1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/05(月) 20:07:34.90
ID:aYtpEvQ20
※キャラ崩壊注意
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/05(月) 20:10:10.29
ID:aYtpEvQ20
P「千雪、そう言わずに……」
千雪「まだおさけのむのー!」
P「飲みすぎだって。ほら、手に持ってるのテーブルに置いて」
千雪「やだ」
P「置きなさい!」
千雪「やだもん、これちゆきのだもん」グビッ
P「あっ……」
千雪「えへへー♪」
P(なんてこった……こんなことになるなら、ほどほどのところで止めておくべきだった……)
P(最近仕事を頑張ってるご褒美に、新しくできたオシャレな居酒屋に連れてきた、まではよかったけど……)
千雪「ここのおさけ、なん杯でものめちゃう」スッ
P「ま、待て。もういい加減に…」
グビグビ
千雪「ぷはぁ♡」
P「……」
P(仕事の話、ユニットの話、アイドル仲間の話、オフの話。色んな話に花を咲かせて、酒のツマミにしたのがマズかった)
P(気がついたら、千雪の酒を飲むペースがどんどん上がっていて……こんな状態に……)
千雪「つぎは、これをたのもーっと。てんいんさーん」
P「もうダメだって! すみません、注文は無しでお願いします。この娘かなり酔ってて」
千雪「よってないもん」
P「酔ってる奴は大体みんなそう言うんだよ。ほら、飲むだけじゃなく食べよう。俺のアボカドあげるから」
千雪「あぼかどだー! いただきます!」
P(はぁ……これ食べたら店を出よう。家に送っていかないと)
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/05(月) 20:12:36.69
ID:aYtpEvQ20
~~~~~~
千雪「おいしかったです、また来まーす」
P「1人で歩けるか?」
千雪「あるけますよー」
P「よかった……って危ない!」グイッ
千雪「ふぇ?」
P「ふらふらじゃないか。肩を貸すよ」
千雪「あるけるからだいじょーぶ!」
P「大丈夫そうには見えないぞ」
千雪「だいじょーぶ! ほら、みて? こんなにまっすぐすすんでますよ?」フラフラ
P「どこがだ、蛇行してるじゃないか。あっ! 千雪、前!」
千雪「きゃっ」ゴンッ
千雪「あう……ごめんなさい。ぶつかっちゃった」
P「怪我はないか?」
千雪「ちゆきはだいじょうぶです。でも、このひとが」
P「人じゃなくて電柱だよ」
千雪「でんちゅうさん? おしりあい? はじめまして、くわやまちゆきです」
P「……とにかく、怪我はないみたいだな。ほら、向こうのタクシー乗り場まで行こう」
千雪「えー……ちゆき、あるきたい」
P「こんな姿、多くの人に見せるわけにはいかないよ。この辺は人通り少ないからまだいいけど」
千雪「あるきたい」
P「わかったよ……。タクシーで家のそばまで行くから、そこから少し歩こう」
千雪「やったー♪」
5:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/05(月) 20:14:53.41
ID:aYtpEvQ20
すみません、>>2の下から3行目
P「酔ってる奴は大体そう言うんだよ」 でした
6:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/05(月) 20:16:10.52
ID:aYtpEvQ20
~~~~~~
千雪「ともだちたくさんー! うれし! い! なー!」
P「そんなに手を振ったらバッグが飛んでいくよ」
千雪「あ、こうえんだ」スタタタッ
P(自由奔放)
千雪「ぷろでゅーさーさん、ぶらんこ! せなかをおしてください!」
P「もう遅い時間だし、ここで遊ぶのはまたにしよう。家も近いだろ?」
千雪「……」プクー
P「わかった、少しだけな」
千雪「わーい」
P(千雪は酔いすぎると子供っぽくなるんだな)グイッ
スイー
千雪「ぷろでゅーさーさん、もっとおしてください」
P「よし」グイッ
千雪「かぜがきもちいい」
P「……」グイッ
スイー
千雪「♪」
P「……」グイッ
千雪「それっ」ポーイ
P「あっ」
千雪「えへへ。さんだる、すっごくとびました」
P「はは……どこにいった?」
千雪「すべりだいのほう」
7:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/05(月) 20:18:03.18
ID:aYtpEvQ20
P「とって来るよ。ブランコを楽しんでて」
千雪「はーい」
P(えっと滑り台のほう……あった、あれか)
P(まったく、本当に子供みたいなことをするな。靴に傷はついてないかな)
P(……大丈夫みたいだ)
千雪「ぷろでゅーさーさん」
P「ん?」
千雪「えいっ、しょっ」ピョンピョン
P(片足だけでこっちに。いつの間にブランコを降りたんだ)
P「気をつけないと転ぶぞ」
千雪「けんけんぱっ、けんけんっ……わっ、ととっ」
ガシッ
P「言わんこっちゃない……」
千雪「うふふー……ぷろでゅーさーさんが、たすけてくれるっておもったから」ギュー
P「ち、千雪、くっつきすぎだよ。ほら、自分でしっかり立って」
千雪「……」
P「千雪?」
千雪「ねむくなってきちゃった」
P「そうか。じゃあ帰ろうか」
千雪「おやすみなさい」
P「ちょっと待て、ここで寝るつもりか」
千雪「……」
P「まぶたを閉じないでくれ。ほら、もう少しで家に着くから、頑張って歩こう」
~~~~~~
P(結局おぶって運ぶことになった)
千雪「zzz」
P(記憶、明日起きた時に残ってないといいけど。もし覚えてたら、恥ずかしさで顔を合わせてもらえそうにないし)
P(あれだけ飲んだから大丈夫かな)
8:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/05(月) 20:21:03.46
ID:aYtpEvQ20
P「千雪、家の前に着いたぞ」
千雪「zzz」
P「千雪」
千雪「んー……むにゃぁ……」
P「頼むから起きてくれ。このままだと俺が鍵を使って部屋に送り届けることになるぞ。男を入れていいのか?」
千雪「どうぞー……」スッ
P(鍵を差し出してきた)
P「……仕方ない……」
~~~~~~
P(部屋、綺麗だな。さすが千雪……と、じっくり観察するのはよそう)
P「ベッドまで来たぞ。降ろすからな」
千雪「べっど……」
P「そう、ベッドだよ。ゆっくり寝かせるぞ」
千雪「ふかふかべっどー……」
P「よっと……」
ギュー
P「ち、千雪? 手を離してくれないか」
千雪「……」
P(がっちりホールドされてる。無理やり脱出するか)
千雪「……ん……」
P(静かに、騒がないように)
ムニュン
P「むぶっ」
P(胸に顔が埋まる。ごめん千雪、これは不可抗力だ。早く抜け出すから……)
千雪「んんー……」ムギュウ
P「ふぐっ!?」
P(頭を抱きしめられて……!)
9:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/05(月) 20:22:14.82
ID:aYtpEvQ20
P(息ができない!)ジタバタ
千雪「すぅ……すぅ……」
P(お、落ち着け。ゆっくり解くんだ。頭を押さえてる腕を掴んで……)
グイグイ
P(びくともしない! 苦しい……! な、なんとかしないと……!)フガフガ
P(こうなれば力づくで!)グイグイ
~~~~~~
P「はぁ……はぁ……」
P(なんとか抜け出せた)
千雪「zzz」
P(気持ちよさそうに寝てるな)
P「それじゃあ千雪、また明後日に」
千雪「ぷろでゅーさーさん」
P「!」
千雪「だいすき、です」
P「え……」
千雪「ふふ……あまなちゃんも、てんかちゃんも……だーいすき……」
P(ビックリした。寝言か)
P(あ……鍵どうしよう。外から施錠して、ポストに入れておくか? 千雪にはラインで伝えればいいし)
千雪「zzz」
P「今度こそ。千雪、また明後日に事務所でな」
10:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/05(月) 20:24:58.68
ID:aYtpEvQ20
~~~~~~
P「……」カタカタカタ
千雪「おはようございます」ガチャ
P「千雪、おはよう」
千雪「!!」
千雪「あ……あの、プロデューサーさん……!」カァァ
P「スマホでもやりとりしたけど、勝手に部屋に入ってごめん」
千雪「い、いえ! というか、私のほうこそ色々とすみませんでした!」ペコリ
千雪「プロデューサーさんに好き勝手して……ぐびぐびお酒を飲んだり、公園でブランコに付き合ってもらったり……」
P「全部覚えてるのか」
千雪「はい……私のマンションの前まで来たところまでは……」
P「そうか……」
千雪「私、他にも失礼しませんでした?」
P「してないよ」
千雪「本当ですか? 例えば、プロデューサーさんに暴力を振ったり」
P「してないしてない」
千雪「よかった……」ホッ
千雪「あの、これお詫びといってはなんですけど、クッキーを焼いてきたので」スッ
P「え? そんな、別にいいのに」
千雪「ご迷惑をおかけしましたし」
P「迷惑だなんて思ってないよ」
千雪「私の気が収まらないんです。もらってください」
P「……まあ、千雪がそう言うなら。ありがたくいただくよ」
千雪「はい」
11:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/05(月) 20:27:28.19
ID:aYtpEvQ20
千雪「……プロデューサーさん……」
P「?」
千雪「本当に、何も失礼しませんでした?」
P「うん」
千雪「本当にですか?」
P「本当だよ」
千雪「で、でも……酔っぱらった翌日、お昼近くに起きたんですけど……服、何も着ていなくて……。それで、その……」モジモジ
P「……」
千雪「ひょっとしたら、えっと……」
P「……あ」
P「いやいや!! 絶対に何も起きてないよ! 嘘偽りない真実だから!」
千雪「そうなんですね……ということは、私が勝手に脱いだだけで……」
千雪「……私、酔っぱらうと子供っぽくなる上に、脱ぎ癖がつくんですね……」シュン
P「そんな落ち込まなくても。酒を飲みすぎなければいいだけだし」
恋鐘「……」ジー
恋鐘(なるほど!! お酒で酔えば、プロデューサーに急接近確実やね!!)
~~~~~~
P(ふぅ、千雪はまだ落ち込んでるみたいだな。酒の失敗は誰でもあるものなのに)
P(いや……元はと言えば、俺がきりのいいところで止めるべきだったんだ。もし次に飲む機会があれば、必ず……)
恋鐘「プロデューサー!」
P「ん? 恋鐘?」
恋鐘「あんね、あんね! うちが20歳になったら、2人きりでお酒ば飲みに行きたか!」
P「酒か」
恋鐘「よかと?」
P「ああ、いいよ。だたし……」
P「恋鐘も俺も、酔わない程度に飲もうな」
恋鐘「!?」
おわり
12:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/08/05(月) 20:29:56.17
ID:aYtpEvQ20
読んでいただきありがとうございます
千雪さん、酔ったら実際どんなふうになるんでしょうね
これを読んだ方に限定千雪さんが来ますように
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1565003254/
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