1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 22:05:41.22 ID:
eWJ3sJHX0
麻子「ふあぁ~……ここは……格納庫か?」
麻子「何故私はこんなところで寝てたんだ……?」
麻子「思い出せない…」
優花里「あれ? 猫?」
麻子「ん?」
優花里「危ないですよー。こんな所で寝てちゃ」
麻子「あ、ああ。だが私にも何で寝てたのかが……」
優花里「寝るならあっちの日向の方が気持ちいいですよ」
麻子「……は?」
1/35 ガールズ&パンツァー III号突撃砲F型 カバさんチームver
2:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 22:10:38.23 ID:
eWJ3sJHX0
優花里「あ、?W号の上はダメですよ。今から洗車するんで」
優花里「戦車を洗車ーなんちゃって」
優花里「それにしても、ウチの制服着ちゃって可愛いですね。細かいとこも良く出来てますよ」
麻子「すまない。言ってる意味が…」
優花里「飼い主さんに作って貰ったんですか?」
麻子(飼い主……? 私に言ってるんじゃないのか?)
優花里「よっと……今から?W号を外に出すんで、大きい音しますけどびっくりしないでくださいね」
グオン……
麻子(だが、私と優花里以外はなにも居ないぞ……どういうことだ?)
3:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 22:15:38.58 ID:
eWJ3sJHX0
優花里「さて、後はブラシとバケツ……おお、微動だにしないとは中々肝が据わってますね」
麻子「優花里? さっきから何を言っているんだ?」
みほ「優花里さーん」
華「お待たせしました」
優花里「西住殿に五十鈴殿!」
みほ「ごめんね、遅れちゃって」
華「すみません」
優花里「いえいえ、私も今来たところですので」
みほ「?W号出しといてくれたんだ、ありがとう」ニコ
優花里「えへへ」
6:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 22:20:11.86 ID:
eWJ3sJHX0
麻子「お、おい。聞いているのか?」
華「あら? 猫さんですか?」
みほ「ほんとだ」
麻子(猫……? なんで私を見て言うんだ)
優花里「そうなんですよ。私が来たときには?W号の隣で寝てたんです」
優花里「戦車を動かした時に逃げちゃうかなって思ったんですけど、平気みたいで」
みほ「へぇ……エンジン音結構うるさいのに、慣れてるのかな?」
華「可愛いですわぁ」
麻子(猫って私のことなのか? 何の冗談だまったく……)
7:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 22:25:45.53 ID:
eWJ3sJHX0
みほ「大洗の制服着てるけど、飼い主さんの手作りかな?」
華「すごいですねぇ。細かい所まで」
みほ「大丈夫、怖くないよぉ」ソ~
麻子「なっ……」
みほ「可愛いぃ//」ナデナデ
華「わ、私にも触らせてください」ナデナデ
麻子「い、一体何のつもりだ!?」
みほ「わっごめん、怒っちゃった?」
麻子「当たり前だ! 冗談にも程がある」
優花里「西住殿も五十鈴殿も、早く始めますよー」
8:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 22:30:23.68 ID:
eWJ3sJHX0
みほ「あ、ごめんなさい。すぐ行くね」
華「私ブラシ取ってきます」
みほ「それじゃあ、水汲んでくる」
麻子「まだ話は終わってな――おいどこに……何で無視するんだ」
麻子「待て……みほ、こんな良くわからないこと……」
みほ「優花里さん、お待たせ」
麻子「は、華も、もし私がなにかしたんなら謝まるから――」
華「みほさん、これ使ってください」
みほ「ありがと」
麻子「優花里、な、何か言ってくれ……」
優花里「では、張り切っていきましょう!」
みほ華「おー!」
麻子「なんで……」
9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 22:33:05.74 ID:0JHUoA9/0
今度は猫か
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 22:37:07.24 ID:m2pScQBS0
冷泉殿はネコ(意味深)
10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 22:33:06.29 ID:kN8mKtK50
首輪付けられるのか麻子
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 22:35:54.52 ID:
eWJ3sJHX0
沙織「ごめ~ん! 遅れちゃった!」
麻子(私、知らぬ間にみんなを怒らせるようなことをしたのか?)
麻子(なら、すぐに謝って……でもなにをしたんだ…)
みほ「大丈夫だよ。いま始めたところだから」
沙織「ほんとごめんね。麻子のこと探してたんだけどいなくて……」
優花里「冷泉殿ですか?」
華「ここにはまだ来てませんね」
沙織「そう……どこ行っちゃったんだろ」
麻子(試合の時遅刻しそうになったからか……)
麻子(でもあれは聖グロリアーナとの練習試合のときだけだし)
麻子(何ヶ月も前の話だ……それ以外の練習や試合にはちゃんと出てる)
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 22:40:33.17 ID:
eWJ3sJHX0
みほ「携帯には連絡した?」
沙織「それが、家に忘れてるみたいで」
優花里「困りましたね」
華「もう少しすればいらっしゃるのでは」
沙織「う~ん、そうだね。それじゃ、道具取ってくる」
麻子(おばぁが倒れた時には焦ってみんなに迷惑を掛けてしまったが……でも)
麻子(ぁああ! 分からない……何がいけないんだ)
みほ「そうだ、今格納庫に凄い可愛い猫ちゃんがいるんだよ」
沙織「猫?」
華「そうなんです。大洗の制服を着てちょこんと座って」
みほ「すっごい可愛いの」
優花里「こっちですよ」
麻子(みんな……沙織もいるのか……沙織なら)
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 22:46:02.10 ID:
eWJ3sJHX0
沙織「え、麻子?」
麻子「っ!」ピク
みほ「麻子さん?」
華「見当たりませんが…」
麻子「……」シュン
沙織「え? だって目の――」
優花里「えへへ~」ナデナデ
沙織「えっ」
みほ「あ! 優花里さんずるい!」
優花里「実はさっきお二人が撫でてたとき、ちょっと羨ましかったんですよね」
華「可愛いですよねぇ」
麻子「沙織……?」
沙織「わっ」ビク
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 22:50:32.58 ID:
eWJ3sJHX0
優花里「どうしたんですか?」
沙織「う、ううん、なんでもない」
麻子(沙織も……私を無視するのか)グス
亜美「あら、今週は戦車道お休みって言ってなかったかしら?」
麻子(っ! 教官なら、こんなこと絶対にしないはず)
優花里「教官、お疲れ様です」
亜美「せっかく優勝したんだから、少しくらい羽を伸ばさなきゃ」
みほ「そうなんですけど、何もないとかえって落ち着かなくて」
華「自習ということでしたから、洗車をしようと」
亜美「そう、あなた達らしいわね」
みほ「亜美さんはどうしてこちらに?」
亜美「まぁ、仕事で授業受け持ってるし、お休みでもとりあえず来なきゃいけないのよね」
亜美「そもそも、私の独断で自習にしたんだし」
18:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 22:54:20.49 ID:
eWJ3sJHX0
優花里「い、いいんですか?」
亜美「All right! あんなに頑張ったんだから、誰も文句言わないわよ。結果も残したしね」
沙織「あ、あの!」
亜美「どうしたの? まあ、キュートな猫じゃない」
麻子「……」チーン
亜美「ここの制服着てるわね。なんかデジャヴな感じがするけど、気のせいかしら……?」
亜美「もしかして誰かの飼い猫?」
沙織「……」
沙織「じ、実は友だちの猫を預かってて」
麻子「沙織……いったい何を……」
みほ「そうだったの?」
沙織「うん……」
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 22:59:08.90 ID:
eWJ3sJHX0
優花里「名前はなんていうんですか?」
沙織「名前!? え、えっと……まっ」
華「ま?」
沙織「ま……マリー?」
みほ「マリーちゃんっていうんだ?」
沙織「う、うん。あはは……」
麻子(そうか……沙織もそうやって私を虐めるのか)グス
亜美「可愛い名前ね。それじゃ、私は校舎に戻ってるから」
優花里「はい」
亜美「頑張ってねー」
みほ「じゃあ、作業に戻ろっか」
華「はい」
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 23:04:30.96 ID:
eWJ3sJHX0
沙織「う、うん……」
麻子「さ、沙織、待って……聞こえてるんだろ?」
沙織「……」
麻子「沙織……」
優花里「西住殿、槊杖とって貰えますか?」
みほ「はい、どうぞ。う~ん、この汚れ落ちにくいなぁ」ゴシゴシ
華「一旦流しますね」ジャバ
沙織「今のうちに……」サッ
麻子「……っうぅ……」グス
沙織「麻子?」
麻子「沙織!? 沙織……沙織ぃ」ギュウ
沙織「ほらほら、泣かないの」ナデナデ
麻子「あうっ……だって…みんなが…」
沙織「うん、大丈夫だから。落ち着いて」ギュ
24:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 23:08:17.74 ID:
eWJ3sJHX0
麻子「……」
沙織「落ち着いた?」
麻子「……」コクン
沙織「良かった」
沙織「でも、なんでこんなことになってるの??」
麻子「……やっぱり私がなにかしてしまったのか?」
沙織「それはないと思うけど」
沙織「というより、みんな本気で麻子のこと猫だって思い込んでるみたいだし」
麻子「……」
沙織「さすがに教官まで意地悪するとは思えないでしょ?」
麻子「それは、そうだが……」
麻子「記憶にないんだ……目が覚めたら?W号の隣にいて…」
沙織「麻子、ここで寝てたの?」
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 23:09:34.29 ID:RS2s43T50
麻子はネコ
では沙織は…?
27:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 23:11:31.23 ID:kN8mKtK50
28:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 23:13:10.33 ID:
eWJ3sJHX0
麻子「いや、いつもの所にいたと思うんだが……」
沙織「う~ん……って授業サボっちゃだめでしょ」
優花里「武部殿ー!」
沙織「っ!」ビク
優花里「ここにいたんですか。心配しましたよ、急にいなくなるんですから」
沙織「ご、ごめん。麻子……じゃなかった、マリーが心配で」
優花里「大丈夫ですよ。その子はしっかりしてそうですし」
沙織「うん……」
みほ「優花里さーん、沙織さんもこっち手伝ってくださーい!」
優花里「今行きます!」
沙織「ごめん、少し待っててね」ヒソヒソ
麻子「ああ…」
沙織「大丈夫、私が預かってるってことになってるから、ちょくちょく様子見に来るよ」
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 23:19:18.50 ID:
eWJ3sJHX0
みほ「終わったー」
華「お疲れ様でした」
優花里「?W号中に戻しますね」
沙織「じゃ、じゃあ誘導するよ」
優花里「お願いします」
沙織「オーライ…オーライ……ストップ!」
優花里「エンジン止めてっと……」
優花里「これでお終いですね」
華「この後どうしましょうか?」
みほ「私、マリーちゃんと遊んでみたいな」
優花里「私もです!」
麻子「なに……」ビク
32:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 23:23:48.65 ID:
eWJ3sJHX0
沙織「それは……」
華「いいですわねぇ」
麻子「おい、待て……」
みほ「可愛いー」ナデナデ
麻子「……//」
優花里「猫はのど元を撫でると喜ぶんですよね」ナデナデ
麻子「なっやめろ……くすぐったい」バッ
優花里「あぅ……」シュン
麻子「あっ…すまない……」
華「この子は好きじゃないみたいですね」
麻子「さ、沙織、何とかしてくれ」
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 23:29:42.90 ID:
eWJ3sJHX0
沙織「え、えと……ごめんみんな。この子、触られるのあんまり好きじゃないみたいなの」
みほ「え、そうだったの? ごめんねマリーちゃん」
麻子「マリー……」
沙織「あはは……」
優花里「すみません」
華「でも、少し残念ですわ」
沙織「な、懐いた人だと大丈夫なんだけど、ごめんね」アハハ
みほ「仕方ないよ」
沙織「そ、それじゃあ、もう暗くなってきたし、私はもう帰るね」
華「沙織さん、もし宜しければ明日沙織さんの家に伺ってもいいですか?」
沙織「えっ」
34:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 23:33:01.47 ID:
eWJ3sJHX0
みほ「私も行ってみたい」
優花里「というより、マリーちゃんと遊びたいんですよね」
みほ「えへへ」
沙織「ど、どうしよう麻子」
麻子「あんまり不自然だと怪しまれる」
沙織「だよね」
沙織「うん、大歓迎だよ!」
華「ありがとうございます!」
沙織「そ、それじゃ、また明日ね。行こ、ま…マリー」
麻子「あ、ああ」スッ
みほ「えっ?」
35:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 23:37:37.08 ID:
eWJ3sJHX0
優花里「凄いです!」
華「まぁ、芸も出来るんですか?」
沙織「へ? っ! 麻子、立っちゃダメ」ヒソヒソ
麻子「え、あ、ああ」
麻子(四つん這いで進めということか)
麻子(確かに猫が立って歩いたりはしないが……)
麻子(恥ずかしいだろう、人として)
華「歩けたりもするんですか?」
沙織「い、いやぁそこまでは……あはは」
沙織「それじゃ!」
優花里「あ、その前に」
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 23:41:59.08 ID:
eWJ3sJHX0
沙織「ま、まだおかしなとこあった!?」
優花里「え? いえ、ただ冷泉殿が来なかったので、武部殿に連絡来てないかと」
みほ「麻子さん、なにかあったのかな」
華「心配ですわ」
沙織「あ、そのこと…えっと、体調が優れないから家で休むってさっきメールが」
みほ「風邪かな…お見舞い行った方が」
沙織「ううん、たいしたことないから心配するなって」
優花里「そうですか、とにかく無事で良かったですよ」
華「早く良くなってくれればよいのですけど」
沙織「後で伝えとくね。みんな心配してるって」
沙織「じゃ、じゃあまたね!」
みほ「また明日」
38:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 23:45:48.28 ID:
eWJ3sJHX0
沙織「はぁ……みんなにたくさん嘘ついちゃった」
麻子「すまない……私のせいだ」
沙織「ううん。それより良かったじゃん」
麻子「良かった?」
沙織「麻子のこと、誰も嫌ってなんかないよ。みんな心配してくれてた」
麻子「……ああ、そうだな」
沙織「今日は私の部屋に泊るってことでいいよね?」
麻子「出来ればそうしてほしい」
沙織「麻子ならいつでも泊めて上げるよ」
麻子「ありがとう、沙織」
沙織「いえいえ。行く先も決まったし、帰ろうっか」
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 23:49:10.92 ID:
eWJ3sJHX0
・
・
・
麻子「待って! この体勢だときついんだ!」ゼエゼエ
麻子「沙織……もっとゆっくり歩いてくれ」
沙織「だ、大丈夫?」
麻子「四つん這いで歩くのは疲れる……進まない…だるい」
沙織「我慢して。猫が2本脚で歩いたら大変でしょ?」
麻子「それは、そうだが……っはぁ……」ヨタヨタ
麻子「こんなっ…人通りの多い場所で……恥ずかしい」
沙織「みんな麻子のこと気にしてないから、やっぱり私以外には猫に見えてるって」
麻子「それでも恥ずかしいんだ……はぁ…はぁ…」
沙織「頑張って、もう少しだから」
41:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 23:54:54.05 ID:
eWJ3sJHX0
麻子「はぁ……っ…はぁ……はぁ」ヨロヨロ
沙織「ま、麻子、ほんとに大丈夫?」
麻子「…はぁ……もう、むり……水をくれ……喉が痛い」
沙織「待ってて、その自販機で買ってくる」
沙織「はい、お水」
麻子「すまない……」
沙織「あ、やっぱりダメ」サッ
麻子「え」ウルウル
沙織「じゃなくて、猫がペットボトル開けて水飲むって変でしょ」
麻子「そうだけど……」
沙織「ここ人多いし、騒がれたらまずいよ」
43:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/04(木) 23:59:00.74 ID:
eWJ3sJHX0
麻子「だがほんとに喉がからからんだ……沙織ぃ」ウルウル
沙織「だからさ」トポトポ
沙織「はい」
麻子「……何のつもりだ?」
沙織「え? 猫っぽいじゃん」
麻子「何でおまえの手から水を飲まなければっ…けほっ…」
沙織「ほら、無理しないで」
麻子「それに、恥ずかしいだろ……こんな//」
沙織「私だって恥ずかしいよ! だからさっさと飲む」
通行人「ね、見て見て、あの女子高生猫と話してる」
通行人「やだー可愛い」
沙織「うぅ///」
麻子「し、しかたない……」
45:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 00:03:47.25 ID:
hwhQYzuO0
麻子(ひ、人前でこんな恥ずかしいことを…)
麻子(沙織の手からなんて///……だがもう限界だ)
麻子「……」ドキドキ
沙織「////」
麻子「……」ペロ
沙織「ぁっ//」ピク
麻子「へ、変な声を出すな!」ドキドキ
沙織「ごめん、くすぐったくて」
麻子「まったく///」ピチャピチャ
沙織「あははは……くすぐったい」
麻子(くそ…上手く飲めない)ペロペロ
46:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 00:08:01.01 ID:
hwhQYzuO0
麻子「すまない……ほとんどこぼしてしまった」シュン
沙織「焦るからだよー。今の麻子は猫なんだから、自然に自然に」
麻子(私は猫…猫…ただの猫……)
沙織「ま、まだいっぱいあるから、ゆっくり飲んで?」トポトポ
麻子「ん…」ペロ
麻子「////」ピチャピチャ
麻子「……」ペロペロ
沙織「も、もういい?」
麻子「あ、ああ。ありがと///」
沙織「ど、どういたしまして//」
47:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 00:16:49.57 ID:
hwhQYzuO0
沙織「さ、あとちょっとだから頑張ろ」
麻子「…分かった」
沙織「着いたー!」
麻子「疲れた……」
沙織「お風呂沸かすからちょっと待ってね」
麻子「すまん」
沙織「ホントどうしたんだろうね、みんな」
麻子「沙織……町中の人間が私を猫だと認識してるだ」
麻子「わ、私に原因があるんじゃないか?」
沙織「原因って言われても……」
麻子「……」
沙織「まぁなんとかなるよ」
麻子「そんな適当な…」
49:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 00:20:46.77 ID:
hwhQYzuO0
ピーピー
沙織「あ、沸いたよ。麻子、一緒に入ろ」
麻子「あ、ああ……」
チャポン
沙織「久しぶりだねー2人で入るの」
麻子「そうだな」
沙織「麻子ってさ、髪綺麗だよね」
沙織「肌も白くて綺麗だし……」
沙織「私が男の子なら放っておかないのになぁ」
麻子「ど、どうしたいきなり」
沙織「え? なんとなく思っただけ」
麻子「そうか…」
麻子(人の気も知らないで…)
50:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 00:24:01.60 ID:
hwhQYzuO0
沙織「晩ご飯なにがいい?」
麻子「なんでもいい」
沙織「それが一番困るんだよね……」
麻子「なら肉じゃが」
沙織「さっすが、わかってるね麻子」
麻子「なにがだ?」
沙織「私の得意料理」
麻子「そりゃあな」
沙織「ではでは、腕によりを掛けて作っちゃうね」ジャバ
53:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 00:27:14.21 ID:
hwhQYzuO0
麻子「なら、私も出る」
沙織「パジャマ、私のでもいいよね」
麻子「ああ」
沙織「あぁ、あと歯ブラシも新しいのあるからそれ使って」
麻子「すまない、何から何まで」
沙織「麻子、今日は謝りすぎ」
沙織「これでも幼なじみなんだからもっと頼ってよね」
麻子「……ありがとう」
55:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 00:30:43.31 ID:
hwhQYzuO0
沙織「よっし、完成。麻子、お皿出してー」
麻子「分かった」
沙織「いただきまーす」
麻子「いただきます」
沙織「うん、美味しい」
麻子「自分で言うことか」
沙織「美味しくないの?」
麻子「う…お、美味しい…」
沙織「良かった」ニコ
56:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 00:33:50.78 ID:
hwhQYzuO0
麻子「……っ//」
沙織「どうしたの?」
麻子「い、いや、なんでもない。お替わりもらえるか」
沙織「え、麻子がそんなに食べるなんて珍しいね」
麻子「お、美味しいからな」
沙織「食べ過ぎてお腹壊さないでね」
麻子「ああ」
・
・
・
57:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 00:38:42.62 ID:
hwhQYzuO0
麻子「ごちそうさま」
沙織「お粗末様でした」
沙織「えへへ、私も料理上手になったでしょ?」
沙織「これでいつ彼氏が出来ても大丈夫だよね!」
麻子「出来ればな」
沙織「ひどーい! 絶対出来るもん!」
麻子「しかし、こうして優勝したのに、一向に出来る気配がないじゃないか」
沙織「それは……ここ女子校だし、出会いがないの! 出会いが!」
麻子「なら諦めろ」
沙織「ちょっとそれ酷い!」
麻子「そんなに彼氏が欲しいのか?」
沙織「だって2人でいちゃいちゃしたり、あーんてしたり憧れるじゃん!」
麻子「分からんな」
59:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 00:43:22.76 ID:
hwhQYzuO0
沙織「麻子が興味なさすぎなだけだよ」
麻子「事実興味がない」
沙織「はぁ……それでも女の子かっての」
麻子「女だが?」
沙織「はいはい……」
沙織「それじゃ、私は後片付けするから」
麻子「手伝おう」
沙織「お願い」
沙織「麻子ーお皿拭いて」
麻子「分かった」フキフキ
麻子「……」ウトウト
沙織「麻子?」
麻子「は……だ、大丈夫だ、寝てない」フキフキ
60:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 00:47:24.76 ID:
hwhQYzuO0
沙織「先に休んでていいよ。今日はいろいろありすぎて疲れたでしょ?」
麻子「だが……」
沙織「落として怪我でもしたら大変だから」
麻子「分かった。後は頼む」
沙織「すぐ戻るよ」
麻子「……待ってる」
麻子(眠い…疲れた……)ヘタ
麻子(だが……沙織を……)ウトウト
麻子(寝るなぁ……)ペチペチ
沙織「お待たせー」
麻子「……おかえり…」ウトウト
沙織「麻子……待っててくれたんだ」
麻子「ああ…」
61:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 00:51:37.41 ID:
hwhQYzuO0
沙織「ほら、おいで」
麻子「しかし、沙織のベッドだから……」
沙織「今更そんなこと気にする間でもないじゃん」
麻子「分かった……」ポフ
麻子(沙織と一緒に寝るのなんていつ振りだろうな…)
沙織「ほら、もっとこっちおいで」グイ
麻子「ん……お休み」
沙織「はいお休み」
麻子(沙織の匂い……落ち着く)
・
・
・
67:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 00:56:15.46 ID:
hwhQYzuO0
沙織「…んぅ……ふぁ…」
沙織「朝……」
麻子「すぅ……」Zzz
沙織「休みだし、起こさないであげよう」ソッ
沙織「さて、朝ご飯でも作りますか」
沙織「ごちそうさま」
麻子「ん……すぅ…」Zzz
沙織「しっかし、麻子ったら全然起きる気配がないなぁ……」
沙織「まぁ、休みだしいっか。さて、着替えて食器片付けよう」
68:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:00:30.67 ID:
hwhQYzuO0
沙織「そろそろ10時かあ」
沙織「……いい加減起こそうかな」
沙織「ほら、麻子起きて。朝だよ」ユサユサ
麻子「んー……」Zzz
沙織「起きなさい」バサ
麻子「んぁ……なんだ沙織……今日は休みだから…」
沙織「もう10時なるから」
麻子「もうちょっとだけ……」
沙織「だーめ。そのかき集めてる布団干したいから」
麻子「やー……」
沙織「やじゃない。それに、今干しておけば夜に気持ちよく寝られるよ」
麻子「……わかった。起きる」モソモソ
69:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:04:53.89 ID:
hwhQYzuO0
沙織「朝ご飯は?」
麻子「いい」
沙織「そう。なら顔洗って歯を磨いて、シャキッとする」
麻子「行ってくる」ポー
沙織「まったく、朝は私が居ないと何も出来ないんだから」
麻子「おはよう沙織」
沙織「おはよ。目、覚めた?」
麻子「ああ」
沙織「じゃあ着替えて……そうか、着替え持ってきてないもんね」
麻子「制服ならあるぞ」
沙織「シャツを洗濯して今乾かしてるとこ」
麻子「そうか…」
沙織「まぁそのままでもいいよね。別に誰か来るわけでも――」
麻子「昨日約束しただろ」
沙織「あ、そういえば」
70:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:10:18.86 ID:
hwhQYzuO0
ピンポーン
麻子「来たみたいだな」
沙織「だね。ちょっと待ってて」
沙織「はーい」
ガチャ
優花里「こんにちはー」
みほ「こんにちは、沙織さん」
華「こんにちは」
沙織「い、いらっしゃい」
沙織「ちょ、ちょっと待っててね」サッ
沙織「麻子! どうしよう……やっぱり断る?」
麻子「いや、もしかしたら戻ってるかも知れない」
麻子「確かめるには、どのみち沙織以外の誰かに会わないといけないから」
麻子「ダメだったらまた猫の振りでもしている」
沙織「分かった」
73:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:16:04.37 ID:
hwhQYzuO0
沙織「みんな、お待たせ。どうぞ上がって」
優花里「はい、お邪魔します」
みほ「お邪魔します」
華「お邪魔致します」
麻子「……」ドキドキ
沙織「……」ドキドキ
3人「可愛いぃ!」
麻子「……」ズーン
沙織「あはは……」
優花里「おいでー」
みほ「マリーちゃーん」
華「うふふ」
麻子「にゃ、にゃあ……」
沙織「ぷはっ! くくく……あははは」
74:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:19:41.73 ID:
hwhQYzuO0
みほ「ど、どうしたの沙織さん」
沙織「う、ううん、何でもない……くは」
麻子(みんなが帰ったら覚えておけ……)
優花里「触りたいですけど……引っ掻かれたりしないでしょうか」
沙織「それは大丈夫、その子引っ掻いたりはしないから」
華「でも、昨日触られるのは苦手と…」
沙織「大丈夫だよ。みんなにはもう慣れてるはず」ニヤニヤ
麻子「沙織!」
優花里「そうですか、なら……」
みほ「私も」
華「わ、私もいいでしょうか」ワクワク
麻子「ちょ、ちょっと落ち着いてくれ……」
優花里「あぁ~癒やされます」ナデナデ
麻子「おい……あんまり撫で回すな///」
75:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:23:33.29 ID:
hwhQYzuO0
華「可愛いです」ワシャワシャ
みほ「いいなぁ、私も猫飼いたい」ナデナデ
麻子「こらぁ!」グシグシ
優花里「そういえば武部殿」
沙織「なに?」
優花里「さっきから気になってたんですけど、なんでパジャマなんですか?」
沙織「え?」
麻子「え?」
みほ「それ、私も気になってた」
華「可愛いですけどねぇ」
優花里「さっきから可愛いしか言ってないですよ五十鈴殿」
華「本当のことですもの」
78:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:28:08.08 ID:
hwhQYzuO0
みほ「私、猫にとって服は邪魔なだけって聞いたことがあるなぁ」
優花里「あ、それ私もです」
華「私も」
麻子「沙織、まずい空気だぞ…・・」
沙織「そ、それはほら……この子の飼い主の趣味っていうか」
優花里「それなら、武部殿の所にいる間だけでも」
みほ「自由にさせてあげようよ」
華「お願い致しますわ!」
沙織「えっと、あの……」
麻子「私は脱がないからな」
沙織「だよねー……」
沙織「こ、この子は服着るの好きみたい……だし?」
優花里「そんなのは人間のエゴですよ!」
みほ「うんうん」
沙織「麻子ぉ~……」ウルウル
79:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:31:38.85 ID:5m2lzQyu0
この展開は…
80:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:32:20.37 ID:
hwhQYzuO0
麻子「断る」
沙織「うぅ…」
沙織「……」グッ
沙織「え? なになに? 私はこのお洋服気に入ってるよ……だって」
優花里「え……」
みほ「……」
華「……」
麻子「……」
沙織「……///」カァ
沙織「ちょっと来て」グイ
麻子「うわっ…」ズルズル
沙織「わ、私、絶対に痛い子って思われたじゃん!」
麻子「なんというか……ご愁傷様」
82:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:37:09.37 ID:
hwhQYzuO0
沙織「脱いで」
麻子「な、なんでそうなる!」
沙織「さすがに痛い子キャラはやだ」
麻子「私だって、脱ぐのは……」
沙織「ならもう面倒見てあげない」
麻子「なっ……それは卑怯だ」
沙織「私だって今後の高校生活かかってるし」
麻子「うぐ…」
沙織「みんなといつもお風呂入ってるんだから、そんなに気にしなくても」
麻子「しかしだな……風呂と部屋とでは全然…」
沙織「それに猫にしか見えてないからさ」
沙織「ね?」
麻子「うぅ……分かった」ヌギヌギ
83:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:41:47.16 ID:
hwhQYzuO0
優花里「あ、武部殿! すみません無理強いして」
みほ「嫌なら別にそのままでも……」
沙織「ごめんごめん、さっきの冗談だって」テヘ
華「そ、そうだったんですか」
沙織「さすがに本気であの発言はしないって」
優花里「それでマリーちゃんは……」
麻子(この程度の恥……沙織に見放されるよりは……///)
みほ「脱がしたんだ」
沙織「う、うん…まぁ」
麻子(やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい)フルフル
麻子(裸で四つん這いなんて、人としてやってはいけないことだろ…)
沙織「……ごめんね麻子」ヒソヒソ
みほ「あ、あのね、マリーちゃんと遊ぼうと思っていろいろ玩具持ってきたんだ」
優花里「猫じゃらしとか、ボールとか」
85:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:45:09.24 ID:
hwhQYzuO0
沙織「そ、そうなんだ」
優花里「ほらほら~……」ワサワサ
麻子(猫としては何かしらしてやるべきなんだろうが……何かを失う気がする)
みほ「反応しないね、猫じゃらしに」
麻子(しかし怪しまれるのもな……)
華「もっと大きく振ってみたらどうですか?」
優花里「こうですか?」フリフリ
麻子(仕方ない……)チョン
優花里「おっ」
みほ「華さんすごい」
華「いえ、なんとなく言ってみただけなんですけど」
麻子(……)バシッシュバッ
麻子(……何が面白いんだ?)
87:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:49:34.19 ID:
hwhQYzuO0
みほ「可愛い…」ホワン
麻子(……飽きた)ピタ
みほ「あ…」シュン
華「次はボールですね」コロコロ
麻子(今度はなんだ……取ってくるあれか。まったく猫だと思って好き勝手……)クル
沙織「あっ///」
麻子(はっ!)ピタ
麻子(今……この格好で後ろを見せたら……あそこ…丸み…え////)カアァ
麻子「み、見るなぁ!!///」サッ
みほ「あれ?」
華「どうしたんでしょうか?」
優花里「さあ?」
麻子(くっ……動けない…////)
麻子(今更恥ずかしくなってきた…///)
89:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:54:27.50 ID:
hwhQYzuO0
優花里「具合でも悪いのかな?」ナデナデ
麻子「な…なにをする!」ビク
麻子(せ、背中を撫でるなぁ……///)
麻子「沙織、助けてくれ!」フルフル
沙織「……あれ」ドキドキ
みほ「優花里さん、私にもやらせて」
優花里「どうぞ」
みほ「あぅ~可愛いよぉ」ナデナデ
麻子「ま、待て!」
麻子(手を動かしたら見えてしまうし……2人に囲まれて逃げられない…)
沙織「……」
麻子(沙織も当てにならない……)
華「私にも撫でさせてください」
91:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:58:00.84 ID:
hwhQYzuO0
みほ「いいよ」
華「うふふ」スッ
麻子「えっ」コロン
麻子(ど、どうして私は仰向けに……)サーッ
麻子「ま、待て、華! それは本当にまずい」
華「どうですかぁ?」ナデナデ
沙織「……」ギリ
麻子「あっ……ちょっ…やめろ//」
優花里「犬じゃないんですからお腹は」
華「ダメでしょうか?」
みほ「ダメっていうか嫌がってるみたいだし」
華「あ……すみません」シュン
麻子「はぁ…はぁ…//」クター
92:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 01:58:14.42 ID:fCbp113SO
集団レイプされてるようにしか見えない
93:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 02:02:40.59 ID:
hwhQYzuO0
優花里「そろそろお昼ですね」
みほ「みんなでどこか食べに行こうか」
華「いいですわね」
沙織「……」
みほ「沙織さん?」
沙織「えっ…あ、なに?」
華「一緒にお昼ご飯食べに行きませんか?」
沙織「そ、そうだな~」
麻子「……行ってくればいい」
沙織「わ、私は遠慮しとくよ。この子の面倒見なきゃいけないし」
麻子「沙織……」
優花里「そうですか……」
みほ「慣れないところに置いていくと可哀想だもんね」
華「それではこれを」ゴソゴソ
95:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 02:06:20.02 ID:
hwhQYzuO0
沙織「これは……」
麻子「……」
優花里「首輪です。昨日してなかったみたいなので」
みほ「お友達の猫って言ってたからどうかとは思ったけど」
華「つい、可愛くて」
沙織「あ、ありがとう」
優花里「では、私達はこれで」
みほ「お邪魔しました」
華「失礼致します」
沙織「うん、またねー」
麻子「……はぁ」ホッ
沙織「大丈夫?」
麻子「……とりあえずは」
96:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 02:10:58.37 ID:
hwhQYzuO0
沙織「麻子なんか汗かいてない?」
麻子「そ、そりゃあんなに撫で回されれば……」
沙織「だよねー……」
麻子「じゃあ私は服を着てくる」
沙織「待って!」
麻子「なんだ? その……これでも恥ずかしいんだが」
沙織「これどうしよう」
麻子「みんなには悪いが、その辺に置いておけ」
沙織「じゃなくて、その……付けてみない?」
麻子「……なに?」
沙織「あのね、麻子なら似合うかなって」
麻子「断る! 何で私がそんなこと……」
麻子「だいたい、首輪が似合ってたまるか」
98:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 02:15:35.37 ID:
hwhQYzuO0
沙織「そこをなんとか」
麻子「……理由を言え」
沙織「言ったらしてくれる?」
麻子「考えてやる」
沙織「……分かった」
沙織「わ、私…麻子のこと好きかも知れない」
麻子「えっ////」ドキ
沙織「ごめん、私変なこと言ってるよね……」
沙織「いつも彼氏彼氏言ってるのに……」
沙織「麻子のこと好きだなんて……」
麻子「っ……おかしくなんてない」
沙織「麻子……引かないの?」
101:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 02:19:25.74 ID:
hwhQYzuO0
麻子「引くわけないだろう」
麻子「だって、わ、私も沙織が好きだったから。ずっと前から……///」
沙織「麻子……麻子!」ダキ
麻子「お、おい///」
カチャカチャ
麻子「……」
沙織「やった」
麻子「……世の中には、していいことと悪いことがあるぞ」
麻子「外してくれ」
沙織「えー似合ってるのに」
麻子「嬉しくない」
沙織「せっかく両想いなのに?///」
麻子「……そっちは嬉しい//」
103:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 02:25:18.59 ID:
hwhQYzuO0
沙織「なら」
麻子「それとこれとは話が――」
麻子(いや……まてよ。これは沙織の遊びに付き合う体で甘えられる)
麻子(いつもなら恥ずかしくて出来るわけがないが)
麻子(今日の痴態を考えれば、これ以上なにを失うというのか……)
沙織「麻子?」
麻子「きょ、今日だけならこのままでいてやる///」プイ
沙織「麻子ぉ!」ギュウ
麻子「く、苦しいから……//」
沙織「あ、ごめん」パッ
麻子「ん」スリスリ
沙織「ま、まま麻子?///」ドキ
104:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 02:31:01.38 ID:
hwhQYzuO0
麻子「わ、私は猫なんだろ?」
沙織「もう、しょうがないなぁ」ナデナデ
麻子「……にゃん」ギュ
沙織「ふふっ…ごめん…やっぱそれは」プルプル
麻子「なっ…そ、そういえばさっきも笑ってくれたな!」
沙織「だって…麻子がにゃんって」プルプル
麻子「もういい! 服着てくる」
沙織「ああ待って! ごめんってもう笑わないから」
麻子「まったく……」ポフ
沙織「そう言っても寄りかかってはくるんだ」
麻子「うるさい///」
グウゥ~
麻子「あっ///」
沙織「あはは、そういえば麻子は朝も食べてなかったしね」
107:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 02:36:25.09 ID:
hwhQYzuO0
沙織「お昼にしよっか」スッ
麻子「あ……」ギュ
沙織「ちょっ……袖掴まない。どこにも行かないから」
沙織「急に甘えんぼさんになった?」
麻子「……」
麻子「……べつに」
沙織「一緒に作ろう」
麻子「服着てくる」
沙織「あ、待って」
麻子「……これは?」
沙織「首輪つき裸エプロン」
麻子「こ、ここんな格好……///」カァ
108:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 02:41:09.86 ID:
hwhQYzuO0
麻子「こ、ここんな格好……///」カァ
沙織「可愛いよ?」
麻子「うっ……こんなの、沙織の前でしかやらないからな///」
沙織「えっ//」
沙織「う、うん…ありがと///」カァ
麻子(一矢報いたり)
・
・
・
沙織「ご馳走さまー」
麻子「ご馳走様」
沙織「このあとどうする?」
麻子「私は沙織と居られれば」
沙織「な、なんか妙に素直だね///」
麻子「今までは自分の気持ちを隠してきたからな」
麻子「今日くらいは//」
109:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 02:45:09.89 ID:
hwhQYzuO0
沙織「私ね、謝らなきゃいけないことがあるんだ」
麻子「え…」
沙織「実は……さ」
沙織「さっき勢いで告白しちゃったけど、まだこの気持ちがなんなのか分からないの」
麻子「どういう……」
沙織「そのまま」
沙織「みんなが麻子を撫でてたときはすごく嫌だった」
沙織「麻子を好き勝手されるのがすごいむかついた……」
沙織「麻子に好きって言われたときすごい嬉しかった……」
麻子「……」
沙織「麻子、これって好きなのかな?」
麻子「私は……そうであってほしい」
沙織「そう、だよね……人の気持ちなんて分からないよね」
麻子「……すまない」
111:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 02:49:59.50 ID:
hwhQYzuO0
沙織「私、ずっと格好いい王子様みたいな人に告白されるのに憧れてたけど」
沙織「自分から誰かを好きになるなんて考えてなかった」
沙織「もし好きになっても、それは男の子なんだろうなって思ってた」
沙織「だから……正直、混乱してる」
麻子「私は好きだ」
沙織「麻子…」
麻子「沙織からどう思われようと、私は沙織が好きだ!」
沙織「……」
麻子「……」
沙織「っ……うん。今分かった」グス
麻子「沙織?」
沙織「私も、麻子が好きだよ」
麻子「……」
沙織「だって、麻子に好きって言われるの、泣いちゃうくらい嬉しいんだもん」ポロポロ
113:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 02:54:34.46 ID:
hwhQYzuO0
麻子「沙織……!」ギュウ
沙織「麻子……」ギュ
麻子「……くしゅんっ」
沙織「だ、大丈夫? 寒かった?」
麻子「さすがにそろそろきつい」フルフル
麻子「服着てくる」
沙織「あ、うん」
麻子「お待たせ」
沙織「首輪……外したんだ」
麻子「なにかまずかったか?」
沙織「ううん、似合ってたのになぁって」
麻子「それだけのために付けさせたのか」
114:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 03:00:37.59 ID:
hwhQYzuO0
沙織「ち、違う違う! まぁ、最初はそうだったけどさ」
沙織「なんていうか……自分の気持ちも分からないのに告白して、受け入れて貰って」
沙織「怖かったっていうか、空気壊して自分をごまかしたかった」
沙織「それに、首輪付けてる麻子は素直だったし、ずっと私に甘えてくれるのかなって」
麻子「…首輪なんてなくても私は甘えるぞ?」
沙織「え?」
麻子「なんかもう色々と吹っ切れた」
麻子「せ、せっかくその……恋人同士になれたんだ」ギュウ
沙織「うん」ギュ
115:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 03:07:00.97 ID:
hwhQYzuO0
麻子「沙織……」ペロ
沙織「ひゃっ////」ドキ
麻子「ん……」スンスン
沙織「そ、それは吹っ切れすぎじゃ…」
麻子「問題ない」スリスリ
麻子「猫設定は生きてるから」
沙織「むっ……」
沙織「なら首輪もして」
麻子「分かった。今日の私に羞恥心などもうない」
沙織「確かにあれだけすればねぇ……」
117:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 03:13:07.78 ID:
hwhQYzuO0
麻子「これでいいか?」
沙織「……服まで脱ぐ必要なかったのに」
麻子「猫だから」
沙織「麻子、もしかしてはまった?」
麻子「……うるさい//」
沙織「そっかぁ、麻子は猫さんだもんね」
沙織「おいでー」
麻子「にゃ、にゃあ//」ノソノソ
麻子「……」スリスリ
118:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 03:14:52.60 ID:a9Gr+L4l0
へ、変態だー!
119:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 03:19:12.01 ID:
hwhQYzuO0
沙織「くっ……」プルプル
麻子「……」ガブッ
沙織「痛ったぁ! ごめん麻子、笑わないから! 手噛まないで!」
麻子「まったく……」ペロペロ
沙織「ごめんたっら」ナデナデ
麻子「ん」ペロペロ
沙織「だ、大丈夫、もう痛くないから///」
麻子「……」ペロペロ
120:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 03:25:12.91 ID:
hwhQYzuO0
沙織「……麻子、それ楽しい?」
麻子「別に、なんとなくつい」ペロペロ
沙織「そう、まぁ悪い気はしないけど」
・
・
・
沙織「かぶれた……」カリカリ
麻子「いや、その…すまん」
沙織「それはいいんだけどね……まさかこれで夜になるとは」
麻子「すまん……」
133:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 05:29:06.04 ID:
hwhQYzuO0
沙織「さて、は夕飯作るから、大人しく待っててねー」ナデナデ
麻子「沙織が居ないと寒い」
沙織「じゃあ布団にくるまってなさい」
麻子「分かった」
麻子「……」ポフ
麻子(沙織の匂いだ……)
麻子「はぁ…」
麻子(やっぱり落ち着くな)
麻子(……)
麻子(今、私裸で沙織のベッドにいるんだな…)ドキドキ
麻子(まずい、変な気持ちになってきた)
麻子(落ち着け……し、深呼吸だ)
135:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 05:39:26.88 ID:
hwhQYzuO0
麻子「すぅ……はぁ……」
麻子(沙織の匂いだ……)
麻子(そして逆効果だった……)
麻子(……)ドキドキ
麻子(ちょっとくらいなら……)
沙織「麻子ー。出来たよー」ペラ
麻子「ぬわっ! きゅ、急にめくるな!」バクバク
沙織「え? ごめん」
麻子「いや、私こそすまん」
沙織「まあいいや。ご飯出来たよ」
麻子「ありがと」
沙織「あ~ん…」
麻子「あ、あ~ん」パク
139:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 05:47:36.21 ID:
hwhQYzuO0
沙織「どう?」
麻子「美味しい」
沙織「次私ね、あ~ん」
麻子「あ~ん」
沙織「あむっ//」パク
沙織「うん、我ながら美味しい」
・
・
・
沙織「さて、食器も洗い終わったし、お風呂入ろっ」
麻子「わかった」
チャポン…
沙織「麻子、洗いっこしよ」
麻子「にゃあ」コクン
沙織「…突然思い出したように猫化するね」
143:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 05:56:05.92 ID:
hwhQYzuO0
沙織「夕飯の時は普通だったのに」
麻子「沙織は普通の方がいいのか?」
沙織「私? 私はどっちの麻子も可愛いと思うよ」
麻子「にゃ」
沙織「やっぱ気に入ってるんだ」
麻子「…なんのことだろうか」
沙織「ふふっまぁいいや。髪洗うよ」
麻子「ん//」
沙織「昨日も言った気がするけど、髪質いいよね」ワシャワシャ
麻子「そうか?」
沙織「そうだって」シャコシャコ
沙織「あ、これから他の人に髪触らせるの禁止ね」
144:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 06:04:26.91 ID:fCbp113SO
そういえば大洗にはもう1人猫みたいな娘がいたような
145:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 06:05:09.61 ID:
hwhQYzuO0
麻子「……沙織って束縛するほうだったのか」
沙織「そ、束縛じゃないもん……ただ、なんというか私だけの宝物って感じ?」
麻子「世間じゃそれを束縛という」
沙織「え……私って面倒な女ってこと?」
麻子「どうしてそうなる」
沙織「だって、雑誌に束縛しすぎる彼女は面倒って……」
麻子「いや、髪なんて人にほいほいと触らせるものじゃないし、それくらいなら」
沙織「ほんと!?」
麻子「本当だ。そういうのはメールを強制したり、他人との付き合いに口を出したりする女だろう」
沙織「そっか、なら大丈夫だよ。私、麻子のこと信じてるから」
麻子「…///そうか///」
沙織「流すよー」ジャー
150:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 06:15:49.49 ID:
hwhQYzuO0
麻子「次は私が洗う」
沙織「お願いします」
沙織「逆にさ、麻子は私にこうして欲しいとかある?」
麻子「そうだな……ずっと一緒に居て欲しい」ワシャワシャ
沙織「なっ///よくそんな恥ずかしいセリフを」
麻子「それから、朝はもう少し寝かせてくれ」
沙織「それはダメ。麻子のためなんだからね。それに、麻子ったらいつまでも寝ようとするじゃん」
麻子「うぅ……じゃあ猫の時は飼い主っぽく」ワシャワシャ
沙織「そ、それはそれでレベル高い…」
沙織「この短時間でよくそこまで極めたよ……」
麻子「流すぞ」ジャァァ
沙織「ふぅ~……」
麻子「やはり2人では狭いな」
154:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 06:23:49.18 ID:
hwhQYzuO0
沙織「いいじゃん。密着できるし」
麻子「……変態」
沙織「ま、麻子がそれを言うの!?」
麻子「……やっぱり変態か? 私…」」
沙織「まぁ……世間から見ればそうなるのかな」
麻子「沙織は嫌?」
沙織「全然」
麻子「にゃぁ~」ギュウ
沙織「はいはい」ナデナデ
麻子「ふにゃ」ペロペロ
沙織「人前でそういうことをしなければ……」
156:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 06:31:52.68 ID:
hwhQYzuO0
麻子「で、出来るわけないだろ! 沙織にだけだ!!」
沙織「ちょっと安心した」
麻子「ふんっ」ツン
沙織「ごめんって、すごく嬉しかった」
麻子「にゃあ」ニコ
沙織「ほ、ほら、もう上がるよ。のぼせちゃう//」
麻子「にゃ」
沙織「麻子、さすがにパジャマ着たほうがいいって」
麻子「問題ない」
沙織「湯冷めするから」
麻子「ならベッドにいる」ポフ
沙織「仕方ない、私も」ポフ
158:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 06:38:03.86 ID:
hwhQYzuO0
麻子「ん//」コシコシ
沙織「なんか今までの麻子じゃ考えられないね」ナデナデ
麻子「自分でもそう思う」スリスリ
沙織「ねぇ麻子」
麻子「ん?」
沙織「なにもしなくても、一緒にぼーっとしてるだけで幸せってあるんだね」
麻子「ほんとにな」
沙織「そろそろ寝ようか」
麻子「ああ」
沙織「結局、一日中その格好だったね」
麻子「そうなるな」
161:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 06:46:04.02 ID:
hwhQYzuO0
沙織「というより、寝るときくらいパジャマ着たら?」
麻子「いい」
沙織「飼い主命令」
麻子「猫は気まぐれ」
沙織「こらこら」
麻子「……」ギュッ
沙織「はぁ……寒くない?」
麻子「大丈夫」
沙織「そう、お休み」
麻子「……お休み」
沙織「……」ギュウ
167:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 06:56:34.09 ID:
hwhQYzuO0
沙織「麻子……」スッ
麻子「あっ…さ、沙織?///」
沙織「ま、麻子のせいだよ」サス
麻子「んっ……ちょ…待って…」
沙織「麻子がずっと裸なのが悪いの。ベッドでまで裸なんだから、そのつもりだったんでしょ?」
麻子「い、いや…その……別に私は///」
沙織「猫はこれでも舐めてなさい」ユビ
麻子「……ん」ペロ
麻子「ん……っ…ぁ…」
169:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 07:02:35.38 ID:
hwhQYzuO0
沙織「麻子だってこんなにしちゃってるじゃん」サス
麻子「んぁっ…う…んっ……」ペロペロ
沙織「すごい濡れてるよ? 麻子も意識してたんだよね?」クチュ
麻子「ぁあっ…だって、沙織の…匂いがぁ…っ」ピクン
沙織「匂いって…ホントに猫ちゃんになっちゃったの?」スリスリ
麻子「んぅ……ふっ…ん…」フルフル
沙織「声出しちゃってもいいよ」
麻子「はぅん…んっ……あ…」
沙織「なら一緒に、ね?」
麻子「はぁ……はぁ」コクン
172:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 07:08:58.24 ID:
hwhQYzuO0
沙織「えっと、こうかな……?」
麻子「わ、私だって初めてなんだ…///」
沙織「ふふっ麻子の初めてもらっちゃうね///」ピト
麻子「あ……//」
沙織「と、とりあず動いてみるよ?」クチュ
麻子「んっ……あ…っ…」
沙織「ど、どう…っんぁ……っ」ピクン
麻子「んっ……ふぁっ……いい、かも…」
沙織「じゃあ…続けるっ…ぁっ……よ?」
麻子「ぁあっ…んぅ…っ…んぁあっ」ビク
沙織「ひぁぅっ……ぁっああ……んっ」
麻子「沙織ぃ……私…っぁああ…んぁあっ…っ!」
173:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 07:15:33.58 ID:
hwhQYzuO0
沙織「私っ……私も…っ…いっ! あっぁああっ…んんんっぁっ!」ビクビク
麻子「あっくっ…ぁああっ……っ…っ! …っあ…ぁああんっ」ビクン
沙織「っはぁ……はぁ…」
麻子「はぁ……っ…はぁっ…」
沙織「これで、ほんとに恋人同士だね」
麻子「沙織……」ギュ
沙織「ほんと甘えんぼさんになっちゃって」ナデナデ
麻子「くぅ……すぅ……」Zzz
沙織「寝るの早っ……片付けは……いっか、明日で」
沙織「私も寝よう、お休み麻子」
174:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 07:23:43.19 ID:
hwhQYzuO0
ピンポーン
沙織「ん……誰だろ……こんな朝から…」
麻子「ふあぁ~……誰か来たのか?」ポー
沙織「みたい……んぅ…あれ、もう11時か……」
麻子「出ないのか~……」
沙織「今出る……」
麻子「服、着ていけよ…」
沙織「あ、ああ、そうだね」
沙織「これでよし……」
麻子「……やっぱり私も行く」
沙織「何? 玄関行くだけなのに寂しいの?」ニヤニヤ
麻子「そ、そんなことはない//」
沙織「いいけど、猫の振りね」
麻子「分かってる」スリスリ
沙織「歩きにくい……」
177:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 07:30:43.75 ID:
hwhQYzuO0
沙織「どちら様ですかー?」
みほ「あ、沙織さん? 西住みほです」
沙織「みぽりん? どうしたの?」ガチャ
みほ「それが、麻子さんと連絡がつかなくて」
みほ「優花里さんに見に行ってもらったんだ……けど…」
麻子「……」コシコシ
みほ「誰も出てこないみたいで……えっと…具合悪いって聞いてたから心配で…」
沙織「だ、大丈夫だよ」
みほ「う、うん。そうみたいだね……」
沙織「みたい?」
麻子「っ…」ギク
みほ「な、なんでもないよ!」
優花里「西住殿ー! やっぱり冷泉殿はいらっしゃらないみ…たい……でした」
178:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 07:30:47.83 ID:3V37mT5ZI
お約束だなw
179:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 07:38:47.86 ID:
hwhQYzuO0
みほ「そ、そんなことないんじゃないかなー」
優花里「えっ? あ、やっぱり具合悪いのに接客とか出来ませんしね。あはは…」
みほ「も、もう一回見てこようかー」
優花里「そうですねー」
みほ「そ、それじゃ、沙織さんまたね」ダッ
優花里「あっ! ずるいですよ! で、では」シュタッ
沙織「……変なみぽりんとゆかりん」
麻子「……」サーッ
沙織「ふぁ~眠い……麻子、今日はお昼くらいまでもう少し寝よう?」
麻子「いい」
沙織「え?」
麻子「絶対バレた」
沙織「やだもーバレてたら今頃大変だよ」
麻子「お前は寝ぼけて気づいてないだけだ!」
181:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 07:45:13.30 ID:
hwhQYzuO0
沙織「麻子に寝ぼけてるなんて言われるのは心外だなぁ」
麻子「完全に目が合った……絶対気づいてた」
沙織「考えすぎだって」
麻子「……沙織」
沙織「んー?」
麻子「もう私には沙織しかいない」ギュウ
沙織「あはは、そんな大げさな」
麻子「そういうわけだから一生よろしく」
沙織「だ、だからそういう恥ずかしいことをサラッと言わない///」
優花里「置いてくなんて酷いじゃないですか~」
みほ「ご、ごめんなさい、つい」
184:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 07:51:56.32 ID:
hwhQYzuO0
優花里「それにしてもお2人があんな関係だったとは」
みほ「首輪してたね///」
優花里「レベル高すぎますよぉ///」
みほ「優花里さんもしてみたい?」
優花里「わ、私はそんな……//」
みほ「ウッドランド柄で」
優花里「……//」
みほ「リード付き」
優花里「あうぅ///」
みほ「絶対可愛い!」
みほ「うん、早速買いに行こう!」グイ
優花里「ちょっ西住殿! 引っ張らないでくださいよ~」
華「あら? ペットグッズ店にお2人が……」
華「ふふっ」ニコ
おわり
186:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 07:56:01.06 ID:maEYtKXq0
乙乙
次はダージリンさんで頼む
191:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/05(金) 08:03:03.57 ID:nvrbYSNF0
乙
初めて読んだけど面白かった
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