貴音「……ばいおはざぁど？」 : ホライゾーン

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貴音「……ばいおはざぁど？」

2013-11-02 (土) 21:01　

アイドルマスターSS 　

2コメント　

1：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:15:02.71 ID:rZ20zO2c0

響「真、良い湯加減だったさー」

貴音「では、わたくしも入るとしましょう」

響「ごゆっくりー」

貴音「しかし、わたくしの十八番を取られてしまいました、いったい何と言えば……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

響「ふふっ、期待してるからね」

響「……今のうちに」ﾆﾔﾘ

ﾊﾟｶｯﾊﾟﾁｯﾊﾟﾁｯ

ねんどろいどぷち THE IDOLM@STER2 ミリオンドリームスVer. ステージ02 (ノンスケール ABS&PVC 塗装済みトレーディング可動フィギュア)

2：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:16:06.12 ID:rZ20zO2c0

貴音「『鳴かぬなら鳴かぬも自由よほととぎす』貴音、湯上りの一句」ﾄﾞﾔｧ

響「その心は？」

貴音「そ、そのこころっ!? ……あの、その」

響「はーい、失格でーす、もう一度湯船を楽しんできてくださーい」

貴音「はぁい」ﾄﾃﾄﾃ

貴音「……あの、響」

響「冗談だぞ、冗談」

4：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:16:41.84 ID:rZ20zO2c0

貴音「真、良い湯加減でしたね」

響「結局言うんだ」

貴音「響、げぇむをしましょう」

響「チョロQ？貴音強いからなー」

貴音「面妖号の声が聞こえるのです、『はやく走りたい』、と」

響「しょうがない、相手になってやるさー!!」

貴音「では、早速」

響「あぁ、その前にトイレ行かせて」

響「先に準備しておいてよ」

貴音「わ、分かりました」

響「ふふふふ」ﾆﾔﾘ

5：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:16:47.19 ID:0WDJCVpz0

面妖なり

6：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:17:37.01 ID:rZ20zO2c0

貴音「……げぇむは友達、ぷれすて殿は怖くない」

貴音「怖いのはらぁめん、らぁめん怖い」ﾎﾟﾁｯ

ｼﾞｭﾜｱｧﾝｷﾗﾘｷﾗﾘｷﾗﾘｷﾗﾘｼﾞｭﾜｱｧﾝ

貴音「ああああ、わたくしには聞こえません、ああああ」

ﾌｨﾕｯｷﾗﾘｷﾗﾘﾌｫﾝﾌｫﾌｫｵｫﾝﾌｫｵｵﾝ

貴音「……っ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

貴音「……ふぅ」

貴音「幾ら回数を重ねどもこの起動音には慣れませんね」

10：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:18:22.18 ID:rZ20zO2c0

貴音「しかしここを乗り越えてしまえばもう楽しい楽しいちょろQの世界です」

貴音「今日は『ちきんれぇす』から始めるのも」

貴音「はて」

貴音「画面が暗いままですね……、不具合でしょうか」

ﾊﾟｯ

貴音「よかったつきま」

ﾌｨﾕｳｩﾝ

貴音「っ!?」

11：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:19:02.12 ID:rZ20zO2c0

貴音「こ、これはいったい」

貴音「何故殿方が……」

ｺｯｺｯｺｯｱｧｯｱｱｱｱｱｱｱｱｱｧｸﾞｼｭｳｩ!!

貴音「ひゃああああああああああ!!」

響「あははははははははははは!!」ｹﾗｹﾗ

貴音「」

『BIO HAZARD』ｼﾞｬｼﾞｬﾝ!!

12：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:19:32.41 ID:rZ20zO2c0

貴音「響!!」

響「ふーっ、ふーっ、……くふっ」

貴音「ちょろQをどこにやったのですか!!」

響「チョロQは……、んふふっ」

貴音「答えなさい!!」ｷﾞｭﾑ

響「いひゃひゃひゃひゃ!!」

貴音「何ですかこのげぇむは!!」

響「いうひゃら、いうひゃらはなひてぇ!!」

貴音「早くしないと次は響のぽにぃてぇるの命がありませんよ」ｷﾞｭ

響「……チョロQの命は預かったさー」

貴音「っ!?」

13：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:20:26.30 ID:rZ20zO2c0

響「返してほしいならこのゲームを自分と一緒にクリアするんだぞ」

貴音「嫌です!!」ｷﾞｭｳｳ

響「いだだだだだ!!」

貴音「わたくしが『ほらぁ』の類を苦手としていることなど響なら百も承知でしょう!!」

響「し、知らなかったさー」

貴音「白々しい!!」ｶﾌﾟ

響「うぎゃああああ!!」

貴音「真、美味です」

響「ほっぺた噛まれるとは思いもしなかったぞ……」

15：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:21:37.41 ID:rZ20zO2c0

響「あのね、貴音」

貴音「嫌です」

響「でもさ、貴音」

貴音「嫌です」

響「そんな臆病な自分が」

貴音「嫌です」

響「ほぅ」

貴音「なんと」

響「では、早速」

貴音「わたくし本当に駄目なのですお願いします響今日は大人しくちょろQをやりましょう先程から膝の震えが止まらないのです由実かわいいですよ由実わたくし実はほらぁあれるぎぃという病を患っておりまして故郷の医者からそのような類の娯楽は禁止されてる故」ﾌﾙﾌﾙ

響「貴音……」ﾀﾞｷｯ

貴音「っ!?」

響「一緒に、やろ？」ｼﾞｲｯ

貴音「はああああああああああん」

16：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:22:46.97 ID:rZ20zO2c0

貴音「わ、分かりました……、響の頼みとならば仕方がありません……」

響（自分、魔性のオンナさー）

響「実はさ、自分も怖いモノが苦手なんだ」

貴音「はい、存じておりました」

響「えっ」

貴音（隠し通せていると思っていたのでしょうか）

響「……それでね、アイドルという職業柄、色んな所で怖い目に遭わなきゃいけないでしょ？」

貴音「お化け屋敷然り、廃墟然り」

響「そういうモノに慣れておきたいなー、って」

貴音「し、しかし慣れ過ぎてしまうとわたくし達に求められているりあくしょんが取れなくなってしまうのでは……」

響「いや、ゲーム一つでそこまでならないと思う」

17：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:23:26.10 ID:rZ20zO2c0

響「万が一そうなっちゃってもそこは自分達の演技力でカバーだぞ、カバー!!」

貴音「きゃあこわいよー、もう帰らせて下さーい」

響「って春香が言ってた」

貴音「なんと」

響（ごめんな春香）

響「というわけで、やるぞ!!」

貴音「怖い……」

18：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:24:05.42 ID:rZ20zO2c0

貴音「響、これはいったいどのようなげぇむなのですか？始める前に心構えが大事だとわたくし強く思うのです」

響「ジャンルはサバイバルホラー、って言ってたぞ」

貴音「はて？言ってた、とは」

響「き、気にしちゃダメだぞ、……というかサバイバルホラーって何だ？」

貴音「さばいばる？」

響「サバイバル」

貴音「ぷふぅ、これはがなは科のへび香ですね」

貴音「これも貴重なたんぱく源です」

響「やめろォ!!」

貴音「手作りのしぇるたぁや筏がいつ壊れてしまうかという恐怖に身を震わすげぇむではないのでしょうか」

響「絶対に違う!!」

19：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:24:45.83 ID:rZ20zO2c0

響「説明書っと、……あぁ、ゾンビだって」

貴音「ぞ、ぞんび……」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

響「で、でもさ、昔のゲームだしそこまで怖くはないと思うぞ」

貴音「そうだと良いのですが……」

響「それで、どっちがプレイする？」

貴音「勿論ひび」

響「じゃーんけん!!」

響「ぽん!!」ﾊﾟｰ

貴音「あっ」ｸﾞｰ

響「ふははは」

貴音「」

21：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:25:26.95 ID:rZ20zO2c0

貴音「ひ、卑怯ですよ響!!」

響「貴音、頭を使わなければトップアイドルにはなれませんよ」

貴音「うがあああ!!」

響「……似てないぞ」

貴音「……どの口がそれを言いますか」

響「いいから、はいっ、コントローラー」

貴音「うぅ」

『NEW GAME』ﾋﾟｺﾝ

ｳﾞｧｲｫﾊｻﾞｧﾄﾞｩ

22：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:25:58.67 ID:rZ20zO2c0

貴音「会員証のようなものが」

響「キャラクター選択だな」

貴音「『ぽりす』と書いてありますよ、わたくしには読めます」ﾄﾞﾔｧ

響「ほぅ」

響「じゃあこれは？」

『Jill Valentine』

貴音「『じっるばれんちね』です」ﾌﾌﾝ

響「んふっ」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

貴音「『る』の音を巻くとなお良い気がします」

響「『ジッルェ』、くくく」

貴音「えくせれんと」

23：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:26:46.60 ID:rZ20zO2c0

貴音「『ちゃりす』と『じっる』どちらにいたしましょうか」

響「ん、ふひっ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

貴音「どうしました響、お腹でも痛いのですか」

響「お、男の人は難しいみたいだぞ」

貴音「『はぁど』と書いてありますね」

響（それは読めるのかい）

貴音「では『いぃじぃ』の『じっる』にしましょう」ﾋﾟｯ

響（最後まで『ジッル』だったら耐えられる自信がないぞ……）

24：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:27:23.64 ID:rZ20zO2c0

『1998年7月ラクーン森林地帯』

響「始まったぞ」

貴音「どきどきしますね」

『俺達S.T.A.R.S.アルファチームはある作戦途中で消息を絶った――』

『ブラヴォーチームのヘリを探してラクーンの森林地帯を飛んでいた』

貴音「ふむ」

響「実写なんだな」

ﾊﾟｯ

『最近このラクーンで奇妙な連続猟奇殺人事件が頻発している』

『10人前後のグループで民家を襲い人を食い殺すという狂った事件だ』

貴音「ひいぃ」

響「顔が……」

『そして調査中のブラヴォーチームが消息を絶ったのだ』

貴音「……っ」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

響「想像以上だぞ……」

25：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:28:02.50 ID:rZ20zO2c0

『見てクリス！』

響「あっ」

貴音「」

『墜落したブラヴォーチームのヘリの中には隊員の姿はなく』

『ほとんどの装備は置き去りだった』

貴音「……誰にでも少しの間違いはあります」

響「……くくっ」ﾌﾙﾌﾙ

『そして悪夢は始まった』

26：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:28:52.08 ID:rZ20zO2c0

『おい来てくれ！』

『ｸﾞﾙﾙﾙｶｱｱｧ』

ｼﾞｬｼﾞｬﾝ

『アアアアアアアアアア!!』

ｸﾞｼｬｱ

貴音「きゃあああ!!」

響「うぎゃああ!!」

ﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯ

『アァ、アァ!! ヒャアアアアアアアアア!!』

響「や、やられちゃった……」

貴音「」

ﾀｯﾀｯﾀｯﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯ

27：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:29:04.74 ID:Kywlu1d70

やだかわいい

29：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:30:16.84 ID:rZ20zO2c0

『ジョォセェフ!!』

貴音「じょせふ殿……」

響「酷い……」

『ここだ戻ってこい！』

ﾊﾞﾙﾊﾞﾙﾊﾞﾙﾊﾞﾙ……

貴音「へりこぷたぁが……」

響「これじゃあ置いてけぼりだぞ!!」

30：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:31:00.83 ID:rZ20zO2c0

『ｶﾞﾙﾙﾙﾊﾞｳｯﾊﾞｳｯ』

『ハアッ、ハアッ』ﾊﾞﾝｯ

『ジルあの館まで走れ！』

貴音「あ、あぁ……、急いで下さい!!」

響「っ!!」ｺﾞｸﾘ

ｼｭｳﾝ

貴音「この館が舞台なのですね」

響「いかにも、って感じさー……」

『ｸﾞﾙﾙﾙﾙ……』

31：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:31:40.99 ID:rZ20zO2c0

貴音「真、面妖な犬が」

響「犬にもゾンビっているんだな」

貴音「いぬ美もそのうちあのように」

響「ならない!!」

貴音「がぶっ、うぎゃあああ」

響「だから似てない!!」

貴音「ふふっ、わたくしはいけずな女です」

響「もー」

『CAST』

響「ん、キャスト？」

貴音「はて」

32：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:32:18.97 ID:rZ20zO2c0

『Chris Redfield』ｸﾘｨｽ･ﾚﾄﾞﾌｨｲﾙﾄﾞ

響「あっ、キャラ紹介だ」

貴音「わいるどな殿方ですね」

『Jill Valentine』ｼﾞｨﾙ･ｳﾞｧﾚﾝﾀｲﾝ

貴音「」

響「……んふっ」ﾌﾙﾌﾙ

『Barry Burton』ｳﾞｪﾘｨ･ｳﾞｪｱﾄﾝ

響「ダ、ダンディだ……」

貴音「ないすみどる」

『Rebecca Chambers』ﾙｪﾍﾞｯｶ･ﾁｪｲﾝｳﾞｧｱｽ

貴音「わたくしと同い年にして、あのようなところに……」

響「貴音に比べると子供っぽくみえるぞ」

『Albert Wesker』ｱｩｳﾞｧｱﾄ･ｳｪｽｸｧｱ

貴音「面妖な」

響「面妖だぞ」

34：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:33:37.60 ID:rZ20zO2c0

『BIO HAZARD』ｳﾞｧｲｫﾊｻﾞｧﾄﾞｩ

響「なんだか緊張してきちゃった」

貴音「操作するわたくしの方がもっと緊張しているのですよ」

響「怖いぞ」

貴音「怖いです」

貴音「あぁ、始まってしまいました……」

35：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:34:45.65 ID:rZ20zO2c0

響「えっと……、つまり行方不明になった『チャリス』と今の銃声の正体を確かめに行くんだな？」

貴音「……『くりす』ですよ、響」

響「えっ？でも『ジッル』が」

貴音「『じる』です、わざとはいけずですよ」ｶｱｧ

響「『ジッルェ(笑)』」

貴音「」

貴音「おやすみなさい」ｽﾀｽﾀ

響「ごめん貴音、いかないで」ｷﾞｭｯ

36：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:35:29.55 ID:rZ20zO2c0

貴音「離してください、わたくしはもう寝ます」

響「冗談だぞ、冗談」

貴音「眠たいのです、ふあぁ」

響「そんなうそっこのあくびなんてしたってダメだぞ」

貴音「あぁ、眠い眠い」

響「むぅ」

響「貴音」

貴音「はい」

響「えいっ」ﾁﾗ

貴音「っ!?」

37：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:36:08.69 ID:rZ20zO2c0

貴音「ひ、響!! 自分から胸元を見せつけるなんて破廉恥にも程があります!!」

響「そんな事言ったらグラビアのお仕事出来ないぞ？」ﾁﾗﾘ

貴音「こ、こら!! それとこれとは話が別です!!」

響「あぁん、貴音ぇ」ﾁﾗﾁﾗ

貴音「分かりました、分かりましたから!!」

響「ふっ、自分はいけずな女さー」

貴音「まったく」

響「実はまんざらでもなかったりして」

貴音「こ、この痴れ者!!」ﾍﾞﾁﾝ

響「うぎゃあああ」

38：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:36:39.18 ID:rZ20zO2c0

響「いててて」

貴音「響がいけないのですよ」

響「ちょっとした冗談なのに……」

貴音「いけません」

響「はぁい」

響「違う、ゲームだぞ、ゲーム」

貴音「……そうでした」

39：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:37:16.08 ID:rZ20zO2c0

貴音「玄関ほぅるから移って食堂、でしょうか」

響「おっ、もう動かせるみたいだぞ」

貴音「では」

ｺｯｺｯｺｯ

貴音「おぉ」

響「おぉ」

響「歩いたね」

貴音「歩きましたね」

41：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:37:47.62 ID:rZ20zO2c0

ｺｯｺｯｺｯ

響「曲がってみてよ」

貴音「……はて？」

ｸﾙｸﾙｸﾙｸﾙ

響「違うぞ、回るんじゃなくて曲がるんだぞ」

貴音「分かっているのですが……」

ｸﾙｸﾙｸﾙｸﾙ

貴音「横に動かずに回ってしまうのです」

響「ホントだ」

42：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:39:04.84 ID:rZ20zO2c0

響「えっ、じゃあ真っ直ぐ、方向転換、真っ直ぐって動かなきゃいけないのか？」

貴音「そ、そんな」ｶﾞｸｶﾞｸ

響「うんとね」ﾍﾟﾗｯ

響「ボタンを押すと走るんだってさ」

貴音「こうですか」

ﾀｯﾀｯﾀｯ

響「あぁ、これならなんとか……」

貴音「真、軽やかです」

ﾀｯﾀｯﾀｯ

響「貴音、壁向きながら走っちゃダメだぞ」ｹﾗｹﾗ

貴音「そ、そのように言われましても」

ｽｽｽ

響「あははは!! 変な、変な走り方、はははは!!」

貴音「笑わないでください!! 笑ってはなりません!!」ｶｱｧ

43：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:39:55.18 ID:rZ20zO2c0

響「どれ、おじさんに貸してみなさい」ﾋｮｲ

ﾃｸﾃｸｸﾙｯﾃｸﾃｸ

貴音「ぐぬぬ」

響「楽勝さー」

貴音「歩くなんて卑怯です」ｷﾞｭｯ

響「あ、こら!! 勝手にボタン押すな!!」

ﾀｯﾀｯﾀｯ

『これは？』

響「ほら、何か始まっちゃったぞ」

貴音「」

45：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:40:29.80 ID:rZ20zO2c0

『どうしたの？』

『血だ』

貴音「」

響「」

『俺はこいつを調べる』

『クリスのでなきゃいいんだが』

貴音「ば、ばりぃ殿、そのような不吉な事を言っては」

響「」ｶﾞｸｶﾞｸ

貴音「……ふぅ、ばりぃ殿と言う通り他を調べてみましょう」

響「……っ」ｷﾞｭｯ

47：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:41:12.24 ID:rZ20zO2c0

貴音「こちらの扉に入ってみましょう」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ

響「このドアの映像は一々入るのかな」

貴音「なんとも嫌な時間ですね」

響「カメラワークもすごい、何というか」

貴音「奥まで見えないもどかしさとそこから沸き立つ怖さがあります」

響「怖い」

貴音「怖い」

響「えっ」

貴音「また、映像が流れ」

貴音「っ!?」

48：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:41:45.82 ID:rZ20zO2c0

ｸﾞﾁｬ

ｸﾞﾁｬｱ

ﾌﾞｼｭｯ

ﾎﾞﾄｯ

ｸﾙｯ

貴音「きゃああああああああ!!」ﾎﾟｲｯ

響「うあ、あっ……!!」

49：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:42:15.84 ID:rZ20zO2c0

ｽｸｯ

ｫｵｵｵ

響「あっ、ぞ、ぞんびが」

貴音「ひぃいいいいいいいい!!」ｶﾞｸｶﾞｸ

響「た、たかね、こんとろーらー」

貴音「うっ、ううっ、ぐすっ」

ｶﾞﾌﾞｯｱｱｯ!!

響「ああああああ!!」

貴音「ああああああ!!」

ｶﾞﾌﾞｶﾞﾌﾞｱｱｯ!! ｱｱｯ!!

響「っ!!」ﾋﾟｯ

ｴｰｽｵｰｴｰｽｷｰｺｴﾀﾔｯﾄｱｰﾅｰﾀﾆｷｰｺｴｰﾀｰ

響「はあっ、はあっ」

52：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:42:50.69 ID:rZ20zO2c0

響「たかね……」

貴音「……っ」

貴音「うわあん、あうあうあう!!」ｷﾞｭｯ

響「たかねぇ……」

響「うわあん、あうあうあう!!」ﾋｼｯ

貴音響「うわあん、あうあうあう!!!!!!」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

54：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:43:22.68 ID:rZ20zO2c0

ﾍﾟﾝｷﾞﾝﾄｱﾒﾘｶﾝﾄﾞｯｸｶﾞﾀﾞｲｽｷ!!

響「ぐすっ」

貴音「……っ」ｸﾞｼｸﾞｼ

ｺﾝﾊﾞﾝﾔﾖﾔﾖｫ!!

貴音「……うぅ」

響「ひっく」

ﾌﾜﾌﾜﾉﾏｼｭﾏﾛ､ﾄﾛﾄﾛﾉﾐﾙｸｸﾘｨﾑ

貴音「……」

響「……」

55：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:43:34.31 ID:E68xHZsi0

あー、このシーンは怖いね

56：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:43:56.56 ID:rZ20zO2c0

ﾄｰｷｦｰﾜｰﾀﾙｰｾｰｲｰｼﾞｬﾉｰﾖｳﾆｰ

響「……貴音」

貴音「……はい」

響「……ごめん」

貴音「……はい」

響「自分、あんなに怖いとは思ってなくて」

貴音「……っ」ﾀﾞｷｯ

貴音「恐ろしかった、ですね」

響「うん」ｷﾞｭｯ

57：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:45:08.34 ID:rZ20zO2c0

貴音「……しかし、まだ」

響「うん？」

貴音「じる殿達は、あの館に取り残されているのでしょうか」

響「えっ」

貴音「響、わたくしは」

響「で、でも」

響「あんなに怖い思いしたのに!!」

貴音「……だからこそ、です」

響「貴音……」

58：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:45:46.79 ID:rZ20zO2c0

貴音「闇の中で彷徨い、助けを乞う者達の為に」

貴音「時に奈落の果てへ、時に悪霊住まう悪所へ」

貴音「それが例え愚か者の烙印を捺される様な行いでも」

貴音「成し遂げ、全てを包み込む光と成るのが」

貴音「あいどる、ではないのでしょうかっ!!」ｷｯ

響「……っ!!」

響「いや、違うと思うぞ」

貴音「なんと」

59：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:46:26.94 ID:rZ20zO2c0

響「カッコよかったけど、意味が分からないなー、って」

貴音「どうして乗ってくれないのですか」

響「なんだか乗る気になれなくて」

貴音「……実は突然すぎて反応出来なかったなどでは」

響「なっ!?」

貴音「図星ですね」

響「そんな事無い!! 全然図星なんかじゃないぞ!!」

貴音「はて、実のところ響は完璧ではないのでは」

響「そ、そんな事ありえないぞ!!」

貴音「ではちゃんすを与えます」

響「何でも来るがいいさー!!」

60：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:46:58.28 ID:rZ20zO2c0

貴音「あいどる、ではないのでしょうかっ!!」ｷｯ

響「……っ!!」

響「そ、そうだなー」

貴音「」

61：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:47:42.08 ID:rZ20zO2c0

響「アイドルはそうでなくちゃなー」

響「自分もまったく同じこと思ってたさー」

響「貴音はやっぱり天才さー」

貴音「やめなさい!!」

響「ひっ」

貴音「なんですかその棒読みは!! またしてもとんだ茶番です!!」

響「そ、そんなー」

貴音「はやー!!」ｷﾞｭﾑ

響「いひゃひゃひゃひゃ!!」

62：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:48:24.25 ID:rZ20zO2c0

貴音「とにかく、じる殿を救わなくてはいけないのです」

響「……っ」

貴音「響、わたくしの側にいて下さい」

響「貴音……」

貴音「この、愚かなわたくしを支えて下さい」

響「……貴音は仕方ないなぁ」

響「カンペキで愚かな自分に任せるさー!!」

貴音「響、恩に着ます」

ﾋﾟｯ

貴音「いざっ!!」

64：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:49:33.19 ID:rZ20zO2c0

響「さっきの場所だね」

貴音「この曲がり角の奥に、先程のぞんびが……」

ﾎﾞﾄｯ

ｸﾙｯ

貴音「っ!!」

響「た、貴音やっつけろ!!」

貴音「任せなさい!!」ｸﾞｯ

貴音「……ところで響!!」

響「どうした!!」

貴音「どのようにして攻撃すればよいのですか!!」

響「えっ」

65：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:50:09.87 ID:rZ20zO2c0

ｫｵｵｵ

ｶﾞﾌﾞｯｱｱｯ!!

響「うわあああああ」

貴音「いやあああああ」

ｱｱｯ!! ｱｱｯ!!

ﾝｱｱｱｧ……

『YOU DIED』

貴音「」

響「」

66：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:50:28.24 ID:eqRPdaWQ0

ですよねー

68：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:51:33.75 ID:rZ20zO2c0

貴音「失念していました」

響「まさかだったね」

貴音「ですがそもそも、説明書は響の担当でしょう」

響「あぁ、そっか」

貴音「まったく、響はおっちょこちょいですね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

響「えへへー」

69：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:52:03.81 ID:rZ20zO2c0

響「えっとね、攻撃するには『構え』の動作が必要なんだって」

貴音「このぼたんですね」

響「そうそう」

貴音「これであの面妖な輩を倒せますね」

響「よっ、面妖嬢!!」

貴音「ふっ」ﾄﾞﾔ

71：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:53:05.42 ID:rZ20zO2c0

ﾎﾞﾄｯ

ｸﾙｯ

貴音「今度こそ!!」

響「いけぇ貴音!!」

貴音「な、何も起こらないのですが」

響「えっ」

『YOU DIED』

貴音「」

響「」

72：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:53:52.56 ID:rZ20zO2c0

貴音「なにゆえに!! なにゆえに!!」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

響「ちゃんと押してた？」

貴音「あの場で押さないという選択などありません!!」

響「どれ、カンペキな響お姉さんにかしてみなさい」

貴音「はい」

響「えっと……」

『YOU DIED』

響「ダメだったぞ」

貴音「わたくしが出来なかったのですから」ﾔﾚﾔﾚ

響「」

73：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:54:29.42 ID:rZ20zO2c0

響「そういやこれ何で攻撃するんだ？」

貴音「それは相手が襲いかかってくるからで」

響「そうじゃなくて、何を使って攻撃するの？パンチ？」

貴音「拳銃、ではないのですか」

響「でもジル持ってないぞ」

貴音「なんと」

響「手のひらから弾が出る訳じゃ無いよね」

貴音「はっ!!」ﾊﾞｯ

響「うん」

貴音「はい」

75：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:55:24.64 ID:rZ20zO2c0

響「ん、ちょっと待って」ﾍﾟﾗｯ

響「あっ、装備しなきゃいけないのか」

貴音「一体どのようにして……」

響「ここ押して」

貴音「はい」ｷﾞｭｯ

響「おぉ」

貴音「べれった、ですか」

響「これで勝てるぞ!!」

ﾁｬｷ

貴音「ふふっ、こうですか」

響「うわぁ、今すごい悪い顔してるぞ貴音」

76：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:56:22.96 ID:rZ20zO2c0

ﾁｬｷ

貴音「ふふふふ、動いてはなりませんよ、ばりぃ殿」

響「ダメだぞ!!」ﾄﾞﾝｯ

貴音「あっ」

ﾊﾞﾝｯ

貴音「」

響「」

77：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:57:06.71 ID:rZ20zO2c0

響「きゃああ!! ひ、ひとごろしよ!!」

貴音「ちがっ、わたくしではありません!!」

響「だれかぁ!! だれかぁ!!」

貴音「あれはじこであって……!! ぐうぜん……!!」

響「くわしいはなしはしょできこう」ｶﾞｼｯ

貴音「さ、さわるなしれもの!!」

響「た、たかね……？」

貴音「ひびきっ!!」

78：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:57:50.13 ID:rZ20zO2c0

響「うそ、だよね……？」

貴音「ちがうのです!! わたくしは」

響「がちゃん」

響「はやくのれ!!」ｸﾞｲｯ

貴音「ばたむ」

響「は、ははっ……、そんな、たかねが……」

貴音「ひびき!! ひびきぃ!!」

響「うーうー、うーぅー……」

響「弾がもったいないぞ」

貴音「そうでした」

79：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:58:23.13 ID:rZ20zO2c0

ﾎﾞﾄｯ

ｸﾙｯ

響「撃てぇ!!」

貴音「倒れなさい!!」

ﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯ

響「た、貴音!!」

貴音「っ!!」

ｶﾞﾌﾞｯｱｱｯ!!

響「逃げて逃げて!!」

貴音「一度体勢を!!」

80：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 01:59:17.75 ID:rZ20zO2c0

響「そ、そっちは行き止まりだぞ!!」

貴音「しまった……!!」

ｶﾞﾌﾞｯｱｱｯ!! ｱｱｯ!!

響「うわあああああ」

貴音「いやあああああ」

『YOU DIED』

貴音「むぅ」

響「あーあ」

貴音「はい、次は響の番です」

響「えー、自分？」

81：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:00:02.22 ID:rZ20zO2c0

ﾎﾞﾄｯ

ｸﾙｯ

貴音「先手必勝です!!」

響「うりゃあああああ!!」

ﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯ

貴音「響!! 外れています!!」

響「うぎゃあああ」

ｶﾞﾌﾞｶﾞﾌﾞ

響「くっ、この……!!」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

貴音「離れました!!」

響「ここは一度撤退さー!!」

貴音「」

82：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:01:23.62 ID:4uN7/ab30

俺も混ざりたい

83：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:02:46.51 ID:rZ20zO2c0

貴音「し、しかし!!」

響「一回外で回復してからまた倒しに行くさー!!」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ

響「よし、スプレーで」

『バリー』

響「えっ」

貴音「何か始まりましたね」

85：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:03:16.33 ID:rZ20zO2c0

『どうした』

『気をつけてあいつは怪物よ！』

響「えっ、いや、自分がやるから」

『俺に任せろ』ｶﾁｬ

ﾀﾞﾝｯ!! ﾀﾞﾝｯ!! ﾊﾞｼｭｯ!!

ﾊﾞﾀﾝ

響「」

貴音「」

86：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:03:54.82 ID:rZ20zO2c0

貴音「ばりぃ殿が倒してくれました」

響「」

貴音「あの……」

響「」

貴音「えぇと……」

貴音「わ、わたくし達の戦いは、まだまだこれからです!!」

響「うがあああああ!!」

87：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:04:18.14 ID:BTFDi+0+0

かゆい

91：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:06:32.35 ID:AyyJeAMN0

>>87
うま

88：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:05:04.03 ID:rZ20zO2c0

『洋館正面玄関のヒミツ』

貴音「玄関に戻って来ました」

響「ここには敵は出てこないんだね」

貴音「安心ですね」

響「ね」

貴音「きっと今なら脱出することが出来る気が」

ｶﾞﾁｬ

『ﾜﾝﾜﾝ!! ﾊﾞｳｯ!!』

貴音「ぎゃあああああ!!」ﾋﾞｸｯ

響「うぎゃああああ!!」

貴音「いぬ美!!」

響「違う!!」

90：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:06:06.65 ID:rZ20zO2c0

『さっかぁぼぉるきっく』

貴音「目の前に倒れていますね」

響「怪しいぞ」

貴音「走り抜ければなんとか」

ｶﾞﾌﾞｯｱｱｯ!!

貴音「ひいっ」

響「案の定だぞ」

貴音「四条だけに」ｷﾘｯ

ﾊﾞｼｭﾝ!!

貴音「」

響「」

貴音「頭を蹴り飛ばすとは……」

響「下らなすぎてジルも怒ったんだな」

貴音「」

92：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:06:40.99 ID:rZ20zO2c0

『例のL字廊下』

貴音「じる殿は強いのですね」

響「何でもエリート警官らしいぞ」

貴音「なんと」

ｶﾞｼｬｰﾝ!!

ﾜﾝﾜﾝｯ!!

貴音「なんとおおおおお!!」ﾋﾞｸｩ

響「うひゃあああああ!!」

貴音「いぬ美!!」

響「違うって!!」

93：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:07:35.39 ID:wfriVKF20

クロックタワーか零~紅い蝶~やらせたいわー

101：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:13:18.88 ID:3OHn5HFYO

>>93
赤い蝶はラスボス倒してEDで探してたはずの姉の首を締めたシーンで「えっ」てなるだろ
零なら刺青の方が日常への侵食があって怖い
http://www.amazon.co.jp/dp/B007CEKS3Q/

94：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:09:02.70 ID:rZ20zO2c0

貴音「な、なんとか倒せましたが、体力が少し不安です」

響「いい？貴音、いぬ美はセントバーナード、このオバケ犬達はドーベルマン、種類から違うんだぞ!!」ｸﾄﾞｸﾄﾞ

貴音「それよりも体力が」

響「それより？犬達にとっては自分達でいう人種や国籍に当たる物だから間違えたら大変さー!!」

貴音「体力が」

響「北海道生まれの人に『みぃどぅさる、がんじゅやみせぇみ？』なんて言ったって通じないでしょ？」

貴音「かなさんど」

響「かなさんど関係ない」

95：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:09:41.32 ID:rZ20zO2c0

ｶﾞｼｬｰﾝ!!

ﾊﾞｳｯ!!

貴音「なああああああ!?」

響「ひいいいいいい!?」

貴音「いぬ美!!」

響「」ｸﾞｲｲ

貴音「いひゃいれふ、ひびひ」

96：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:10:16.70 ID:rZ20zO2c0

『携帯食』

貴音「こ、これは」

響「ショットガンだぞ!!」

貴音「ようやく新たな武器を」

ｶﾞﾁｬﾝ

響「大分心強いね」

貴音「さぁ、かかってきなさい化け物達よ」

ｶﾞﾁｬﾝﾊﾞﾀﾝ

ｶﾗｶﾗｶﾗｶﾗｼﾞｬｼﾞｬｰﾝ!!

響「えっ」

貴音「天井が!!」

97：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:10:47.12 ID:rZ20zO2c0

響「このままじゃサンドイッチだぞ!!」

貴音「し、しかし」

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

『カギがかかっている』

貴音「」

響「」

貴音「あ、あぁ」

響「……っ」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

『ちょっとどうなってるの!?』

98：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:11:21.44 ID:rZ20zO2c0

『ジルか!? どうしたんだ？』

貴音「ばりぃ殿!!」

『下がってろドアを破るぞ！』

ﾊﾞｧﾝ!!

『急げこっちだ！』

響「た、助かった」

貴音「流石、ばりぃ殿です」

響「やっぱりダンディだ」

貴音「素晴らしいたいみんぐでした」

99：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:11:55.13 ID:rZ20zO2c0

貴音（これがもしぷろでゅうさぁであったら）

貴音『誰か!! 助けて下さい、誰かぁ!!』

P『貴音か!? 今助けるぞ!!』

ﾄﾞﾝｯ!!

ｸﾞｷｬｯ

P『う、うでがあああああ』ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

貴音『あなた様!! いやっ、いやあああああ!!』

響『うわぁ、美味しそうなサンドイッチさー』ﾊﾟｸﾊﾟｸ

貴音「」ｽﾞｰﾝ

響「貴音？」

100：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:13:14.49 ID:rZ20zO2c0

『彼を知りて己を知らば』

響「自分達がゾンビになりきる事で、あいつらの動き方が分かってくるさー!!」

貴音「ほぅ」

響「おおおお」ﾌﾗﾌﾗ

貴音「おおおお」

やよい「おはよーござい、うわぁ!!」

伊織「何してんのよアンタ達……」

響「うおおお」ｶﾌﾟ

やよい「ひゃあああああ」

貴音「うまうま」ｶﾌﾟ

やよい「うぅ、やめてくださいー!!」

伊織「ど、どうして私の方には来ないのよ!!」

102：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:14:02.83 ID:rZ20zO2c0

『あいどるの日誌』

貴音「」

響「た、貴音!? 何で倒れて……、ん？」

響「なんだこれ」ﾍﾟﾗｯ

五月九日

昼下がり、雪歩と亜美、事務員の小鳥嬢と七並べをしました。
亜美の手札が、なんだかとても良いものばかりが揃っておりましたがおそらくいかさまに違いありません。
わたくし達を愚弄するとは。

五月十一日

今日、急遽響から家族達の世話を頼まれました。
中でも身体に布を張ったような『モモ次郎』は面妖でした。
響曰く、広い場所が良いと言うので、居間へ連れて行きますと、至る所からひゅんひゅんと飛び回った末にようやく眠りについてくれました。

103：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:15:10.98 ID:rZ20zO2c0

五月十二日

午前十一頃、けたたましく鳴り響いたぷろでゅうさぁからの電話に叩き起こされました。
なんでも、美希が風邪を引いたらしくその代わりを探しているとのこと。
美希ときたら、あのような格好で昼寝などするから。

五月十四日

あまりにお腹が減るので給湯室に向かいますと、わたくし貯蔵のかっぷらぁめんを見つけました。
それから、もう美希は完治したので代わりは大丈夫とぷろでゅうさぁが言いました。
おかげで今夜はよく食べられそうです。

五月十六日

事務所に向かう途中、尋常では無い程にお腹が空いてしまいました。
給湯室の雰囲気が面妖なので、お腹を鳴らして見に行くと数が全然足らないではありませんか。
まさかわたくしは無意識のうちに……。
律子嬢に見つかったら一大事です。

五月十九日

昨日、事務所から帰ろうとした三浦あずさが、迷子になった、てはなしです。
夜お腹ぺこぺこ。
うえすとをちぇっくすると肉がつまめるではないですか。
いったいわたくしどうなて

104：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:16:40.50 ID:rZ20zO2c0

五月二十一日

やとぜいにくおちたもとてもぺこぺこ
今日はらへったの、まことのおひるたべる

四
ぐぅぐぅはるかぁきた
おいしそうなおしりなんでいただき
びみした。

はら
ゆみ

響「……」ｷﾞｭ

貴音「し、尻をつねるのはやめなさい!!」

響「……」ｷﾞｭｳ

貴音「はやあああああ!!」

106：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:18:53.86 ID:X2+WBA0j0

お尻ちん！

107：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:19:06.41 ID:RJSgiK/p0

鼻水飛んだｗｗｗ

108：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:20:00.34 ID:eqRPdaWQ0

春香さん喰われてるじゃねーかwwwww

109：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:20:39.57 ID:uZZAQehB0

なぜはらみーｗｗ

111：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:21:25.02 ID:rZ20zO2c0

『そして、いれぎゅらぁみゅうたんととなる』

貴音「水中では動きが遅く……」

響「サ、サメだ!!」

貴音「ぎゃあああああ」

貴音「酷い目に遭いました」

響「その装置は？」

ｶﾞｼｬﾝｻﾞﾊﾞｧ

響「おぉ、水が無くなった」

貴音「わたくしのたぁん、ですね？」

ﾋﾟﾁｯﾋﾟﾁｯ

貴音「巨大ふかひれ、いただきます」ｼﾞｭﾙﾘ

響「感染するぞ」

112：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:22:37.33 ID:rZ20zO2c0

『由来はあくび』

貴音「また、ぴあのがあります」

貴音「どれどれ」

ｼﾞｬｼﾞｬｰﾝ!! ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ!!

貴音「へ、蛇!!」

貴音「幾らなんでも大き過ぎます!!」

貴音「いやあああああ!!」

ｼｬｱｯ!! ｼｬｱｱｱ!!

響「へび香!!」

貴音「えっ」

113：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:24:02.59 ID:rZ20zO2c0

『らくぅんでの教え』

真美「うー……」

響「どうしたの？」

真美「なんかフラッと来ちゃって」

響「貧血か？」

貴音「では、これを」ｻｯ

真美「何この粉……」

貴音「ぐりぃんはぁぶとれっどはぁぶです」

真美「えー、あやC→……」

貴音「真美、わたくしを信じなさい」

真美「……んぐっ」

真美「うえぇ、苦いYO……」

貴音「ふふっ、すぐに良くなりますのでそれまで膝枕でも」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

真美「やった→、……でもホントかなぁ」ﾎﾟｽｯ

114：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:24:51.99 ID:rZ20zO2c0

響「本当は？」

貴音「ぐりぃんはぁぶとれっどはぁぶですが」

響「本当は？」

貴音「ぐりぃんはぁぶとれっどはぁぶ」

響「本当は？」

貴音「ぐりぃんは」

響「本当は？」

貴音「ぱせりと赤じそです、響はいけずですね」

真美「あっ、楽になってきたYO」

響「おぉ」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

貴音「ぱせりと赤じそは貧血に効果的なのです」ﾄﾞﾔｧ

115：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:25:48.63 ID:rZ20zO2c0

『らっきぃすけべの裏側で』

ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!!

響「岩だ!!」

貴音「危ないっ!!」ﾊﾞｯ

響「うぎゃあ!!」

ｸﾞｼｬｱ

ﾍﾟｯﾀﾝｺ

『YOU DIED』

響「抱きつくな!! 自分達は関係無いでしょ!!」

貴音「いえ、危ないところでした、わたくしの行動が無ければ響はもう」

響「変なとこさわるなぁ!!」

貴音「くふっ」

響「ちょっ!! 貴音鼻血が!!」

千早「くしゅん!!」

117：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:26:49.04 ID:rZ20zO2c0

『共通点』

響「そ、そんな」

『見せてやろうタイラントだ……』

貴音「うぇすかぁ殿が裏切り者だったとは……」

響「でも、実際よく見るよね、まとめ役の人が裏切るお話って」

貴音「王道かつ熱い展開に繋がりますからね」

118：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:27:26.24 ID:rZ20zO2c0

響「うちの事務所にも居たりして」ｹﾗｹﾗ

貴音「まとめ役……」

貴音「さんぐらす……、めがね……？」

貴音「黒服……、スーツ……？」

響「貴音？」

貴音「……」

律子「な、何よ」

貴音「……」ｼﾞｰｯ

律子「仕事しづらいんだけど……」

貴音「わたくしは信じております」ｼﾞｨ

律子「……何を？」

119：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:28:00.36 ID:rZ20zO2c0

『暴君の暴君』

ｶﾞｼｬｰﾝ!!

響「うわあああああ!!」

貴音「ひいいいいいい!!」

『何！こっちじゃない……』

ｸﾞｼｬｱ

ﾉｵｵｵｵ!!

響「うぎゃあ!! ウェスカーが!!」

貴音「あわ、わわわわわ」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

貴音「殿方の、裸体……」ｷｬｰ

響「そこじゃない」

122：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:28:31.86 ID:rZ20zO2c0

『別れ』

貴音「しかし、何ともあっさりと倒してしまいました」

響「頑張ってマグナムを節約してたからね」

貴音「ふっ」ﾄﾞﾔｧ

ｶﾞﾁｬﾝ

貴音「あ、あれは!!」

『ああジルか…』

響「バリー!!」

123：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:29:18.69 ID:rZ20zO2c0

『ジル最後に頼みがある』

『この写真を家族にわたしてくれ』

『ええ必ず』

『許してくれ…』

ｳｩ…… ﾊﾞﾀｯ

貴音「ば、ばりぃ殿!!」

『バリーの写真』

響「そ、そんな……」

貴音「……わたくしはあんぶれらを許しはしません!!」

125：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 02:29:49.05 ID:rZ20zO2c0

『えんでぃんぐ』

貴音「信号弾？」

響「これでヘリに知らせれば……!!」

ﾋｭｳｳｩ

ﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗ

響「やった……」

貴音「ようやく、終わるのですね……」

131：>>1：2013/10/31(木) 02:38:02.63 ID:ul4qglaO0

『……ハァ』

『……』ﾁﾗｯ

『……ハァ』

貴音「なんとも切ない……」

響「クリスもレベッカもダメだったんだな……」

138：>>1：2013/10/31(木) 02:41:51.60 ID:mi3oT6OE0

貴音「……」

響「貴音……」

貴音「……」

貴音「さぁ響、ちょろQを返しなさい」

響「えっ」

響「さっきアンブレラを許さないとかなんとか」

貴音「これはこれ、それはそれ、です」

響「変わり身早すぎだぞ、もっと余韻を……」

貴音「早くするのです」ｽﾞｲｯ

響「は、はい」

153：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 03:00:54.75 ID:rZ20zO2c0

貴音「あぁ、会いたかったですよ面妖号……!!」ﾁｭﾁｭ

響「」

貴音「やはりげぇむは楽しくなければいけませんね」

響「でもクリアした事には変わりないし、いっか」

響「んふふ、明日が楽しみだぞ……!!」

貴音「響、対戦です!!」

154：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 03:02:07.65 ID:rZ20zO2c0

『えぴろぉぐ』

響「はいさい、プロデューサー!!」

P「おう、おはよう」

響「ふっふっふ、聞いて驚くな」

P「どうしたんだ、にやにやしちゃって」

響「クリアしちゃったさー……」

P「……えっ」

響「カンペキ過ぎる自分、バイオをクリアしちゃったさー!!」

P「なん、だと……」

155：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 03:03:11.96 ID:rZ20zO2c0

P「ま、まさか、そんな」ｶﾞｸｯ

響「自分にかかればもう朝飯前だったぞ」

P「怖がりな響には絶対出来ないと踏んでいたのに……!!」

響「だから自分怖がりなんかじゃないって言っただろ!!」

P「くそ……、完敗だよ」

響「やった!!」

P「約束通り一つ何でもしてやる」

響「何してもらおうかなー」

P「この上なくにやにやしてるな……」

響「むふふ」

156：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2013/10/31(木) 03:04:22.53 ID:rZ20zO2c0