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【モバマス】麻理菜「刑事さん……」早苗「カツ丼よ……」
2018-11-23 (金)
18:01
1: ◆ec04qMUlFD86 2018/10/24(水)00:21:51 ID:lR8
2: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:22:47 ID:lR8
某日 事務所
―――――――――――――――――
―――――――――――――
―――――――
瑞樹「昨夜、アイドルの佐藤心さんが何者かに襲われる事件が発生しました」
瑞樹「佐藤さんは現在、寝不足と二日酔いにより、仮眠室で療養中との事です」
瑞樹「佐藤さんを襲った容疑者は既に3名に絞られており、取り調べが行われる模様です」
瑞樹「……ﾋｯｸ」
比奈「…………？」
3: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:23:19 ID:lR8
瑞樹「……」
早苗「……」
楓「……」
麻理菜「……」
友紀「……」
比奈 「…………？……？」
早苗「これより裁判を開廷します。裁判長を務める片桐早苗です」
比奈「あ、あの、呼ばれたんで来ました。書記の荒木比奈っス。‥ﾄﾞｳﾓ‥‥」
瑞樹「アナウンサーの川島瑞樹です」
一同「……」
比奈 (なんスかコレ)
4: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:23:52 ID:lR8
早苗「…………コホン‥‥本法廷では、『佐藤心さんを襲った不届き者吊し上げ裁判』を行います」
比奈「あの……取り調べか裁判かどっちなんスか？」
早苗「………………」
比奈「あと、書記って何すれば……」
早苗「………………」
比奈「………………」
早苗「比奈ちゃん」
比奈「ハイ」
早苗「静粛に」
比奈 (なんなんスか)
5: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:24:13 ID:lR8
麻理菜「…………心が……あの子が襲われたなんて……ううっ……ぐすっ……」
楓「あら！ 白々しい人ね！ 麻理菜さん、あなたが彼女を襲ったんじゃなくて？」
麻理菜「っ！…………なんですって！？ 私がそんな事するはずないでしょ！」
友紀「やめなよ2人とも！」
早苗「静粛に！」
比奈 (言いたいんスね)
瑞樹 (わかるわ)
6: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:24:41 ID:lR8
早苗「ここに集まってもらった高垣さん、沢田さん、姫川さんの3人は昨日の夜に被害者と居酒屋で飲み会をしていたという事で、事件の容疑者と見なしました」
比奈 「それだけの理由で……？」
瑞樹 「(実は私と裁判長とあともう1人一緒だったんだけどね……)」
比奈「(なんで容疑者から外れてんスか)」
瑞樹「(…………だって私……アナウンサーよ？？？)」
比奈「(なんなんスかほんと)」
7: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:25:22 ID:lR8
早苗「それでは皆さんには、昨夜どのような行動をとっていたか聞かせていただきます……まずは高垣さんから」
楓「昨夜……特に何も。飲み会から家に帰ってまた少しだけ飲んで寝落ちしました。それから起きたのは朝5時頃です」
早苗「なるほど……では、沢田さん」
麻理菜「私も似たようなものよ。飲み会から家に帰ってシャワーを浴びて寝たわ。……起きたのは‥‥6時半頃」
早苗「……なるほど」
早苗「2人とも家に帰って寝た、ね……同じじゃない、つまんないなー……」
瑞樹「ほんと」
比奈 (ほんとなんなんスかこの人達)
8: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:25:49 ID:lR8
早苗「それじゃあ最後、姫川さん聞かせて下さい」
友紀「うん。昨日は私、飲み会は早めに抜けて家でキャッツの試合見てたよ」
友紀「でも……まさかはぁとさんがそんな酷い目にあってたなんて……」
早苗「…………飲み会を早めに抜けた？」
友紀「うん……」
比奈 (疑ってる……)
早苗「ならあんまり飲めてないんじゃない？ もったいない……」
比奈 (なんなんスか？)
友紀「さっき飲んできたから大丈夫だよ！」
比奈 (朝っぱらからなんなんスか？)
9: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:26:11 ID:lR8
瑞樹「………………」
瑞樹「…………なるほど、わかるわ」
比奈 「なんスか」
瑞樹「これで容疑者は2人に絞られたわ…………そうでしょ？」
早苗「フッ……さすがにアナウンサーよね」
比奈 (は？)
麻理菜「…………？」
楓「…………」
早苗「ユッキちゃん……あなたはそのへんで酒でも飲んでなさい」
友紀「…………うん」
10: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:26:34 ID:lR8
瑞樹「姫川友紀は容疑者から外れたわ」
麻理菜「どういう事？ 説明してよアナウンサー」
比奈 (アナウンサーってなんスか)
瑞樹「簡単な事……姫川友紀がキャッツの試合より優先させる事なんてないもの」
早苗「そういう事」
楓「確かにそうですけど‥‥それを証明するものはあるんですか？」
早苗「あるわ」
楓「どこに？」
瑞樹「あなた言ってるじゃない『確かにそうですけど』って」
楓「…………っ！」
比奈 (？？？)
瑞樹「私達が生きた証拠なのよ」
友紀「アナウンサー…………」
11: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:27:01 ID:lR8
早苗「そう…… 私達みんな、ユッキちゃんが昨日のキャッツの試合をリアルタイムで見ていないとは思えない」
友紀「…………」
早苗「だって昨日は……」
友紀「……メモジゾー監督の、最後の試合だから」
麻理菜「……！」
楓「……」
比奈 (？？？)
12: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:27:28 ID:lR8
友紀「…………分かってたんだー……力－プ相手に下克上はできっこないって……」
早苗「ユッキちゃん……」
瑞樹「…………」
友紀「でも、心が壊れるほど頑張ってきたメモジゾー監督の雄姿……諦めずに……応援…………うっ‥うううっ……」
楓「もう……もういいのよ……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
友紀「ううっ、うああぁぁぁぁぁぁん！」ﾀﾞｷｯ
麻理菜「…………」ﾎﾟﾛｯ
比奈「悲しい事件だったっスね」
比奈 (ていうかコレ全員酔ってるっスね)
13: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:27:49 ID:lR8
瑞樹「さて、容疑者が1人減ったわけだけど……これからどうするの？ 刑事さん？」
早苗「そうね……それが問題」
比奈 「裁判長じゃなかったんスか？」
早苗「………………」
楓「私じゃない…………って事は残るは1人しかいません」
麻理菜「犯人は私って事？ ……ふざけないで」
楓「……ハッ！……ふざけてなんかないわ！ あなた、心さんに気があったんじゃなくて？ それで抑えきれずにこうガバッと……！」
比奈「なんなんスかそのキャラ？」
楓「……」
比奈「あ、スミマセン」
14: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:28:21 ID:lR8
ｶﾞﾁｬ
比奈「ん？」
美優「あっ……皆さんおはようございます」
比奈「あっ、おはようっス美優さん」
麻理菜「美優……？ ……そうよ、あの場には美優もいた！」
楓「そういえば‥。どうして容疑が掛かっていないのか、説明して下さい刑事さん」
早苗「美優ちゃんがそんな事するわけないでしょ」
楓「……」
麻理菜「……」
比奈 「それもそうっスね」
瑞樹「わかるわ」
15: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:28:51 ID:lR8
楓「ﾜﾀｼﾀﾁｼﾝﾖｳﾅｲﾝﾃﾞｼｮｳｶ……」
麻理菜「ﾜﾀｼﾀﾁｹｲｶｲｻﾚﾃﾀﾉｶｼﾗ……」
美優「あの……何かあったんですか？」
比奈「昨日の夜に心さんにちょっかい出した人探してるらしいっス」
美優「心さん‥？ 麻理菜さんの家に泊まったって言ってましたけど……。一緒に帰ってましたし……」
比奈「えっ」
早苗「……」
瑞樹「……」
友紀「……」
麻理菜「……………………」
楓「……」
美優「？？？」
瑞樹「決まりね」
麻理菜「ちがっ」
早苗「確保」ｶﾞｼｯ
麻理菜「」
16: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:29:40 ID:lR8
早苗「釈明はある？ 犯人さん」
麻理菜「違う………… 私じゃない！」
瑞樹「みんなそう言うのよね、きっと」
比奈「そうっスねぇ……」
麻理菜「これは罠よ！ 誰かが私を陥れるために仕組んだ罠なの！」
楓「心さんを家に泊めたって事は、麻理菜さんしかあり得ません」
麻理菜「家に泊めたらどうしたって言うのよ。心がちょっと飲み過ぎて体調不良ってだけじゃない」
友紀「まだ言い逃れするんだ……」
早苗「でもまだそれが嘘だとも言い切れないわね」
17: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:30:13 ID:lR8
早苗「美優ちゃん昨日の事何か覚えてない？」
美優「昨日ですか……皆さん凄い酔ってました」
早苗「んー。そのお陰で記憶がどうにも」
比奈「早苗さんがなんかやったんじゃないっスか？」
早苗「静粛に」
比奈「ッス」
早苗「沢田容疑者とはぁとちゃんの事とか特に」
美優 (沢田容疑者……)
美優「あっ‥」
18: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:30:48 ID:lR8
昨夜 居酒屋
―――――――――――――――――
―――――――――――――
―――――――
早苗「おうらぁ！ 酒持ってこんかい！」ｶﾞｼｬ-!
瑞樹「フハハハハ！ ほんと！ そうね！ わかるわ！」ﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯ!
楓「これは私の分‥‥これはユッキちゃんの分‥‥ふふ……」ﾄｸﾄｸ
美優「あの……もう少し抑えた方が……」
美優「‥‥」ﾁﾗｯ
心「おぉ～ぃ、マ～リナルぅ～」
麻理菜「…………」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ
心「マ～リ～ナ～ル～」
麻理菜「…………」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ
心「マリナルー……」ｽﾘｽﾘ
麻理菜「うっさい」
心「うぇーん……マリナルがいじめる……」
麻理菜「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「…………お～？」
麻理菜「撫でてあげるから静かにしてなさい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「‥お～…………」
麻理菜「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
美優「という事がありました」
19: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:31:12 ID:lR8
美優「ちょっと変な雰囲気でしたね……。心さんが寝た後も一心不乱にお腹を撫で続けてて……」
麻理菜「…………」
美優「途中から目がギラギラしてましたし……」
早苗「……」
瑞樹「……」
楓「……」
友紀「……」
比奈「……」
麻理菜「…………」
瑞樹「今度こそ決まりなんじゃない？」
麻理菜「…………」
早苗「……犯人はあなたよ、沢田麻理菜」
麻理菜「…………っ」ﾍﾀｯ
20: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:31:35 ID:lR8
麻理菜「…………」ｳﾅﾀﾞﾚ
楓「麻理菜さん……」
麻理菜「ふふっ……」
瑞樹「…………」
麻理菜「アハハハハ！ ハハハハハハハハ！」
美優「」ﾋﾞｸｯ
麻理菜「……ふっ‥ふふっ、そうよ。私がやったのよ。あの子……」
友紀「…………っ！」
麻理菜「…………あの子がっ……！ あの子がいけないの！ 私を誘惑してきたあの子が！」
比奈 (なんなんスかコレ)
麻理菜「…………それにあの子、ほとんど抵抗しなかったし……終わった後気にしなくていいって言ってたし……」
早苗「……………………」
21: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:31:54 ID:lR8
麻理菜「……それで……？ どうするの刑事さん？ ……裁判長だったっけ？ 私を逮捕して、裁く？」
早苗「………ええ。あなたへの裁きは」ｸﾞｯ
ﾊﾞｷｨ!!!!!
早苗「私の拳よ」
麻理菜「……………………っ！」
美優「！？」
比奈「いや顔はマズいッスよ……」
22: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:32:15 ID:lR8
麻理菜「……………………」ﾋﾘﾋﾘ
瑞樹「………………私からも罰を与えるわ」
麻理菜「アナウンサー……」
比奈 (なんなんスかソレ)
瑞樹「被害者の気持ちをよく考える事……それが罰よ」
麻理菜「……気持ち……？」
瑞樹「……ええ」
麻理菜「…………………………」
早苗「……」
楓「……」
友紀「……」
麻理菜「……心……………………」
美優「」ｵﾛｵﾛ
比奈「…………ちょっとトイレに……」ｽﾀｽﾀ <ｶﾞﾁｬ
麻理菜「…………………………」
麻理菜「うぅ……ぐすっ…………うっ‥うっ……」
23: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:32:38 ID:lR8
麻理菜「…………うっ……心っ……！ ごめんっ！ごめんなさい……ぐすっ‥う……あああああああああ！」
楓「…………」
友紀「…………」
美優 (…………？…………これは何……？)
瑞樹「……………………事件解決ね……」
早苗「そうね……」ｽｯ
瑞樹「？」
早苗「麻理菜ちゃん」
麻理菜「刑事さん……」
早苗「…………」
麻理菜「…………」
早苗「カツ丼よ……」ｺﾄｯ
麻理菜「…………」
早苗「これ食べて、元気出して、しっかりはぁとちゃんに謝って来なさい」
麻理菜「………………刑事さんっ‥！……刑事さぁん……！ ああああああああ！」
24: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:32:58 ID:lR8
早苗「………………罪は償えるわ……」
麻理菜「うっ‥うっ……刑事さん…………ありがとう……」
楓「………………」ﾎﾟﾛｯ
美優「か、楓さん！？ どうしたんですか！？」
楓「……私、思うんです。……とても悲しい事件だった……でも、きっとこれを通して学べる事や得られるものがあると」
美優 (そうですか……？)
楓「うっ‥ぐすっ……ごめんなさい美優さん。私……うっ‥うっ……」
美優「…………」
友紀「うっ‥ううっ……メモジゾー監督……今までお疲れ様……うああぁぁぁぁぁぁん！」
美優「…………」
美優「お手洗いに……」ｽﾀｽﾀ
25: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:33:24 ID:lR8
楓「ぐすっ…………いつまでも泣いていられません。麻理菜さん‥友紀ちゃん……飲みませんか？」
友紀「…………そうだね！ こんな時こそ飲んで元気出さなきゃ！ 次のシーズン、優勝目指してたくさん飲むよ！」
麻理菜「…………ありがとう……2人とも。……いただきます」
瑞樹「ふふっ……面白い子達ね、改めて」
早苗「ほんとよ。じゃ、私達も飲ませてもらいますか！」
麻理菜「………………それじゃあ……乾杯！」
ｲﾔｱｺﾚﾃﾞｲｯｹﾝﾗｸﾁｬｸﾈ‥ﾋｻﾋﾞｻﾆｱﾅｳﾝｻｰﾉﾁｶﾞｻﾜｲﾀﾞﾜ‥
ﾀﾞｲｻﾝｼﾞｶｵｹﾞｰｾｲｹﾝﾊｲｶﾆ‥ｱﾉｺﾉﾉﾘｺﾞｺﾁｻｲｺｳﾀﾞｯﾀﾉﾖ!
26: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:33:57 ID:lR8
早苗「いや～、良いことした後の酒ってのは美味いわ」
楓「そうですね～」
<ｶﾞﾁｬ
楓「あら？ 比奈ちゃん達でしょうか～？」
専務「おや……おはよう諸君」
楓「……」
友紀「……」
麻理菜「……」
早苗「……」
瑞樹「……」
楓「ｱｯ……ｵﾊﾖｳｺﾞｻﾞｲﾏｽ」
一同「ｵﾊﾖｳｺﾞｻﾞｲﾏｽ」
27: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:35:13 ID:lR8
専務「ほお……朝から酒とは……折角だ、私もいただいていこう」
楓「ﾋｯ……」
麻理菜「ｱｯ……ﾊｲ‥ﾜﾀｼｶﾞ……ﾄﾞｳｿﾞ」
専務「ありがとう」
専務「」ｺﾞｸｺﾞｸ
専務「……中々美味しい。ごちそうになった」
友紀「ｲﾔｲﾔｾﾞﾝｾﾞﾝｿﾝﾅｿﾝﾅ」
専務「…………特に用事はない。失礼した」
ﾊﾞﾀﾝ
「………………………………」
楓「ｼｽﾞｶﾆﾉﾐﾏｼｮｳｶ」
早苗「ｿﾚｶﾞｲｲﾜ」
瑞樹「ﾜｶﾙﾜ」
28: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:35:55 ID:lR8
・ ・ ・
比奈「いやー、どうすれば朝からあんなに酔えるんスかね」
美優「さあ……私にも」
比奈「専務とばったり会ったんで脅かしてきて欲しいって頼んどいたッス」
美優「専務に……？ 比奈ちゃん度胸あるのね……」
比奈「ちょっとアル中に呆れてたっていうか……」
美優「そうね……」
比奈「ッス……」
29: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:36:29 ID:lR8
仮眠室
―――――――――――――――――
―――――――――――――
―――――――
心「……………………」
心 (……だるーい……あのマリナルのアホのせいだわ……)
心「……………………」
ｶﾞﾁｬ
心「ん？」
志希「ﾁﾜｰｽ……。あー、心さんだー。おはよ～」
心 (なんか来た)
30: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:36:47 ID:lR8
心「おはよ☆」
志希「心さんなんで寝てるの？」
心「え～…………歳かなぁ……」
志希「アハハ」
心「なに笑ってんだよ☆」
志希「ごめんにゃさい」
心「許す☆」
31: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:37:26 ID:lR8
心「志希にゃんはなんでここ来た？」
志希「ん～？ 志希ちゃんは今追われる身だからね～」
心「へー……。なんで？」
志希「ありすちゃんとかくれんぼ！」
心「わ～……小さい子に隠れさせてあげない？」
志希「そう言ったら隠れる方させられちゃったんだ～」
心「策士」
32: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:37:46 ID:lR8
心「かくれんぼかぁ‥‥元気だな志希にゃんは」
志希「まあね～。ここにはエネルギー源がたくさんあるからね」
心「ほんと？ はぁとも欲しいなそれ……」
志希「いいよ～」ﾀﾞｷｯ
心「……」
志希「」ﾊｽﾊｽ
心「……」
志希「」ﾊｽﾊｽ
心「……」
志希「」ﾊｽﾊｽ
33: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:38:23 ID:lR8
心「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「…………んー？」
心「はぁとはタダじゃ嗅がせないぞー？……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「お～……。心さん包容力ある～」
心「そうだろぉ？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「」ﾊｽﾊｽ
心「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「」ﾊｽﾊｽ
心「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
34: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:38:45 ID:lR8
志希「」ﾊｽﾊｽ
心 (いつまで嗅いでんだろ……) ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「」ﾊｽﾊｽ
心「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希 (……) ﾊｽﾊｽ
志希「……………………」
心「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「……」ｷﾞｭｯ
心「……ん？」
志希「……」ｸﾞﾘｸﾞﾘ
心「お～？」
35: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:39:06 ID:lR8
心「志希にゃん？ どうしたん？」
志希「」ｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘ
心「ちょ、なんだ」
志希「」ﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽ
心「おーい？」
志希「」ﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽ
心「お、おい☆ 嗅ぎすぎだろ☆ やめろ☆ やめて☆」
志希「……………………」
36: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:39:26 ID:lR8
志希「ﾌｩｰ……………………」
心 (何がﾌｩｰだ)
志希「アダルティー…………」
心「へ？」
志希「…………」
心「アダルティー？」
志希「アダルティー」
心「……スウィーティー？」
志希「アダルティー」
心「………………」
志希「………………」
37: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:39:50 ID:lR8
心「……まあ！ はぁとは大人だからな☆」
志希「んー………… まあそうだね」
心「…………」
志希「…………」ｷﾞｭｯ
心「……おおっ」ﾋﾞｸｯ
志希「心さんの匂い落ち着くー…………」ｽﾘｽﾘ
心「おお～…………志希にゃん甘えん坊だな～…………」
志希「ん～…………はぁとおねえちゃ～ん……」ﾊｽﾊｽ
心「……おー…………妹志希にゃん？」
志希「…………にゃは……志希にゃん妹モード～……」ﾊｽﾊｽ
心「………………」
38: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:40:13 ID:lR8
志希「……」ﾊｽﾊｽ
心 (懐いちゃった)
志希「……」ﾊｽﾊｽ
心「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「…………」
心「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「……」ｻﾜｯ
心 (…………ん？) ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「……」ｷﾞｭｯ
39: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:40:34 ID:lR8
心 (今なんか触った……？) ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「」ﾊｽﾊｽ
心 (…………気のせいか) ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「」ｻﾜｯ
心「んー？」
志希「…………」
心「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「」ﾊｽﾊｽ……ｻﾜｯ
心「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「」ﾊｽﾊｽ……ｻﾜｯ
40: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:40:54 ID:lR8
志希「」ｻﾜｯ
心「…………」
志希「」ｻﾜｻﾜ
心「…………」
志希「…………」
心「…………」
志希「…………」ﾓﾐｯ
心「おい」
志希「んー？」
41: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:41:24 ID:lR8
心「志希にゃん？」
志希「にゃっはっは～ ちょっと手が滑った～」
心「お触りはダメだぞ？」
志希「え～～？ かたい事言わずにさ～～」ﾓﾐﾓﾐ
心「………………」
志希「………………」ﾓﾐﾓﾐ
心「………………はぁと怒っちゃうぞー？」
志希「……………………」
42: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:41:44 ID:lR8
志希「……」ｷﾞｭｯ
心「…………っと」
志希「はぁとお姉ちゃん怒っても怖くなさそー…………」ｻﾜｻﾜ
心「おい」
志希「なんか今日セクシーだね……？ ……奏ちゃんならキスしちゃうかも～……」ｻﾜｻﾜ
心「へー……困っちゃうなー……」
志希「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「ん？」
志希「しよっか～………………」
43: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:42:11 ID:lR8
志希「……………………」
心「え？」
志希「…………」ｼﾞﾛｯ
心「…………はい？」
志希「…………」ｸﾞｲｯ
心「わっ………………」
志希「……………………」ｼﾞｰ
心「近っ……」
志希「ん……当たるね～コレ…………」ｸﾞｸﾞｯ
心「…………待って？」
志希「心さんキスしても許してくれそー……」ｸﾞｲｯ
心「……っ」
志希「…………」ﾑﾗｯ
心「……………………だめ……」
志希「……………………」
心「……………………」
志希「…………………………やめたー‥‥」
44: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:42:32 ID:lR8
志希「ふー……」
心「………………」
志希「ごめんね～。怖かった～？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「………………！」
志希「にゃはは～。……かわいい～」 ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「………………」
志希「ん～？」
心「………………」
志希「……」
45: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:43:00 ID:lR8
志希「………………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「………………」
志希「心さんが拗ねた～」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「………………///」
志希「にゃはは……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「………………」
志希「………………」
志希「………………」ｷﾞｭｯ
心「………………」
志希「ごめんね心さーん…………志希ちゃん謝ります…………」
心「………………」
志希「………………」
心「………………」ｷﾞｭｯ
志希 (！)
心「もうイタズラすんなよー？……」
志希「………………」
心「はぁとは寝まーす☆ おやすみー……」
志希「…………おやすみー……」
46: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:44:24 ID:lR8
・ ・ ・
心「ｽｰ……ｽｰ……」Zzz
志希「寝ちゃったー……」
心「Zzz……」
志希「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「Zzz……」
志希 (…………寝よー……) ｷﾞｭｯ
心・志希「Zzz……」
【おわり】
フレデリカ「志希ちゃーん。ありすちゃんが怒っちゃったよー…………」ｶﾞﾁｬ
心「Zzz……ｽｳｨｰﾃｨｰ……」ﾀﾞｶﾚ
志希「Zzz……ｱﾀﾞﾙﾃｨｰ……」ﾀﾞｷｼﾒ
フレデリカ「……………………」
フレデリカ「………………わーお……」
フレデリカ「……………………早苗さーん……」ｽﾀｽﾀ
47: ◆qK6T9FKqU0Aq 2018/10/24(水)00:44:43 ID:lR8
完ッス。
ガバガバ裁判()にツッコんではいけないッス。
某日 事務所
―――――――――――――――――
―――――――――――――
―――――――
瑞樹「昨夜、アイドルの佐藤心さんが何者かに襲われる事件が発生しました」
瑞樹「佐藤さんは現在、寝不足と二日酔いにより、仮眠室で療養中との事です」
瑞樹「佐藤さんを襲った容疑者は既に3名に絞られており、取り調べが行われる模様です」
瑞樹「……ﾋｯｸ」
比奈「…………？」
瑞樹「……」
早苗「……」
楓「……」
麻理菜「……」
友紀「……」
比奈 「…………？……？」
早苗「これより裁判を開廷します。裁判長を務める片桐早苗です」
比奈「あ、あの、呼ばれたんで来ました。書記の荒木比奈っス。‥ﾄﾞｳﾓ‥‥」
瑞樹「アナウンサーの川島瑞樹です」
一同「……」
比奈 (なんスかコレ)
早苗「…………コホン‥‥本法廷では、『佐藤心さんを襲った不届き者吊し上げ裁判』を行います」
比奈「あの……取り調べか裁判かどっちなんスか？」
早苗「………………」
比奈「あと、書記って何すれば……」
早苗「………………」
比奈「………………」
早苗「比奈ちゃん」
比奈「ハイ」
早苗「静粛に」
比奈 (なんなんスか)
麻理菜「…………心が……あの子が襲われたなんて……ううっ……ぐすっ……」
楓「あら！ 白々しい人ね！ 麻理菜さん、あなたが彼女を襲ったんじゃなくて？」
麻理菜「っ！…………なんですって！？ 私がそんな事するはずないでしょ！」
友紀「やめなよ2人とも！」
早苗「静粛に！」
比奈 (言いたいんスね)
瑞樹 (わかるわ)
早苗「ここに集まってもらった高垣さん、沢田さん、姫川さんの3人は昨日の夜に被害者と居酒屋で飲み会をしていたという事で、事件の容疑者と見なしました」
比奈 「それだけの理由で……？」
瑞樹 「(実は私と裁判長とあともう1人一緒だったんだけどね……)」
比奈「(なんで容疑者から外れてんスか)」
瑞樹「(…………だって私……アナウンサーよ？？？)」
比奈「(なんなんスかほんと)」
早苗「それでは皆さんには、昨夜どのような行動をとっていたか聞かせていただきます……まずは高垣さんから」
楓「昨夜……特に何も。飲み会から家に帰ってまた少しだけ飲んで寝落ちしました。それから起きたのは朝5時頃です」
早苗「なるほど……では、沢田さん」
麻理菜「私も似たようなものよ。飲み会から家に帰ってシャワーを浴びて寝たわ。……起きたのは‥‥6時半頃」
早苗「……なるほど」
早苗「2人とも家に帰って寝た、ね……同じじゃない、つまんないなー……」
瑞樹「ほんと」
比奈 (ほんとなんなんスかこの人達)
早苗「それじゃあ最後、姫川さん聞かせて下さい」
友紀「うん。昨日は私、飲み会は早めに抜けて家でキャッツの試合見てたよ」
友紀「でも……まさかはぁとさんがそんな酷い目にあってたなんて……」
早苗「…………飲み会を早めに抜けた？」
友紀「うん……」
比奈 (疑ってる……)
早苗「ならあんまり飲めてないんじゃない？ もったいない……」
比奈 (なんなんスか？)
友紀「さっき飲んできたから大丈夫だよ！」
比奈 (朝っぱらからなんなんスか？)
瑞樹「………………」
瑞樹「…………なるほど、わかるわ」
比奈 「なんスか」
瑞樹「これで容疑者は2人に絞られたわ…………そうでしょ？」
早苗「フッ……さすがにアナウンサーよね」
比奈 (は？)
麻理菜「…………？」
楓「…………」
早苗「ユッキちゃん……あなたはそのへんで酒でも飲んでなさい」
友紀「…………うん」
瑞樹「姫川友紀は容疑者から外れたわ」
麻理菜「どういう事？ 説明してよアナウンサー」
比奈 (アナウンサーってなんスか)
瑞樹「簡単な事……姫川友紀がキャッツの試合より優先させる事なんてないもの」
早苗「そういう事」
楓「確かにそうですけど‥‥それを証明するものはあるんですか？」
早苗「あるわ」
楓「どこに？」
瑞樹「あなた言ってるじゃない『確かにそうですけど』って」
楓「…………っ！」
比奈 (？？？)
瑞樹「私達が生きた証拠なのよ」
友紀「アナウンサー…………」
早苗「そう…… 私達みんな、ユッキちゃんが昨日のキャッツの試合をリアルタイムで見ていないとは思えない」
友紀「…………」
早苗「だって昨日は……」
友紀「……メモジゾー監督の、最後の試合だから」
麻理菜「……！」
楓「……」
比奈 (？？？)
友紀「…………分かってたんだー……力－プ相手に下克上はできっこないって……」
早苗「ユッキちゃん……」
瑞樹「…………」
友紀「でも、心が壊れるほど頑張ってきたメモジゾー監督の雄姿……諦めずに……応援…………うっ‥うううっ……」
楓「もう……もういいのよ……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
友紀「ううっ、うああぁぁぁぁぁぁん！」ﾀﾞｷｯ
麻理菜「…………」ﾎﾟﾛｯ
比奈「悲しい事件だったっスね」
比奈 (ていうかコレ全員酔ってるっスね)
瑞樹「さて、容疑者が1人減ったわけだけど……これからどうするの？ 刑事さん？」
早苗「そうね……それが問題」
比奈 「裁判長じゃなかったんスか？」
早苗「………………」
楓「私じゃない…………って事は残るは1人しかいません」
麻理菜「犯人は私って事？ ……ふざけないで」
楓「……ハッ！……ふざけてなんかないわ！ あなた、心さんに気があったんじゃなくて？ それで抑えきれずにこうガバッと……！」
比奈「なんなんスかそのキャラ？」
楓「……」
比奈「あ、スミマセン」
ｶﾞﾁｬ
比奈「ん？」
美優「あっ……皆さんおはようございます」
比奈「あっ、おはようっス美優さん」
麻理菜「美優……？ ……そうよ、あの場には美優もいた！」
楓「そういえば‥。どうして容疑が掛かっていないのか、説明して下さい刑事さん」
早苗「美優ちゃんがそんな事するわけないでしょ」
楓「……」
麻理菜「……」
比奈 「それもそうっスね」
瑞樹「わかるわ」
楓「ﾜﾀｼﾀﾁｼﾝﾖｳﾅｲﾝﾃﾞｼｮｳｶ……」
麻理菜「ﾜﾀｼﾀﾁｹｲｶｲｻﾚﾃﾀﾉｶｼﾗ……」
美優「あの……何かあったんですか？」
比奈「昨日の夜に心さんにちょっかい出した人探してるらしいっス」
美優「心さん‥？ 麻理菜さんの家に泊まったって言ってましたけど……。一緒に帰ってましたし……」
比奈「えっ」
早苗「……」
瑞樹「……」
友紀「……」
麻理菜「……………………」
楓「……」
美優「？？？」
瑞樹「決まりね」
麻理菜「ちがっ」
早苗「確保」ｶﾞｼｯ
麻理菜「」
早苗「釈明はある？ 犯人さん」
麻理菜「違う………… 私じゃない！」
瑞樹「みんなそう言うのよね、きっと」
比奈「そうっスねぇ……」
麻理菜「これは罠よ！ 誰かが私を陥れるために仕組んだ罠なの！」
楓「心さんを家に泊めたって事は、麻理菜さんしかあり得ません」
麻理菜「家に泊めたらどうしたって言うのよ。心がちょっと飲み過ぎて体調不良ってだけじゃない」
友紀「まだ言い逃れするんだ……」
早苗「でもまだそれが嘘だとも言い切れないわね」
早苗「美優ちゃん昨日の事何か覚えてない？」
美優「昨日ですか……皆さん凄い酔ってました」
早苗「んー。そのお陰で記憶がどうにも」
比奈「早苗さんがなんかやったんじゃないっスか？」
早苗「静粛に」
比奈「ッス」
早苗「沢田容疑者とはぁとちゃんの事とか特に」
美優 (沢田容疑者……)
美優「あっ‥」
昨夜 居酒屋
―――――――――――――――――
―――――――――――――
―――――――
早苗「おうらぁ！ 酒持ってこんかい！」ｶﾞｼｬ-!
瑞樹「フハハハハ！ ほんと！ そうね！ わかるわ！」ﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯ!
楓「これは私の分‥‥これはユッキちゃんの分‥‥ふふ……」ﾄｸﾄｸ
美優「あの……もう少し抑えた方が……」
美優「‥‥」ﾁﾗｯ
心「おぉ～ぃ、マ～リナルぅ～」
麻理菜「…………」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ
心「マ～リ～ナ～ル～」
麻理菜「…………」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ
心「マリナルー……」ｽﾘｽﾘ
麻理菜「うっさい」
心「うぇーん……マリナルがいじめる……」
麻理菜「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「…………お～？」
麻理菜「撫でてあげるから静かにしてなさい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「‥お～…………」
麻理菜「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
美優「という事がありました」
美優「ちょっと変な雰囲気でしたね……。心さんが寝た後も一心不乱にお腹を撫で続けてて……」
麻理菜「…………」
美優「途中から目がギラギラしてましたし……」
早苗「……」
瑞樹「……」
楓「……」
友紀「……」
比奈「……」
麻理菜「…………」
瑞樹「今度こそ決まりなんじゃない？」
麻理菜「…………」
早苗「……犯人はあなたよ、沢田麻理菜」
麻理菜「…………っ」ﾍﾀｯ
麻理菜「…………」ｳﾅﾀﾞﾚ
楓「麻理菜さん……」
麻理菜「ふふっ……」
瑞樹「…………」
麻理菜「アハハハハ！ ハハハハハハハハ！」
美優「」ﾋﾞｸｯ
麻理菜「……ふっ‥ふふっ、そうよ。私がやったのよ。あの子……」
友紀「…………っ！」
麻理菜「…………あの子がっ……！ あの子がいけないの！ 私を誘惑してきたあの子が！」
比奈 (なんなんスかコレ)
麻理菜「…………それにあの子、ほとんど抵抗しなかったし……終わった後気にしなくていいって言ってたし……」
早苗「……………………」
麻理菜「……それで……？ どうするの刑事さん？ ……裁判長だったっけ？ 私を逮捕して、裁く？」
早苗「………ええ。あなたへの裁きは」ｸﾞｯ
ﾊﾞｷｨ!!!!!
早苗「私の拳よ」
麻理菜「……………………っ！」
美優「！？」
比奈「いや顔はマズいッスよ……」
麻理菜「……………………」ﾋﾘﾋﾘ
瑞樹「………………私からも罰を与えるわ」
麻理菜「アナウンサー……」
比奈 (なんなんスかソレ)
瑞樹「被害者の気持ちをよく考える事……それが罰よ」
麻理菜「……気持ち……？」
瑞樹「……ええ」
麻理菜「…………………………」
早苗「……」
楓「……」
友紀「……」
麻理菜「……心……………………」
美優「」ｵﾛｵﾛ
比奈「…………ちょっとトイレに……」ｽﾀｽﾀ <ｶﾞﾁｬ
麻理菜「…………………………」
麻理菜「うぅ……ぐすっ…………うっ‥うっ……」
麻理菜「…………うっ……心っ……！ ごめんっ！ごめんなさい……ぐすっ‥う……あああああああああ！」
楓「…………」
友紀「…………」
美優 (…………？…………これは何……？)
瑞樹「……………………事件解決ね……」
早苗「そうね……」ｽｯ
瑞樹「？」
早苗「麻理菜ちゃん」
麻理菜「刑事さん……」
早苗「…………」
麻理菜「…………」
早苗「カツ丼よ……」ｺﾄｯ
麻理菜「…………」
早苗「これ食べて、元気出して、しっかりはぁとちゃんに謝って来なさい」
麻理菜「………………刑事さんっ‥！……刑事さぁん……！ ああああああああ！」
早苗「………………罪は償えるわ……」
麻理菜「うっ‥うっ……刑事さん…………ありがとう……」
楓「………………」ﾎﾟﾛｯ
美優「か、楓さん！？ どうしたんですか！？」
楓「……私、思うんです。……とても悲しい事件だった……でも、きっとこれを通して学べる事や得られるものがあると」
美優 (そうですか……？)
楓「うっ‥ぐすっ……ごめんなさい美優さん。私……うっ‥うっ……」
美優「…………」
友紀「うっ‥ううっ……メモジゾー監督……今までお疲れ様……うああぁぁぁぁぁぁん！」
美優「…………」
美優「お手洗いに……」ｽﾀｽﾀ
楓「ぐすっ…………いつまでも泣いていられません。麻理菜さん‥友紀ちゃん……飲みませんか？」
友紀「…………そうだね！ こんな時こそ飲んで元気出さなきゃ！ 次のシーズン、優勝目指してたくさん飲むよ！」
麻理菜「…………ありがとう……2人とも。……いただきます」
瑞樹「ふふっ……面白い子達ね、改めて」
早苗「ほんとよ。じゃ、私達も飲ませてもらいますか！」
麻理菜「………………それじゃあ……乾杯！」
ｲﾔｱｺﾚﾃﾞｲｯｹﾝﾗｸﾁｬｸﾈ‥ﾋｻﾋﾞｻﾆｱﾅｳﾝｻｰﾉﾁｶﾞｻﾜｲﾀﾞﾜ‥
ﾀﾞｲｻﾝｼﾞｶｵｹﾞｰｾｲｹﾝﾊｲｶﾆ‥ｱﾉｺﾉﾉﾘｺﾞｺﾁｻｲｺｳﾀﾞｯﾀﾉﾖ!
早苗「いや～、良いことした後の酒ってのは美味いわ」
楓「そうですね～」
<ｶﾞﾁｬ
楓「あら？ 比奈ちゃん達でしょうか～？」
専務「おや……おはよう諸君」
楓「……」
友紀「……」
麻理菜「……」
早苗「……」
瑞樹「……」
楓「ｱｯ……ｵﾊﾖｳｺﾞｻﾞｲﾏｽ」
一同「ｵﾊﾖｳｺﾞｻﾞｲﾏｽ」
専務「ほお……朝から酒とは……折角だ、私もいただいていこう」
楓「ﾋｯ……」
麻理菜「ｱｯ……ﾊｲ‥ﾜﾀｼｶﾞ……ﾄﾞｳｿﾞ」
専務「ありがとう」
専務「」ｺﾞｸｺﾞｸ
専務「……中々美味しい。ごちそうになった」
友紀「ｲﾔｲﾔｾﾞﾝｾﾞﾝｿﾝﾅｿﾝﾅ」
専務「…………特に用事はない。失礼した」
ﾊﾞﾀﾝ
「………………………………」
楓「ｼｽﾞｶﾆﾉﾐﾏｼｮｳｶ」
早苗「ｿﾚｶﾞｲｲﾜ」
瑞樹「ﾜｶﾙﾜ」
・ ・ ・
比奈「いやー、どうすれば朝からあんなに酔えるんスかね」
美優「さあ……私にも」
比奈「専務とばったり会ったんで脅かしてきて欲しいって頼んどいたッス」
美優「専務に……？ 比奈ちゃん度胸あるのね……」
比奈「ちょっとアル中に呆れてたっていうか……」
美優「そうね……」
比奈「ッス……」
仮眠室
―――――――――――――――――
―――――――――――――
―――――――
心「……………………」
心 (……だるーい……あのマリナルのアホのせいだわ……)
心「……………………」
ｶﾞﾁｬ
心「ん？」
志希「ﾁﾜｰｽ……。あー、心さんだー。おはよ～」
心 (なんか来た)
心「おはよ☆」
志希「心さんなんで寝てるの？」
心「え～…………歳かなぁ……」
志希「アハハ」
心「なに笑ってんだよ☆」
志希「ごめんにゃさい」
心「許す☆」
心「志希にゃんはなんでここ来た？」
志希「ん～？ 志希ちゃんは今追われる身だからね～」
心「へー……。なんで？」
志希「ありすちゃんとかくれんぼ！」
心「わ～……小さい子に隠れさせてあげない？」
志希「そう言ったら隠れる方させられちゃったんだ～」
心「策士」
心「かくれんぼかぁ‥‥元気だな志希にゃんは」
志希「まあね～。ここにはエネルギー源がたくさんあるからね」
心「ほんと？ はぁとも欲しいなそれ……」
志希「いいよ～」ﾀﾞｷｯ
心「……」
志希「」ﾊｽﾊｽ
心「……」
志希「」ﾊｽﾊｽ
心「……」
志希「」ﾊｽﾊｽ
心「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「…………んー？」
心「はぁとはタダじゃ嗅がせないぞー？……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「お～……。心さん包容力ある～」
心「そうだろぉ？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「」ﾊｽﾊｽ
心「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「」ﾊｽﾊｽ
心「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「」ﾊｽﾊｽ
心 (いつまで嗅いでんだろ……) ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「」ﾊｽﾊｽ
心「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希 (……) ﾊｽﾊｽ
志希「……………………」
心「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「……」ｷﾞｭｯ
心「……ん？」
志希「……」ｸﾞﾘｸﾞﾘ
心「お～？」
心「志希にゃん？ どうしたん？」
志希「」ｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘ
心「ちょ、なんだ」
志希「」ﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽ
心「おーい？」
志希「」ﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽ
心「お、おい☆ 嗅ぎすぎだろ☆ やめろ☆ やめて☆」
志希「……………………」
志希「ﾌｩｰ……………………」
心 (何がﾌｩｰだ)
志希「アダルティー…………」
心「へ？」
志希「…………」
心「アダルティー？」
志希「アダルティー」
心「……スウィーティー？」
志希「アダルティー」
心「………………」
志希「………………」
心「……まあ！ はぁとは大人だからな☆」
志希「んー………… まあそうだね」
心「…………」
志希「…………」ｷﾞｭｯ
心「……おおっ」ﾋﾞｸｯ
志希「心さんの匂い落ち着くー…………」ｽﾘｽﾘ
心「おお～…………志希にゃん甘えん坊だな～…………」
志希「ん～…………はぁとおねえちゃ～ん……」ﾊｽﾊｽ
心「……おー…………妹志希にゃん？」
志希「…………にゃは……志希にゃん妹モード～……」ﾊｽﾊｽ
心「………………」
志希「……」ﾊｽﾊｽ
心 (懐いちゃった)
志希「……」ﾊｽﾊｽ
心「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「…………」
心「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「……」ｻﾜｯ
心 (…………ん？) ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「……」ｷﾞｭｯ
心 (今なんか触った……？) ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「」ﾊｽﾊｽ
心 (…………気のせいか) ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「」ｻﾜｯ
心「んー？」
志希「…………」
心「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「」ﾊｽﾊｽ……ｻﾜｯ
心「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
志希「」ﾊｽﾊｽ……ｻﾜｯ
志希「」ｻﾜｯ
心「…………」
志希「」ｻﾜｻﾜ
心「…………」
志希「…………」
心「…………」
志希「…………」ﾓﾐｯ
心「おい」
志希「んー？」
心「志希にゃん？」
志希「にゃっはっは～ ちょっと手が滑った～」
心「お触りはダメだぞ？」
志希「え～～？ かたい事言わずにさ～～」ﾓﾐﾓﾐ
心「………………」
志希「………………」ﾓﾐﾓﾐ
心「………………はぁと怒っちゃうぞー？」
志希「……………………」
志希「……」ｷﾞｭｯ
心「…………っと」
志希「はぁとお姉ちゃん怒っても怖くなさそー…………」ｻﾜｻﾜ
心「おい」
志希「なんか今日セクシーだね……？ ……奏ちゃんならキスしちゃうかも～……」ｻﾜｻﾜ
心「へー……困っちゃうなー……」
志希「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「ん？」
志希「しよっか～………………」
志希「……………………」
心「え？」
志希「…………」ｼﾞﾛｯ
心「…………はい？」
志希「…………」ｸﾞｲｯ
心「わっ………………」
志希「……………………」ｼﾞｰ
心「近っ……」
志希「ん……当たるね～コレ…………」ｸﾞｸﾞｯ
心「…………待って？」
志希「心さんキスしても許してくれそー……」ｸﾞｲｯ
心「……っ」
志希「…………」ﾑﾗｯ
心「……………………だめ……」
志希「……………………」
心「……………………」
志希「…………………………やめたー‥‥」
志希「ふー……」
心「………………」
志希「ごめんね～。怖かった～？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「………………！」
志希「にゃはは～。……かわいい～」 ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「………………」
志希「ん～？」
心「………………」
志希「……」
志希「………………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「………………」
志希「心さんが拗ねた～」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「………………///」
志希「にゃはは……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「………………」
志希「………………」
志希「………………」ｷﾞｭｯ
心「………………」
志希「ごめんね心さーん…………志希ちゃん謝ります…………」
心「………………」
志希「………………」
心「………………」ｷﾞｭｯ
志希 (！)
心「もうイタズラすんなよー？……」
志希「………………」
心「はぁとは寝まーす☆ おやすみー……」
志希「…………おやすみー……」
・ ・ ・
心「ｽｰ……ｽｰ……」Zzz
志希「寝ちゃったー……」
心「Zzz……」
志希「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
心「Zzz……」
志希 (…………寝よー……) ｷﾞｭｯ
心・志希「Zzz……」
【おわり】
フレデリカ「志希ちゃーん。ありすちゃんが怒っちゃったよー…………」ｶﾞﾁｬ
心「Zzz……ｽｳｨｰﾃｨｰ……」ﾀﾞｶﾚ
志希「Zzz……ｱﾀﾞﾙﾃｨｰ……」ﾀﾞｷｼﾒ
フレデリカ「……………………」
フレデリカ「………………わーお……」
フレデリカ「……………………早苗さーん……」ｽﾀｽﾀ
完ッス。
ガバガバ裁判()にツッコんではいけないッス。
元スレ
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1540308111/
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1540308111/
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コメント一覧
48791. 名前 : 名無し＠SS好き◆- 投稿日 : 2018/12/03(月) 23:19 ▼このコメントに返信する
自分でシリーズ物って書くやつの痛さは半端じゃない
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僧侶「ひのきのぼう……？」 話題作
勇者「旅の間の性欲処理ってどうしたらいいんだろ……」 いつまでも使える 読めるSS
肛門「あの子だけずるい・・・・・・・・・・」 まさにVIPの天才って感じだった
男「男同士の語らいでもしようじゃないか」女「何故私とするのだ」 壁ドンが木霊するSS
ゾンビ「おおおおお・・・お？あれ？アレ？人間いなくね？」 読み返したくなるほどの良作
犬「やべえｗｗｗｗｗｗなにあいつｗｗｗｗ」ライオン「……」 面白いしかっこいいし可愛いし！
一方通行「なンでも屋さンでェす」 可愛い一方通行をたくさん見よう
インデックス「ご飯くれるとうれしいな」一方通行「あァ？」 "一方禁書"凄まじいクオリティ
フレンダ「麦野は今、恋をしているんだね」 通称"麦恋"、有名なSS
キャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」 珍しい魔術側メイン、見るといーの！
垣根「初春飾利…かぁ…」 新ジャンル定温物質ウヒョオオ！！
美琴「……レベル5になった時の話ねえ………どうだったかしら」 御坂美琴のレベル5に至る努力の経緯
上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え？」 ストレートに上食。読めて良かった
一方通行「もっと面白い事してモリモリ盛り上がろォぜ」 こんなキャラが強い作者は初めて見た
美琴「週末は アイツの部屋で しっぽりと」 超かみことを見てみんなで悶えましょう
ミサカ「たまにはMNWを使って親孝行しようぜ」 御坂美琴のDNAは究極に可愛くて凄い
番外個体「 」 番外通行SSの原点かな？
佐天「対象のアナルを敏感にする能力か……」 ス、スタイリッシュアクションだった！
麦野「どうにかして浜面と付き合いたい」 レベル5で楽しくやっていく
ミサカ「俺らのこと見分けつく奴なんていんの？」 蒼の伝道師によるドタバタラブコメディ
一方通行「あァ！？ 意味分からねェことほざいてンじゃねェ！！」 黄泉川ァアアアアアアアアアア！！
さやか「さやかちゃんイージーモード」 オナ禁中のリビドーで書かれた傑作
まどかパパ「百合少女はいいものだ……」 君の心は百合ントロピーを凌駕した！
澪「徘徊後ティータイム」 静かな夜の雰囲気が癖になるよね
とある暗部の軽音少女（バンドガールズ）【禁書×けいおん！】 舞台は禁書、主役は放課後ティータイム
ルカ子「きょ、凶真さん……白いおしっこが出たんです」岡部「」 これは無理だろ(抗う事が)
岡部「フゥーハッハッハッハ！」 しんのすけ「わっはっはっはっは！」 ゲェーッハッハッハッハ！
紅莉栖「とある助手の１日ヽ(*ﾟдﾟ)ノ 」 全編AAで構成。か、可愛い……
岡部「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！！」 SUGEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
遊星「またD-ホイールでオナニーしてしまった」 ……サティスファクション!!
遊星「どんなカードにも使い方はあるんだ」龍亞「本当に？」 パワーカードだけがデュエルじゃないさ
ヲタ「初音ミクを嫁にしてみた」 ただでさえ天使のミクが感情という翼を
アカギ「ククク・・・残念、きあいパンチだ」 小僧・・・！
クラウド「……臭かったんだ」 ライトニングさんのことかああああ！！
ハーマイオニー「大理石で柔道はマジやばい」 ビターンビターン！ｗｗｗｗｗ
僧侶「ひのきのぼう……？」 話題作
勇者「旅の間の性欲処理ってどうしたらいいんだろ……」 いつまでも
肛門「あの子だけずるい・・・・・・・・・・」 まさにVIPの天才って感じだった
男「男同士の語らいでもしようじゃないか」女「何故私とするのだ」 壁ドンが木霊するSS
ゾンビ「おおおおお・・・お？あれ？アレ？人間いなくね？」 読み返したくなるほどの良作
犬「やべえｗｗｗｗｗｗなにあいつｗｗｗｗ」ライオン「……」 面白いしかっこいいし可愛いし！
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名無し＠SS好き:ＱＢ「まどほむがうざすぎて温厚な俺様もとうとう怒りに目覚めた」
名無し＠SS好き:提督「ライダージャンプ！ライダーキック！ライダー浜風犯す！！」
名無し＠SS好き:提督「浜風と一緒に大和ホテル（意味深）に入っちゃったァァッッ！！？？」
名無し＠SS好き:提督「人狼ゲームだとぉ――ッ！！？？ シーズン２ッッ！！」
名無し＠SS好き:提督「今日はクリスマスだ―――ッッッ！！！！！」
名無し＠SS好き:提督「俺は………超ハゲータだッッ！！！」
名無し＠SS好き:提督「陸軍の友人に艦娘達への愚痴を聞いてもらいましたぁッ！！」
名無し＠SS好き:モバP「光が仮面ライダークイズに変身するだとぉ―――ッッ！？」
名無し＠SS好き:モバＰ「晴に声がついたぞぉぉぉぉぉぉ！！！！！！！！」
名無し＠SS好き:モバP「人狼ゲームじゃとぉーーーッッッ！！？？？」
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