1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 19:54:35.30
ID:dt3GoPlp0
町外れにある無人の館
そこに坊主のような巨大な頭をした化け物が
出るという噂があった
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 19:55:33.80
ID:dt3GoPlp0
たけし「お・・おいもう帰ろうぜ・・」
卓郎「なんだよ卓郎ビビッてんのかよ
もとはと言えばお前が肝試ししようっていったんじゃねぇかよ」
ひろし「まったく馬鹿馬鹿しい
巨大な頭をした坊主の化け物なんているわけないでしょう。」
3:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 19:57:01.18
ID:dt3GoPlp0
ドコド・・マッホ・・イッキ・・ューパ!
卓郎「ん?おい今何か聞こえなかったか?」
美香「ちょっと!やめてよ卓郎!」
たけし「お・・おいもう帰ろうぜ・・」
卓郎「本当だって!今なんか聞こえた!」
ひろし「・・・・」
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 19:58:03.68
ID:dt3GoPlp0
カゾク・・カエバ・・ク・・トクッ!
卓郎「ほら!やっぱり聞こえた!」
ひろし「私が様子を見てきましょうか?」
たけし「お・・おいもう帰ろうぜ・・」
美香「もういや!こんなとこ!私帰る!」ガチャ!
5:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 19:59:58.94
ID:dt3GoPlp0
イッキュー・・!イロ・・マホツカエテッ!
美香「あっあれ!?開かない!鍵が閉まってる!
なにこれ!?四桁のパスワード!?」
卓郎「おいおいマジかよどうやって帰るんだよ!?」
たけし「お・・おいもう帰ろうぜ・・」
ひろし「館のどこかに裏口があるかもしれませんね
探してみましょう・・・・ん?声が近づいてる?」
6:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 20:04:09.77
ID:dt3GoPlp0
https://youtu.be/-h-3zlvuIbM
ガチャ!
坊主鬼「イッキューパ!(甲高い声)」
ガヴンッ!!!
突如たけしの後ろにある扉が開き
「ソレ」は現れた
ソイツはたけしの首から上を丸かじりにし
思いっきり引き千切った。
スプリンクラーのように飛び出した血しぶきが
私達三人に降りかかる
「ソレ」は噂どおりに聞いた巨大な頭をした坊主の化け物
だった。
7:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 20:06:06.26
ID:dt3GoPlp0
美香「いやあああああああああああ!!」
卓郎「うっうわあああああああああ!!」
私達はそれぞれ別々の方向へ全速力で走り出した。
坊主鬼「ドコドコスマッホデッイッキューパ!
カゾクデツカエバトクットクッ!
イッキューパ!イロイロスマホツカエテッ!
イッキューパ!(甲高い声)」
ひろし「ッ!!」
怪物の唸り声(?)が後方から聞こえる
どうやら
怪物の対象は私に向いてるようだ。
8:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 20:08:13.05
ID:dt3GoPlp0
喰われた友人の死を嘆いてる余裕などなかった。
私は生きるために走った。
私は呼吸を荒くし
私の全細胞は悲鳴をあげ
体中から汗が飛び散った。
なんなんだあの化け物はあんなのみたことない・・・・
9:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 20:12:33.36
ID:dt3GoPlp0
私は開いてる部屋に駆け込み
一目散に人が隠れそうなクローゼットへ飛び込んだ。
ひろし「ハァ・・!ハァ・・!」
坊主鬼「イッキューパァ?イッキューパァ?」キョロキョロ
ひろし「ゴクッ・・・・」
クローゼットの隙間からあの化け物が見える
あの化け物は甲高く気持ち悪い声で部屋を見わたしていた
獲物を探しているんだ・・・・・・・・
ドックン!ドックン!ドックン!ドックン!
私は今にも破裂しそうな心臓を必死に押さえた
あの化け物が時々発してる言葉・・・・・・・・
イッキューパ?なんのことだ?なにかの暗号だろうか?
10:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 20:14:32.22
ID:dt3GoPlp0
ガチャン
化け物は諦めたかのように背を向け
この部屋を出て行った。
ひろし(は・・早くこの館から脱出しなくては・・!)
11:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 20:16:37.81
ID:dt3GoPlp0
私は勇気をふりしぼり
隠れてる部屋から出て
音を立てず廊下をゆっくり歩き
先ほど来た玄関へ向かった。
そして廊下のつきあたりに「ソイツ」はいた。
12:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 20:18:35.85
ID:dt3GoPlp0
ぐっちゃ・・ぐっちゃ・・ぐっちゃ・・ぐっちゃ・・
ひろし「あ・・あぁぁ・・」
坊主のような巨大な頭をした怪物が
卓郎と美香を犬の餌のように
貪り喰っていた
坊主鬼「サイゴ・・ミツケタ・・」
13:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 20:19:41.81
ID:dt3GoPlp0
ひろし「うっうわあああああああ!!」ダダッ!!
坊主鬼「!!」
私は大声を出し化け物の真横を全速力で通り抜けた
ひろし(あとは玄関まで走れば・・はっ!?
いや待て!玄関は確か閉まってる!?
でも確か美香さんは・・!!)
~回想~
美香「あっあれ!?開かない!鍵が閉まってる!
なにこれ!?四桁のパスワード!?」
14:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 20:21:46.21
ID:dt3GoPlp0
ひろし(くっ!でも肝心のパスワードが分からない!!出口はすぐそこなのに!!)
坊主鬼「ドコドコスマッホデッイッキューパ!
カゾクデツカエバトクットクッ!
イッキューパ!イロイロスマホツカエテッ!
イッキューパ!(甲高い声)」
あの化け物は楽しそうに私が追い詰められてるのを
嘲笑っている
ひろし(クソッ何がイッキューパだふざけやがって!!
そんなに人を喰うのが楽しいか!化け物め!!
・・・・ん?イッキューパ?
いやまさかあのパスワード・・)
15:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 20:23:57.45
ID:dt3GoPlp0
そして私は遂にパスワード付きの玄関前まで来た
ひろし(もうパスワードはこれしかない!!)
ピッポッパ!!ピッポッパッ!!ガチャ!!
16:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 20:25:20.56
ID:dt3GoPlp0
必死に走ってるうちに町へ出た
化け物は追ってこなかった
あの化け物の正体は何だったのか
私には分からない
卓郎たちは今も行方不明のままだ
17:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 20:26:37.91
ID:dt3GoPlp0
18:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/01(月) 20:36:29.23
ID:dt3GoPlp0
あのCMなんか怖いよな
あと序盤で怪物が何なのか分かったやつ凄い
最後まで読んでくれてありがとう
ノシ
19:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/02(火) 01:26:48.58 ID:vGU0pF9FO
草
おつ
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1561978475/
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