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弥勒「4人目が出来た」犬夜叉「そりゃめでてーこって」
2018-03-24 (土)
21:01
1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 05:47:20.969 ID:zFuI2tdg0
弥勒「お前の方はどうなのだ犬夜叉。かごめ様がこちらに帰ってきて一年になるが」
犬夜叉「ケッ。おれをお前んとこと一緒にすんじゃねえよ」
弥勒「む。とは言え一緒に暮らしているのだ。やることはやっているのだろう？」
犬夜叉「……」
弥勒「まさか……」
犬夜叉「いいから行くぞ、今日はどこの屋敷の妖怪だよ」
2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 05:49:20.108 ID:zFuI2tdg0
弥勒「ふむふむこれはこれは」ぺたぺた
大名「あの、お札一枚が米一俵は高くないですか」
弥勒「いえいえ、必要なことですから」ぺたぺた
大名「4枚も……」
弥勒「さてそろそろ」
ﾄﾞｯ
妖怪「ｶﾞｵｰ」
弥勒「犬夜叉」
犬夜叉「わかってらぁ」
ｻﾞﾝｯ!
妖怪「ｳﾜｰ」
弥勒「ふむ。これで一件落着ですな。あと再発防止のお札を3枚お渡ししておきましょう」
大名「あひぃ」
4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 05:50:39.946 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「相変わらずアコギだな」
弥勒「仕方あるまい。珊瑚に精のつくものを食わせてやらねば」
犬夜叉「ケッ」
弥勒「ところでさっきの話だが」
犬夜叉「ンだよ」
弥勒「まさか、やってないのか」
犬夜叉「……何をだよ」
弥勒「犬夜叉、男のくせにカマトトぶるな。好きあう男女が一つ屋根の下に暮らしておいてやることといえば一つであろう」
犬夜叉「……」
弥勒「まさか犬夜叉お前…」
犬夜叉「どどどど童貞ちゃうわ！」
6: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 05:53:02.798 ID:zFuI2tdg0
弥勒「…ほう。つまりかごめ様とあんなことやこんなことを」
犬夜叉「かごめで変な想像すんじゃねえ！」ｺﾞﾁﾝ!
7: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 05:55:30.236 ID:zFuI2tdg0
弥勒「ただいま」ﾋﾘﾋﾘ
珊瑚「おかえり法師さま、早かったじゃないか。怪我はないかい……たんこぶ？」
弥勒「あぁ珊瑚、これは気にするな。それよりもお前また家事をしているのか」
珊瑚「そんなこと言ったって」
弥勒「今はお前ひとりの体じゃないんだからここは私に任せて休んでいなさい」
珊瑚「法師さま…」
弥勒「珊瑚…」
犬夜叉「勝手に自分たちの世界に入りやがった」
双子「いーぬー」「いーぬー」
犬夜叉「だから耳を触るんじゃねえよ」
末子「キャッキャッ」
犬夜叉「ちっ、米はここに置いて帰るからな」
8: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 05:58:09.654 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「ったく」
りん「あっ、犬夜叉さまだ」
犬夜叉「おう。楓ばばあは一緒じゃねえのか」
りん「楓さまは今日はかごめさまと薬草を取りに行ってるよ」
犬夜叉「そういや今朝かごめもそんなこと言ってたな」
りん「そんなことより見てくださいこれ」
犬夜叉「あぁ？ なんだまた上等な着物だな。……殺生丸のやろうか」
りん「先日、殺生丸さまからいただいたんです！」
犬夜叉「あいつも丸くなりやがったな」
りん「邪見さまも犬夜叉さまに同じこと言ってましたよ」
犬夜叉「ケッ」
9: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:00:52.169 ID:zFuI2tdg0
りん「あっ、噂をすれば殺生丸さまだ！」
邪見「げっ、犬夜叉」
殺生丸「……」
10: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:03:27.014 ID:zFuI2tdg0
殺生丸「りん、あまりそこの奴と話すな。下品な臭いが移る」
犬夜叉「ンだと。それよりオメーいま楓ばばあの家の方から来やがったな。また何か置いて来やがったな」
殺生丸「……」
りん「わぁ、本当！？ 殺生丸さま！」
邪見「喜べりん！ わざわざ殺生丸様がお前の好きそうな髪飾りを取りに」
殺生丸「邪見」
邪見「はい」
11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:06:38.238 ID:zFuI2tdg0
りん「髪飾り！？ ありがとう殺生丸さま！」
殺生丸「ふん」ﾋﾞｭｰ
邪見「あぁ待って殺生丸さま！ 置いてかないでー！！」
犬夜叉「忙しねえやろうだ」
りん「ねえ犬夜叉さま」
犬夜叉「あんだよ」
りん「わたし将来は犬夜叉さまとかごめさまのお二人のように殺生丸さまと一緒になりたいんですけど」
犬夜叉「！？」
13: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:11:34.713 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「……ま、まぁあいつも満更でもねえんじゃねえか」
りん「どうしたらお二人のようになれますか？」
犬夜叉「何でおれにそんなこと聞くんだよ」
りん「犬夜叉さまとかごめ様を見ているとなんだか羨ましくなるのです」
14: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:12:16.639 ID:zFuI2tdg0
りん「殺生丸さまはわたしが人里にも慣れるようここに置いてくれました。大人になってどちらも選べるように。でもわたしもう決めてるんです」
犬夜叉「そ、そうかよ」
りん「やっぱり犬夜叉さまもかごめさまと夜はあんなことやこんなことを」
犬夜叉「おい」
りん「え？」
15: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:13:10.281 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「そういう話、誰から聞いた」
りん「弥勒法師さまです」
犬夜叉「そうか」
16: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:16:09.955 ID:zFuI2tdg0
弥勒「……うっ！」ﾌﾞﾙﾙｯ
珊瑚「法師さま？」
弥勒「いやなんだか寒気が」
珊瑚「風邪かい？ あんまり無理しないでおくれよ」
弥勒「何をいう珊瑚。お前と我が子がいる限り、私に無理をするなと言う方が無理だ」
珊瑚「法師さま…でも体は大事にね」
弥勒「珊瑚…」
珊瑚「法師さま…」
18: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:19:21.536 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「どいつもこいつも恥ずかしげもなく夜夜夜………………くそっ……おれだって…」
犬夜叉「…………」
犬夜叉「…………そうだな、今日は……」
犬夜叉「帰ったぞー…って、いねぇんだった…………ぶわっ！？」
七宝「かごめー！！ ……なんだ犬夜叉ではないか」
犬夜叉「離れろ」ﾍﾟｲｯ
19: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:19:58.037 ID:zFuI2tdg0
七宝「あぐ」ﾍﾞｼｯ
20: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:21:36.325 ID:zFuI2tdg0
七宝「せっかく狐妖術の試験で昇級したからかごめに見てもらおうと思ったんじゃが……犬夜叉ではな…」
犬夜叉「人の顔見てため息つきやがって。かごめなら今日は楓ばばあと薬草取りに山だ」
七宝「そうか。ならば仕方ないのう。また夜にくるぞ」
犬夜叉「！」
21: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:23:19.710 ID:zFuI2tdg0
七宝「ではな」
犬夜叉「ま、待て」
七宝「？」
犬夜叉「夜はやめておけ」
七宝「なぜじゃ」
犬夜叉「いいから」
七宝「！ さては犬夜叉…」
犬夜叉「……」
22: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:25:14.524 ID:zFuI2tdg0
七宝「…今日はごちそうじゃな！ 自分ばっかりかごめの料理をひとりじめしようとしおって！ おらも食うぞ！」
犬夜叉「ちがわいっ！」げしっ
七宝「あうっ」
23: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:27:34.909 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「七宝は追い払った。あとは……」
犬夜叉「……」
犬夜叉「……」
犬夜叉「寝るか」
24: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:28:17.910 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「…………」
犬夜叉「…………」
犬夜叉「…………」
カラス「カー、カー、」
犬夜叉「遅い」
25: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:34:47.181 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「薬草取りに行くってもこんなに遅くはならねえだろ」
犬夜叉「……」ｿﾜｿﾜ
犬夜叉「まさか妖怪か！？」
犬夜叉「いや、そもそも今のかごめにどうこうできる妖怪なんざそうそういねえだろ」
七宝「あれから相当修行を積んでおったしな」
犬夜叉「あぁ」
七宝「……」
犬夜叉「……」
犬夜叉「何でいやがる」ｸﾞﾘｸﾞﾘ
七宝「わああ！ やめろぉ！ おらもかごめの手料理食いたいんじゃあ！」
27: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:40:46.219 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「ちっ、おれは外に出るからな」
七宝「かごめが心配なんじゃな」
犬夜叉「……」
七宝「あれだけひとりごと言っておいてすぐこれじゃ。困ったやつよ」
犬夜叉「……」ｸﾞﾘｸﾞﾘ
七宝「わああ！ 無言でやるのはやめろぉ！」
28: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:42:43.623 ID:zFuI2tdg0
かごめ「ただいまー……って七宝ちゃん、来てたんだ」
七宝「わぁぁんかごめー！ 犬夜叉がー！」
かごめ「ちょっと犬夜叉、あんまり七宝ちゃんをいじめないでね」
犬夜叉「ケッ」
30: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:44:50.479 ID:zFuI2tdg0
七宝「犬夜叉のやつがー！ かごめのご馳走をひとりじめするつもりなんじゃー！」
かごめ「ごちそう？」
犬夜叉「そいつが勝手に勘違いしてギャーギャー喚いてるだけだ」
かごめ「何があったか知らないけど、あんまりいじめちゃダメよ？」
31: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:47:13.070 ID:zFuI2tdg0
七宝「おぉかごめ、また腕を上げたのう」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
かごめ「言うほど、特別なごちそうでもないけどね」
犬夜叉「食ったらさっさと出ていけよ」
かごめ「そういうこと言わないの」
七宝「そうじゃそうじゃ！」
犬夜叉「うるせえ！」
32: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:51:32.915 ID:zFuI2tdg0
かごめ「なんだかイライラしてる？」
犬夜叉「ンなことはねえよ」
かごめ「本当に？」
犬夜叉「……それより、今日は遅かったじゃねえか」
かごめ「ごめんね、お腹空かせちゃったでしょ」
犬夜叉「そういうことじゃねえ、けど…」
かごめ「心配してくれたんだ」
犬夜叉「……ふんっ」
七宝「なんだか居づらくなってきたのう」
33: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 06:58:53.938 ID:zFuI2tdg0
かごめ「七宝ちゃん、そろそろ帰らないと明日も早いんでしょう？」
七宝「う、うむ。明日も妖術の授業なのじゃ」
かごめ「妖術、昇級おめでとう。すごく上手になってたじゃない。明日も頑張らないとね」
七宝「うぅ、かごめにそう言われると怠けづらくなるのぅ」
34: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 07:02:08.310 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「けっ、ガキか」
七宝「なんじゃと！」
かごめ「ほら喧嘩しないで」
35: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 07:05:44.710 ID:zFuI2tdg0
七宝「じゃあ、おらは帰るけど」
七宝「……」
犬夜叉「ンだよ、人の顔ジロジロ見やがって」
七宝「……犬夜叉、狼になるんじゃないぞ」
犬夜叉「なっ！？」
かごめ「っ！？」
36: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 07:10:44.001 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「おいテメー、どこでそんな言葉覚えて来やがった」ｸﾞﾘｸﾞﾘ
七宝「わああ！ それはやめろと言っとるじゃろうが！」
犬夜叉「いいから吐け」ｸﾞﾘｸﾞﾘ
七宝「弥勒じゃ」
犬夜叉「そうか」
かごめ「弥勒さま…」
37: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 07:14:01.895 ID:zFuI2tdg0
弥勒「……うっ！？」ﾌﾞﾙﾙﾙﾙｯ
珊瑚「…法師さま、やっぱり具合悪いんじゃあ」
弥勒「い、いやそんなことはないぞ珊瑚。ただ少し…うん、悪寒がするだけだ。誰か私の噂でもしているのだろうか」
珊瑚「まさかとは思うけど……女？」
弥勒「ち、誓ってそれはない」
珊瑚「…………」
弥勒「……はず」
珊瑚「……法師さま？」ﾆｺｯ
38: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 07:22:27.162 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「ようやく帰りやがったか」
かごめ「そ、そうね」
犬夜叉「……」
かごめ「……」
犬夜叉「し、七宝のやろうが妙なこと言ってたが、あれは気にすんな」
かごめ「あれって？」
犬夜叉「あれって……あれだよ、あれ」
39: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 07:23:27.942 ID:zFuI2tdg0
かごめ「犬夜叉？」
犬夜叉「……あー、もういい、寝る」
かごめ「寝るってまだこんな時間じゃない」
犬夜叉「疲れてんだよおれァ」
かごめ「もうっ」
40: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 07:24:01.779 ID:zFuI2tdg0
おれも眠くなって来た
42: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 07:32:24.935 ID:zFuI2tdg0
フクロウ「ホー、ホー、」
かごめ「ｚｚｚ…」
犬夜叉「…………」
犬夜叉「…………」
犬夜叉「…………」ｶﾞﾊﾞｯ
犬夜叉「……寝れねえ」
43: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 07:35:01.860 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「昼寝のしすぎか」
犬夜叉「いや、昼間のあいつらのせいだな」
犬夜叉「どいつもこいつも妙な話ばっかしやがって」
犬夜叉「大体おれだって」
かごめ「うぅん」
犬夜叉「！」ﾋﾞｸｯ
44: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 07:40:04.421 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「寝言か…」
犬夜叉「驚かせやがって」
かごめ「ｚｚｚ…」
犬夜叉「かごめ…」
犬夜叉「あれから一年か」
45: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 07:41:42.613 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「戻ってきてくれてありがとうな」
かごめ「…………犬夜叉…」
犬夜叉「……かごめ？」
かごめ「うぅん」
犬夜叉「……なんだ、また寝言か」
46: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 07:42:07.657 ID:zFuI2tdg0
かごめ「……犬夜叉……」
犬夜叉「…………」
かごめ「おすわり」
犬夜叉「！！！、！？？！？？」
49: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 07:54:04.811 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉（魂鎮めの念珠……！ なんて寝言いいやがる！ いやそれよりも）ｸﾞｸﾞｯ
犬夜叉（かごめの顔を覗き込んだこの体勢……）
犬夜叉（いまこの体勢でそれはまずい！）ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｯ
50: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 07:55:14.550 ID:zFuI2tdg0
かごめ「ん、……」
かごめ（犬夜叉の匂い……）
かごめ「……うん？」
犬夜叉「……」ﾊｧﾊｧ
かごめ（犬夜叉！？）
かごめ（そんな真剣な顔で……まさか、七宝ちゃんの言ってたこと……）
52: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 08:03:24.101 ID:zFuI2tdg0
かごめ「……犬、夜叉？」
犬夜叉「か、かごめ……」ｸﾞｸﾞｯ
かごめ「……ど、どうしたの」
犬夜叉「い、いいから早く…」
かごめ「早く？」
犬夜叉「こいつを……」
かごめ「こ、こいつを？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
53: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 08:04:11.403 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「……じゅを」
かごめ「……？ も、もう一回」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
犬夜叉「念珠をどうにか……あああ！！」
かごめ「きゃっ！？」ﾄﾞｻｯ
ｺﾞﾁｰﾝ!
かごめ「……痛いんだけど」
犬夜叉「……すまねえ」
54: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 08:06:48.409 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「いや、謝っちまったけど元はと言えばなあ！」
かごめ「おすわり」
犬夜叉「どわっ！」ﾄﾞｼｰﾝ
55: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 08:09:17.305 ID:zFuI2tdg0
～
かごめ「まったく、人騒がせなんだから」
犬夜叉「寝言で言霊を唱えるヤツがあるか」
かごめ「う。それは、ごめんね」
犬夜叉「ケッ」
かごめ「……でもどうして犬夜叉、あんなところにいたの？」
犬夜叉「ヌッ」
63: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 08:44:10.347 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「それは、だな…」
かごめ「それは？」
犬夜叉「…………な、何でもねえよ」
かごめ「嘘。」
犬夜叉「うぐ」
かごめ「何年あんたと付き合ってると思ってるのよ。そんな嘘わかるわよ」
犬夜叉「ぐぬぬ」
64: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 08:47:18.627 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉（くそっ、それもこれも大体全部弥勒のやろうが悪りぃんじゃねえか！）
かごめ「犬夜叉」
犬夜叉「ぐ……大体なぁ！」ｶﾞｯ
ﾄﾞｻｯ
かごめ「あっ」
犬夜叉「うっ」
65: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 08:49:53.335 ID:zFuI2tdg0
かごめ「犬夜叉……？」
犬夜叉「かごめ……」
かごめ「…………」
犬夜叉「…………」
かごめ「あの……」
犬夜叉「あ、あぁ……」
弥勒「大変だ犬夜叉！ 昼間の妖怪が！」ﾊﾞﾝ!
66: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 08:51:53.230 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「……」
かごめ「……」
弥勒「これは失敬」
67: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 08:53:40.344 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「ま、待ちやがれ！」
弥勒「いや、すまん。本当すまん。」
犬夜叉「変な勘違いしてんじゃねえ！」
弥勒「いやな？ 私の風穴もこの通りだし。珊瑚も身重だし。琥珀も家が狭いからとなかなか帰ってこなくてな」
弥勒「こういうとき頼れるのはお前とかごめ様くらいしかおらんかったのだ。わかってくれ」
犬夜叉「だからなあ！」
弥勒「いや、わかる。わかっているとも。風穴が無くとも私の法力でなんとかしてみせようとも。だから犬夜叉。お前はかごめ様とほら、続きを」
かごめ「弥勒さま」
弥勒「！」ﾋﾞｸｯ
70: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 08:58:04.803 ID:zFuI2tdg0
かごめ「妖怪が出たんでしょう？」
弥勒「あ、あぁ。はい。実は今日の昼間に犬夜叉と退治したはずの妖怪がしぶとく生きていましてな。少し派手に暴れているようでして」
かごめ「そ。……犬夜叉」
犬夜叉「な、なんだよ」
かごめ「行ってきてあげて」
犬夜叉「お、おう」
弥勒「しかしいいのですか。かごめ様、その、」
かごめ「弥勒さま」
弥勒「！」ﾋﾞｸｯ
かごめ「いいから」ﾆｺｯ
弥勒「は、はい」
72: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 09:00:12.627 ID:zFuI2tdg0
ｶｾﾞﾉｷｽﾞｰ!
妖怪「ｸﾞｱｱｱｱｱｱ」
犬夜叉「戻った」
かごめ「おかえり」
73: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 09:06:11.821 ID:zFuI2tdg0
かごめ「さっきの話だけど…」
犬夜叉「お、おう…」
かごめ「…………」
犬夜叉「…………」
かごめ「さ、珊瑚ちゃん、身重だって？ 4人目なんだ」
犬夜叉「そ、そうだな。弥勒のヤツが昼間に言ってた」
かごめ「ふーん。そっかぁ……」
犬夜叉「…………」
74: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 09:07:26.282 ID:zFuI2tdg0
かごめ「……あ、まさか」
犬夜叉「…………」
かごめ「それで弥勒さまに何か言われたの？」
犬夜叉「う」
かごめ「図星なんだ」
75: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 09:10:24.157 ID:zFuI2tdg0
かごめ「しょうがないわね」
かごめ「いいじゃない。弥勒さまの所は弥勒さまの所で。わたしたちはわたしたちなんだから」
犬夜叉「かごめ……」
かごめ「それとも……」
かごめ「……興味あるの？ 犬夜叉も、その、男の子だし」
犬夜叉「……」
76: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 09:25:08.709 ID:zFuI2tdg0
犬夜叉「ち、ちがわいっ！ おれはそんなのに興味は……」
かごめ「わたしに興味は……？」
犬夜叉「な、な、な、」
77: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 09:26:23.527 ID:zFuI2tdg0
かごめ「な、なんてねっ。冗談よ冗談……」
犬夜叉「…………」
かごめ「ねぇ犬夜叉、怒ってる？」
犬夜叉「…………」
かごめ「犬夜叉ってば」
犬夜叉「…………」
かごめ「あっ」
かごめ「顔真っ赤にして気絶してる……どれだけウブなのよ……」
かごめ「今の、わたしだって頑張ったのに」
78: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 09:32:27.885 ID:zFuI2tdg0
かごめ「とにかく、こんな所で寝てちゃ風邪引いちゃうわ」
かごめ「妖怪が風邪を引くかなんてわからないけど、半妖だし」
かごめ「よいしょ、よいしょ」ｽﾞﾘｽﾞﾘ
ばふっ
かごめ「ふぅ。あとは布団を掛けてあげて……」
かごめ「…………」
かごめ「えいっ」
ｺﾛﾝｯ
かごめ「このくらい、いいよね…？」
かごめ「おやすみ、犬夜叉」
79: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 09:32:53.341 ID:zFuI2tdg0
おわり
81: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 09:36:28.281 ID:zFuI2tdg0
すんません最後逃げました
夜通しモンハンやってたのがキツかった
82: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/17(土) 09:37:18.600 ID:1/+OVawm0
犬夜叉読み返したくなった
乙
弥勒「お前の方はどうなのだ犬夜叉。かごめ様がこちらに帰ってきて一年になるが」
犬夜叉「ケッ。おれをお前んとこと一緒にすんじゃねえよ」
弥勒「む。とは言え一緒に暮らしているのだ。やることはやっているのだろう？」
犬夜叉「……」
弥勒「まさか……」
犬夜叉「いいから行くぞ、今日はどこの屋敷の妖怪だよ」
弥勒「ふむふむこれはこれは」ぺたぺた
大名「あの、お札一枚が米一俵は高くないですか」
弥勒「いえいえ、必要なことですから」ぺたぺた
大名「4枚も……」
弥勒「さてそろそろ」
ﾄﾞｯ
妖怪「ｶﾞｵｰ」
弥勒「犬夜叉」
犬夜叉「わかってらぁ」
ｻﾞﾝｯ!
妖怪「ｳﾜｰ」
弥勒「ふむ。これで一件落着ですな。あと再発防止のお札を3枚お渡ししておきましょう」
大名「あひぃ」
犬夜叉「相変わらずアコギだな」
弥勒「仕方あるまい。珊瑚に精のつくものを食わせてやらねば」
犬夜叉「ケッ」
弥勒「ところでさっきの話だが」
犬夜叉「ンだよ」
弥勒「まさか、やってないのか」
犬夜叉「……何をだよ」
弥勒「犬夜叉、男のくせにカマトトぶるな。好きあう男女が一つ屋根の下に暮らしておいてやることといえば一つであろう」
犬夜叉「……」
弥勒「まさか犬夜叉お前…」
犬夜叉「どどどど童貞ちゃうわ！」
弥勒「…ほう。つまりかごめ様とあんなことやこんなことを」
犬夜叉「かごめで変な想像すんじゃねえ！」ｺﾞﾁﾝ!
弥勒「ただいま」ﾋﾘﾋﾘ
珊瑚「おかえり法師さま、早かったじゃないか。怪我はないかい……たんこぶ？」
弥勒「あぁ珊瑚、これは気にするな。それよりもお前また家事をしているのか」
珊瑚「そんなこと言ったって」
弥勒「今はお前ひとりの体じゃないんだからここは私に任せて休んでいなさい」
珊瑚「法師さま…」
弥勒「珊瑚…」
犬夜叉「勝手に自分たちの世界に入りやがった」
双子「いーぬー」「いーぬー」
犬夜叉「だから耳を触るんじゃねえよ」
末子「キャッキャッ」
犬夜叉「ちっ、米はここに置いて帰るからな」
犬夜叉「ったく」
りん「あっ、犬夜叉さまだ」
犬夜叉「おう。楓ばばあは一緒じゃねえのか」
りん「楓さまは今日はかごめさまと薬草を取りに行ってるよ」
犬夜叉「そういや今朝かごめもそんなこと言ってたな」
りん「そんなことより見てくださいこれ」
犬夜叉「あぁ？ なんだまた上等な着物だな。……殺生丸のやろうか」
りん「先日、殺生丸さまからいただいたんです！」
犬夜叉「あいつも丸くなりやがったな」
りん「邪見さまも犬夜叉さまに同じこと言ってましたよ」
犬夜叉「ケッ」
りん「あっ、噂をすれば殺生丸さまだ！」
邪見「げっ、犬夜叉」
殺生丸「……」
殺生丸「りん、あまりそこの奴と話すな。下品な臭いが移る」
犬夜叉「ンだと。それよりオメーいま楓ばばあの家の方から来やがったな。また何か置いて来やがったな」
殺生丸「……」
りん「わぁ、本当！？ 殺生丸さま！」
邪見「喜べりん！ わざわざ殺生丸様がお前の好きそうな髪飾りを取りに」
殺生丸「邪見」
邪見「はい」
りん「髪飾り！？ ありがとう殺生丸さま！」
殺生丸「ふん」ﾋﾞｭｰ
邪見「あぁ待って殺生丸さま！ 置いてかないでー！！」
犬夜叉「忙しねえやろうだ」
りん「ねえ犬夜叉さま」
犬夜叉「あんだよ」
りん「わたし将来は犬夜叉さまとかごめさまのお二人のように殺生丸さまと一緒になりたいんですけど」
犬夜叉「！？」
犬夜叉「……ま、まぁあいつも満更でもねえんじゃねえか」
りん「どうしたらお二人のようになれますか？」
犬夜叉「何でおれにそんなこと聞くんだよ」
りん「犬夜叉さまとかごめ様を見ているとなんだか羨ましくなるのです」
りん「殺生丸さまはわたしが人里にも慣れるようここに置いてくれました。大人になってどちらも選べるように。でもわたしもう決めてるんです」
犬夜叉「そ、そうかよ」
りん「やっぱり犬夜叉さまもかごめさまと夜はあんなことやこんなことを」
犬夜叉「おい」
りん「え？」
犬夜叉「そういう話、誰から聞いた」
りん「弥勒法師さまです」
犬夜叉「そうか」
弥勒「……うっ！」ﾌﾞﾙﾙｯ
珊瑚「法師さま？」
弥勒「いやなんだか寒気が」
珊瑚「風邪かい？ あんまり無理しないでおくれよ」
弥勒「何をいう珊瑚。お前と我が子がいる限り、私に無理をするなと言う方が無理だ」
珊瑚「法師さま…でも体は大事にね」
弥勒「珊瑚…」
珊瑚「法師さま…」
犬夜叉「どいつもこいつも恥ずかしげもなく夜夜夜………………くそっ……おれだって…」
犬夜叉「…………」
犬夜叉「…………そうだな、今日は……」
犬夜叉「帰ったぞー…って、いねぇんだった…………ぶわっ！？」
七宝「かごめー！！ ……なんだ犬夜叉ではないか」
犬夜叉「離れろ」ﾍﾟｲｯ
七宝「あぐ」ﾍﾞｼｯ
七宝「せっかく狐妖術の試験で昇級したからかごめに見てもらおうと思ったんじゃが……犬夜叉ではな…」
犬夜叉「人の顔見てため息つきやがって。かごめなら今日は楓ばばあと薬草取りに山だ」
七宝「そうか。ならば仕方ないのう。また夜にくるぞ」
犬夜叉「！」
七宝「ではな」
犬夜叉「ま、待て」
七宝「？」
犬夜叉「夜はやめておけ」
七宝「なぜじゃ」
犬夜叉「いいから」
七宝「！ さては犬夜叉…」
犬夜叉「……」
七宝「…今日はごちそうじゃな！ 自分ばっかりかごめの料理をひとりじめしようとしおって！ おらも食うぞ！」
犬夜叉「ちがわいっ！」げしっ
七宝「あうっ」
犬夜叉「七宝は追い払った。あとは……」
犬夜叉「……」
犬夜叉「……」
犬夜叉「寝るか」
犬夜叉「…………」
犬夜叉「…………」
犬夜叉「…………」
カラス「カー、カー、」
犬夜叉「遅い」
犬夜叉「薬草取りに行くってもこんなに遅くはならねえだろ」
犬夜叉「……」ｿﾜｿﾜ
犬夜叉「まさか妖怪か！？」
犬夜叉「いや、そもそも今のかごめにどうこうできる妖怪なんざそうそういねえだろ」
七宝「あれから相当修行を積んでおったしな」
犬夜叉「あぁ」
七宝「……」
犬夜叉「……」
犬夜叉「何でいやがる」ｸﾞﾘｸﾞﾘ
七宝「わああ！ やめろぉ！ おらもかごめの手料理食いたいんじゃあ！」
犬夜叉「ちっ、おれは外に出るからな」
七宝「かごめが心配なんじゃな」
犬夜叉「……」
七宝「あれだけひとりごと言っておいてすぐこれじゃ。困ったやつよ」
犬夜叉「……」ｸﾞﾘｸﾞﾘ
七宝「わああ！ 無言でやるのはやめろぉ！」
かごめ「ただいまー……って七宝ちゃん、来てたんだ」
七宝「わぁぁんかごめー！ 犬夜叉がー！」
かごめ「ちょっと犬夜叉、あんまり七宝ちゃんをいじめないでね」
犬夜叉「ケッ」
七宝「犬夜叉のやつがー！ かごめのご馳走をひとりじめするつもりなんじゃー！」
かごめ「ごちそう？」
犬夜叉「そいつが勝手に勘違いしてギャーギャー喚いてるだけだ」
かごめ「何があったか知らないけど、あんまりいじめちゃダメよ？」
七宝「おぉかごめ、また腕を上げたのう」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
かごめ「言うほど、特別なごちそうでもないけどね」
犬夜叉「食ったらさっさと出ていけよ」
かごめ「そういうこと言わないの」
七宝「そうじゃそうじゃ！」
犬夜叉「うるせえ！」
かごめ「なんだかイライラしてる？」
犬夜叉「ンなことはねえよ」
かごめ「本当に？」
犬夜叉「……それより、今日は遅かったじゃねえか」
かごめ「ごめんね、お腹空かせちゃったでしょ」
犬夜叉「そういうことじゃねえ、けど…」
かごめ「心配してくれたんだ」
犬夜叉「……ふんっ」
七宝「なんだか居づらくなってきたのう」
かごめ「七宝ちゃん、そろそろ帰らないと明日も早いんでしょう？」
七宝「う、うむ。明日も妖術の授業なのじゃ」
かごめ「妖術、昇級おめでとう。すごく上手になってたじゃない。明日も頑張らないとね」
七宝「うぅ、かごめにそう言われると怠けづらくなるのぅ」
犬夜叉「けっ、ガキか」
七宝「なんじゃと！」
かごめ「ほら喧嘩しないで」
七宝「じゃあ、おらは帰るけど」
七宝「……」
犬夜叉「ンだよ、人の顔ジロジロ見やがって」
七宝「……犬夜叉、狼になるんじゃないぞ」
犬夜叉「なっ！？」
かごめ「っ！？」
犬夜叉「おいテメー、どこでそんな言葉覚えて来やがった」ｸﾞﾘｸﾞﾘ
七宝「わああ！ それはやめろと言っとるじゃろうが！」
犬夜叉「いいから吐け」ｸﾞﾘｸﾞﾘ
七宝「弥勒じゃ」
犬夜叉「そうか」
かごめ「弥勒さま…」
弥勒「……うっ！？」ﾌﾞﾙﾙﾙﾙｯ
珊瑚「…法師さま、やっぱり具合悪いんじゃあ」
弥勒「い、いやそんなことはないぞ珊瑚。ただ少し…うん、悪寒がするだけだ。誰か私の噂でもしているのだろうか」
珊瑚「まさかとは思うけど……女？」
弥勒「ち、誓ってそれはない」
珊瑚「…………」
弥勒「……はず」
珊瑚「……法師さま？」ﾆｺｯ
犬夜叉「ようやく帰りやがったか」
かごめ「そ、そうね」
犬夜叉「……」
かごめ「……」
犬夜叉「し、七宝のやろうが妙なこと言ってたが、あれは気にすんな」
かごめ「あれって？」
犬夜叉「あれって……あれだよ、あれ」
かごめ「犬夜叉？」
犬夜叉「……あー、もういい、寝る」
かごめ「寝るってまだこんな時間じゃない」
犬夜叉「疲れてんだよおれァ」
かごめ「もうっ」
おれも眠くなって来た
フクロウ「ホー、ホー、」
かごめ「ｚｚｚ…」
犬夜叉「…………」
犬夜叉「…………」
犬夜叉「…………」ｶﾞﾊﾞｯ
犬夜叉「……寝れねえ」
犬夜叉「昼寝のしすぎか」
犬夜叉「いや、昼間のあいつらのせいだな」
犬夜叉「どいつもこいつも妙な話ばっかしやがって」
犬夜叉「大体おれだって」
かごめ「うぅん」
犬夜叉「！」ﾋﾞｸｯ
犬夜叉「寝言か…」
犬夜叉「驚かせやがって」
かごめ「ｚｚｚ…」
犬夜叉「かごめ…」
犬夜叉「あれから一年か」
犬夜叉「戻ってきてくれてありがとうな」
かごめ「…………犬夜叉…」
犬夜叉「……かごめ？」
かごめ「うぅん」
犬夜叉「……なんだ、また寝言か」
かごめ「……犬夜叉……」
犬夜叉「…………」
かごめ「おすわり」
犬夜叉「！！！、！？？！？？」
犬夜叉（魂鎮めの念珠……！ なんて寝言いいやがる！ いやそれよりも）ｸﾞｸﾞｯ
犬夜叉（かごめの顔を覗き込んだこの体勢……）
犬夜叉（いまこの体勢でそれはまずい！）ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｯ
かごめ「ん、……」
かごめ（犬夜叉の匂い……）
かごめ「……うん？」
犬夜叉「……」ﾊｧﾊｧ
かごめ（犬夜叉！？）
かごめ（そんな真剣な顔で……まさか、七宝ちゃんの言ってたこと……）
かごめ「……犬、夜叉？」
犬夜叉「か、かごめ……」ｸﾞｸﾞｯ
かごめ「……ど、どうしたの」
犬夜叉「い、いいから早く…」
かごめ「早く？」
犬夜叉「こいつを……」
かごめ「こ、こいつを？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
犬夜叉「……じゅを」
かごめ「……？ も、もう一回」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
犬夜叉「念珠をどうにか……あああ！！」
かごめ「きゃっ！？」ﾄﾞｻｯ
ｺﾞﾁｰﾝ!
かごめ「……痛いんだけど」
犬夜叉「……すまねえ」
犬夜叉「いや、謝っちまったけど元はと言えばなあ！」
かごめ「おすわり」
犬夜叉「どわっ！」ﾄﾞｼｰﾝ
～
かごめ「まったく、人騒がせなんだから」
犬夜叉「寝言で言霊を唱えるヤツがあるか」
かごめ「う。それは、ごめんね」
犬夜叉「ケッ」
かごめ「……でもどうして犬夜叉、あんなところにいたの？」
犬夜叉「ヌッ」
犬夜叉「それは、だな…」
かごめ「それは？」
犬夜叉「…………な、何でもねえよ」
かごめ「嘘。」
犬夜叉「うぐ」
かごめ「何年あんたと付き合ってると思ってるのよ。そんな嘘わかるわよ」
犬夜叉「ぐぬぬ」
犬夜叉（くそっ、それもこれも大体全部弥勒のやろうが悪りぃんじゃねえか！）
かごめ「犬夜叉」
犬夜叉「ぐ……大体なぁ！」ｶﾞｯ
ﾄﾞｻｯ
かごめ「あっ」
犬夜叉「うっ」
かごめ「犬夜叉……？」
犬夜叉「かごめ……」
かごめ「…………」
犬夜叉「…………」
かごめ「あの……」
犬夜叉「あ、あぁ……」
弥勒「大変だ犬夜叉！ 昼間の妖怪が！」ﾊﾞﾝ!
犬夜叉「……」
かごめ「……」
弥勒「これは失敬」
犬夜叉「ま、待ちやがれ！」
弥勒「いや、すまん。本当すまん。」
犬夜叉「変な勘違いしてんじゃねえ！」
弥勒「いやな？ 私の風穴もこの通りだし。珊瑚も身重だし。琥珀も家が狭いからとなかなか帰ってこなくてな」
弥勒「こういうとき頼れるのはお前とかごめ様くらいしかおらんかったのだ。わかってくれ」
犬夜叉「だからなあ！」
弥勒「いや、わかる。わかっているとも。風穴が無くとも私の法力でなんとかしてみせようとも。だから犬夜叉。お前はかごめ様とほら、続きを」
かごめ「弥勒さま」
弥勒「！」ﾋﾞｸｯ
かごめ「妖怪が出たんでしょう？」
弥勒「あ、あぁ。はい。実は今日の昼間に犬夜叉と退治したはずの妖怪がしぶとく生きていましてな。少し派手に暴れているようでして」
かごめ「そ。……犬夜叉」
犬夜叉「な、なんだよ」
かごめ「行ってきてあげて」
犬夜叉「お、おう」
弥勒「しかしいいのですか。かごめ様、その、」
かごめ「弥勒さま」
弥勒「！」ﾋﾞｸｯ
かごめ「いいから」ﾆｺｯ
弥勒「は、はい」
ｶｾﾞﾉｷｽﾞｰ!
妖怪「ｸﾞｱｱｱｱｱｱ」
犬夜叉「戻った」
かごめ「おかえり」
かごめ「さっきの話だけど…」
犬夜叉「お、おう…」
かごめ「…………」
犬夜叉「…………」
かごめ「さ、珊瑚ちゃん、身重だって？ 4人目なんだ」
犬夜叉「そ、そうだな。弥勒のヤツが昼間に言ってた」
かごめ「ふーん。そっかぁ……」
犬夜叉「…………」
かごめ「……あ、まさか」
犬夜叉「…………」
かごめ「それで弥勒さまに何か言われたの？」
犬夜叉「う」
かごめ「図星なんだ」
かごめ「しょうがないわね」
かごめ「いいじゃない。弥勒さまの所は弥勒さまの所で。わたしたちはわたしたちなんだから」
犬夜叉「かごめ……」
かごめ「それとも……」
かごめ「……興味あるの？ 犬夜叉も、その、男の子だし」
犬夜叉「……」
犬夜叉「ち、ちがわいっ！ おれはそんなのに興味は……」
かごめ「わたしに興味は……？」
犬夜叉「な、な、な、」
かごめ「な、なんてねっ。冗談よ冗談……」
犬夜叉「…………」
かごめ「ねぇ犬夜叉、怒ってる？」
犬夜叉「…………」
かごめ「犬夜叉ってば」
犬夜叉「…………」
かごめ「あっ」
かごめ「顔真っ赤にして気絶してる……どれだけウブなのよ……」
かごめ「今の、わたしだって頑張ったのに」
かごめ「とにかく、こんな所で寝てちゃ風邪引いちゃうわ」
かごめ「妖怪が風邪を引くかなんてわからないけど、半妖だし」
かごめ「よいしょ、よいしょ」ｽﾞﾘｽﾞﾘ
ばふっ
かごめ「ふぅ。あとは布団を掛けてあげて……」
かごめ「…………」
かごめ「えいっ」
ｺﾛﾝｯ
かごめ「このくらい、いいよね…？」
かごめ「おやすみ、犬夜叉」
おわり
すんません最後逃げました
夜通しモンハンやってたのがキツかった
犬夜叉読み返したくなった
乙
元スレ
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1521233240/
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1521233240/
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キャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」 珍しい魔術側メイン、見るといーの！
垣根「初春飾利…かぁ…」 新ジャンル定温物質ウヒョオオ！！
美琴「……レベル5になった時の話ねえ………どうだったかしら」 御坂美琴のレベル5に至る努力の経緯
上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え？」 ストレートに上食。読めて良かった
一方通行「もっと面白い事してモリモリ盛り上がろォぜ」 こんなキャラが強い作者は初めて見た
美琴「週末は アイツの部屋で しっぽりと」 超かみことを見てみんなで悶えましょう
ミサカ「たまにはMNWを使って親孝行しようぜ」 御坂美琴のDNAは究極に可愛くて凄い
番外個体「 」 番外通行SSの原点かな？
佐天「対象のアナルを敏感にする能力か……」 ス、スタイリッシュアクションだった！
麦野「どうにかして浜面と付き合いたい」 レベル5で楽しくやっていく
ミサカ「俺らのこと見分けつく奴なんていんの？」 蒼の伝道師によるドタバタラブコメディ
一方通行「あァ！？ 意味分からねェことほざいてンじゃねェ！！」 黄泉川ァアアアアアアアアアア！！
さやか「さやかちゃんイージーモード」 オナ禁中のリビドーで書かれた傑作
まどかパパ「百合少女はいいものだ……」 君の心は百合ントロピーを凌駕した！
澪「徘徊後ティータイム」 静かな夜の雰囲気が癖になるよね
とある暗部の軽音少女（バンドガールズ）【禁書×けいおん！】 舞台は禁書、主役は放課後ティータイム
ルカ子「きょ、凶真さん……白いおしっこが出たんです」岡部「」 これは無理だろ(抗う事が)
岡部「フゥーハッハッハッハ！」 しんのすけ「わっはっはっはっは！」 ゲェーッハッハッハッハ！
紅莉栖「とある助手の１日ヽ(*ﾟдﾟ)ノ 」 全編AAで構成。か、可愛い……
岡部「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！！」 SUGEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
遊星「またD-ホイールでオナニーしてしまった」 ……サティスファクション!!
遊星「どんなカードにも使い方はあるんだ」龍亞「本当に？」 パワーカードだけがデュエルじゃないさ
ヲタ「初音ミクを嫁にしてみた」 ただでさえ天使のミクが感情という翼を
アカギ「ククク・・・残念、きあいパンチだ」 小僧・・・！
クラウド「……臭かったんだ」 ライトニングさんのことかああああ！！
ハーマイオニー「大理石で柔道はマジやばい」 ビターンビターン！ｗｗｗｗｗ
僧侶「ひのきのぼう……？」 話題作
勇者「旅の間の性欲処理ってどうしたらいいんだろ……」 いつまでも使える 読めるSS
肛門「あの子だけずるい・・・・・・・・・・」 まさにVIPの天才って感じだった
男「男同士の語らいでもしようじゃないか」女「何故私とするのだ」 壁ドンが木霊するSS
ゾンビ「おおおおお・・・お？あれ？アレ？人間いなくね？」 読み返したくなるほどの良作
犬「やべえｗｗｗｗｗｗなにあいつｗｗｗｗ」ライオン「……」 面白いしかっこいいし可愛いし！
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名無し＠SS好き:提督「今日はクリスマスだ―――ッッッ！！！！！」
名無し＠SS好き:提督「俺は………超ハゲータだッッ！！！」
名無し＠SS好き:提督「陸軍の友人に艦娘達への愚痴を聞いてもらいましたぁッ！！」
名無し＠SS好き:モバP「光が仮面ライダークイズに変身するだとぉ―――ッッ！？」
名無し＠SS好き:モバＰ「晴に声がついたぞぉぉぉぉぉぉ！！！！！！！！」
名無し＠SS好き:モバP「人狼ゲームじゃとぉーーーッッッ！！？？？」
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