!!」クネクネ
コワガルクッセーハースッテッチャエー♪
Ⅳ「とびきりっのぉ~えがおでぇ~♪」バッバッ
凌牙「(ま、まるでその場にことりがいる様だ…!)」
Ⅳ「とんでっとんでったっかくぅ~♪」キラン
凌牙「(…勝てねぇ)」
Ⅳ「(フン…二番に入るまでもねえな)」ニヤリ
57:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:39:53
ID:FwBCPISL0
凌牙「(…こいつ、これだけのダンスを身に付けるために一体どれだけの練習を……)」
凌牙「(これが…こいつの『愛』…ことりへの愛情の重さってことか……)」
Ⅳ「フッハハハァ!勝負は決まったみてぇだな!!」
凌牙「(…すまねぇ、海未ちゃん)」
凌牙「(俺は…ここまでだ)」
???『…最低です』
凌牙「(…?)」
海未『あなたは…最低です!!』
凌牙「(う…海未ちゃん!?)」
59:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:43:07
ID:FwBCPISL0
凌牙「(げ…幻覚……か…?)」
海未『そんなに簡単に…諦めてしまうのですか!?』
凌牙「(だが…俺は、もう…)」
海未『確かにⅣさんのダンスは素晴らしいものです』
海未『あれだけの腕前を身につけるのに…計り知れない努力を注いだことでしょう』
海未『それも全て、Ⅳさんのことりに対する並々ならぬ愛情あってこそです』
凌牙「(海未ちゃん…)」
60:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:45:31
ID:FwBCPISL0
海未『しかし…人が誰かを想う気持ち』
海未『その気持ちに優劣などありません…!』
凌牙「(…!)」
海未『彼のことりへの想いが深く、そして巨大なものであるのなら』
海未『あなたも…それに負けないだけの私への想いを、彼に見せてあげてください!』
凌牙「(俺の…想い……)」
凌牙「(海未ちゃんへの…想い……!!)」
海未『それとも、あなたの私への気持ちはその程度、ということですか?』フッ
63:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:48:40
ID:FwBCPISL0
凌牙「なっ!そ、そんなわけ…!」ハッ
凌牙「…消えた……」
Ⅳ「何をブツブツ言ってやがる?さあ、フィナーレだぜ!!」クルッ シュババ
凌牙「海未ちゃんが…背中を押してくれたのか……」
凌牙「…ありがとよ、海未ちゃん……!!」
Ⅳ「…?」
凌牙「そうだ!俺は絶対に諦めねぇ!!」
凌牙「俺はあの日…海未ちゃんに出会ったとき…」
凌牙「可能性感じたんだあああああ!!バリアルフォォォォォォォォゼ!!」ギュイイイン
Ⅳ「えっ」
67:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:53:12
ID:FwBCPISL0
ナッシュ「いくぜⅣ!バリアンズカオスドロー!!」
シャキィーン!
ナッシュ「そして俺は魔法カード!『RUM-七皇の剣』を発動!!」
Ⅳ「いや何やってんだお前」
ナッシュ「現れろ!『CNo.101 S・H・Dark Knight』!!」
Ⅳ「ちょ、ダンスは」
ナッシュ「Dark Knight!ダイレクトアタックだぁぁ!!くらえⅣォォォォォォオオオ!!!!」
Ⅳ「凌牙あああああああ!!テメエえええええええええ!!!」
ズドォォォォォォォオオオオン
68:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:53:52 ID:8vZuAJOj0
おい、ダンスしろよ
69:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 22:57:12
ID:FwBCPISL0
凌牙「…」
Ⅳ「…」
凌牙「…俺の勝ちだ、Ⅳ」
Ⅳ「…フン」
Ⅳ「負けちまったか…すまねぇな、ことりちゃん……」
凌牙「…」
Ⅳ「好きなだけ笑うがいいさ…ことりちゃんの魅力を欠片も伝えられねぇ、この惨めな負け犬をな」
凌牙「…Ⅳ」
Ⅳ「約束だ、俺はさっさと帰ってラブアローシュートの練習をする」
Ⅳ「…チーズケーキ鍋も当分お預けだな」ハハ
凌牙「…待て、Ⅳ」
Ⅳ「なんだ…?俺に『勇気のReason』でも歌わせようってのか?」
70:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 23:00:18
ID:FwBCPISL0
凌牙「Ⅳ…さっきのお前のダンスを見てわかった」
凌牙「お前のことりへの想い…その深さ、その大きさ」
凌牙「一つ一つのステップ、ターン…全てからことりへの愛があふれ出るようだった」
Ⅳ「…だからどうした、情けでもかけようってのか?」
凌牙「俺は…気付いたんだ、誰か愛する気持ちに優劣なんて無いってことをな」
Ⅳ「…」
凌牙「…お前のことりへの愛、そして、お前をそこまで夢中にすることり……」
凌牙「俺は何一つ理解していなかった」
凌牙「いや、理解しようとしていなかったんだ、海未ちゃんの可愛さに盲目的になるあまりな」
Ⅳ「…凌牙」
71:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 23:03:08
ID:FwBCPISL0
凌牙「Ⅳ…お前はさっき、『ことほの』こそ鉄板カプだと言ったな」
凌牙「そして俺も、『ほのうみ』こそが王道だと言った」
Ⅳ「ああ…確かにそう言った」
Ⅳ「『ことほの』と『ほのうみ』は相容れぬ存在…」
Ⅳ「二年生組の中で誰かがハブられるのは、避けようがねえ運命なのさ」
凌牙「いや、俺達は忘れていたんだ」
凌牙「海未ちゃんとことり…どちらも涙を見せることの無い、最高の可能性」
凌牙「そう、『ことほのうみ』をな」
Ⅳ「なッ…!?」
73:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 23:07:25
ID:FwBCPISL0
Ⅳ「テメェ…本気で言ってやがんのか!?」
凌牙「ああ」
Ⅳ「三人組カプなんて、誰かを余らせないための逃げ道だ!甘えでしかねぇ!!」
Ⅳ「穂乃果の正妻は、どちらか一人しかあり得ねぇんだよ!!」
凌牙「それはどうかな?」
凌牙「スクフェス9章でも、二年生組は三人まとめてのストーリーになった」
凌牙「それだけじゃねぇ…最近のものじゃ、ピザハットとのコラボ絵、そして二期のキービジュアル…」
凌牙「多くの版権絵がこの三人セットを中心に描かれている」
Ⅳ「うっ…」
凌牙「そもそも、海未ちゃんとことりのどちらかが穂乃果とくっついて、もう片方が泣きを見る」
凌牙「そんなこと彼女達が望んでるとでも思ってんのか!?」
Ⅳ「…!!」ハッ
74:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 23:11:15
ID:FwBCPISL0
凌牙「いつまでも三人一緒にいたい、誰かが欠けるなんて嫌だ…」
凌牙「海未ちゃんだって!ことりだってきっとそう思ってるはずだろうが!!」
Ⅳ「りょ、凌牙…!」
凌牙「それとも、ことりは『自分が穂乃果とくっつければ海未が悲しい思いをしても構わない』」
凌牙「そんな下らねぇこと考えるような女だってのか!?」
Ⅳ「そっ…そんなわけねぇだろうが!」
Ⅳ「ことりちゃんはなぁ!本気でμ’sのことを愛しているんだよ!」
Ⅳ「ちょっとドジしちまうこともあるが…誰よりもみんなのことを気にかける優しい娘なんだよ!!」
凌牙「あくまでもぴゅあぴゅあ、だってんだろ?」ニヤ
Ⅳ「…わかってんじゃねぇか、凌牙のくせによ」ニヤ
75:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 23:13:55 ID:CqCq20CT0
どういうことだってばよwww
76:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 23:14:37 ID:6VYFlvFX0
小鳥「何なのこの人たち・・・・」
77:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 23:16:05
ID:FwBCPISL0
Ⅳ「その…済まなかった、凌牙」
Ⅳ「お前と海未のこと、さんざん侮辱するようなこと言っちまったな」
凌牙「てめぇから謝罪なんて聞きたくねぇぜ…気持ち悪ぃ」フッ
凌牙「それに、俺もことりのことボロクソ言っちまったからな…おあいこだ」
凌牙「ところで…Ⅳ、お前日曜空いてるか?」
凌牙「もしヒマなら…どうだ?一緒にカラオケでも」
Ⅳ「てめぇにしちゃあ名案じゃねぇか!俺の『スピカテリブル』をたっぷり聴かせてやるよ!」
凌牙「なら俺は『私たちは未来の花』を…いや、それよりも」
凌牙「『Anemone heart』でデュエット…しねぇか?」
Ⅳ「…ぷっ…くっ……くくくくく…!!」
凌牙「…ふっ…ふふふ…ふふふふ!!」
二人「「はっははははははははははは!!!」」
\アーッハッハハッハッハッハッハッハッハ!!!/
78:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 23:16:48 ID:W+td045R0
イイハナシカナー?
80:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 23:19:04
ID:FwBCPISL0
~トロン一家 アジト~
ガチャ
Ⅳ「帰ったぜ!Ⅲ、Ⅴ!」ルンルン
Ⅲ「あ、兄様お帰りなさい!お風呂沸いてますよ!」
Ⅴ「…随分と機嫌が良さそうだな、Ⅳ?」
Ⅳ「ああ、俺は今日気付いたのさ」
Ⅳ「たしかに俺はことりちゃん推しだ…それは絶対に揺るがねぇ」
Ⅲ「兄様?」
Ⅳ「これからも俺はことりちゃん推しをやめる事は無いし、浮気することもない」
83:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 23:22:03
ID:FwBCPISL0
Ⅳ「だが!しかし!μ’sは九人全員が女神!海未も穂乃果も…全員が等しく、だ!!」
Ⅳ「誰が一番優れてるだとか、劣ってるだとか」
Ⅳ「そんな下らねぇこと考えるだけ無駄だってなぁ!お前らもそう思うだろ!?」
Ⅲ「何言ってるんです?真姫ちゃん以外ゴミに決まってるじゃないですか」
Ⅴ「のんたんを推さぬ者は地獄の業火に包まれる」
Ⅳ「テメエらああああああああああああああああああ!!!!!」
おわり
85:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 23:26:49
ID:FwBCPISL0
~おまけ~
カイト「にっこにっこにー♪」
カイト「あなたのハートににこにこにー♪」
カイト「笑顔届ける矢澤にこにこー♪」
ハルト「…」
カイト「にこにーって覚え…て……」
ハルト「…」
カイト「ラブ…に……」
ハルト「鏡の前で変なモノマネする兄さんは嫌いだ…」
カイト「ハルトオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
86:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 23:27:51 ID:KEDAfv800
カイトってハルト以外の生物に興味を示したんだな
92:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/27 23:38:30 ID:1DbASBAx0
おつ
笑わせてもらった
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