1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:51:03.38 ID:
xi2VWm+D0
5:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:54:02.92 ID:saquf0P30
パンツ脱いだ
4:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:53:49.77 ID:
xi2VWm+D0
ジュード「いや、いいよ」
レイア「なにー、もう、気持ち悪いなー」
ジュード「大したことじゃないから」
レイア「大したことじゃなくても気になるってー」
ジュード「いや、本当に」
レイア「おしえなさいよー」
ジュード「そんなに近づかないで……」
レイア「むー」
ミラ「さて、宿に戻ろうか。空腹の感覚だ」
ジュード「うん、そうだね」
レイア「もうージュードー!きーにーなーるー」
ティポ「きーにーなーるー」
レイア「真似しないでよ!?」
エリーゼ「さ、戻りましょう」
8:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:57:16.04 ID:
xi2VWm+D0
―――宿
レイア「さてと、戦利品のチェックでもしますか」
ミラ「今回の景品はなんだったんだ?」
レイア「えっと、グミセットとー」
トントン
レイア「はーい」
ジュード「……レイア、今いい?」
レイア「うん、いいけど?」
ジュード「明日までに買っておきたい物があるんだ。一緒に買い出しにいかない?」
レイア「いいよー」
ミラ「ジュード、私も行こうか?」
エリーゼ「私も行きます」
ジュード「二人は休んでていいから。行こう、レイア」
レイア「はーい」
ミラ「……ふむ」
10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:00:37.92 ID:
S/UI9Ulg0
―――商店
店主「いらっしゃい。ゆっくり見ていってね」
レイア「で、何買うの?」
ジュード「うん。グミがちょっと足らなくて」
レイア「グミなら今日闘技大会で貰ったよ?」
ジュード「え?そうなの?」
レイア「うん。各種グミ10個も」
ジュード「なんだ。そうなんだ」
レイア「へっへー、ざんねんでしたー」
ジュード「じゃあ、来た意味ないね」
レイア「他に買う物とかないの?」
ジュード「……」
レイア「……?」
ジュード「やっぱり……レイアって……」
レイア「なに?」
11:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:03:37.13 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「あ、ううん。なんでも」
レイア「えーもー、なんなのー?」
ジュード「さあ、じゃあ宿屋に戻ろうか」
レイア「えー?」
ジュード「なに?」
レイア「もう帰るの?」
ジュード「何か買う物があるの?」
レイア「ないけど……」
ジュード「じゃあ、戻ろうよ。あんまり遅いとミラが心配するし」
レイア「いや、しないでしょ」
ジュード「そうかな?」
レイア「しないよ。子供じゃないんだから」
ジュード「でも、他にやることないよ?」
レイア「と、とりあえず散歩しない?」
ジュード「散歩?うん、いいけど」
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:07:21.07 ID:
S/UI9Ulg0
―――広場
レイア「あ、鳥がいるよー。ほらほら、ジュード」
ジュード「うん。いるね。で、レイア?」
レイア「なに?」
ジュード「どこに向かってるの?」
レイア「別に目的地とかないけど……」
ジュード「え?じゃあ、これなんのための散歩なの?」
レイア「散歩って目的地がないとダメなの?」
ジュード「ダメというか無意味に歩いてるだけじゃ疲れない?」
レイア「……なにそれ、ちょっと酷いんですけど」
ジュード「え?なにが?」
レイア「もういいですー!じゃあ、向こうの橋まで行って帰ってこようよ」
ジュード「うん。それならいいよ」
レイア「……バカ」
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:11:14.14 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「ここって結構露店があるね」
レイア「そうだねー。あ、ジュードみてみてー。―――ねこみみー♪」
ジュード「あはは、それ似合ってないよ?」
レイア「な……!?」
ジュード「レイアはこっちの犬のほうがいいんじゃない?」
レイア「それって私が犬っぽいってこと?」
ジュード「どうだろ。僕が犬好きってだけかも」
レイア「ふーん……いぬみみー♪」
ジュード「……」
レイア「え?ちょっと、なにか言ってよ。恥ずかしいでしょ……」
ジュード「レイア……」
レイア「なに?」
ジュード「……」
レイア「そこで黙らないでよー!」
14:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:14:43.42 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「さあ、行こうか」
レイア(さっきから時折、私をじーっと見ては黙るんだけど……なんだろう?)
ジュード「あ、レイア。こっちきて」
レイア「なに?」
ジュード「……はい」
レイア「え?伊達眼鏡?」
ジュード「うん……似合ってないね」
レイア「もうー!!ジュードのいじわるー!!」
ジュード「あはは、ごめん。まさかこんなにも似合わないとは思わなくて」
レイア「ふん。もう知らない!!今日の晩御飯、おかわり禁止だからね!!」
ジュード「ごめんって」
レイア「べーっだ」
ジュード「もう、レイアったら……」
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:16:20.70 ID:IE/vwjNJ0
おいで可愛いレイア、面白い遊びをしよう
16:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:17:48.23 ID:
S/UI9Ulg0
レイア「……?」
ジュード「……」
レイア(まただ……なんだろう……なにかついてるのかな?)
レイア「ん?ん?えっと、別に何もついてないよね?」
ジュード「レイア、どうしたの?背中でも痒いの?」
レイア「え?」
ジュード「もう、このへん?」
レイア「ちょっと、別に痒くないってば!!」
ジュード「そうなの?」
レイア「そうだよ」
ジュード「そっか。じゃあ、行こうか」
レイア「う、うん……」
レイア(ジュードって時々眼光が鋭くなるから怖いんだよね……)
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:21:06.71 ID:
S/UI9Ulg0
レイア「はい!とーちゃく!!」
ジュード「ちょっと歩き疲れたね。あそこのベンチで休もうか?」
レイア「お、いいねー。久々に空気読んだ」
ジュード「どういうこと?」
レイア「べっつにー」
ジュード「あ、レイア、待って」
レイア「え?なに?」
ジュード「ベンチって意外と汚れてるから、僕のハンカチを敷いてあげるよ」
レイア「あ、ありがとう……」
ジュード「どうぞ」
レイア「し、失礼します……」
ジュード「あ、飲み物売ってるよ。何か飲む?」
レイア「あ、うん。なんでもいいよ」
ジュード「分かった。ちょっと待ってて」
レイア「……」
18:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:23:25.57 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「はい、お待たせ」
レイア「ありがとう……ごくごく」
ジュード「……」
レイア「……」
ジュード「……」
レイア「……ジュード?」
ジュード「あ、え?なに?」
レイア「さっきからどこを見てるの?」
ジュード「え?」
レイア「時々、私のこと睨むよね?」
ジュード「そ、うかな?」
レイア「目が鋭くなるからわかるよ」
ジュード「そっか……」
レイア「ねえ、どこを見てるの?」
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:26:34.53 ID:IE/vwjNJ0
レイアちゃんの幼なじみおっぱいズチュズチュ
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:27:17.88 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「隣、座っても良い?」
レイア「そんなの確認しなくてもいいよ」
ジュード「ありがとう」
レイア「で、私のどこを睨んでるの?……値札とかついてないよね?」
ジュード「……僕がイル・ファンに行ってからだいぶ時間が過ぎたよね」
レイア「え?う、うん。そうだね」
ジュード「昔はよく二人で遊んだりもしたよね」
レイア「そうだねー。お母さんに教えてもらった棍術をジュードでよく試してたなー」
ジュード「あはは、そうそう。それで僕がいつもコブを作って、レイアがソニア師匠に怒られてね」
レイア「もう、変な事ばっかりおぼえてるんだからー」
ジュード「忘れられないって」
レイア「わすれてよー」
21:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:31:13.44 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「あと、僕が虐められてるときもレイアはよく助けてくれたよね」
レイア「あ……うん」
ジュード「レイア?」
レイア「その話はやめよ」
ジュード「どうして?」
レイア「だって、それはジュードにとって……」
ジュード「嫌な思い出じゃないよ?」
レイア「そう、なの?」
ジュード「レイアがかっこよく登場するところなんて、瞼の裏に焼きついてるよ。「ジュードをいじめるやつは私が成敗するー」ってね」
レイア「やめてよー。なんか恥ずかしいんですけどー」
ジュード「でも、かっこよかった」
レイア「かっこいいとか言われても複雑なんだけどなー乙女としては」
ジュード「――ありがとう。ずっと守ってくれて」
レイア「お……うん……どういたしまして」
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:34:48.00 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「そういえばさ、レイアって僕の遊びによく付き合ってくれたよね」
レイア「そだっけ?」
ジュード「ほら、お医者さんごっことか」
レイア「あー……」
ジュード「どうしたの?」
レイア「ううん……別に」
ジュード「楽しかったよね。レイアがいつも患者さん役でさ」
レイア「あーうん。そだね」
ジュード「風邪とか頭痛とか……あと、腹痛とか」
レイア「うんうん」
ジュード「あ、そういえば一回だけ生理痛って設定でしたことあったよね?」
レイア「!?!?」
ジュード「あれはびっくりしたなぁ」
レイア「……この話、やめない?」
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:38:48.71 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「どうして?」
レイア「ほら、それってなんか意味がわからずやってただけで……今思い出したら顔から火柱たっちゃうよ」
ジュード「そう?僕にとってはどれも貴重だったよ?」
レイア「うぅ……」
ジュード「あのとき、レイアが生理痛なんですけどって言って入ってきて、どこが痛いんですかって僕が訊いたら……」
レイア「あー!!あー!!」
ジュード「胸を押さえてたよね?」
レイア「だって、どこが痛むのかよくわかんなかったし」
ジュード「あはは、そうだったね」
レイア「もう、ジュード。私を辱めてどうするの?」
ジュード「別にそんなつもりはないけど?」
レイア「……」
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:42:58.80 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「あ、そうそう。何回か妊婦さんって設定でもしたよね」
レイア「な……!?」
ジュード「三回目ぐらいだったかな?お風呂場で結構本格的にしたことあったよね?」
レイア「ちょっとー!!もういいよー!!!」
ジュード「でも、あれはすごかったよ」
レイア「うぅ……何年前の話をするかなー」
ジュード「あれって6歳とか7歳ぐらいだっけ?」
レイア「だと、思う」
ジュード「じゃあ、もう時効じゃないかな?」
レイア「……せめて10年ぐらいは寝かせようよ」
ジュード「でも、思い出しちゃったから」
レイア「ここで話す必要はないよね?」
ジュード「どうして?折角、こうしてレイアと二人っきりで話してるのに?」
レイア「そ、それは……そうだけど……」
29:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:48:02.66 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「確か、レイアが裸になって……」
レイア「あー!!!ジュード、あそこに変わった鳥がいるよー!!なんて鳥だろうー!?!?」
ジュード「え?あれはア・ジュール全域で生息している鳩の仲間だよ?」
レイア「う……」
ジュード「で、レイアがちゃんと御産時と同じ体勢をとってくれて……」
レイア「あー!!!のどかわいちゃったー!!!」
ジュード「え?そう?」
レイア「もうすっかり!からっから!!」
ジュード「じゃあ、僕のあげる」
レイア「え……」
ジュード「まだ、少ししか飲んでないか。飲んでもいいよ?」
レイア「い、や……でも……いいの?」
ジュード「いいよ?」
レイア「……頂きます」
レイア(これって……間接キス、だよね……おぉぉ!!だめ!意識しちゃ、だめ!!)
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:53:02.04 ID:
S/UI9Ulg0
レイア「……ごくごく……」
ジュード「で、レイアがひっひっふーってしたときに、オナラがでちゃったんだよね?」
レイア「ぶっふぅーーーー!!!!!!」
ジュード「レイア!?大丈夫!?」
レイア「ごっほ!!ごほっ!!!」
ジュード「レイア、しっかり」
レイア「はぁ……はぁ……」
ジュード「落ち着いた?」
レイア「ちょっと!!ジュード!!!!」
ジュード「え?なに?」
レイア「幼馴染だからってなんでもかんでも過去を掘り返していいもんじゃないよ!?」
ジュード「え……でも」
レイア「でももテロもない!!」
ジュード「僕にとっては……」
レイア「この話は未来永劫禁止!!禁止ったら禁止!!!」
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:50:43.96 ID:Jryf1sOw0
さすがジュードさん、全くブレてない
32:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:55:54.63 ID:IE/vwjNJ0
過去がだめなら今からやろうぜ?
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:57:59.57 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「う、うん。レイアがそこまでいうなら」
レイア「ほんとにびっくりするよー、もうー」
ジュード「レイアとの思い出だからと思ったんだけど」
レイア「普通に考えて女の子が隠したい過去だってわかんないの?」
ジュード「でも、あれはただの遊びじゃあ」
レイア「ダメ」
ジュード「そう……」
レイア「もう……しんじらんない……はぁ……」
ジュード「あ、じゃあ、あの話は?」
レイア「なに?」
ジュード「ほら、僕がレイアの家に泊りにいったとき、雷と大雨が酷かった日があったでしょ?」
レイア「え……?あ、うん。あったね」
ジュード「その時の話は、してもいい?」
レイア「いいんじゃないかな?」
レイア(とくに何もなかったと思うけど……)
35:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 01:02:33.55 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「夜になって急に嵐みたいになったよね」
レイア「うんうん。窓を風が叩くから妙に怖かったよね」
ジュード「そうそう。で、寝るときにレイアが僕の方にきてさ」
レイア「え?」
ジュード「確か涙目で「ジュード、一緒に寝よう」って言ってきたんだよね」
レイア「え?え?」
ジュード「で、いいよって言ったらそのままレイアがベッドの中に入ってきて、僕に抱きついたんだよね」
レイア「い、いや、それはジュードのほうでしょ?」
ジュード「違うよ、レイアだよ」
レイア「わ、わたしがそんなことするわけないでしょ!!」
ジュード「でも、確かにレイアが僕のほうに……」
レイア「違う!!あれはジュードが私のほうに来たの!!」
ジュード「えー?」
レイア「絶対にそう!間違いないよ!!」
37:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 01:06:52.12 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「あ、でも朝になってレイアがおもらし―――」
レイア「おわー!!!」
ジュード「え?どうしたの?」
レイア「だから、なんでそれを口にするのー?!!」
ジュード「レイアがおもらし―――」
レイア「だからーーー!!!」
ジュード「なにがダメなの?今なら笑い話になるよ」
レイア「ならないよ!!!私はぜんぜん、これっぽっちもクスりともしないよ!!」
ジュード「そうなの?」
レイア「もう、ジュードって本当に変なことだけ覚えてるよね……」
ジュード「レイアとの思い出が強烈すぎるだけだよ」
レイア「はぁ……私は無意識に忘却してたっていうのに……」
ジュード「でも、あれからもう何年も過ぎたね」
レイア「うん……そうだね」
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 01:11:54.74 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「……」
レイア「……あ、そういえばさー、ジュードって全く手紙の返事をくれなかったよね?」
ジュード「だから、あれはレイアの書いてることが自分のことばっかりで……」
レイア「それでもいーじゃん。かえしてよー」
ジュード「なんて返事を出せばいいかわからないよ」
レイア「なんでもいいんだって。近況報告みたいな感じでいいんだから」
ジュード「でも、レイアって月に10通ぐらい送ってきてたじゃない」
レイア「う……」
ジュード「多い月になると20通以上は来てたよ?」
レイア「それは……だって……ジュードが帰ってこないし……」
ジュード「だから、勉強で帰る暇がなかったんだよ。それは手紙で書いたでしょ?」
レイア「だって……」
ジュード「レイア……ごめん」
レイア「え……?」
ジュード「手紙の内容見てたら分かるよ……寂しい思いさせちゃってたんでしょ?」
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 01:15:55.82 ID:
S/UI9Ulg0
レイア「……そんなこと、あるけど……」
ジュード「ふふ……ほんとにレイアは分かりやすいよね?」
レイア「なにが?」
ジュード「だって、手紙に書いてること殆ど同じ内容だもん」
レイア「それがどうしたの?」
ジュード「……僕に故郷のことを忘れてほしくなかったんでしょ?」
レイア「あ……」
ジュード「……忘れないよ」
レイア「……違う」
ジュード「違うの?」
レイア「それだけじゃない……」
ジュード「……」
レイア「……わ、私のことも忘れちゃいそうで……怖くて……」
ジュード「そんなわけ……」
レイア「だって、私の誕生日忘れたことあったでしょ?」
42:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 01:20:08.61 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「もう、一回だけじゃない。イル・ファンに行ってからも毎年、ちゃんとプレゼントは送ったでしょ?」
レイア「そうだけど……やっぱり、不安になるじゃない?」
ジュード「あはは、心配性だね?」
レイア「ジュードは健忘症ですよーだ」
ジュード「もう、いつまで根に持ってるの?」
レイア「いっしょー」
ジュード「そんなことじゃモテないよ?」
レイア「む……そんなことありませんよーだ」
ジュード「そうなの?」
レイア「手紙にも書いたけど、私って結構モテるんだよ?」
ジュード「そうなの?」
レイア「なに、その意外だって言わんばかりの声は?」
ジュード「じゃあ、今は誰かと付き合ってるの?」
レイア「い、いや……付き合ってないよ」
ジュード「じゃあ、以前に誰かと付き合ってたの?」
43:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 01:24:48.13 ID:
S/UI9Ulg0
レイア「……ないよ」
ジュード「でも、モテるんでしょ?どうして?」
レイア「それは……えっと……」
ジュード「なに?」
レイア「……べ、べつに付き合う付き合わないは私の勝手でしょー?ジュードには関係ないしー」
ジュード「それもそうだね」
レイア「ちょっと、もうちょっとぐらい興味もとうよ?」
ジュード「でも、レイアの言う通りだし」
レイア「じゃあジュードは、私が誰と付き合っても良いって言うの?!」
ジュード「え……?」
レイア「……どうなの?」
ジュード「あ……」
レイア「なに?」
ジュード「それ、割と嫌かも」
レイア「え……ほ、ほんとに?」
44:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 01:29:12.32 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「レイアは知らないおじさんと一緒にいるところはあまり想像したくないかも」
レイア「どんな想像しちゃってるのー!?」
ジュード「あはは、冗談だって」
レイア「もう……」
ジュード「でも、嫌なのは本当だから」
レイア「え……ジュード、それって……」
ジュード「だって、昔から一緒だったし、やっぱり知らない男の子と一緒にいるレイアはあんまり想像したくないよ」
レイア「ホント!?それ、本気で言ってる!?」
ジュード「う、うん……どうしたの?」
レイア「い、いや……別に……そっかー、えへへ……」
ジュード「レイア?なに笑ってるの?気持ち悪いよ?」
レイア「うっさいなー!」
ジュード「……」
レイア「……な、なに?」
ジュード「うん……やっぱり、レイアを見てると過ぎ去った月日を感じるよ」
45:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 01:33:13.91 ID:
S/UI9Ulg0
レイア「どういうこと?」
ジュード「だって、レイアが―――」
イバル「―――やっと見つけたぞ!!この偽物!!!」
ジュード「イバル!?」
レイア「うわ……」
イバル「ミラ様はどこだ!!」
ジュード「今は宿屋にいるけど?」
イバル「そうか。よし、その宿屋とやらに案内しろ!!」
ジュード「ミラに何の用事?」
イバル「村からの差し入れだ!!」
ジュード「ああ。果物か。ミラ、きっと喜ぶよ」
イバル「なっはっはっは!!だろう!?だから、早く案内しろ!!」
ジュード「はいはい。じゃあ、レイア。宿屋に戻ろうか」
レイア「う、うん……はぁ……」
イバル「よーし!!行くぞ!!早くしろ!!」
47:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 01:36:40.38 ID:
S/UI9Ulg0
―――宿屋
イバル「ミラさまーーー!!!!」
ミラ「イバル!?どうした?」
イバル「村人たちからの差し入れをお持ちしました!!」
ミラ「おお、それは済まないな」
イバル「ミラ様、この俺が綺麗に剥いて差し上げましょう!!」
ミラ「いらん」
イバル「え……?」
ミラ「用が済んだのなら帰れ」
イバル「しかしですね!?」
ミラ「聞こえなかったのか?私は帰れと言ったんだ」
イバル「ミラ様……」
ミラ「村の者によろしくな」
イバル「わかりました……」
レイア「ばいばーい……もう、こないでねー……」
48:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 01:39:56.52 ID:
S/UI9Ulg0
ミラ「騒がしくしてすまなかったな」
エリーゼ「いえ」
ティポ「ねえねえ、早くたべようよー」
ミラ「うむ。そうだな」
レイア「はぁ……」
ミラ「レイア?どうかしたか?」
レイア「え?ううん、なんでもないよ!」
ミラ「そうか。レイア、すまないがこの果物をジュードたちにも渡してきてくれないか?」
レイア「おっけー」
ミラ「うむ。頼んだぞ。その間に私たちは適当に剥いておくから」
エリーゼ「はい、がんばります」
ティポ「指をきらないようにきをつけようねー」
レイア「ありがとう。んじゃ、さくっといってくるよ」
ミラ「ああ」
49:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 01:43:27.85 ID:
S/UI9Ulg0
アルヴィン「……」
ローエン「……」
ジュード「……」
アルヴィン「なんで、誰も喋ろうとしないわけ?」
ジュード「喋る必要がないからじゃない?」
アルヴィン「つめたいねえ」
ローエン「まあまあ、ジュードさんは読書をしていますからなるべく静かにしているほうがいいでしょう」
アルヴィン「ま、優等生様を尊重しますかね」
トントン
ローエン「はい?」
レイア「あ、わたしー。入ってもいいかな?」
アルヴィン「どうぞ」
レイア「おじゃましまーす……これ、果物の差し入れー」
ジュード「それ、イバルからの?」
レイア「そうだよー。みんなで食べてねー」
50:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 01:48:48.73 ID:
S/UI9Ulg0
アルヴィン「おー、あの巫女も気がきくねえ」
ローエン「どれも瑞々しいですね。早速、頂きましょうか」
アルヴィン「さんせー」
レイア「……じゃ、じゃあ、私はこれで……」
ジュード「うん、ありがとう。レイア」
レイア「うん……」
アルヴィン「――あー!!ジュード先生、大変なことを思い出しちゃったぜ」
ジュード「もう、なに?」
アルヴィン「ちょっと、パナシーアボトルとリキュールボトルがなかったんだわ」
ジュード「そうなの?」
アルヴィン「早くいかないと道具屋がしまっちまうぜー、お願いできる?」
ジュード「別にいいけど?」
アルヴィン「レイアもついていってやれば?結構かさばるからな、あれ」
レイア「あ、うん……わかった」
ローエン「ほっほっほ」
52:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 01:52:56.45 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「じゃあ、行こうか。レイア」
レイア「あ、うん」
ローエン「お優しいのですね」
アルヴィン「あんな物足りなさそうに立ってられたら誰だって気を回したくなるってーの」
ローエン「しかし、どちらも十分すぎるほどに買いこんでいますが?」
アルヴィン「それはあれだな。あとで俺が余剰分を売って、お小遣いにするわ」
ローエン「ほぉ……意外とがめつい」
アルヴィン「それぐらいのバイト料はもらってもいいだろ?」
ローエン「では、私にも一口」
アルヴィン「ふ……本当におたくはいい性格してんな」
ローエン「それほどでも、ありますけどね」
54:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 01:56:35.22 ID:
S/UI9Ulg0
―――商店
店主「ありがとうございましたー」
ジュード「じゃあ、戻ろうか」
レイア「うん……」
ジュード「……」
レイア「……」
ジュード「ねえ、レイア?」
レイア「なに?」
ジュード「果物、食べたい?」
レイア「え?」
ジュード「イバルから貰った果物、食べたい?」
レイア「あ……いや、それほどでも、ないかなー?」
ジュード「そう……じゃあ、ちょっと歩こうか?」
レイア「うん……どこまで行くの?」
ジュード「さっきのベンチまで」
55:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:00:14.43 ID:
S/UI9Ulg0
―――宿屋
ミラ「ほら、剥けたぞ?エリーゼ、あーんしろ」
エリーゼ「あーん……もきゅもきゅ……」
ミラ「どうだ?」
エリーゼ「甘酸っぱくておいしいです」
ティポ「この味は五つ星だねー」
ミラ「そうか」
エリーゼ「そういえば、レイア遅いですね」
ミラ「だな」
ティポ「果物なくなっちゃうよーどーするー?」
ミラ「ふむ……渡しに行っただけにしては遅いな。様子を見に行こうか」
エリーゼ「はい」
57:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:04:15.04 ID:
S/UI9Ulg0
ミラ「―――アルヴィン?」
アルヴィン「ミラ様か、どうかしたか?」
ミラ「いや、レイアはどうした?」
エリーゼ「ジュードもいません」
ローエン「お二人なら今頃、買い物をしていることでしょう」
ミラ「買い物?急な買い物でも出来たのか?」
アルヴィン「まあ、ね」
ティポ「なんかあったっけー??」
ミラ「うむ。特になかったと思うが……」
ローエン「心配でしたら探しに行ってみてはどうです?」
ミラ「それもそうだな。エリーゼ、一緒に行くか?」
エリーゼ「はい」
アルヴィン「……おいおい。水を差してどうするんだよ?」
ローエン「その方が、面白いでしょ?」
アルヴィン「は……おたくは……」
59:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:07:00.94 ID:
S/UI9Ulg0
―――広場
ジュード「少し、暗くなってきたね」
レイア「うん……」
ジュード「寒くない?」
レイア「平気」
ジュード「荷物、持とうか?」
レイア「大丈夫だって」
ジュード「そう?」
レイア「うん」
ジュード「……」
レイア「……なに?またジロジロと見て」
ジュード「……レイアって……」
レイア「うん?」
ジュード「いや。やっぱりいい」
レイア「ちょ!?いい加減、いってよー!!」
60:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:11:33.37 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「はい、どうぞ」
レイア「どうも」
ジュード「ふう……」
レイア「もう日が沈んじゃうね」
ジュード「うん」
レイア「で、どうしたの?」
ジュード「え?」
レイア「なにか話があるんじゃないの?」
ジュード「うん……」
レイア「なに?」
ジュード「イバルに邪魔されて言えなかったから。改めてここで言おうと思って」
レイア「うん」
ジュード「レイアを見てると月日が過ぎたのを感じるって言ったでしょ?」
レイア「うん……それどういうことなの?」
ジュード「……一緒に遊んでたときはまだまだ小さかった。二人ともね」
61:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:14:56.65 ID:
S/UI9Ulg0
レイア「そりゃあ、まあ成長期ですし」
ジュード「うん。そうだよね」
レイア「にしてはジュードって背が低いよねー」
ジュード「む……それこそこれからだよ」
レイア「えー?見込みないと思うけどなー?」
ジュード「酷いね……」
レイア「だってほんとのことだもーん」
ジュード「はいはい」
レイア「でも、期待はしてあげる。せめて175センチ以上は欲しいよね」
ジュード「そうだね。頑張ってみるよ」
レイア「うん」
ジュード「……レイア?」
レイア「ん?」
62:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:18:33.31 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「……レイアは変わったよね」
レイア「え?どこが?」
ジュード「性格とかはそのままだけどさ、その……」
レイア「ジュード?」
ジュード「―――レイアは綺麗になったと思うよ」
レイア「……」
ジュード「……」
レイア「もう!なにいってるのー!」
ジュード「え?」
レイア「そんなこと言っても、何にもでないよー?」
ジュード「いや……結構、真剣なんだけど?」
レイア「……」
ジュード「レイア?」
レイア「ちょっと、まって!!しばらく、俯くけど気にしないで!!」
ジュード「え、あ、うん」
63:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:21:56.58 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「……あ、街灯が灯った」
レイア「……よし。もう平気」
ジュード「どうかしたの?」
レイア「別に」
ジュード「そう」
レイア「それで?」
ジュード「なにが?」
レイア「いや、私が変わってどう思ったの?」
ジュード「だから、月日は過ぎてたんだなぁって」
レイア「それだけ?」
ジュード「あと、レイアも結構揺れてるよね」
レイア「揺れてる?何が?」
ジュード「えと……それは……」
レイア「なに?おしえてよー?」
64:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:24:45.15 ID:
S/UI9Ulg0
ジュード「えっと……」
レイア「ん?」
ジュード「……ね」
レイア「え?」
ジュード「だから……む……が」
レイア「聞こえなーい」
ジュード「だから……む……」
レイア「む?」
ジュード「ね」
レイア「む……ね……?」
ジュード「うん……」
レイア「もしかして、ジュード……」
ジュード「……」
レイア「私の胸を見てたの?」
ジュード「う、うん……揺れてたから……ごめん」
65:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:28:01.24 ID:
S/UI9Ulg0
レイア「さいてー」
ジュード「だって……」
レイア「さいてーきもーい」
ジュード「あ……」
レイア「……で?」
ジュード「え?」
レイア「私の揺れてる胸を見て、感想は?」
ジュード「……レイアもあるんだなぁって」
レイア「……」
ジュード「……」
レイア「はぁ……それだけ?」
ジュード「うん」
レイア「へんたーい」
ジュード「もう!いいじゃないか!!」
レイア「よくはないよ!!」
66:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:32:27.00 ID:
S/UI9Ulg0
レイア「……女の子の体をそんなやらしい目でみてたなんて、本当にしんじらんない」
ジュード「ごめん……」
レイア「許さない」
ジュード「えぇ……」
レイア「当然でしょ?」
ジュード「どうしても?」
レイア「誠意をみたいなー。ちゃんと反省してるって誠意を」
ジュード「ど、どうしたらいいの?」
レイア「それは自分でかんがえなよー、ジュードせんせい?」
ジュード「……」
レイア「道具は一切使っちゃだめだからねー?」
ジュード「ええ?」
レイア「この場ですぐにできることだよ?」
ジュード「……わからないけど?」
レイア「……もう……」
68:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:36:23.16 ID:
S/UI9Ulg0
レイア「本当に鈍いんだから」
ジュード「あ……」
ミラ「――おーい、ジュード!!レイアー!!」
レイア「あ、ミラ!エリーゼ!!」
エリーゼ「二人で何をしてたんですか?」
ティポ「逢引きかー?」
レイア「な!?」
ミラ「逢引きか……それは邪魔してしまったか?」
レイア「違うよ!!全然、違うから!!」
ジュード「う、うん!!ただ、ちょっと話してただけだよ!!」
ミラ「そうか……」
エリーゼ「レイア、早くもどりましょう?果物、全部ミラが食べちゃいますよ?」
レイア「あ、そっかそっか。うん。じゃあ、戻ろうか」
エリーゼ「はい」
ミラ「よし。戻るぞ」
72:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:41:51.34 ID:
S/UI9Ulg0
エリーゼ「ミラ、また剥いてくださいね?」
ミラ「ああ。任せておけ」
レイア「あはは」
ジュード「(レイア、レイア)」
レイア「なに?そんな小声で―――」
ジュード「……ん……」
レイア「……んー!?!?」
ミラ「―――ん?どうした?レイア?」
レイア「あ……いや、なんでもーなーいー!!」
ティポ「レイア、顔まっかだー」
エリーゼ「熱でもあるんですか?」
レイア「いや、ないよー!?」
ミラ「ふむ、ならいいが」
ジュード「……どう?誠意、伝わった?」
レイア「………バカ……全然伝わってない……もう一回して……ん……」
74:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:45:39.41 ID:
S/UI9Ulg0
―――宿屋
アルヴィン「よー、ジュード君。ほら、余り物でよかったら」
ジュード「ありがとう。貰うよ」
ローエン「おや?」
ジュード「なに?」
ローエン「……ジュードさん、口元がうっすらと赤くなってますよ?」
ジュード「え!?嘘!?」
ローエン「ええ、嘘です」
ジュード「な……!?」
アルヴィン「おーおー、ついに大人の階段を駆けあがったんだな……にひひ」
ジュード「アルヴィン!!」
ローエン「青春はいいですねえ」
ジュード「ローエンまで、やめてよ!!」
アルヴィン「まあ、レイアはいい嫁になるぜ。手を離すんじゃねーぞ?」
ジュード「し、しらないよ!!」
75:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:49:16.00 ID:
S/UI9Ulg0
ミラ「……レイア?」
レイア「え?」
ミラ「先ほどからずっと表情が緩んでいるが、なにかあったのか?」
ティポ「きもー」
レイア「ひっどいなー!!なにもないよー!!」
ミラ「本当か?」
レイア「本当だってば!!」
エリーゼ「……レイア、嘘はだめですよ?」
レイア「嘘なんかついてないって!!」
ミラ「まあ、そういうことにしておこう。―――レイア、一応アレはもっておけよ?本にも書いてあったが、初めてのときはアレがいるぞ?」
レイア「な、なんの話!?」
エリーゼ「アレってなんですか?」
ミラ「ふふ。エリーゼにはまだ早いな」
ティポ「なんだよー、ケチー」
レイア「もう!変なこと言わないでよ!!」
76:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:49:18.25 ID:TlEHb5+w0
79:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:52:34.37 ID:
S/UI9Ulg0
―――深夜 ロビー
レイア「はぁ……なんだか眠れない……」
ジュード「レイア?」
レイア「あ、ジュード!?」
ジュード「レイアも眠れないの?」
レイア「うん……ジュードも?」
ジュード「なんか……ね」
レイア「あ、はは……」
ジュード「……」
レイア「……えと、ジュード?」
ジュード「な、なに?」
レイア「勢いとはいえ……その、キ、キスしちゃったわけだし……」
ジュード「う、うん……」
レイア「……責任とか、どうするの?」
ジュード「責任……って、なんの?」
80:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:57:38.59 ID:
S/UI9Ulg0
レイア「お、乙女の初めてを奪っておいてそんなこというのー!?」
ジュード「初めてって……レイア、忘れちゃったの?」
レイア「はえ?」
ジュード「なんだ……そうか……レイアは忘れてたんだ」
レイア「え?え?何の話!?」
ジュード「あはは……秘密」
レイア「えー?なにがー!?」
ジュード「てっきり、あのときの再現だと思ったんだけど」
レイア「ちょっとーなになにー!?」
ジュード「はあ……レイアの方こそ、健忘症だね?」
レイア「なんのことー!?」
ジュード「僕がいきなりキスをするわけないよ?」
レイア「んー?えー?昔、何かあったっけ?」
ジュード「もういいよ……じゃあ、お休み」
レイア「いじわるー!!おしえてよー!!!」
81:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:59:49.88 ID:T+CelM3y0
天使はいた
83:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 03:01:59.53 ID:nNOcc9IP0
レイアはエクシリアPT唯一の良心
84:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 03:03:31.42 ID:TWbrsT8n0
良心はローエンだろ
レイアは天使だから
85:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 03:04:09.98 ID:T+CelM3y0
歴代テイルズにこれほどの天使がいただろうか
86:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 03:05:58.38 ID:
S/UI9Ulg0
―――数年前 ル・ロンド
ジュード「うっく……ぐすっ……」
レイア「ほら、ジュード。もう泣かないでよ。悪いやつはみんなやっつけたよ?」
ジュード「ちがっ……う……ぼ、くが……レイアを……まもり……たい、のに……」
レイア「ジュード……じゃあ、顔あげて?」
ジュード「え……んぐ!?」
レイア「ん……ふぅ……はい。ファーストキス、あげたよ?」
ジュード「え……?」
レイア「女の子の初めてをあげたんだから、ちゃんとせーいをもって、私のことを守ってよね?」
ジュード「せーい?……レイアを守ればいいの?」
レイア「うん。初めてのキスはそれだけキチョーなの。私のことを一生、守ってよね?」
ジュード「う、うん……ぼく、強くなって、レイアのことずっと、ずっと守るから……」
レイア「うん!がんばってね、ジュード?―――強くなったら、お嫁にしてよ?それもせーい、だからね?」
ジュード「うん……レイアのことお嫁さんにする……約束する……!」
レイア「うん……キスのせきにんはちゃんととってね、ジュード♪―――大好きだよ?」
Fin
88:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 03:07:55.92 ID:+dxvdYlp0
乙
きれいなエクシリアssで良かった
90:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 03:08:53.54 ID:bcFTjAS+0
乙
イイハナシダッタナー
91:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 03:09:43.06 ID:TWbrsT8n0
これは乙と言わざるを得ない
96:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 03:34:52.89 ID:YYKvX+M10
レイアマジ天使
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