1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/18(水) 23:08:40.86
ID:4/BGdP0W0
「」→「」
()→()
たまにやるやつ
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/18(水) 23:11:30.46
ID:4/BGdP0W0
先輩「忙しいから切るわ」
後輩『わーっ待って待って切らないで!』
先輩(こいつからの電話は大抵ろくなことじゃないんだよな)
先輩『で? 何の用』
後輩「うーんとー先輩にちょっとお願いがあるんですけどー」
先輩「どんな」
後輩「なんというか、困ったことになっちゃいまして」
先輩「手短に言え。 今マジで忙しい」
後輩「いやまぁ~その、アレです先輩に1日だけデートに付き合ってほしい!みたいな」
先輩「なるほど断る。 じゃあな」
後輩「なあっ!? ちょっ先輩、話だけでも」プツッ
後輩「……」ツー ツー
3:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/18(水) 23:16:49.17
ID:4/BGdP0W0
先輩(何かと面倒事を持ち込んで来るなあいつは。 関わらないが吉)
後輩「も~なんで勝手に切るんですかぁーもうもう!」ガチャ
先輩「うおおおおい!?」
後輩「いやぁこんなこともあろうかと自宅前に来といて正解でしたね」
先輩「ねえ鍵は? 俺鍵かけてたよね? ねえ?」
後輩「え、ありますけど」チャリ
先輩「どうして当たり前のように複製されているのか…」
後輩「過去の飲み会で先輩つぶれて送ってったことあったじゃないですかー? あの時にちょちょいと」
先輩「盗ったんかい」
後輩「いえいえちゃんと許可は得ましたよ? 聞いたら『ウン…ウン…』って先輩うなずいてましたし」
先輩「シラフじゃないの分かってやってんだろそれ…」
後輩「歴とした同意ですしーおすしー♪」
先輩(猪口才な…)
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/18(水) 23:20:55.44
ID:4/BGdP0W0
先輩「仕方ない、来てしまったからには客人か……はいよお茶」コト
後輩「ちゃんとおもてなししちゃうあたり紳士ですよね」
先輩「猫が来たら駄目と分かっててもエサあげたくなるだろ、それと同じだ」
後輩「だっ、誰がかわいいこねこちゃんですか//」
先輩「解釈の拡大が酷いな」
後輩「などと供述しており、好意を否認している模様でーー」
先輩「出口はこちらになります」スッ
後輩「すみませんウソです冗談です追い出さないで!」
先輩「…で、結局なんなんだ用件は」
後輩「はっ! そうでしたそうでした。 実はーー」
5:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/18(水) 23:29:52.77
ID:4/BGdP0W0
先輩「はあ……つまりその男女でしか頼めないメニュー?を食うために同行しろと」
後輩「撮れさえすれば別に食べれなくてもいいんですけどね」
先輩「狙いが完全にインスタだな」
後輩「仲間内で行けてないの私だけなんですよー! みーんなカレシと~とかなんとか上げてるし」
先輩「しょうもな……だったらお前も彼氏と行けば済む話じゃねえか」
後輩「か、カレシなんかいません! てか、いないからお願いしてるんじゃないですか」
先輩「彼氏がいないならお菓子で作ればいいじゃない?」
後輩「イギリス王妃式に言えばいいってもんじゃないんですよ」
先輩「よく通じた と言いたいとこだが、イギリスじゃなくてフランスな」
後輩「なんでもいいですから…とにかくいっしょに来てくださいー!」
先輩「…嫌だと言ったら」
後輩「拉致」
先輩「ちょっと? それもうお願いとかそういう話じゃないんですけど?」
6:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/18(水) 23:32:35.37
ID:4/BGdP0W0
後輩「どんな卑劣な手を使ってでも連れてってみせます…」ゴゴゴ
先輩「凄まじい執念だけは認めてやるが絶対によせ」
後輩「先輩じゃなきゃダメなんですよ~!ねぇせんぱぁーいお願いですぅ~」
先輩「うるせえ…あーもう分かった分かった」
後輩「頼まれてくれるんですか!?」
先輩「彼氏のフリすりゃいいんだろ、そこ限定で」
後輩「ですです! わーやば、なんか私たぎってきました…!」
先輩「滾るってお前」
後輩「えへへーなんだかんだで優しいですよねー先輩は」
先輩「はあ…」
先輩(なんでだろうなぁ、結局甘やかしてしまう)
7:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/18(水) 23:35:45.10
ID:4/BGdP0W0
後輩「あ、そうだ。 じゃあ先輩」
先輩「嫌だ」
後輩「だからそのとりあえず断るのなんなんですかねー…」
先輩「寝たいんだよなあ正直…早く帰ってくれない?」
後輩「言われてみればやけに眠たそうですね? まだお昼前なのに」
先輩「日曜までに終わらせにゃならん課題がね、あんのですよ」
後輩「夜を徹しちゃったやつですか」
先輩「完徹ってわけじゃあないが、まああまりに効率悪いから仮眠を…って時に誰かさんが邪魔してきやがったんですわ」
後輩「わ、わざとじゃないですよー!」
8:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/18(水) 23:39:36.67
ID:4/BGdP0W0
先輩「夜はバイトあるし、その前に起きてもうちょいやりたいが…果たしてアラームで起きれるか」
後輩「仮眠のつもりががっつり睡眠~はあるあるですね」
先輩「眠気には勝てないんだよな」
後輩「…! なら先輩、代わりに私がっていうのはどうですか?」
先輩「代わり? 何のだよ」
後輩「予定時刻になったら起こしましょうかーって意味です」
先輩「するとあれか、お前は目覚まし時計になりたいわけだな」
後輩「なりたいって言われると微妙ですけど…まぁでも先輩のためなら一肌脱いであげましょう!」
先輩「うーむ確かに助かるっちゃ助かるけど」
後輩「どうします? あっ……お望みならほんとうに脱いじゃってもいいかもですよ//」
先輩「よっこらせ」ゴロ
後輩「せんぱーい…スルーはつらい…」
9:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/18(水) 23:44:01.26
ID:4/BGdP0W0
先輩「今って何時?」
後輩「12時半くらいですね」
先輩「寝た後2、3時間はレポートやりたいし、そうだな…14時に起こしてもらっていいか?」
後輩「かしこまりこちゃんでーす!」
先輩「すげえ不安な返事。 まあ、頼んだ」
後輩「!」
後輩「だ、抱きまくらーとか、いります?」
先輩「スゥスゥ」
後輩「ウソ寝なのバレバレですし……」
先輩「知ってるか? 狸寝入りって言葉があってだな」
後輩「何にせよ寝たふりじゃないですか」
先輩「勝手に部屋漁るなよ。 んじゃよろしく」
後輩「くぅ~!」
先輩「……」zzZ
後輩(うわ、ほんとにすぐ寝ちゃった)
10:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/18(水) 23:47:03.59
ID:4/BGdP0W0
後輩(大変なんだなぁ先輩の学科。 やっぱり迷惑だったかも)
後輩(文句言いつつ付き合ってくれるからついつい甘えちゃう)
先輩「……」zzZ
後輩「……」ジッ
後輩(うーーん、どう見ても別にかっこよくは…ないはずなんだけど)
先輩「う…」ゴロ
後輩「うわわっ、ちょっ先輩?」
後輩(どうしよう、ひざまくらだこれ。 起こしたほうがいいかな)
後輩「……」
後輩「いい子いい子~」ナデナデ
後輩(……なんちゃってー…)
11:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/18(水) 23:49:00.16
ID:4/BGdP0W0
後輩「…これじゃほんとにちっちゃい子みたいですよ~先輩?」
先輩「……」zzZ
後輩(てんで起きる気配ナシ)
後輩(しかたない、あの手を使おう)
後輩「今すぐ起きないと~………ち、ちゅーしちゃいますよぉー」
後輩「……」
後輩「おやおや~いいんですかぁー先輩? もしもーし?」
先輩「……」zzZ
後輩(うわー、かんぺき熟睡だー)
後輩「……」
後輩(誰も…見てない)
後輩「……」ゴクリ
後輩(いっいやいや! だからってねー、そんな勝手にはねー、まさかねー)
後輩「……」
後輩「………」コソ
12:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/18(水) 23:50:19.58
ID:4/BGdP0W0
数時間後
先輩(寝すぎた……もうバイト行く時間じゃねえか)
後輩「……」スゥ スゥ
先輩(勝手に布団潜ってる上に、目覚ましの役割まで放棄しやがってこの馬鹿)
後輩「……」
先輩「…しかしまあ、黙ってりゃ可愛いものを」
先輩「……」
先輩(鍵持ってるんだし放置でいいか。 後は知らん)ガチャ
バタン
後輩「……」
後輩「……~~っ//」
13:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/18(水) 23:52:33.66
ID:4/BGdP0W0
をわりん
閃かなくなった
15:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/20(金) 07:32:33.42 ID:smA2WjieO
どちゃくそええやん!
おつおつ
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1568815720/
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