1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:07:50.89
ID:ECXPfw6i0
事務所
亜美「…」
伊織「あずさ?」
あずさ「あら?どうかしたの伊織ちゃん?」
伊織「いや、次のライブの衣装の話なんだけどね…」
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:09:00.60
ID:ECXPfw6i0
レッスンルーム
亜美「…」
あずさ「あら?ここのステップって…」
伊織「それは…ほら、こうやって…」
あずさ「流石伊織ちゃんね♪」
3:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:10:37.88
ID:ECXPfw6i0
楽屋
亜美「…」
伊織「…あずさ、次の収録なんだけどね…」
あずさ「え、えぇ…」
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:11:55.77
ID:ECXPfw6i0
収録後
亜美「…」
伊織「いや、もう何なのよ!」
亜美「え?」
5:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:12:43.62
ID:ECXPfw6i0
伊織「『え?』じゃないわよ!いつも喧しいくらいにうるさいんあんたが黙りこくって…何があったのよ!」
亜美「…べ、別に…」
伊織「別にって顔してないじゃない」
あずさ「元気もないし…どうしたの?亜美ちゃんらしくないわ…」
亜美「いおりん…あずさお姉ちゃん…」
6:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:13:50.72
ID:ECXPfw6i0
伊織「私たち仲間でしょ?そりゃあ、結果的に力になれるかどうかはわからないけど、相談くらいしてくれてもいいんじゃない?」
亜美「…もしも、今から亜美が変なこと言っても…友達でいてくれる?」
伊織「そこまでのことなの…?」
7:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:14:42.72
ID:ECXPfw6i0
あずさ「えぇ、約束するわ。何があっても、私たちは亜美ちゃんの味方よ」
伊織「…私も約束するわ」
亜美「そっか…えへへ…嬉しいな…」
伊織「じゃあもっと嬉しそうな顔しなさいよ…」
あずさ「よっぽどのことなのね…」
8:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:15:37.23
ID:ECXPfw6i0
亜美「あ、あのね…亜美…もしかしたら…変態さんなのかも…」
伊織「は?」
あずさ「それはどういう意味?」
亜美「…昨日から真美が風邪ひいてるっしょ?」
9:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:17:35.71
ID:ECXPfw6i0
昨日、双海家
真美「ごほっ!ごほっ!」
亜美「大丈夫?ママ呼んでこよっか?」
真美「ごほっ…うぅん…大丈夫…はぁ…はぁ…」
亜美 ドキッ
亜美(え?何?ドキッって?)
10:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:18:44.72
ID:ECXPfw6i0
亜美「そ、そーなんだ、無理せずに何でも言ってね!」
真美「う、うん…はぁ…はぁ…」
亜美(真美…辛そう…)
真美「はぁ…はぁ…んっ…」
亜美(顔赤らめてて、苦しそうな顔してる…)
亜美 ドキッドキッ
亜美「!?」
11:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:20:52.05
ID:ECXPfw6i0
真美「ん?どうかした…?」
亜美「な、なんでもないっぽいよ!」
亜美(な、なんで!?なんでこんなにドキドキすんの!?)
真美「そっか…良かった…」ニコッ
亜美「はぅ!?」ズキュゥンッ
12:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:22:01.89
ID:ECXPfw6i0
真美「ん?」
亜美「だ、大丈夫!大丈夫だから!」
亜美(え、笑顔が…)
13:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:25:43.29
ID:ECXPfw6i0
真美「はぁ…はぁ…」
亜美(で、でもこうして見ると真美って美人さんだよね…)
真美「はぁ…はぁ…んっ…」
亜美(うわぁ…首ほっそ!顔ちっちゃ!)
14:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:28:48.52
ID:ECXPfw6i0
真美「うぅん…あ、暑いよぉ…」
亜美「ひ、冷やしてあげるね!」ペタッ
真美「うぅ…冷えピタありがと…」
亜美「うん…」ムラッ
亜美(ムラッ?)
15:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:29:54.03
ID:ECXPfw6i0
真美「はぁ…気持ちぃよぉ…」
亜美(汗だく…赤く染まったほっぺた…汗ではりつく髪の毛…)
真美「すー…すー…」
亜美「あ、寝ちゃった…」
亜美(こんな…無防備な姿で…って亜美ったら何考えてんの!?)
16:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:30:45.27
ID:ECXPfw6i0
真美「うぅぅん…」
亜美「あっ…うなされてる…」
真美「亜美ぃ…」ギュッ
亜美「あっ…手を…」
真美「寂ちいよぉ…」
亜美 キュンッ
亜美「う、う、う、うわぁぁぁぁぁぁあ!?」
17:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:31:40.40
ID:ECXPfw6i0
亜美「ってことがあったんだYO!」
伊織「そ、それって…嘘でしょ!?あんた!真美を…」
あずさ「あ、あらあら~…」
亜美「亜美だっておかしいってわかってるよ!女の子同士ってだけでもおかしいのに…双子のお姉ちゃんにこんな…」
伊織「でもあんたは…」
亜美「しょーがないじゃん!そうなっちゃったんだから!」
18:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:32:37.72
ID:ECXPfw6i0
あずさ「い、今まではそんなことなかったの?」
亜美「うん…こんな気持ち…真美が初めて…」
伊織「おぉふ…初恋が自分の姉…」
あずさ「それで今日一日元気がなかったのね…」
19:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:34:00.11
ID:ECXPfw6i0
伊織「あずさ…こういう時どうするべきなの?」ヒソヒソ
あずさ「さ、流石にこれは…ちょっと…」ヒソヒソ
伊織「安易に否定して投げやりになってもダメだし…そもそも真美の気持ちもあるわよね?」ヒソヒソ
亜美「うぅぅ…」ジワッ
伊織あずさ「「!?」」
20:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:35:09.63
ID:ECXPfw6i0
亜美「やっぱり…亜美…おかしいよね?変だよね?…あはは…亜美、変態さんになっ…」
伊織 ギュッ
あずさ ガバッ
亜美「へ?い、いおりん?あずさお姉ちゃん?」
21:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:36:05.77
ID:ECXPfw6i0
あずさ「大丈夫よ、亜美ちゃんは変態さんじゃないわ」
伊織「そうよ、女同士だっていいじゃない!何も変なことなんてないわ」
亜美「で、でも…」
あずさ「言ったでしょう?何があっても私たちは亜美ちゃんの味方だって…」
伊織「あんたが真美のことが好きなら協力するわよ、それが仲間でしょ!?友達でしょ!?」
亜美「…えへへ…ありがと…」
22:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:37:14.13
ID:ECXPfw6i0
あずさ「今は少し混乱してるのよね?だから少し落ち着きましょう?」
亜美「…うん」
伊織「あんたが真美への気持ちに気づいたのはいつ?」
亜美「昨日が初めてだよ」
伊織「なるほど、今は本当に直後ってわけね…」
23:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:38:45.95
ID:ECXPfw6i0
あずさ「真美ちゃんを見てるとどんな風になるの?」
亜美「な、なんだか…こう…胸をかき乱されるというか…ドキドキするし…息も苦しくなるし…」
伊織「重症ね…」
亜美「なんだか今日も真美のことばっかり考えてボーッとするし…」
あずさ「頭もボーッとする…と」
24:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:40:06.00
ID:ECXPfw6i0
亜美「うぅ…」カァッ
あずさ「あらあら、顔が真っ赤よ?」
亜美「うあうあー!?真美の話してたらなんだか身体が熱くなってきたYO!」
伊織「ん?」
亜美「え?」
あずさ「どうしたの?伊織ちゃん?」
25:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:41:13.93
ID:ECXPfw6i0
伊織「亜美、あんた今日一日元気なかったわよね?」
亜美「う、うん…なんだか真美のことを思うと身体がダルくって…」
伊織「『元気がない』『胸が苦しい』『呼吸がしにくい』『身体が熱い』『身体がダルい』…」
亜美「恋ってこんなに苦しいんだね…亜美、初めて知ったよ…」
26:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:42:16.11
ID:ECXPfw6i0
伊織「…ちょっとおデコ触るわよ?」
亜美「え?大丈夫だよ、いおりん、そう簡単にはハゲないから…」
伊織「誰が私のおデコっつったのよ!?あんたのおデコに触るのよ!…っていうかハゲないわよ!」
あずさ「い、伊織ちゃん、落ち着いて…」
27:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:43:29.81
ID:ECXPfw6i0
伊織 ピトッ
亜美「えへへ、いおりんの手、冷たくってきもちいー」
伊織「あんた!熱あるじゃない!」
亜美「へ?」
あずさ「え?」
28:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:44:31.39
ID:ECXPfw6i0
伊織「『元気がない』『胸が苦しい』『呼吸がしにくい』『身体が熱い』『身体がダルい』…おまけにその赤い顔…これ全部風邪の症状よ!」
あずさ「じゃあ亜美ちゃんは…真美ちゃんに恋しちゃったわけじゃなくて…」
伊織「真美から風邪がうつっただけよ!」
29:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:45:28.55
ID:ECXPfw6i0
亜美「え?そんなうつるようなことしてないっぽいよ?」
伊織「本当に?」
亜美「うん、昨日は看病した後すぐに同じベッドで寝たから何もしてないもん」
伊織「それじゃない!?風邪ひいてるやつと同じ布団で寝るとかバカじゃないの!?」
亜美「バカは風邪ひかないんだよ?」
伊織「うっさい!さっさと帰るわよ!」
30:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:46:23.54
ID:ECXPfw6i0
その日の夜、双海家
亜美「なんてことがあってさー…」
真美「あひゃひゃひゃひゃひゃ!」
亜美「もう!笑いすぎっしょ!」
真美「あははは、ごみんごみん…ぷっ!」
31:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:47:19.08
ID:ECXPfw6i0
亜美「うあうあー!真美がイジワ…!?ごほっ!?ごほっ!?」
真美「ありゃりゃ、しょーがないなー」サスサス
亜美「んっ…ありがと…」
32:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:48:56.50
ID:ECXPfw6i0
真美「しかし、真美の次は亜美かぁ」
亜美「真美は治ったの?」
真美「うん!完全復活っぽいよ!」
亜美「へぇ、よかった…同じ部屋で寝ちゃダメだよ?」
真美「うーん、でも、真美は風邪治ったばっかりだから、そんなすぐにはかからないっしょ!」
33:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 00:50:18.49
ID:ECXPfw6i0
亜美「うーん、そーかな?」
真美「そーだYO!だから、今日は昨日のお礼も兼ねて真美が看病したげるね!」
亜美「えへへ、ありがと」ニコッ
真美 ドキッ
真美(あれ?)
終わり
34:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/11/04(月) 03:14:21.02 ID:n6J91ujXO
こぉれは風邪のぶり返しでぇすねえ~
乙
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1572793670/
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