1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/07(日) 22:18:54.51 ID:
rsuJjCaS0
日向「干したら干したでみんな怒るし……」
3:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/07(日) 22:26:13.93 ID:
rsuJjCaS0
5:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/07(日) 22:33:58.01 ID:
rsuJjCaS0
日向「苗木もイチャコラ学園生活を経て、みんなの親愛度を上げて、みんなのパンツを握りしめるはめになるかもしれないぞ」
日向「いや、十中八九なるだろうな」
苗木「う……」
日向「そうしたらわかると思う。この複雑な気持ちが」
6:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/07(日) 22:41:46.33 ID:
rsuJjCaS0
日向「そりゃさ、嬉しくないって言ったら嘘になるよ」
日向「半数は女の子の下着なわけだし」
苗木「……」
日向「でも、手放しで喜べないんだよ。なんていうか、人として」
7:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/07(日) 22:50:09.52 ID:
rsuJjCaS0
苗木「うーん……でも相手が好意を持ってプレゼントしてくれたんだから、素直に喜んで良いと思うけど」
日向「だからって、『うおおぉぉぉ! ありがとう! 毎日被って寝るよぉぉぉ!』とか言うのはどうかと思って」
苗木「いやその喜び方はおかしいよ!? 実際やったらどん引きどころの騒ぎじゃないよ!」
日向「いや実際に試してみたんだけどさ」
苗木「やったの!? 誰に!?」
8:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/07(日) 22:57:47.21 ID:
rsuJjCaS0
日向「罪木に」
苗木「な、なんて返ってきた?」
日向『うおおぉぉぉ! ありがとう! 毎日被って寝るよ!』
罪木『だ、ダメですぅぅ! 私の下着なんか被ったら変な病気とかになっちゃうかもしれません~!』
罪木『あ、で、でも日向さんが病気になったら私が看病してあげられますね……えへへ』
日向「……って」
苗木「ああ……」
9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/07(日) 23:05:04.98 ID:
rsuJjCaS0
苗木「っていうかさっきの例文そのままだったんだね……日向クン……」
日向「そのときまでは俺も思ってたよ。『ああ、素直に感謝の気持ちを伝えて良いんだな』って」
苗木「素直すぎるよ」
日向「でも俺は冷静に考えたんだ。『罪木は割と特殊な子だから、この反応はあまり参考にはならないんじゃないか』って」
苗木「希望ヶ峰、特殊な子しかいないと思うけど……」
10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/07(日) 23:14:04.23 ID:
rsuJjCaS0
苗木「……まさか、他の人にも言ってみたわけじゃないよね」
日向「そのまさかだよ」
苗木「うわぁ……」
日向「全員じゃないぞ? 何人かにな」
苗木(聞くのが怖い……ソフトな返答を返してくれそうな人があんまりいないよ……)
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/07(日) 23:17:34.67 ID:
rsuJjCaS0
苗木「一応訊くけど、その次は誰に言ったの?」
日向「えーと……その次は、たしか……えーと……」
苗木(ソニアさんとか澪田さんとかでありますように……)
日向「あ、西園寺だ」
苗木「一番言っちゃいけない人に言っちゃったよ!!」
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/07(日) 23:27:46.61 ID:
rsuJjCaS0
苗木「なんで0から100に飛んだの!? 難易度激変しすぎだよ!」
日向「いや、なんか大丈夫かと思って」
苗木「……結果は?」
日向「うーん……それが、よく覚えてないんだよなぁ」
日向「気がついたら見知らぬ天井……じゃなかった。何故か自分の部屋でベッドに寝てて」
日向「何故か両頬が腫れ上がってた」
苗木「実にわかりやすいよ……」
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/07(日) 23:35:43.02 ID:
rsuJjCaS0
日向「後、背中が異常にヒリヒリした。まるで誰かに引きずられたかのように」
苗木「……とりあえず、君は壮絶にビンタされて気を失ったんだろうね」
日向『うおおぉぉぉ! ありがとう! 毎日被って寝るよぉぉぉ!』
西園寺『~~~~ッ!!』カァァ
バチン! バチン! バチン! バチン!
日向『』チーン
西園寺『はぁ、はぁ……はっ!』
苗木「その後やりすぎたと思った西園寺さんは一生懸命君を引きずりながら部屋まで運んでいった……情景が目に浮かぶよ」
日向「……」
14:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/07(日) 23:42:45.40 ID:
rsuJjCaS0
日向「それは違うぞ!」シャキーン
苗木「?」
日向「西園寺の性格からして……俺を部屋まで運ぼうとは思わないはずだ」
日向「あいつなら気を失った俺に2、3回蹴りを浴びせた後、泥水でもぶっかけてその場を立ち去る。あいつはそういう奴だ……」
苗木「日向クン、今すぐ西園寺さんのところに行って土下座して謝ってきなよ」
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/07(日) 23:52:04.60 ID:
rsuJjCaS0
苗木「パンツもらっといてその言い草はなんなのさ……」
日向「まあ、確かにな……反省するよ。西園寺も勇気出して俺にパンツ渡してきたわけだしな」
苗木(……冷静に考えてみたらすごい話だ……仲良くなったらパンツ渡されるって……なんかこわい)
日向(その恐怖を苗木ももうすぐ味わうことになるからな)
苗木(!? 日向クン、直接脳内に……!)
18:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/07(日) 23:55:44.45 ID:
rsuJjCaS0
日向「女性陣はいいよ。なんていうか……パンツだし」
苗木「まあ、パンツだからね」
日向「問題なのは、男のパンツだよ」
日向「男のパンツもらってどうすればいいんだよ……」
苗木「……履k」
日向「履かねえよ!!」ダン
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 00:03:43.94 ID:
DC1cAzsp0
日向「洗ってあるとしても履きたくねぇよ!」
日向「その上、弐大なんかその場で脱いで渡してきやがったんだぞ!」
苗木「うわぁ……」
日向「あぁ、後、終里の奴もその場で脱いで渡してきたな……」
苗木「!?」
日向「流石にそっちは一旦返したよ」
苗木「弐大クンの方は?」
日向「3日に渡って消毒、漂白、洗濯した」
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 00:14:36.08 ID:
DC1cAzsp0
日向「はぁ……」
日向「十神のは伸びきってよれよれだし、花村のは妙に良い匂いするし、田中のは不可視だし……」
日向「何より一番恐怖だったのは……」
日向「……」ブルッ
苗木「ど、どうしたの?」
日向「狛枝のパンツ……」
21:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 00:23:07.30 ID:
DC1cAzsp0
日向「俺あいつのパンツ、一回無くしちゃったんだよ」
苗木「えぇっ!」
日向「いやさ……とりあえずみんなのパンツ、一回は洗わなきゃと思って、この前洗ってまとめて干したんだよ」
日向「まあ、そのせいでみんなから怒られたんだけど……」
苗木「うんうんそれで?」
日向「そのとき、運悪く狛枝のパンツだけ風にさらわれて飛んでっちゃって……」
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 00:28:37.72 ID:
DC1cAzsp0
苗木「不運だね……」
日向「やっちゃったと思って。かなり焦ったよ。仮にも俺と狛枝の友情の証なわけだし」
日向「謝りに行こう行こうと思いながらとりあえずその日は寝たんだよ」
苗木「それ、あんまり謝りに行く気無かったでしょ」
日向「で、翌朝起きて、謝りに行くか悩んでたら……」
日向「あったんだよ……枕元に……狛枝のパンツが……綺麗に畳まれた状態で……」
苗木「」
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 00:36:07.60 ID:
DC1cAzsp0
日向「それで怖くなりつつ出かけたら、偶然狛枝に出くわして……」
狛枝『やあ奇遇だね、日向クン! 今日は良い天気だね』
狛枝『晴れていて風も弱いし……すごく洗濯日和だと思わないかい?』ニコッ
苗木「怖すぎるよ!!」ガクガクガク
日向「だろ……?」
日向「今あいつのパンツは額縁に入れて飾ってあるよ……見えるところにないと不安で」
24:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 00:39:50.84 ID:GddEwA/v0
ダンロン珍しいな支援
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 00:47:53.88 ID:
DC1cAzsp0
日向「そしたらその額縁に飾ってある狛枝パンツを……狛パンを七海に見られてさ」
苗木「いいよ略さなくて……」
日向「信じられるか? あの七海が……どん引きしてたよ……」
七海『えーと、日向クン……この飾ってあるのは現代アートか何か……?』
日向『……いや、狛枝の……パンツだ』
七海『そ、そう……』
日向『……』
七海『……』
日向「あのときは流石に参ったよ……」
苗木「君、そんなにコミュニケーション下手だったっけ!?」
27:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 00:55:20.82 ID:
DC1cAzsp0
苗木「どうしてそこで黙っちゃうのさ! 完全に誤解されるシチュエーションじゃないか!」
日向「もちろん、俺だってそれを良しとはしないさ。狛パンを偶像崇拝してる変態とは思われたくない」
日向「だから俺は帰ろうとする七海に向かって、とっさにこう言った」
日向『待ってくれ七海! これは誤解なんだ!』
日向『俺が本当に飾りたいのは、七海のパンツなんだ!』
苗木「日向クン……君……どうしちゃったんだよ……」
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 01:05:04.73 ID:
DC1cAzsp0
苗木「パンツが……パンツが君を狂わせたのか……?」
日向「実際、もらって一番嬉しかったのは七海のパンツだしな」
苗木「そう……」
苗木「で、七海さんの誤解は解けたの?」
日向「多分大丈夫だろ。その日は『考える時間が欲しい』とだけ言い残して帰っていったけど。そういや、その後音沙汰無いな……」
苗木「うん。僕ここで待ってるから、今すぐ七海さんにも謝りに行ってきなよ」
日向「えー? 七海と誰に?」
苗木「西園寺さんだよ!!!」
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 01:17:30.92 ID:
DC1cAzsp0
日向「待て。謝りに行くにしてもちゃんと部屋に七海のパンツを飾ってからじゃないと誠意が伝わらないと思うんだ」
苗木「ちょっと待って! 君はもしかして追い打ちをかけに行くつもりなの!?」
日向「?」
苗木「……日向クン、君は疲れてるんだよ。この話の続きは来週にしよう」
日向「ああ、いいけど……」
32:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 01:23:45.38 ID:
DC1cAzsp0
【一週間後】
日向「先週の俺はどうかしてた」
苗木「……うん」
日向「正確に言うと、パンツをもらった日から先週まで、ずっとどうかしてた」
苗木「……そうだね」
日向「西園寺に土下座してきた。めちゃくちゃ踏まれた」
日向「七海に狛パンのこと説明してきた。終始出来の悪い息子を見守る母みたいな目をしてた」
苗木「……まあ、でも最悪の事態は避けられたみたいで良かったよ」
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 01:30:00.57 ID:
DC1cAzsp0
日向「? 苗木、なんかテンション低くないか?」
苗木「……日向クンに相談があって」
日向「なんだ?」
苗木「……これを見て欲しい」
ファサッ
日向「!? これは……!?」
日向「14枚の……パンツ……まさか!!」
苗木「うん、一週間で……集まってしまったよ……」
34:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 01:30:42.32 ID:jSNe3HKAO
まあ集まるだろうなあ
35:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 01:31:47.15 ID:+Ye6G/T20
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 01:34:47.50 ID:
DC1cAzsp0
苗木「どうやら全員の親愛度が既にカンストしてたみたいだ……はは……」
日向「マジかよ……」
苗木「なんていうか……すごく複雑な気分だ」
日向「やっとわかってくれたか……!」
苗木「うん、今ならよくわかるよ……この、理性と本能がせめぎ合う感じ……」
日向「ああ……」
苗木「……」
日向「……」
37:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 01:42:09.16 ID:
DC1cAzsp0
日向「……誰のパンツが一番嬉しかった?」
苗木「ちょ、ちょっと待ってよ……」
日向「もういいじゃないか。パンツハンター同士、腹割って話そう」
苗木「うーん……」
日向「やっぱり舞園か霧切? 朝比奈って線もあるか」
苗木「十神クン……かな」
日向「!!??」ガタンガタガタガタンッ
38:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 01:51:33.48 ID:
DC1cAzsp0
苗木「ちょっと! 飲み物零れちゃったよ!」
日向「わ、悪い……じゃなくて!」
日向「苗木! お前そういう趣味か! 霧切泣くぞ!」
苗木「そ、それは違うよ! そういう意味じゃない!」
苗木「なんていうか……先週まで、僕は十神クンがパンツをくれるところが想像出来なかったんだよ」
日向「俺にくれた……のは十神じゃない十神か」
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 01:58:09.07 ID:
DC1cAzsp0
苗木「十神クンが僕に心を開いてくれることはないと思ってたから……」
十神『まあ……対等な友人くらいにはなってやっても構わん。受け取れ』ポイッ
苗木「すごく嬉しかったんだ」
日向(かっこつけてるけど、投げてるのパンツなんだよなぁ)
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 02:04:19.83 ID:
DC1cAzsp0
苗木「まあ、みんなが僕を信頼してくれてるのがわかった、っていうのが一番嬉しかったかな」
日向「苗木……ピュアだなぁ」
苗木「あはは……」
日向「ふーん……」
日向「そうか……」
苗木「……」
日向「……っていう建前は置いといて、誰のが一番嬉しかったんだ?」
苗木「日向クン、今終わっておけばすごく綺麗に片づいた気がするんだけど」
41:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 02:12:10.39 ID:
DC1cAzsp0
日向「じゃあ限定しよう。女性陣のパンツの中でどれが一番嬉しかった?」
苗木「えぇぇ……」
苗木「ど、どれも嬉しいから比較なんてできないよ……」
日向「あぁ、じゃあわかった」
日向「女性陣のパンツの中で部屋に飾るならどれ?」
苗木「僕にそういう特殊な趣味はないからやめて欲しいんだけど」
43:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 02:24:08.49 ID:jb2fbbMT0
澪田のパンツは甘い匂いがしそう
クソガキは洗ってない魚の臭いがしそう
44:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 02:30:17.09 ID:
DC1cAzsp0
日向「まあ無いなら無いで良いけど……良いのか? このままだとお前は十神のパンツマニアってことになるけど」
苗木「ならないよ! なんでそうなるのさ!」
日向「十神のが一番感慨深いんだろ? 女子のパンツ見ても特に何にも思わなかったんだろ?」
苗木「そ、そんなこと……ない……」
日向「……」
苗木「霧…さん…………ったよ……」ボソリ
日向「……なんだって?」
苗木「霧切さんのパンツは!! 正直死ぬほど嬉しかったよっ!!」
日向「言ったッ!」
47:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 02:43:12.66 ID:
DC1cAzsp0
苗木「嬉しいに決まってるじゃないか! 最初はまともに会話もしてくれなかった彼女が、今やパンツをくれるくらい僕を信頼してくれてるってことが!」
日向「そうだ、苗木! 素直に感謝して、素直に喜べばいいんだ! それがパンツへの礼儀ってもんだ!」
苗木「そうだね! ありがとう霧切さん! ありがとうパンツの神様!」
日向「うおぉぉぉ! ありがとう七海! 毎日被って寝るよぉぉぉ!」
七海「……」
霧切「……」
七海「声かけづらいね」
霧切「えぇ……」
七海「……どうする?」
霧切「……」
霧切「……少し、考える時間が欲しいわ」
終われ
49:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 02:44:47.89 ID:
DC1cAzsp0
スクールモードでさくらちゃんのパンツも手に入るよねきっと
おやすみ
50:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 02:46:04.53 ID:jSNe3HKAO
システム的に妹様のパンツは手に入らないんだろうなあ……
51:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/08(月) 03:36:01.26 ID:W69APdaS0
乙
ダンロンSS増えろ
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