1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:43:24.74
ID:3dypgh/w0
アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。
短め、書き溜めありです。
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:44:37.70
ID:3dypgh/w0
(ブロロンブロロン……)
ありす「……随分遅くなっちゃいましたね」
モバP(以下P)「今日は現場が遠かったしな…」
ありす「ふぁ……さすがに疲れました」
P「眠いなら寝てて良いぞ、着いたら起こしてやるから」
ありす「そうしたいのですが……」ブルッ
P「どうした?おし○こか?」
3:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:45:18.42
ID:3dypgh/w0
ありす「ちがいますー、さむいんですー」
P(ツッコミにキレが無い……本気で眠いんだな)
P「それじゃあちょっとだけ待っててな」カチッカチッ
ありす「さーびすえりあですか?」
P「休憩がてらな、ほい」
(バサッ)
ありす「ぁ……これ……」
P「俺の上着で悪いけどな、無いよりはマシだろ?」
ありす「はぃ……とっても……あったかぃです……」フニャ
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:46:05.29
ID:3dypgh/w0
P「それじゃ、俺はちょっとお手洗いとか行ってくるから、ありすはそのまま寝てて良いからな!」
ありす「ふぁーい……」ウトウト
ありす(えへへ……Pさんのにおいだぁ……)
ありす(Zzz……)
ありす(Zzz……)
ありす(Zzz……)
P「……りす……ろ~」ユサユサ
ありす(んみゅ……)
P「ありす~、ありすってば~」ユサユサ
ありす「あとごふん~……」
5:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:46:41.76
ID:3dypgh/w0
P「ベッドに入ってからいくらでも寝られるから!起きてくれ~!」ユサユサ
ありす「ぁ……おはようございましゅ」ボケッ
P(まだ寝ぼけてるな……しょうがない)
P「ありす、エントランスまで抱えてくからな~」
ありす「ぇぁ……」
P「よっ……と」バサッ
P(おっと、ありすにかけてた上着が落ちちゃったか、まぁ車内だし良いか)
P「ほらお姫様、寮に着いたぞ~」ガチャッ
6:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:47:53.37
ID:3dypgh/w0
桃華「あらPちゃま……に、ありすさん、遅くまでお疲れ様でしたわね」
P「お、桃華か、丁度良かった」
桃華「どうかしまして?」
P「いや、このむずかってるお姫様を頼みたくてさ」
桃華「ふふっ、わかりましたわ」
P「悪いな、今日は随分無理させちゃったからお疲れみたいでさ」
桃華(無理……?)
桃華「でも、さすがにわたくしではありすさんが歩いてくださらないとお部屋までは連れていけませんわよ?」
P「そりゃそうだな……それなら俺が入って良い談話室までは連れて行くよ、多少目が覚めるまでは付き合ってやってもらえるかい?」
桃華「ええ、そのくらいお安い御用!桃華にお任せですわ!」
7:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:48:33.22
ID:3dypgh/w0
P「助かるよ、それじゃあ談話室までお邪魔させてもらうな」
(モバP運搬中……)
P「よっこいせ……っと」ポスッ
桃華「お疲れ様ですわ、Pちゃま♪」
P「ホント疲れたよ…それじゃ、俺は事務所に戻るから」
P(ありすは軽いとはいえ、お姫様抱っこでここまで来るとさすがに腰にクるな……)腰トントン
8:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:49:13.64
ID:3dypgh/w0
桃華(Pちゃまがなんだか腰を痛そうにしてますわね)
桃華「Pちゃま、もしよければしばらくお休みされていきませんこと?」
P「ありがたいけど、女子寮に男が長居するのも良くないからね」
桃華「そうですか……それでは、おやすみなさいまし」
P「おう、桃華もおやすみ」
9:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:50:02.65
ID:3dypgh/w0
(カチャッ……パタン)
桃華「さて……と」
桃華(ありすさんには一度目覚めていただかないとですわね)
桃華「ありすさん、一旦起きてくださいな、お部屋に行きますわよ!」ユサユサ
ありす「うぅ~ん……あといちじかん……」フワッ
桃華「ダメで……ん?」
桃華(Pちゃまの匂い……それも先ほどの抱っこでついたにしては不自然なくらい濃厚な……)
桃華(無理をさせられたというありすさん……)
桃華(腰が痛そうだったPちゃま……)
桃華(そして濃厚なPちゃまの匂いを纏ったありすさん……)
10:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:50:37.86
ID:3dypgh/w0
桃華(…………ハッ!?)
桃華(…………コイツらヤリましたわね!?!?!?!?)
桃華「ありすさん!ありすさん!」ユッサユッサ!
ありす「わっ!わっ!な、なんですか!?」
桃華「ヤりましたの!?」
ありす「何ですか唐突に!?」
桃華「あっ……こほん、少し取り乱しましたわ」
ありす「『少し』には見えませんでしたが…」
11:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:51:16.96
ID:3dypgh/w0
桃華「そ、それよりも!ありすさんは今日……お疲れですのね?」
ありす「ええまぁ……今日は朝からずっとでしたし」
桃華「それもそうでしょうけど……ほら、お仕事の後も……」
ありす(あぁ、まぁ遠かったですしね)
ありす「えぇ……寝ちゃいました」
桃華(言質取りましたわ~!!!!!)
12:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:51:53.51
ID:3dypgh/w0
桃華「あ、あらそうですの……そ、それで、どうでしたの!?」
ありす「どう……とは?」
桃華「その……感想とか」
ありす「う~ん……あ、休憩の時にPさんが私を包んでくれて、凄く暖かかったです」
桃華(生々しい話来ましたわ~!!!!!)
桃華「ご休憩……どのくらいされていたんですの?」
ありす(お手洗いとちょっとした買い物と言っていましたね、眠くてあんまり覚えていませんけど)
ありす「割と早かったかと」
桃華「Pちゃま早いんですの!?」
13:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:52:21.82
ID:3dypgh/w0
ありす「でも、その後は結構長かったですよ」
桃華「ほ……ほう……」
桃華(Pちゃまは持久力の方なんですのね)
桃華「長くって……どのくらいでしたの?」
ありす(お仕事終わったのが16時頃だったので……)
ありす「3時間くらいでしょうか」
桃華(なっげぇですわ!!!たっぽんたっぽんになりますわ!!!)
桃華「そ、それは大変でしたわね」
14:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:53:00.46
ID:3dypgh/w0
ありす「まぁ……私は殆ど記憶に無いんですけどね」
ありす(寝てたので)
桃華「そ、そんなに……」ゴクリ
ありす「Pさんにはお疲れ様と言ってあげないとですね」
桃華(ありすさんはお突かれ様ですわ!!!)
桃華「プ……Pちゃまも先ほど腰を痛そうにしていらっしゃいましたしね」
ありす「そうなんですか?やっぱり大変だったんですね」
ありす(長距離運転は)
桃華「それはそうでしょう」
桃華(3時間も腰振ってれば)
15:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:53:50.18
ID:3dypgh/w0
ありす「そうですよね……今度会った時に、マッサージでもしてあげましょうか」
桃華「マッサージ(意味深)!?」
ありす「え……っ?ええ」
桃華「あ、ありすさん、あまりそういうのは表立ってヤらないほうが……」
ありす「そうですか?前にしてあげたら喜んでもらえましたよ?」
桃華(悦んでもらえた!?)
桃華「前にもシてさしあげてましたの!?」
ありす「はい、力加減が良いと褒めてもらいました」
桃華(あぁ……親友がどんどん大人の階段を上っていきますわ……)
16:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:54:23.82
ID:3dypgh/w0
桃華「ありすさんがそんな爛れた日々を送っていただなんて……」
ありす「……爛れた!?いきなり何の事ですか!?」
桃華「だまらっしゃい!そんな毎日のようにずこばこしてる子の日常が爛れていると表現せずして何だと言いますの!?」
ありす「私今理不尽にキレられてます!?」
桃華「理不尽ではありません!まったく、もう少し節度というものを持ってお突き合いをですね……」ブツブツ
ありす「あの~……桃華さん?」
桃華「何ですの?」
ありす「なんだか致命的な勘違いがありそうですので……とりあえず落ち着いて、私の部屋で話しませんか?」
17:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:55:07.93
ID:3dypgh/w0
~10分後、ありすの自室~
ありす「ブッハハハハハハハハハハ!フヒヒヒヒヒヒヒ!アーハハハハハハハハハハ!アーッハッハッハハハハハハハハ!ック……プヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!」ゼフーゼフー
桃華「そ、そんな呼吸困難になりながらも笑わなくたっていいでしょう!?」
ありす「ヒヒヒヒヒヒヒ……ヒクッ、こ、これが笑わずにいられますか……フヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!」ゲホッゴボッ
桃華「だ、だってだって///」
ありす「あ~……笑いました……だってじゃないですよ、普通そんなこと考えつかないですって……クフッ、ブフフフフフフ」
桃華「もうっ!ありすさんの意地悪!」
ありす「いやいや、今回は私が被害者でしょう!?完全にあらぬ疑いを……疑いを……ブッ、プヒヒヒヒヒヒヒ!」
18:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:56:06.68
ID:3dypgh/w0
桃華「もう!もう!もう!それもこれも『そういうの』を色々見せてくるありすさんが悪いんですのよ!?」
ありす「ハー……桃華さんだって興味深そうにいつも見ているじゃないですか」
桃華「そうですけどっ!」
ありす「桃華さんは頭の中までムッツリ桜色になっちゃったんですね~」
桃華「ありすさん!!!」
ありす「ふふっ、十分やり返しましたし、これくらいで許してあげます」
桃華「もう…恥ずかしいですわ」
ありす「あっ……この件デレポで書いても?」
桃華「ダメです!!!」
19:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/26(水) 23:57:05.06
ID:3dypgh/w0
おわりです。
お突き合いありがとうございました。
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1598453004/
- 関連記事
-
Amazonの新着おすすめ
おすすめサイトの最新記事