1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 19:44:09.66
ID:N5q9ONxP0
ベジータ「サーティワンだと?何だそれは」
トランクス「パパ知らないの?超有名なアイスクリーム屋さんだよ!」
ベジータ「アイスクリームか...最近は少し涼んできたとはいえ、まだまだ暑いからな」
ベジータ「いいだろう。今日も特別にブルマの金で買ってやる」
トランクス「やったあー!すぐそこにお店があるから行こうよ!付いてきて!」
ベジータ「トランクス!こんな街中で走るんじゃない!」
トランクス「パパー!はやくはやくー!」
ベジータ「全く...ブルマに似て俺の話を聞かんやつだ」
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 19:46:58.57
ID:N5q9ONxP0
サーティワン店内
ベジータ「な、何だこのピンク色の店は..
.!?ドドリアを思い出すぜ...!!」
トランクス「どれにしよっかな~あ、今日って31日?じゃあサーティワンの日だからWのほうがお得じゃん!」
ベジータ「ダブル?ラディッツのダブルサンデーのことか?あいつはいつもしょうもない技を使っていたな」
トランクス「違うよ!てかラディッツって誰!」
トランクス「ダブルっていうのは、カップとかコーンにアイスを二つ重ねたやつのことだよ!」
ベジータ「コーンの上にアイスを二つ重ねるだと?バカバカしい、そんなことをしたらアイスが落ちてしまうだろう」
トランクス「そのスリルが楽しいんだよ!それに、何十円か払えばワッフルコーンっていうおっきくてあまーいコーンにも出来るんだよ」
ベジータ「地球人の考えることはよく分からんな。一番食いやすいカップでいいだろう」
トランクス「パパって結構几帳面だよね」
トランクス「とにかくまず並ぼうよ!早く並ばないと、今日みたいな日はどんどん人が並んじゃうからね!」
3:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 19:49:11.17
ID:N5q9ONxP0
ベジータ「・・・・・・」
トランクス「どうしたの?」
ベジータ「アイスのためにこんなに人が並ぶものなのか?」
トランクス「サーティワンのアイスは美味しいし、今日は安い日だからね。しょうがないよ」
ベジータ「ちっ...まあいい。そのぶんゆっくりアイスを選べるからな」
トランクス「そうだねーどれにしようかなー」
ベジータ「な、なんだこのアイスの多さは...!?店員どもはこんな大量のアイスを全て把握しているというのか...!?」
ベジータ「そ、そうか!確かこの店の名前はサーティワンだったな?」
トランクス「そうだよ」
ベジータ「ふっ...なるほどな」
トランクス「どうしたの?」
ベジータ「気付いちまったんだよ。この店の秘密にな」
ベジータ「サーティワン...言い換えれば31...この31が表す意味...そいつはアイスの数のことなんだろう?」
ベジータ「つまり、この店で売ってるアイスの数は31種類なんだろう!!どうだ!!はーーーっはっはっは!!」
トランクス「32種類だよ」
ベジータ「くそったれええええ!!!!」
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 19:51:14.01
ID:N5q9ONxP0
ベジータ「なぜそんな中途半端な数字なんだ!!店の名前に合わせてアイスは31種類にするべきだろう!!」
トランクス「31だと奇数で冷凍庫にアイスを入れるときに一個スペースが余っちゃうでしょ?それだともったいないから偶数の32種類にしたらしいよ」
ベジータ「くっ...!!じゃあ逆になんでこの店の名前はサーティワンなんだ!!店の名前をサーティツーにすればいいだろう!!」
トランクス「サーティワンは31日間毎日アイスを楽しめるようにってことで付けられた名前だからね。そこは譲れなかったんじゃない?」
ベジータ「ええい!地球人はいちいち名前に拘りを持ちすぎだ!」
トランクス「確かに、サイヤ人は超サイヤ人とか超サイヤ人ゴッドとか単純な名前が好きだもんね」
ベジータ「その通りだ。お前もサイヤ人のことが分かってきたようだな」
トランクス「(サイヤ人のセンスまでは分かりたくないけどね)」
5:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 19:54:23.27
ID:N5q9ONxP0
ベジータ「まあいい。さっさとアイスを選ぶぞ」
ベジータ「ここまで並ぶ時間があって、注文するまでにアイスを決めないのは店の野郎に迷惑だからな」
トランクス「あ、うん。常識人だね、パパ」
ベジータ「...ん?なんだこのアイスの名前は...」
トランクス「それはポッピングシャワーだね」
ベジータ「ぽ、ぽぴ...ぽっ、ぽぽっ...ええい、なんでこんな名前を付けやがったんだ」
トランクス「これは噛むとパチパチ弾けるキャンディが入ってるんだよ」
ベジータ「それでポッピングか...そう言われれば単純な名前ではあるな」
トランクス「ちなみにサーティワンで一番人気のアイスがこれだよ」
ベジータ「ほーう、ならば俺は一つはこれにするぞ」
トランクス「俺もこれにするよ!」
6:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 19:55:38.01
ID:N5q9ONxP0
ベジータ「さて、残り一つか...ん?これは...ピカチュウのじゅうまんぼると?」
トランクス「あーそうそう、今はサーティワンとポケモンがコラボしてるからね。これもパチパチ弾けるみたいだよ」
ベジータ「ほーう、なかなかやるじゃないか。ポケモンとコラボするとは、サーティワンとやらは少なくともそれなりの戦闘力は持っているらしい」
トランクス「ポケモン以外にもユニバーサルスタジオとかディズニーともコラボしてるよ」
ベジータ「ふんっ、あいつらはなんでもかんでもコラボしていてあてにならん」
ベジータ「中国ともコラボしているからな」
トランクス「あれはパクられてるだけだよ」
7:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 19:57:48.71
ID:N5q9ONxP0
ベジータ「ん?このラブポーションサーティワンというのは恐らく当たりのアイスだな?」
トランクス「アイスの名前にサーティワンって付いてるもんね」
トランクス「ていうかサーティワンのアイスにハズレは無いよ」
ベジータ「む...こ、このストロベリーチーズケーキというのも美味そうだな...」
ベジータ「くっ...こいつはかなりの強敵だぜ...!注文が決まらん...!」
トランクス「パパ、迷ってるなら試食させてもらいなよ」
ベジータ「試食だと?そんな客のことを思いやったサービスがあってたまるか」
トランクス「すみませーん!ラブポーションサーティワンとストロベリーチーズケーキを試食させてくださーい!」
ベジータ「おいやめろトランクス!!この忙しさで目が回ってる店員どもに何を期待してやがる!!フリーザのような冷酷な表情をしてやがるぞ!!」
店員「はい!かしこまりました!ただ今お持ちします!」ニコッ キラッ
ベジータ「え、笑顔...だと...!?」
ベジータ「こいつらは疲れを知らんのか...!?まさか人造人間じゃないだろうな...!!」
8:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 19:59:43.43
ID:N5q9ONxP0
店員「お待たせいたしました!お先にラブポーションサーティワンです!」
ベジータ「本当に試食が出来るというのか...!?」
トランクス「まずは食べてみなよ...もぐもぐ」
ベジータ「きっちり二人分の試食を出すとはやることに抜かりがないな...もぐもぐ」
ベジータ「!!!!」
ベジータ「(う、美味い!!バニラとラズベリーのアイスで甘すぎない且味がしっかり付いている...だがそれだけでは終わらず、パリパリの食感のハート型のチョコレートがあることで飽きを感じさせん...!!)」
ベジータ「(しかもこのチョコレート、中にラズベリーのソースが入っているじゃないか...!!)」
店員「スプーンはこちらへどうぞ!」
ベジータ「(試食があることを見越してスプーン入れを用意しているだと...!?)」
10:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 20:02:10.96
ID:N5q9ONxP0
店員「次にこちらがストロベリーチーズケーキでございます!」
ベジータ「あ、ああ...」
ベジータ「(ど、どうしたんだ俺は...冷静に見ればこいつらはただの高校生ぐらいのガキだというのに、なぜかこの店で働いてるこいつらが異様に眩しく見える...)」
ベジータ「(年齢の差がそうさせるのかと思ったがそれは違う...この歳のガキ共が真面目に仕事に取り組んでいる姿がそうさせるんだ...)」
ベジータ「(恐らく、こいつらはそのへんの大人よりも社会的戦闘力が上だ...!!)」
トランクス「パパ?食べないの?」
ベジータ「た、食べるぞ!何も動揺などしてないからな!」モグッ
トランクス「???」
ベジータ「(...こ、これも美味い!!俺が思っていた以上にチーズケーキの味がしやがる!!それだけではなく、程よい量のストロベリーのソースがチーズケーキのアイスと上手くマッチしてやがる!)」
ベジータ「(!!このアイスには中に本物のチーズケーキが入ってやがる!!しかもチーズケーキを試食用の小さなスプーンに遠慮なく入れれるほどにチーズケーキの数に余裕があるというのか...!?こいつはまるでチーズケーキのバーゲンセールだな...!!)」
店員「お味はいかがでしたか?」ニコッ
ベジータ「あ、ああ...なかなか美味いな...」ニッ
ベジータ「(な、なんだとおおおお!?アイスの美味さと店員の笑顔によってこの俺が自然と笑顔にさせられただと!?)」
ベジータ「(ば、バカな...!まるで魔術か何かで操られたようだ...!こいつまさかバビディの娘ではあるまいな...!)」
11:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 20:04:33.72
ID:N5q9ONxP0
トランクス「パパ、注文決まった?そろそろ俺たちの番だよ」
ベジータ「...ああ。かなり悩んだがなんとか決まった」
ベジータ「(どちらも最高に美味かったが、天秤にかけるとすれば俺はストロベリーチーズケーキのほうが好みだ)」
ベジータ「(ポッピングシャワーを抜かしてやってもいいが、試食したアイスを二つとも頼むのは俺のプライドに傷が付く)」
店員「大変お待たせいたしました!ご注文をお伺いいたします!」
トランクス「えっとぉーダブルのぉーカップでぇー」
店員「サイズはスモールとレギュラーどちらになさいますか?」
ベジータ「サイズか...どうやら値引額の大きいレギュラーのほうが得のようだな」
トランクス「パパ!レギュラーでもいい?」
ベジータ「もちろんだ」
トランクス「やったー!レギュラーでお願いします!」
店員「はい!ありがとうございます!」ニコッ
トランクス「アイスはポッピングシャワーとオレンジソルベで!」
12:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 20:06:01.94
ID:N5q9ONxP0
トランクス「次はパパの番だね!」
ベジータ「あ、ああ...」
ベジータ「れ、レギュラーの...だ、ダブル?で...か、か、カカロッ...カップで...」
店員「はい!レギュラーダブルのカップがお1つ!」
ベジータ「ポッピングシャワーと...ストロベリーチーズ...」
悟空「いやーこのアイスほんとうめえんだよなあ!!ストロベリーチーズケーキ!!」
ベジータ「ラブポーションサーティーワンだ」
店員「はい!ポッピングシャワーとラブポーションサーティーワンでお作りします!」
13:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 20:07:36.56
ID:N5q9ONxP0
トランクス「え、ストロベリーチーズケーキじゃないの?今なんか言いかけてたよね?」
ベジータ「うるさい!黙れ!」
店員「ではお会計はお次でお待ちくださいませー!」
トランクス「はーい」
悟空「お、ベジータとトランクスじゃねえか!おめえらもエェスけぇに来たんか!」
ベジータ「...まさかこんなところで貴様と会うとはな」
悟空「おう、オラはチチにサーティワンのエェスを持ちけえってくれって言われててよ」
ベジータ「アイスを持ち帰る?貴様の持ってるその袋にアイスが入ってるのか?」
悟空「おう、それがどうかしたんか?」
ベジータ「貴様は瞬間移動が使えるからいいかもしれんが、アイスを持ち帰るとなると他の地球人どもは苦労するだろうな」
悟空「ん?どういうことだ?」
ベジータ「地球人のスピードではアイスが溶ける前に家まで持って帰れんだろう?」
14:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 20:09:10.71
ID:N5q9ONxP0
トランクス「パパ、アイスを持ち帰るときはドライアイスが30分ぶんまで無料で付くんだよ」
ベジータ「なんだと!?少なくともフュージョンの合体時間分はアイスを溶かさず持ち帰れるというのか!?」
悟空「なんなら、ほんのちょっとだけ高くなっちまうけど、もちけえり時間が一時間以上でもてえおうしてくれっぞ」
ベジータ「最近のポタラの合体時間をゆうに越えやがる...!!」
店員「お会計をさせていただきますー!」
悟空「おっと、オラはそろそろ帰らせてもらうかな」
ベジータ「ああ。とっとと行け」
トランクス「悟天の父ちゃんまたなー!」
悟空「おう!」
15:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 20:11:16.41
ID:N5q9ONxP0
店員「ではお会計をさせていただきます!レギュラーダブルのカップが2点!お渡しはそのままでよろしいでしょうか?」
ベジータ「ああ」
店員「はい!かしこまりました!サーティワンのスマホアプリはお待ちですか?」
ベジータ「アプリがあるとどうなるんだ?」
店員「アプリがあると、お会計毎にアイスマイルっていうポイントがつきまして、一定以上溜まると値引きクポーンや無料券がつくんですよ!」
ベジータ「なるほどな...トランクス、アプリはあるか?」
トランクス「アプリかー...前に入れてたような...あ、これかな!お願いします!」
店員「はい!ではポイントを付けさせていただきますね!」ピッ
店員「ではお返し致します!」
トランクス「ありがとー!」
店員「お会計は960ゼニーでございます!」
ベジータ「ほーう、あのサイズのアイス4つで960ゼニーか...スーパーのアイスよりかは高いが、あの味なら安いぐらいだぜ」
16:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 20:12:42.40
ID:N5q9ONxP0
ちょっと離脱
19:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 21:29:43.71
ID:N5q9ONxP0
店員「お待たせいたしましたー!レギュラーダブルのカップお2つでございます!」
ベジータ「ご苦労だった」
トランクス「ありがとー!」
店員「はいー!ありがとうございましたー!またどうぞお越しくださいませー!」ニコッ
ベジータ「よし、早速食べるぞ!トランクス!」
トランクス「うん!まずはポッピングシャワーから食べようよ!」
ベジータ「ポッピングシャワーか...こいつはまだ未知数のアイスだな」モグッ
トランクス「いただきまーす!」モグッ
ベジータ「(こ、こいつは...!甘いアイスの中に...ミントか!?隠し味でミントの味が入ってやがる!!そうか、ミントの味をつけることで甘ったるいだけの味になることを上手く避けてるのか!!)」
ベジータ「(!?な、なんだこのパチパチ弾ける感触は...!!まるで超サイヤ人2のようだぜ...!!噛んだときの感触もガリガリして気持ちがいいもんだが、噛んだ後のパチパチ感も爽快だ...!!)」
ベジータ「(このパチパチ感と隠し味のミントが上手くフュージョンしてるおかげで、相乗効果でさらに美味い...!!界王拳以上に戦闘力が倍増してやがるな...!!)」
20:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 21:31:23.53
ID:N5q9ONxP0
トランクス「やっぱりサーティワンのアイスは美味しいねー!」
ベジータ「くっ...!サイヤ人の王子であるこの俺が...ここまで圧倒的な戦闘力を見せつけられるとはな...!」
トランクス「(パパは一体何と戦ってるんだ?)」
店員「お誕生日おめでとうございます!ありがとうございましたー!」
クリリン「よーし、これを持って帰ればきっとマーロンも喜ぶぞ!」
18号「これをずっと食べたいって言ってたからな」
ベジータ「よう、貴様らもサーティワンに来ていたのか」
クリリン「ん?ベジータとトランクスじゃないか!親子でアイスか?」
トランクス「パパが連れてきてくれたんだぜ!」
クリリン「おー!そいつは良かったなー!」
18号「ベジータ...お前そんな女子みたいなアイスを選ぶんだな」
ベジータ「黙れ!これが美味いのが悪い!」
ベジータ「ところで、貴様らの持ってるそのデカイ箱はなんだ?」
クリリン「これか?マーロンが誕生日だからアイスケーキを予約してたんだよ」
ベジータ「あ、アイスケーキ...?なんだそれは」
トランクス「アイスで作られたケーキだよ!アイスの周りをクリームとかチョコで覆ってるんだよ!」
ベジータ「なるほどな。随分奇抜なアイデアだ」
21:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 21:34:09.65
ID:N5q9ONxP0
18号「アイスケーキもディズニーにミニオン、今はポケモンのもあるし、種類はかなり豊富だよ」
ベジータ「ディズニーの野郎...また出てきやがったか」
トランクス「パパ!俺の誕生日の時にアイスケーキ買ってよ!」
ベジータ「そうだな...一応頭には入れておいてやろう」
クリリン「おっと、そろそろ行かなくちゃ。マーロンが家で待ってる」
ベジータ「ああ、じゃあな」
18号「ばーい」
トランクス「またねー!」
ベジータ「おっと、悠長に話してるとアイスが溶けてしまうな」
トランクス「そうだねー続き食べよっと」
ベジータ「ん...?トランクス、お前が頼んだそのオレンジのアイス...明らかにデカくないか?」
トランクス「んー?ああ、このオレンジソルベね」
22:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 21:37:09.58
ID:N5q9ONxP0
トランクス「サーティワンではソルベとかシャーベット系のアイスは他のアイスよりちょっと大きめに作られるんだよ」
ベジータ「ソルベだと?カカロットのやつを光線銃で倒したやつの名前じゃないか」
ベジータ「まあいい。それで他のアイスよりちょっとデカいわけだな」
ビーデル「悟飯くん、座って食べましょう?」
悟飯「そうですね。じゃあここに座りますか」
ベジータ「...サーティワンに来る客で天下一武道会が出来そうだな」
悟飯「あ、ベジータさんとトランクスくんじゃないですか!」
トランクス「二人はデート中なんだね!」
ビーデル「そ、そんな恥ずかしいことを大声で言わないの...///」
23:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 22:00:33.40
ID:N5q9ONxP0
悟飯「ベジータさんはポッピとラブポなんですね!」
ビーデル「かわいい組み合わせ!」
悟飯「すごく女子っぽくて良いですよ!ベジータさん!」
ベジータ「うるさい!なんで貴様らはそんなに俺の頼んだアイスが気になるんだ!」
トランクス「ていうか、アイスの名前を略して呼んでるよ...」
店員「お待たせいたしましたー!クレープでございます!」
悟飯「ありがとうございます!」
ビーデル「うわー!美味しそう!」
ベジータ「く、クレープだと!?ここはアイスクリーム屋ではなかったのか!?」
トランクス「パパ、サーティワンではアイスを使ったクレープとかドリンクも売ってるんだよ」
ビーデル「見えますか?こんな感じでアイスが埋まってるんですよ」
ベジータ「ば、バカな...!!アイスだけではなくデザートの種類自体がここまで豊富なのか...!!この店には魔人ブウでもいやがるのか...!?」
悟飯「さて、それじゃあ僕たちはこれから食べ歩きしながら公園に行くのでこれで失礼しますね!」
ビーデル「ではまた!」
ベジータ「あ、ああ...」
トランクス「またねー!」
24:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 22:11:01.86
ID:N5q9ONxP0
トランクス「もぐ...もぐ...もぐ...」
トランクス「ようやく食べ終わった~」
ベジータ「俺も食べ終わったぞ」
ベジータ「サイヤ人の胃袋を満たすのは難しいが、地球人の胃袋であればこのアイス2つだけでも充分満足出来るだろうな」
店員「お次のお客様お伺いいたしますー!」
店員「はい!ジャモカアーモンドファッジがお一つ!」
店員「お持ち帰り用ですね!ドライアイスは30分ぶんで間に合いますでしょうか!」
トランクス「忙しそうだね~」
ベジータ「最初はたかがアイス屋だと思っていたが、アイスを楽しみに来る客とそれに答える店員...」
ベジータ「今のあいつらの表情は俺たちサイヤ人が最高のライバルと戦う時の表情に似てやがる」
ベジータ「あの喜びに満ちた表情...」
ベジータ『俺のギャリック砲は絶対に食い止められんぞー!!』
悟空『ぐぐぐ...っ!!四倍だーーーーッ!!』
ベジータ『俺は...俺は...!!昔の俺に戻りたかったんだーーっ!!残忍で冷酷な俺に戻って、何も気にせず貴様と徹底的に戦いたかったんだ!!』
ベジータ『お陰で今は良い気分だぜ...』
悟空『...本当にそうか?』
ベジータ「そう...あの頃の俺たちのような...』
トランクス「パパ、それはちょっと違うと思う」
25:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/25(日) 22:12:31.17
ID:N5q9ONxP0
トランクス「あー美味しかった!」
ベジータ「なかなかやるじゃないか、サーティワンとやらは」
トランクス「パパ!また今度連れてってよ!」
ベジータ「そうだな...今度はブルマを連れて3人で行くか」
トランクス「やったー!」
ベジータ「次は期間限定のアイスも食べてやるか」
トランクス「サーティワンは期間限定のアイスのほうが美味しいことが多いからね~」
ベジータ「まさかこんな店が地球にあったとはな...一度訪れただけではサーティワンの魅力は測れん」
ベジータ「恐らく、最新型のスカウターを使ってもサーティワンの正しい戦闘力を測ることは出来んだろうな」
ベジータ「くっくっく...美味いぞサーティワン!お前がナンバーワンだ!」
終わり
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1566729849/
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