1:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:02:45.83
ID:CTysyKtz0
注意事項
・武内Pもの
・武内Pもの
・短編集
①赤城さんとの平穏な日常
武内P「はぁ……」
武内P(信頼していただけているのか、アイドルの皆さんとの距離が近くなりました)
武内P(それ自体は喜ばしいことですが……距離が近すぎるように思えます)
武内P(先ほども城ヶ崎さんが私に見せた自撮りの写真は、過激すぎるものでした)
武内P(私が毅然とした態度をとればいいのでしょうが、どうしても困惑してしまい……そのことでさらに、からかわれてしまいます)
武内P(プロデューサーとして、いえそれ以前に大人の男として恥ずかしい限りです)ハァ
タタタタタッ
みりあ「プロデューサーッ!」
武内P「赤城さん?」
ギュッ
みりあ「どうしたのプロデューサー? なんだか元気なかったけど?」
武内P「……いえ、少し考え事をしていまして。ですが赤城さんのおかげで、元気が出てきました」
みりあ「ほんとーう!? よかったー!」
武内P(赤城さんの無邪気な励まし方には、本当に癒されます)
武内P(他の皆さんからも、善意であるのはわかりますが……特に高校生以上のアイドルからは、癒されるというよりドキドキされたり、時には胃が締め付けられる感触すらあります)
武内P(城ヶ崎さんも、私のことを心配してくれてのことなんでしょうが――)
みりあ「ねえ、プロデューサー?」
武内P「……ッ!? すみません、また少し物思いにふけっていました。なんでしょうか?」
みりあ「えっとね」
みりあ「今ね、誰とみりあのことを比べてたの?」
武内P「」
赤城みりあ
2:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:04:54.79
ID:CTysyKtz0
みりあ「美嘉ちゃんかな? 美嘉ちゃんすっごくキレイだもんね! みりあも莉嘉ちゃんとおんなじで、美嘉ちゃんみたいにキレイでカッコよくなりたいなって思ってるんだ」
みりあ「もし私が美嘉ちゃんみたいだったら、こうやって抱きついたらプロデューサーはもっともっと嬉しくて元気出た?」
武内P「…………いえ、励まされたら、赤城さんも城ヶ崎さんも……同じぐらい嬉しいです」
武内P(むしろ城ヶ崎さんに抱きつかれようものなら――)
みりあ「本当かなー? プロデューサー、もし美嘉ちゃんに抱きつかれたら嬉しすぎて大慌てするんじゃない?」
武内P(心臓が破裂するか、止まって死にかねません)
みりあ「あ、それにねー。プロデューサー知ってる?」
武内P「何をでしょう?」
みりあ「みりあちっさいからね、美嘉ちゃんやきらりちゃんを見上げる形になるんだけどね」
武内P「はい」
みりあ「二人よりちょっと前を歩いてて振り返って見上げたら、おっぱいが前に突き出ててすごくカッコイイんだよ!」
武内P「……ッ! そ、そうなのですか」
みりあ「二人みたいにおっぱいがカッコよかったら、もっとプロデューサーを元気にしてあげられたんだけどなー」
武内P(もし赤城さんの胸がある程度以上カッコよくなったら、今回のようなコミュニケーションは全面的に禁止しなければ)
みりあ「けどプロデューサー、期待してくれていいよ!」
武内P「……期待、ですか?」
みりあ「みりあね、Bカップになったの!」
武内P「」
通りすがりのお散歩カメラ「」
みりあ(B75)「みりあの年齢でこれってスゴイらしいよ!」
武内P「そ、その……」
お散歩カメラ(B74)「……」ペタペタ
高森藍子
3:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:05:47.79
ID:CTysyKtz0
みりあ「ちゃーんと好き嫌いしないでたくさん食べて、レッスンも一生懸命やって美嘉ちゃんやきらりちゃんに負けないくらいカッコイイスタイルになるから! そしたらプロデューサーの腕を挟むように抱きつくね!」
武内P「あ、赤城さん。そういったことは子どもの内ならばともかく、カッコよくなってからは気軽に男性にしてはいけません」
みりあ「うん! プロデューサー以外の男の人にはしないから!」
武内P「そ、そういうわけではなく――」
ガシッ
武内P「……ッ!?」
藍子「……何を、そんなに慌てているんですか?」
武内P「た、高森さん? いつからそこにおられたのですか?」
藍子「みりあちゃんの胸が大きくなったら、抱きつくのがダメなんですか? 小さいままなら大丈夫なんですか?」
武内P「……え?」
藍子「胸が小さい人に抱きつかれても、何もドキドキしないから大丈夫というわけなんですか? 男の人は皆そうなんですかどうなんですか教えてください」
武内P「そ、そのようなことは決して! 魅力ある女性に抱きしめられれば、胸の大きさなど関係無しにドキドキします!」
藍子「そ、そうですよね!」
みりあ「じゃあみりあのおっぱいがカッコよくなっても、プロデューサーに抱きついていいんだね!」
武内P・藍子『え?』
みりあ「じゃあねプロデューサー! レッスンの時間だから行ってくるから!」
タタタタタタッ
武内P・藍子『……』
藍子「す、すみませんっ。私が割って入ってしまったせいで」
武内P「……いえ。今にして思えば胸のカッコいい、悪いではなく、大人になったら無闇に男性に抱きついてはいけませんと教えるべきでした」
藍子「その……みりあちゃんは明るくて誰とでも仲良くなれる子ですけど、今の時点でも男性に抱きつく場合はちゃんと相手を選んでいますよ」
藍子(正確に言うと、家族以外はCPのプロデューサーさんだけみたいですけど)
武内P「そ、そうですよね。それに私に無邪気に抱きつくのも今だけで、中 学生ぐらいになれば適切な距離をとっていただけるでしょう」
藍子「う~ん」
武内P「高森さん?」
藍子「あ、そうなったらいいですね」
武内P「?」
藍子(莉嘉ちゃんや蘭子ちゃんの懐き方を考えると、多分中 学生になっても変わらないんだろうなあ……)
4:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:06:28.52
ID:CTysyKtz0
②誤解です
莉嘉「ねえねえPくん。Pくんってどんなスタイルが好みなの?」
武内P「……それは、どのような意味でしょうか?」
莉嘉「だーかーら! どんな女の娘をエッチだって思うの!」
武内P「…………それを聞いて、どうされるおつもりですか?」
莉嘉「ほら、アタシって今成長期でしょ? だから今の段階でPくんの好みを把握して、ちゃんとPくん好みのスタイルになってあげようって思ったの☆」
武内P「その……お気持ちは嬉しいのですが」
莉嘉「でしょでしょ☆ で、どんなのがいいの? やっぱりおっぱいは大きいのがいい? それとも小さな方が良かったり? おっぱいよりお尻が重要? それとも脚? あ、もしかしておヘソとか?」
武内P「は、はあ」
莉嘉「ねえ、何とか言ってよ。あ、答えにくいんだったらCPの中から誰が一番好みが言ってよ!」
武内P「ますますハードルが上がっているのですが……」
武内P(ここで迂闊な返事をすれば、城ヶ崎さんが骨髄延長手術をしたり、お菓子を食べすぎて糖尿病になりかねません)
武内P(しかしこれは、城ヶ崎さんの健康的な成長を促す良い機会なのでは?)
武内P(CPで最も健康的なスタイルといえば――)
ガチャ
未央「おっは――」
武内P「本田さんが好みです」
未央「」
城ヶ崎莉嘉
本田未央
5:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:07:25.51
ID:CTysyKtz0
③誤解は解けた……はずなのですが
武内P(アレから本田さんには会話の流れを説明して、城ヶ崎さんの健康を願っての発言であったことを説明しました)
武内P(最初こそ驚きで固まっていた本田さんでしたが、事情を説明すると笑って私の肩を叩いてくれました。事態は解決したのです)
武内P(それなのに――)
武内P『本田さん。次のステージ衣装についてですが』
未央『うっわー、また派手だねぇ。うんうん、良いですよ良いですよ。未央ちゃんのMAXだったやる気が、さらなる高みへと――ん、これって?』
武内P『ああ、それですか。衣装を担当されている方が――』
未央『そっかー。プロデューサーは好きな女の子にガーターベルトを履かせたいんだぁ。エッチだなぁ』
武内P『……ッ!? そ、それは』
未央『恥ずかしいけど、仕方ないなあ! 未央ちゃんは好みだから! プロデューサーの好みだから! 一生懸命お仕事頑張っているプロデューサーに、たまには役得させたげないとね!』
武内P『か、からかうのはその辺りで……』
未央『まあまあまあ! プロデューサーは好みの女の子を好きにして、私はプロデューサーをからかって楽しむ。これぞWin-Win!』
武内P『は、はあ』
武内P(――という具合にからかわれる材料にされてしまっています)
武内P(それだけならまだいいのですが――)チラッ
莉嘉「早く……早く未央ちゃんみたいなエッチな体にならないと」パクパク、モグモグ
美嘉「ふーーーーーん。そういうエッチなのが好きで、そんなエッチな衣装を着せるんだ。アタシの後輩に」
美嘉「……アタシが担当だった時には、着せないで」
未央「私は平気だから大丈夫だよ美嘉ねぇ! プロデューサーの欲望が莉嘉ちーに行かないようにするから、心配しないでね!」
武内P(……誰か、助けてください)
城ヶ崎美嘉
6:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:08:25.95
ID:CTysyKtz0
④大丈夫じゃないです
茜「大丈夫ですか!? おっぱい揉みますか!!?」
武内P「」
茜「ハッ!? やっぱり大丈夫じゃないようですね! ここは私のおっぱいで――」ガシッ
武内P「……ッ!? お、落ち着いてください日野さん!」
茜「意識が戻りましたかプロデューサー! けど気を失ったばかりです。ここは安静にしながら私のおっぱいを――」
武内P「なぜそうなるのです!?」
茜「え?」キョトーン
武内P(すごく――不思議そうな顔です)ゴクリ
武内P「その……申し訳ありませんが、一から事態を説明していただけないでしょうか」
茜「わかりましたっ! まず、プロデューサーの元気が無さそうでした!」
武内P(赤城さんや城ヶ崎さん、それに本田さんなどここ数日色々ありました……)
茜「これは元気づけなければ! しかしどうやって!? そうだ!」
茜「おっぱいです!!!」
武内P「ストップ」
茜「え、どうしてでしょう?」
武内P「なぜそこでおっ――胸なのですか?」
茜「知らないんですかプロデューサー? おっぱいを揉むと元気になるんですよ!!」
武内P「いえ知ってはいまンンッ」ゲフンゲフン
茜「私も最初はビックリしましたが、物は試しとアイドルの皆でやってみたんです。そしたらすごく元気になりました!!」
茜「特にすごかったのは未央ちゃんと文香さんで、こう――なんて言うんでしょう? 剛のおっぱいと、柔のおっぱい?」
武内P(強引に言葉を飲んだせいで……喉が……日野さんを、止められません)
茜「未央ちゃんのおっぱいは返ってくる弾力がスゴイんです! 柔らかいのにハリもあって、楽しいおっぱいです!!」
茜「文香さんのおっぱいはどこまでも指が沈んでいって、おっぱい全体の形がすごく変わりながら揺れるんです!!」
茜「しかし二人とも大きいですよね!! 私より4センチ大きいとはいえ、私が4センチ大きくなってもああはなれません。おかしいと思って測ってみたら――あれ、どうしましたプロデューサー?」
武内P「ゲホッ……じょ、女性のプライベートなことを、男性の私に聞かせてはいけませんよ」
茜「ハッ!? これは失礼しました!! 後でお二人に、プロデューサーにおっぱいの素晴らしさを語ってしまったことを謝らないと!!」
武内P「それは話が非常にこじれるので、私が聞かなかったことにしましょう」
茜「そうなんですか? お願いします!」
日野茜
7:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:09:07.01
ID:CTysyKtz0
武内P「はい。それで話を聞く限り、アイドルの皆さんで互いを元気づける……というより、遊びで今のが流行っているのでしょうか?」
茜「あー、元気づけるのと遊びの半分半分ですかね! その場にいた人たちで言う流れの時があったんですが――」
文香『あの、茜さん……大丈夫ですか……おお、おっぱい……揉む?』
茜「――と言ってくれた時は、それだけで元気爆発ボンバーッ!!!」
武内P(……申し訳ありません鷺沢さん。想像してしまいました)
茜「あ……けどその場にいなかった藍子ちゃんに後で『大丈夫ですか!? おっぱい揉みますか!!?』と聞いたら、笑顔なのに目が笑っていなくって……私が止めてくださいって言っても延々と揉まれたこともあって、最近は下火になりました」
武内P「そ、それだけ女性の胸というものはデリケートなものということでしょう」
茜「はい、相手を選ばなければなりません! というわけでプロデューサー! おっぱい揉みますか!」
武内P「……日野さん。さっそく相手を選んでいないのですが」
茜「未央ちゃんに言われました! 親しい相手でも、自分よりおっぱいが小さい相手には気をつけようと! プロデューサーのおっぱいは雫ちゃん以上なので問題ありません!!」
武内P「性別……ッ! これからは、性別にも気をつけましょうっ!」
茜「へ……そんなの当たり前じゃないですか?」
武内P「え……? それでは私は?」
茜「プロデューサーはとっっっても親しい相手なので、少し恥ずかしいですが問題ありません!!」
武内P「問題だらけです……っ!」
茜「あの……私のおっぱいを揉んでも、元気になれませんか?」
武内P「元気になるから困るんですっ!!」
茜「へ?」
武内P「んんっ。失言でした」
8:
下火になった原因 ①登山家 ②お散歩カメラ 2018/05/05(土) 18:09:53.51
ID:CTysyKtz0
茜「えっと……よくわかりませんが、プロデューサーは私のおっぱいを揉めば元気になれるけど、揉むわけにはいかないんですね?」
武内P「そ、そういうことです!」
茜「わかりました!!」
武内P「わかっていただけましたか!!?」
茜「私がプロデューサーのおっぱいを揉めばいいんですね!!」
武内P「そのとお――……え?」
茜「ボンバーッ!!!」
モミモミ、モミモミ
武内P「ひゃっ……や、止め……ん」
茜「おおっ、プロデューサーのおっぱいもスゴイです!! この弾力の柔らかさは初めてです!! マッスルですね!!!」
茜「どうですか!? 体がポカポカしてきましたか!!? 元気は出てきましたか!!?」
武内P「で、出たので止め……くだ、さいっ」
茜「その反応はまだですね!! 突き破る勢いでーっ、ウーオーエス!!」
武内P「や、やめ……ッ!!」
『アーッ!!!』
――346プロ全体に響き渡る嬌声に蒼・露・児などが駆けつけることになりますが、今回はパッションメインなのでここまで!!!
9:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:11:10.67
ID:CTysyKtz0
⑤純情乙女! きらりんロボ出撃だにぃ☆
武内P「ここからは歩いて行くことになります」
ワイワイ、ガヤガヤ
みりあ「うっわー、すっごい人だかり!」
莉嘉「ふっふー! 変装はしているけど、これだけ人がいたらカリスマJC城ヶ崎莉嘉がいるって誰か気づくかも☆」
きらり「そうならないようにしながらぁ、二人ともしぃーかりPちゃんに着いて行こー☆ オー!!」
みりあ・莉嘉『オー!!』
武内P「フフ。それでは行きましょうか」
莉嘉「あ、待ってPくん」
武内P「どうされましたか?」
莉嘉「う~~~ん」
きらり「莉嘉ちゃん?」
莉嘉「ズバリ! 問題が起きる!!」
武内P「え?」
莉嘉「変装していてもわかってしまうアタシのカリスマ! みりあちゃんのカワイさ! きらりちゃんのオシャレさ!」
莉嘉「そんなアタシたちの隣に歩くのは怖カッコイイPくん」
みりあ・きらり『あ』
莉嘉「また……警察が来ちゃうよ」
武内P「……ありえます」ズーン
みりあ「プロデューサー、よしよし」ナデナデ
きらり「なにそれこわーい! よぉーし☆ きらりんたちでPちゃんを守るぞー!!」
みりあ・莉嘉『オー!!』
武内P「そうですね……前回は私が皆さんを後からつける形だったせいなので、今回は私が前を――」
莉嘉「そんな面倒くさいことしないで、こうすればいいじゃん☆」
ギュッ
武内P「え?」
みりあ「あー! じゃあみりあは右手―!」
ギュッ
武内P「え?」
みりあ「はい、きらりちゃんはみりあとつなご♪」
きらり「おにゃーしゃー♪」
諸星きらり
10:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:11:52.15
ID:CTysyKtz0
武内P「み、皆さん?」
莉嘉「こうやってれば、アタシたちが仲良しだって一目でわかるでしょ♪」
武内P「いえ、しかしこれでは目立って――」
きらり「よぉーし! 出発進行ー♪」
グイグイッ
武内P「……まあ、今回はこれで行くとしましょう」
みりあ「えへへ~♪ なんだかピクニックみたいで楽しいね!」
莉嘉「だねー♪」
きらり「うぇへへ!」
きらり(ただ――きらりんもPちゃんのお手てギュッ☆ ってしたかったけど……恥ずかしーし、二人も楽しそーだからこれで良かったにぃ)
男A「おい、見ろよアレ」
男B「ん? おお、すっげえ美人……って、うん?」
男A「ああ、一瞬遠近感狂うよな」
きらり「」ピクッ
池袋博士『説明しよう! きらりんロボのきらりんイヤーは常人の1.2倍を誇る!』
男B「おっしいなあ。あんな美人で脚もスラリと長えのに、あんな背が高くちゃびびって声かけらんねーよ」
男A「俺の背がせめてバレンティンぐらいあればなぁ」
男B「俺たち小川以下だもんな」
きらり(また背の話をしてる……)
きらり(仕方がないって……わかっているけど……)
男A「けど良かったな、あの背の高い美人さん!」
男B「ああ」
きらり(え……?)
11:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:13:37.88
ID:CTysyKtz0
男A「一緒にいるガタイのいい男、メチャクチャお似合いじゃん!」
男B「理想の相手と巡り合えたんだな!」
きらり(!!?)ビクッ
みりあ「きらりちゃん? どうかしたの?」
きらり「なな、なーんでもないにぃ! おっすおっすばっち――」
男B「一緒にいるのは妹さん? もしかして娘だったり!?」
男A「絵に描いた様な幸せな家族だな!」
きらり「にょわーっ!!!」
武内P・ロリs・モブ『』ビクッ
きらり(おお、お似合い? きらりとPちゃんがお似合いって――)フラフラ
武内P「も、諸星さん!? どうされたのですか、しっかり!」
ガシッ
きらり(うきゃーっ! Pちゃんの顔が近くにぃ! き、きらりの肩までつかまれて――きらりは、きらりは)プシュー
きらり「にょわー」バタン
武内P「諸星さん? 諸星さんしっかり!?」
莉嘉「Pくん!? たいへんだよ!」
武内P「ええ、わかっています!」
莉嘉「いや、きらりちゃんもだけど――」
警官A「悲鳴があったのはこっちか!?」
警官B「なっ――女性が暴漢に襲われている!?」
武内P「」
みりあ「ち、違うの! プロデューサーは――」
警官A「子どもを人質だとぉ!!?」
警官B「待て、早まるな! 子どもに、子どもに手を出すようでは人として終わりだぞ! 君自身のためにも、そして君の御両親のためにも止めるんだ!」
みりあ「ええーっ!?」
ワイワイ、ガヤガヤ――
莉嘉「……結局、こうなっちゃったね」
武内P「……申し訳、ありません」
莉嘉「ま、いーんじゃない☆」
武内P「……それはどういう意味でしょうか?」
莉嘉「だってPくんの腕の中のきらりちゃん」
きらり「……」
莉嘉「なんだか幸せそうだもん☆」
きらり「…………にょわー」
12:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:14:12.73
ID:CTysyKtz0
Last:疑惑は確信に至り、そして真実へと
武内P「その……城ヶ崎さん」
美嘉「どうしたの暗い顔して?」
武内P「実は城ヶ崎さんと私のことで、奇妙な噂が流れているようなのです」
美嘉「えっ、アタシとアンタのことで!? ち、ちなみにどんな?」
武内P「その……私たちが付き合っているというものでして」
美嘉「な……っ」
武内P「なぜこのような噂がされるのか見当もつきませんが、私のせいで城ヶ崎さんに不快な思いをさせてしまい、なんとお詫びすればよいものか……」
美嘉「ふ、不快だなんてちっとも! ま、まあビックリはしたけどね。しっかしなんでそんな噂が流れるんだろうねアハハハハハ」
武内P「理由はわかりませんが、これ以上妙な噂がふくらまないように、しばらくは接触を控えたいと思います」
美嘉「――待って。それって逆効果なんじゃない?」
武内P「逆効果?」
美嘉「こんな変な噂を流す奴ってさ、噂が本当だから距離をとってほとぼりが冷めるのを待とうとしているに違いないって、したり顔で新しい噂を流したりするもんだよ」
武内P「な、なるほど。ではどうすれば?」
美嘉「これまで通り……ううん、いっそのこともっと距離を縮めよう! 噂が本当なら普通はそんなことしないはずだから!」
武内P「確かに!」
美嘉「そ、それじゃあこれからアタシのレッスンとか仕事の様子とか暇さえあれば見に来てね! つ、ついでに今ちょっと喉渇いてるし、そこでお茶しよっか」
武内P「ええ。ご一緒させていただきます」
美嘉「――よしっ」
武内P「城ヶ崎さん?」
美嘉「え、どうかした?」
武内P「あ、いえ。ただの気のせいでした」
13:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:14:54.81
ID:CTysyKtz0
――それから一ヶ月後
武内P「……あれから、私たちが付き合っているという噂はなくなりました」
美嘉「そ、そだねー★」
武内P「代わりに流れている噂はご存じでしょうか?」
美嘉「あ、アタシたちが……同棲してて結婚間近ってやつ?」
武内P「なぜ……このようなことに」
美嘉「ご、ごめんね。多分アンタが担当だった頃みたいにしょっちゅう顔出してくれるのが嬉しくて、アタシのテンションが高かったせいかも」
武内P「城ヶ崎さんが喜ばれたのはせめてもの幸いですが……これからどうしたものでしょうか」
美嘉「大丈夫、アタシに良い考えがある」
武内P「聞かせてもらえますか?」
美嘉「同棲していてさらに結婚間近。こんな噂がアイドルとプロデューサーであるアタシたちに流れている状態で、普通に考えて結婚式場を見学になんか行ったりしないわよね?」
武内P「な、なるほど! つまり私たちが結婚式場に行くことでこの噂を払拭することができると!」
美嘉「ぜぜ、善は急げ! 今度のオフの日に、評判の良い式場に行くわよ! あと帰りに旅行代理店に寄って、ハネムーンの相談をしているフリも!」
武内P「わかりました!」
――それから1年後
美嘉「こうやってあの人と結婚できたわけ」
莉嘉「うわぁ……」
~おしまい~
14:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:15:55.56
ID:CTysyKtz0
お・ま・け
~フェス限ランランご理解記念~
武内P「ん……」
武内P(どうにも最近、神崎さんの性知識について心配せざるを得ません)
武内P(十四歳とは思えないほどの純粋さは神崎さんの魅力ですが、私に他意なく抱きついたり、時には膝の上に座られるなど……恥ずかしいことに、私の体が反応しそうになります)
武内P(純粋な娘に反応しそうになる私が悪いのですが、神崎さんはその……中 学生とは思えないスタイルなのです。それが何をもたらすか、知っていただかなければ)
武内P(ただ気をつけなければ。神崎さんは真っ白な状態です。いきなり本当のことを全て教えたり、偏った知識を与えればショックが大きすぎ――)
――ぴいいいいいいいいいぃぃ!?
武内P「……ッ!? 今のキュート属性の悲鳴は!!」
武内P(遅かったか……?)
ダダダダダダダッ ガチャ、バタンッ
蘭子「わ、我が友~~~」グスン
武内P「か、神崎さん。何があったのですか?」
蘭子「グス……我が友も、そうなのか?」
武内P「何のことですか?」
蘭子「お、想いを寄せた者の艶姿や、神秘に触れてしまうと(す、好きな女の子のカワイイところを見たり、さわっちゃうと)」
蘭子「我が友が、我に……××な××を…×の××××へ××に……×××で、さんざん××××させたあげく――」
蘭子「ムリヤリ凸凹×……したくなるのだろう?」
武内P(……最悪の形で、性知識を得たようです)
蘭子「我は……私、そうだとは知らないで……プロデューサーに甘えちゃって」
武内P「……ッ!?」
武内P(これは、まずいかもしれません。異性と適切な距離をとってほしいとは思っていましたが、これでは男性不信になりかねません)
武内P(ここは――)
武内P「安心してください神崎さん」
蘭子「我が友……?」
武内P「私は神崎さんを、一切そのような目で見ていませんから!!」
蘭子「…………ほう」イラッ
神崎蘭子
15:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:16:40.84
ID:CTysyKtz0
武内P「しかし魅力あふれる神崎さんを、そういった目で見る人も多いことは事実です。今後はそれを念頭に――」
蘭子「汝は違う……と申したか?」
武内P「え、はい。その通りです」
蘭子「されど狼は、愛する妖精を喰らわんとする(けど男の人って、好きな女の人にいたずらしたくなるんですよね)」
蘭子「そして我が友は、瞳に囚われし者であろう?(そしてプロデューサーは私のことが好き……ですよね?)」
武内P「はい、私は神崎さんの一人目のファンです」
蘭子「ならばっ!」
武内P「ですがイヤらしい目で見ることとそれは別物で、神崎さんにそのようなことをしたいとは夢にも思っていませんので!!」
蘭子「……………………ほほう」イライラッ
武内P(良かった……突然の事態でしたが、これで前々からの懸念が解決されました)
蘭子「……そこまで言うのなら、一つ試そうではないか」
武内P「試す?」
蘭子「玉座に腰を下ろすがいい(椅子に座ってください)」
武内P「は、はい」
蘭子「むふー♪」ストン
武内P「か、神崎さん? 男の人に腰かけてはならないと――」
蘭子「我が友は我をそのような瞳で見てはいない――だったか? なんの問題がある?」
武内P「問題ならあります。こういったことは神崎さんがもっと大人になってから、好きな人としなければ」
蘭子「我に祈りは通じぬ!(ふーんだ。知りません!)」
武内P「いけません。さあ、どかさせてもらいます」
ガシッ
蘭子「ぴぃっ」ビクッ
武内P「!!?」
蘭子「や、やはり……我が友も狼であったか!(私にいたずらしたいんですね♪)」
武内P「ご、誤解です! 私はただどかそうと、脇腹がそこまでこそばゆく感じるとは思わなくて!」
武内P(ま、まずいです。赤面した神崎さんの顔が間近に……それに、今の反動で神崎さんの柔らかなお尻の感触が、よりによりって私のモノに――)
ムクリ、ムクリ
蘭子「……ん?」
武内P「と、ところで神崎さん!!」
蘭子「突然の咆哮!?(わ、びっくりした!)」
16:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:17:27.11
ID:CTysyKtz0
武内P(ここは正念場です。あのようなことを言っておきながら、神崎さんに反応してしまったら、もう二度と神崎さんに信用してもらえません……っ)
武内P「先ほどの男性への知識は、どうやら少し偏っているように思えます。今度また、正しい知識を得られる場を用意したいと思います」
蘭子「おお、感謝するぞ我が友」サスリサスリ
武内P「……あの、神崎さん?」
蘭子「何ごとか?」サワサワ
武内P「なぜ……先ほどから私の太ももを撫でているのですか?」
武内P(それもよりにもよって、太ももの内側を中心に)
蘭子「これか。禁断の知識によると、狼は妖精を喰らう時に魔剣を召喚すると(男の人って好きな人に悪いことする時に、魔剣を持つそうですね)」
蘭子「正体不明の魔剣を一目見たいと思い、召喚の儀を行っているのだ!(魔剣というのが何のことかわからないんですけど、こうやると見ることができるって聞いたんです)」
武内P(……こ、これ以上の刺激はッ!!)
武内P「神崎さん、手を動かすのを止め――」
蘭子「我が友よ!!」
武内P「は、はい」
蘭子「汝の魔剣を我に見せてくれ!」
武内P「」
ムクリムクリ!
蘭子「きゃんっ!」
武内P「――――ハッ!?」
蘭子「地中からの刺客か!?(下に何かあります!?)」ガバッ
武内P「ま、待ってくださ――」
【武内君の年齢の数字】センチのP<こんにちは
17:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:18:16.01
ID:CTysyKtz0
蘭子「なっ……これが魔剣の正体!?」
武内P「」
蘭子「ふ……フフ」
武内P「……か、神崎さん?」
蘭子「フハハハハハッ」
蘭子「アッハッハッハッハッハッハッハッハッ!」
蘭子「この魔剣から伝わる禍々しき霊気! やはり汝は瞳に囚われし者!!(よくわからないけど、すごく大きいです! そしてプロデューサーはやっぱり私のことが大好きで、私に悪いことしたいんですね!!)」
蘭子「抜剣!! イグナイドモジュール!!(その魔剣でムリヤリ凸凹×したいんですよね!!)」
武内P「ち、違います! そのようなことは断じて!」
蘭子「我が友よ……今さら汝の言の葉に重みを感じることはできぬ(あんなこと言ってたのに、こんなになってるんです。信じられません)」
武内P「……ッ!!」
武内P(私は……神崎さんの信用を、完全に失ってしまいました)ガクッ
蘭子「……」
蘭子「我が友よ、何も案ずることは無い」ギュッ
武内P「か、神崎さん……?」
蘭子「我をたばかろうとしたのは、我に配慮してのことだろう。そのぐらい見通せる(嘘をついたのは、私のためだってぐらいわかります)」
武内P「ゆ、許してくれるのですか……こんな最低の私を!」
蘭子「我と汝の仲ではないか」
武内P「あ、ありがとうございます」
蘭子「ただし今後は、我を想ってのことであっても偽りは許さぬ(でもこれからは、私の為でも嘘はやめてくださいね)」
武内P「はい。わかりました!」
蘭子「つまり、我に対して正直であると」
武内P「もちろんです!」
蘭子「な、汝の魔剣は……未だに抜剣されたままだが(プ、プロデューサーのそれ……まだスゴイままですけど)」
武内P「ハッ!? 失礼しまし――」
ガシッ
武内P「か、神崎さん?」
蘭子「我に対して正直であると言ったな?」
武内P「は、はい」
蘭子「では――その魔剣に込めた想いを、我にぶつけるがいい!!」
武内P「――――ッ!!? これはさすがに!!」
蘭子「汝ほどの男が何をためらう? 我らの想いは一つなのだぞ?(何でしてくれないんですか? 私たち両想いなんですよ!)」
武内P「そ、そもそも神崎さんは怖がっていたでしょう? 冷静になってください」
蘭子「こ、怖いから……」
武内P「え……?」
蘭子「こんな怖いこと……プロデューサーが相手じゃなきゃ、絶対イヤです」グス
武内P「」
18:
◆SbXzuGhlwpak 2018/05/05(土) 18:19:19.69
ID:CTysyKtz0
蘭子「プロデューサーは……私じゃ、イヤ?」
武内P(頭が……ボーッとしてきました)
武内P(神崎さんの姿しか目に入らない。目に入れたくない)
武内P(神崎さんの、今にも消え入りそうな声が私の耳朶を打つのが心地いい)
武内P(もっと囁いてほしい。もっと囁かせたい。いえ、囁いてもらうだけでなく、もっと――)
蘭子「プロデューサー……?」
武内P(ああ、もう。我慢が――)
ガチャ
ちひろ「先ほど蘭子ちゃんの鳴き声がしたんですけど、大丈夫で――」
武内P(抜剣中)「」
蘭子(メスの顔)「」
ちひろ「大丈夫では……なかったようですね」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
武内P「こ、これはその……っ」シュン
蘭子(あ……魔剣が封印されていく)
ちひろ「ええ、事情はなんとなくですがわかります。あの真面目なプロデューサーさんがこんな事態になるということは、蘭子ちゃんにも責任があります」
蘭子「」ビクッ
ちひろ「ですけど……中 学生相手にこんな事態に追い詰められるプロデューサーさんもプロデューサーさんですよね?」
武内P「は、はい!」
ちひろ「お二人とも……覚悟はいいですね?」ニッコリ
武内P・蘭子『ぴ――』
――ぴいいいいいいいいいぃぃ!!!
その日346プロで、キュート属性特有の悲鳴が二重に響き渡ったそうな
一人は二代目であることは誰もが察したが、もう一人は誰であったのか
――その答えは、緑の事務員だけが知っている。
~おしまい~
千川ちひろ
復刻ふみふみ以来となる二度目の暴挙(ご理解)
復刻小梅ちゃんで無償石を根こそぎ持っていかれた直後の惨劇(ご理解)
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1525510965/
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