22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 07:11:31.15 ID:
ABIx+XTn0
ギシッ ギシッ ソーッ ガチャッ
幼馴染「へっへ、今日も夜這いの時間だよ!」
幼馴染「アレ?誰もいない」
「おい」
幼馴染「」ビクッ!!
男「なにしてんだよ こんな夜中に」
幼馴染「あれ?どうして廊下に?」
男「あ?トイレ行ってた」
男「で、お前はどうしてここに?」
幼馴染「いや別に 今日も夜這いしようと思ってさ」
男「思ってさ じゃねぇよ!」
男「なにさも当然じゃん?みたいな顔してんの?馬鹿なの?」
幼馴染「えーいいじゃんよー そろそろ進んじゃってもいいにゃいにょー?」
男「変な喋り方するな気持ち悪いっ!」
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4 イラスト集付き限定特装版 (ガガガ文庫)
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 07:21:54.65 ID:
ABIx+XTn0
幼馴染「そんなこといって男くんの下半身はビバーク中なんでしょ?」
幼馴染「私がそのテントをたたんであげるわ!」
幼馴染「テントの骨組みをたたむように骨抜きにしてあげる!」
男「別にうまくねぇしっ!ドヤ顔やめろっ!」
男「そして別にビバークしねぇよっ!変な言い回しをするなっ!」
幼馴染「じゃぁ勃っ「言わせねえよ!」
男「そういうことじゃないからな?言い回しをやめてはっきり言えという意味じゃないからな?」
幼馴染「なんだ、女の子に隠語を言わせて興奮する性癖の持ち主なのかと思ったわっ!萌えるっ!」
男「萌えんなっ!」
男「も~何だよお前は、毎晩毎晩…」
27:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 07:30:30.82 ID:
ABIx+XTn0
幼馴染「男くん、もういいんじゃないかな?」
幼馴染「互いの両親も私達が付き合ってるを認めてるし」
幼馴染「子供はまだか?って何度も言われるのももう疲れたのよ」
男「付き合ってねぇし!認めてもいねぇ!勝手に捏造すんなっ!」
幼馴染「なによーもー 毎晩毎晩屁理屈ばっかり言って ぷんぷんっ!」
男「それはお前だっ!」
男「何なんだよ。明日も早いんだから寝させてくれ」
幼馴染「それは私で一発出してすっきりしてからぐっすり眠りたいってことね!」
男「ちーがーいーまーすー!!」
幼馴染「これがツンデレか、有りだな」
男「勝手にツンデレに変換すんなっ!」
29:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 07:44:41.99 ID:
ABIx+XTn0
幼馴染「なら一体どうしたら良い訳?服装なの?メイドがいいの?ナースなの?まさかっ!?女王様…」
男「何がまさかっ!?なんだよ… 根本的なところがまず間違ってるんだよ」
幼馴染「根本… はっ!?男根と似てる!」
男「え なに? お前馬鹿なの?いや馬鹿だな よし帰れ」
幼馴染「い、いや御免なさい 今のは無しにして ほんと御免にゃさい」
幼馴染「次で挽回するから ちゃんと面白いこと言うから」
男「なんだよ次って、趣旨変わってんじゃねーか」
男「仮に次面白いこと言えたとしても帰れよ ってか今帰れ」
幼馴染「……」
男「…なんだよ」
幼馴染「どうして…?」
男「なにがだよ…」
32:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 08:16:13.31 ID:
ABIx+XTn0
幼馴染「男くんっていっつもそうだね… 女の子に興味ないふりして」
幼馴染「男性恐怖症だった私があんなに酷いこといったのに…」
幼馴染「でもとても優しくて…だからっ…だからっ!!」
幼馴染「溜まってるんでしょ?溜まってるなら溜まってるで私で発散してもいいじゃない!」
幼馴染「欲望のままに私を貪り尽くせばいいじゃない!餓えた野獣のごとくっ!」
男「うるせーよっ!溜まってるとか言うなよっ!結局そこかよ!」
男「あと誰が男性恐怖症だったって?全くそんなことなかっただろうが!さらっと嘘つくな」
男「昔から男子の紛れて元気いっぱい遊びまわってただろうがっ!」
幼馴染「そんな昔のことは忘れたわ」
男「忘れんなっ!」
男「大体なんで俺なんだよ 別に取り柄もなく頭だってクラスの真ん中より下だし」
男「背だって小さい、運動も苦手 どこがいいんだよ」
幼馴染「それはっ……言えない」
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 08:39:05.41 ID:
ABIx+XTn0
幼馴染「じゃあさ、逆に聞くけど」
幼馴染「男くんは私じゃ ダメ…なのかな?」
男「……それは」
幼馴染「私は…男くんが… でも…」グスッ
男「ぁ…」
幼馴染「なんで…なんで私の身体じゃだめなのっ!?」ガバッ
幼馴染「胸はないかもしれないよ?でも言うじゃない『貧乳はブルータスだ。お前もかっ!』って」
男「ぜってー言わない!!」
男「なに?お前はボケないと生きていけないわけ?」
幼馴染「こんな身体にしたのあなたじゃない///」
男「そんな記憶一切ねぇよ…」
38:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 08:56:33.71 ID:
ABIx+XTn0
幼馴染「仕方ないわね そこまで男くんが拒否するというのなら、私もこれを出すしかないわね」
男「何が仕方ないのかさっぱりわからん」
スチャッ
男「めがね…?」
幼馴染「はい、教科書しまってー 今から特別授業を開始します」
男「なんかいきなり小芝居はじまった!?」
幼馴染「女教師は『『おんなきょうし』より『じょきょうし』のほうが卑猥な感じがするわね」
男「感じねぇし、一体何だんだこれは?」
幼馴染「多くの動物には繁殖の季節といった感じの発情期というものがあります」
男「???」
幼馴染「そうです 春先に猫とかが変な声で鳴いちゃってるやつです」
男「そうですじゃねぇよ何も言ってねぇ、勝手に進めんな。そして帰れ」
42:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 09:06:57.39 ID:
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幼馴染「多くの動物にはそういった本能があります 滅んでしまわないように種族を残そうと」
幼馴染「生まれながらに持っている無意識下での性質とでもいいましょうか」
幼馴染「そしてその大半の動物にとって性交とは快楽を伴うわけでなく」
幼馴染「寧ろ苦痛ではないかという説があるんです」
男(やばい状況が理解出来ない)
幼馴染「また自然の中では性交時は比較的無防備であり、外敵に狙われやすくなります」
幼馴染「子供を生むにしても暖かくなり食べ物が手に入りやすい季節のほうが良い」
幼馴染「そういった訳で多くの動物には普段からあまり性的欲求がありません」
男「なんかよく聞くと真面目な内容っぽく聞こえてるのは気のせいか?」
幼馴染「そこ!静かに ここはテストに出ますよ」
男「なんのだよっ!」
44:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 09:22:16.21 ID:
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幼馴染「さて、この発情期と言われるものですが人間や鼠、兎にはありません」
男「あ そうなの?」
幼馴染「人間はさておき、兎や鼠は『狩られる』側です。身体も小さく天敵も多く」
幼馴染「より上位の肉食、雑食系動物に対して個体では抗うすべをもっていません」
幼馴染「故にその手の動物は多産であることにより種を存続させようとしています」
男「ふーん」
幼馴染「性行為とは生物が種として生き残る戦略上、必要不可欠ですが」
幼馴染「生存防衛的に言えば非常に無防備な時間を作るわけです」
男「確かに…」
幼馴染「当然、本能が行動基準を占めてしまう動物はさておき」
幼馴染「ある種の知恵と理性がある生物なら性行為を『危険行為』と感じ行わない可能性があります」
男「まぁそうだな。さっき言ってた苦痛があるならなおさらだな」
幼馴染「うんうん」ニッコリ
男「なんだよ…」
46:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 09:37:00.31 ID:
ABIx+XTn0
幼馴染「だけどそれでは種族全体が滅亡してしまいます」
幼馴染「故に…その一種の報酬として『快楽』が用意されてるわけです」
男「なるほど…」
幼馴染「性行為をすると気持ちがいい。ならば多少の危険を犯しても行なってしまう」
幼馴染「要は『快楽』で釣られているわけです」
男「釣るって…誰にだよ…」
幼馴染「それは私にはわかりません。あえて言うなら『必然』とか『合理性』というなの神様かな?」
男「そりゃまた・・・」
幼馴染「だからエッチしよう!気持ちいいよ!報酬だよ!自然の摂理だよ!」
男「そんな理論武装で俺を落とせると思うな帰れ!」
男「第一そんな簡単に割り切れるかっ!」
幼馴染「ぶーぶー 男くんの甲斐性なしー いくじなしー 男前ー 巨根ー」
男「最後 見たこともないくせに勝手なこと言うなっ」
幼馴染「じゃぁ見せてよ!私も見せるからっ!ほらやったんさいっ!」
男「だが断るっ!」
49:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 10:30:18.84 ID:
ABIx+XTn0
幼馴染「もう、仕方ないわね もうこんな時間だし 今日のところは諦めるわ」
男「いや、今日とかじゃなくて諦めてくれ」
幼馴染「それは む・り」
男「はぁ… しゃーねぇ …ならさ条件付けよう」
幼馴染「条件? 言ってみなさいよ」
男「夜這いはやめろ そのかわり、俺が狙ってる大学に受かったら付き合ってくれ」
幼馴染「……え」キョトン
男「お前と同じ大学に受かってから言おうと思ってたんだけどなぁ…」
幼馴染「」////
幼馴染「バッ …バッカじゃないのっ!私が狙ってる大学って君くんじゃ無理よ」
男「今学校の朝補習受けてるんだよ、だから早く寝たいんだって…」
幼馴染「ぁ…」
男「あと半年、死ぬ気でやればなんとかなるだろ いや、絶対なんとかしてみせる」
男「だから な?」
幼馴染「…そ、それなら我慢する」
51:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 10:39:09.17 ID:
ABIx+XTn0
男「今日のところはもう帰れ」
幼馴染「うん…」
男「はぁ…こうなるから言いたくなかったんだけど」
幼馴染「なんか、ご、ごめんなさい」
男「ま、気にすんなよ。あと少しだけ今まで通りやっていこう」
幼馴染「わかった。今まで通りにするね」
幼馴染「じゃぁおやすみなさい」チュッ ダダッ////
男「…///」
~~次の日の夜~~
幼馴染「へっへ、今まで通り夜這いの時間だよ!」
男「帰れ」
おしまい
54:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 10:52:30.78 ID:GvtzWIpgO
乙
55:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 11:02:20.15 ID:QC7hs1BE0
よかった
56:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 11:03:16.66 ID:
ABIx+XTn0
~~番外~~
男「何しに来たんだよ」
幼馴染「え?ナニだよ?」
男「ナニとか言ってんじゃねぇよ!いちいち突っ込ませるなよっ!」
幼馴染「突っ込むだなんて…意外とワイルドなんだね」///
男「何がだよ!」
幼馴染「突撃<Assault>って強姦って意味もあるんだよ?」
男「知るかぁっ!」
幼馴染「でも、そういうのも嫌いじゃないよっ!」
男「嬉しそうに言うなよっ!」
幼馴染「嫌いじゃないかもね☆」
男「なんてツッコんだらいいかわかんねぇよ もう…」
幼馴染「男なら気にせずつっこんじゃえ♪」
男「できるかぁぁぁぁ!」
夜はこうして更けていく。。。
59:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 11:49:17.44 ID:T/mj4bQx0
乙!
68:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 13:25:58.23 ID:wOPWOWYj0
リズムがいい
52:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 10:44:14.29 ID:rmVrI3C00
こんな幼馴染が欲しかった・・・
70:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/12(月) 13:45:33.16 ID:uM6u3Y0D0
幼馴染かわいすぎるだろ・・・・
ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうッ
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