1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:00:43.35
ID:fvdLJeYH0
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:01:34.12
ID:fvdLJeYH0
──────
メレフ「今日は陛下と過ごすことになっていてな、悪いがしばらく離脱させてもらう」
カグツチ「そういうことなの、また明日に合流しましょう」
…………
トラ「トラもハナのパワーアップのために少し部屋にこもることにするも!」
ハナJK「こうなったらご主人はしばらく出てきませんも……」
…………
ジーク「わ、ワイらもちょっと野暮用があってな! のぉサイカ?」
サイカ「そそ、そうなんよ〜! こんなんでも一応王子やから忙しくてなぁ!」
…………
ヒカリ「え、えと……私とホムラもちょーっと用事が……」
ヒカリ『ちょ、ちょっと代わって!』
ホムラ「えぇ!? もう……ご、ごめんなさいレックス、また後で……」
ビャッコ「私はヒカリ様、ホムラ様に同行いたしますので……」
3:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:04:01.80
ID:fvdLJeYH0
…………
レックス「…………」
ニア「…………みんな、なんか忙しそうだな」
レックス「ジークたちの用事が本当かは怪しいけど……あとホムラたちも……」
ニア「……気遣ってくれたのかな」
レックス「どうかな……からかわれてるだけのような気もするけど」
ニア「はは……亀ちゃんとビャッコはそんな感じするね」
レックス「二人で戦闘するわけにもいかないし……どうしようか」
ニア「まぁ、とりあえず宿の部屋借りにいかない?」
レックス「ん、そうだね」
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:06:15.43
ID:fvdLJeYH0
──────
宿
「お部屋はおいくつご用意いたしましょう」
レックス「あー……えーっと、ふた──」
ニア「レ、レックス!」
レックス「おわっ、なんだよニア、いきなり大声出して」
ニア「い、いやその! ふ、二人しかいないのに部屋分けるのはちょっとお金もったいないかなーって!」
レックス「──っ、で、でも普段は男女で部屋分けてるじゃん?」
ニア「こ、今回はいいよ! お金もったいないし、えーっと、んーっと、とにかくアタシは気にしないから!」
レックス「……本当にいいの?」
ニア「いいってば! お、女に二言はないっ!」
レックス「じゃ、じゃあ一部屋でお願いします」
「かしこまりました、それではこちらにお名前と……(ふふ、微笑ましいわねぇ)」
5:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:07:25.59
ID:fvdLJeYH0
──────
宿の一室
ニア(うわぁああああ! ほ、ほんとに同じ部屋だ……『積極的に』ってカグツチに言われたけど、こういうことでいいんだよね!? いいのか!?)
ニア(お、落ち着けアタシ……普段通り、普段通り……よ、よし、大丈夫……)
レックス「えーっと……部屋はこれでいいとして、夕飯どうしようか……どこかのお店にでも」
ニア「!!」
ニア「りょっ、料理!」
レックス「へっ?」
ニア「アタシが作るよ! 夕飯!」
レックス「えぇ? うーん、ニアの料理は、ちょっと……」
ニア「な、なんだよー、文句あるのか?」
レックス「いやぁ……ニアが作ったルスカの団子、マズ……おいしくなかったからさ」
ニア「そこ言い直す必要あったか……? 確かにあの時はダメだったけど、今は多少上達してるんだからなっ!」
レックス「ほんとかぁ……?」
ニア「ぐっ……男どもは気付いてないだろうけどな、最近の夕飯はホムラに教えてもらいながらアタシも手伝ってるんだぞ!」
レックス「えっ……マジで?」
ニア「なんでそんな疑心暗鬼なんだよ」
レックス「なんか想像しづらくて……」
ニア「と、とにかく! 料理に関しては前までのアタシじゃないから!」
レックス「そこまで言うなら……ニアにお願いしようかな」
ニア「よっし! アタシに任せておきなって!」
6:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:10:07.88
ID:fvdLJeYH0
──────
八百屋
レックス「それで、本日のメニューは?」
ニア「うーん……なんか食べたいものある?」
レックス「タルタリ焼きとか?」
ニア「言うと思った……ほんと好きだよね、それ」
レックス「いいだろー別に、うまいんだし」
ニア「じゃあとりあえずタルタリ焼きだな」
レックス「作れるの?」
ニア「ん、まぁね」
レックス「おぉー……」
ニア(レックスの好物、練習しといてよかった……ありがとうホムラ!)
ニア「あとは……ゆきんこポテサラダと……なんか適当に」
レックス「ニアもそれ好きだよな、ポテサラダ」
ニア「美味しいからいいんだよっ」
レックス「まぁオレも好きだけどさ……ってことはミートパプリカ、タソガレタケ、とろピカイモとかかな?」
ニア「そんな感じだなー……おっ、ミートパプリカ発見」
レックス「あっちにとろピカイモもあるね」
7:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:12:30.84
ID:fvdLJeYH0
ニア「うーん、こっちの方が形いいかな……あ、でもこっちの方がちょっと大きい……」
レックス「…………」
ニア「……レックス? どした?」
レックス「いや、夫婦ってこんな感じなのかなぁって思って」
ニア「……へっ?」カァァ…
レックス「……? ……あっ、いやっ! そ、そういうつもりじゃなくて! いやそういうつもりがないわけではないんだけど、違くてっ!」
ニア「おお、落ち着けレックス、大丈夫だからっ」
レックス「い、今の発言にそういう意図はなかったんだって!」
ニア「わかってるから、大丈夫だってば」
レックス「そ、そっか……なんかヘンなこと言ってごめんっ」
ニア「……いいよ。アタシとのこと、そこまで考えてくれてるのかなって、その……ちょっと嬉しかったし」
レックス「──っ」カァァ…
ニア「あ、照れてる」
レックス「う、うるさいな!」
ニア「自分で言って自分で照れてりゃ世話ないね」
レックス「うぐぐ……」
8:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:14:41.62
ID:fvdLJeYH0
ニア「…………ねぇ」
レックス「な、なんだよ」
ニア「手、繋いでもいい?」
レックス「うぇっ!? え、あ……い、いいけど……」
ニア「ん」ギュッ
レックス「わっ……」
ニア「……照れすぎじゃないか?」
レックス「ニアが妙にしおらしいから……」
ニア「別にしおらしくなんてないけどなぁ」
レックス「ふーっ……よし、もう簡単には照れたりしないっ!」
ニア「ふーん…………こうやって手繋いで買い物してるとさ」
レックス「ん?」
ニア「ほんとに夫婦みたいだなっ」
レックス「かっ、からかうなよ!」
ニア「あははっ、照れてんじゃん! レックスちょろいなー♪」
レックス「恥ずかしい出来事を掘り返すのはズルいだろ!?」
ニア「ごめんごめん……ふふっ、あーおかしいっ」
レックス「くっそぉ……いつか絶対やり返してみせるからな……」
9:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:16:11.65
ID:fvdLJeYH0
──────
ニア「………………これで、よしっ」 キュッ キュッ グイッ
レックス「おー……」
ニア「なんだよ」
レックス「エプロン着ける姿がなかなか様になってる……」
ニア「ふふん、まぁな!」
レックス「なんか手伝うことある?」
ニア「うーん……食器並べるとか?」
レックス「え? ま、まぁやるけど……料理で手伝うことない?」
ニア「レックス料理できないだろ?」
レックス「確かにできないけどさ……」
ニア「んー……あ、なら茹でたイモを潰してもらおうかな」
レックス「おっけー」
…………
ニア「──よし、茹で上がったぞ……はい、レックス」
レックス「え、えーっと……」
ニア「皮むいて、ちょっと形残るくらいに潰す感じで……」
レックス「なるほど……」
ニア「タソガレタケ、ミートパプリカを切って……」トントントン
ニア「卵とムキキムコムギを混ぜ合わせて……」グルグルグル
レックス「予想以上に手際が良い……」
10:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:19:07.08
ID:fvdLJeYH0
…………
ニア「じゃーん! 完成!」
レックス「おー……それっぽい……」
ニア「それっぽいって……微妙な反応だな」
レックス「じゃあ……」
ニア「め、召し上がれ」
レックス(見た目と匂いはいい感じだけど……行くしかないッ)ゴクリッ
レックス「い、いただきます! ……もぐ」
ニア「ど……どう?」
レックス「…………」
ニア「…………」
レックス「……ふ、普通に……うまい」
ニア「普通にってなんだよっ」
レックス「以前が以前だったから……普通に食べれるのがすごい──! もぐもぐ」
ニア「ま、まぁ美味しいならよかった……」
レックス「アレからここまで上達できるもんなんだな……」
ニア「ぐっ……言ってくれるじゃん……ホムラの料理が100点だとしたら何点くらい?」
レックス「うーん……ろくじゅ……65点かな……」
ニア「えー……なんかパッとしない点数だな」
11:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:21:51.04
ID:fvdLJeYH0
レックス「ちなみに」
ニア「ん?」
レックス「同じ指標で評価するなら、あの時の団子は2点だからね……すごい上手になったと思うよ?」
ニア「2点!? ひどくない!?」
レックス「いやぁ……"あの"ビャッコが『心底おいしくない』って言うレベルだし……」
ニア「んぐぐ……まぁそれ考えれば割といい点数なのかな」
レックス「んー、というかホムラが上手すぎるんだと思う」
ニア「だよな……まだまだ追いつけないかぁ」
レックス「……あー、その」
ニア「ん?」
レックス「えーっと……オレのために練習してくれてる……とか?」
ニア「はっ、はぁ!?」
レックス「──なんちゃって……はは」
ニア「……そ、そうだよっ! 悪いか!?」カァァ…
レックス「そっか……ありがとう、すごく美味しいよ」
ニア「ん…………へへ」
12:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:24:13.81
ID:fvdLJeYH0
──────
ニア「ふぅー……」ガチャ
レックス「おかえり」
ニア「あ〜いい湯だった〜」
レックス「結構長かったね」
ニア「女子は長風呂なんだよ」
レックス「でも猫ってお風呂嫌がるじゃん?」
ニア「誰が猫だ!」
レックス(お風呂上がりのニア……ほっぺが仄かに赤くて、銀色の髪がまだ少し濡れてて……ちょっと、綺麗だな)
ニア「ふあぁー……」
レックス「眠い?」
ニア「んー、平気だよ」
レックス(ベッドに座ってるオレの、足のあいだに自然に入ってきて……あ、座った)
レックス「無理して起きてなくてもいいんだぞ?」モフモフ
ニア「んっ……二人きりは貴重だからもうちょっと、ね?」
レックス「そうだね。それにしても……ブレイドのニアも、だいぶ見慣れたなぁ」
ニア「レックスとエンゲージしてから結構経つしなー」
13:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:26:16.06
ID:fvdLJeYH0
レックス「霊洞に行ってからずっとだしね……ニアはさ、これでいいの?」
ニア「ん? どういうこと?」
レックス「んー、なんていうか……『自由でいいんだ!』って吹っ切れたのに、オレのブレイドっていう関係に縛られちゃうんじゃないかなって」
ニア「あー……そういうこと。……アタシはレックスのブレイドでいることをそんな風に考えたことないよ」
レックス「そう?」
ニア「そ。アタシが自由に選んで、ブレイドでいることに決めたんだ、そこに不満なんてないし……それにさ」
レックス「ふむふむ……それに?」
ニア「ドライバーとブレイドっていう、確かな繋がりが……その、けっこう嬉しいんだ」
レックス「ニア……」モフモフ
ニア「んー! 改めてこういうこと言うの恥ずかしいんだけど……」
レックス「今更じゃない?」
ニア「今更でも恥ずかしいもんは恥ずかしいんだよっ」
レックス「……まぁほら、今はりょっ……両想いっていう繋がりもあるし!」
ニア「…………うわぁ」
レックス「な、なんだよっ!?」
ニア「よくそんなこと言えるね……恥ずかしくないの?」
レックス「恥ずかしいに決まってるだろっ! くっそぉ……ニアがいいこと言ったしオレも、って思ったのに……」
ニア「そうだなーえらいなー」
レックス「……嬉しいくせに、耳赤くなってるぞ」
ニア「う、うっさい」
14:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:29:38.01
ID:fvdLJeYH0
レックス「……そういえば」
ニア「なにさ」
レックス「ずっと言おうかどうか考えてたんだけど……」
ニア「なにを?」
レックス「ブレイドのときの格好……際どすぎない?」
ニア「き、きわっ……!?」
レックス「ホムラとかヒカリもだいぶ際どいけど……ニアのはなんか心配になるんだよなぁ」
ニア「ちょっ……そこはドキドキするとかじゃないわけ!?」
レックス「いやぁ……心配だなぁ」
ニア「な、納得いかない……! ……はっ、この格好のとき、ビャッコがよく見てくるような気がしてたけど……まさか」
レックス「ビャッコもそうなんじゃないかなぁ……親心的な」
ニア「うぅ……! なんだこの敗北感……アタシはそんなに魅力ないのか……」
レックス「いやいや! そんなことは絶対ない! 現にオレは──」
ニア「……オレは?」
レックス「あー……いや、その……」
ニア「はっきり」
レックス「ちょっと……どっ、ドキドキ……します……」
ニア「へぇー……ふーん……」
レックス「ニヤニヤすんなっ」
ニア「後ろからじゃ顔見えないだろ」
レックス「いーやわかるね、絶対ニヤけてる!」
15:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:31:11.58
ID:fvdLJeYH0
ニア「ニヤけてないってば……んふっ」
レックス「うぐぐ…………」モフモフモフモフモフモフ
ニア「ちょ、腹いせに触んな!」
レックス「…………ふぅ、満足」
ニア「もーっ、髪乱れちゃったじゃん」
レックス「ごめんごめん」
ニア「ね、そっち向いてもいい?」
レックス「いいけど……首痛くなるんじゃない?」
ニア「いや、身体ごと……こう、さ」
レックス(わわ……オレの膝の上に、向かい合うように跨ってる……)
ニア「あ、そういえばさ」
レックス「ん? なに?」
ニア「スペルビアで亀ちゃんと戦った時さ、『かめあたまはマズい』って言ってたけど……結局教えてくれなかったじゃん」
レックス「ぶふっ……い、いきなりどうした?」
ニア「いや、ふと思い出して……で、どういう意味なの?」
16:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:33:03.29
ID:fvdLJeYH0
レックス「えーっと……ニアにはまだ早いかなー……なんて」
ニア「なんでだよっ! 教えろよー!」
レックス「いや、迂闊に喋ると良くないっていうか……」
ニア「なにがどう良くないのさ」
レックス「う、うーん……か、カグツチとかに教えてもらった方がいいと思う!」
ニア「なんでレックスじゃダメなんだよ?」
レックス「男に聞くのはちょっとなぁ……」
ニア「んーっ! またうやむやにすんの!?」
レックス「えーっ……うーん……後悔しない?」
ニア「しない!」
レックス「まぁ……そこまで言うなら……えーっと、かめあたまってのは──」
17:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:35:14.92
ID:fvdLJeYH0
…………
レックス「──っていう感じ」
ニア「…………」
レックス「ニア?」
ニア「………………そういう、感じね?」
レックス(顔真っ赤だ)
レックス「な? 聞かない方がよかっただろ?」
ニア「……いや、うぅーん……」
レックス「どうしたの?」
ニア「なんか、レックスも男の子なんだなーと思ってさ」
レックス「えっ……うん、まぁ……」
ニア「……そういうコト、興味あるんだ?」
レックス「……その、人並みには」
ニア「へぇー……」
レックス「な、なんだよ」
18:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:37:09.02
ID:fvdLJeYH0
ニア「…………」ギュッ
レックス「ニ、ニア?」
ニア「……する? そういうの」
レックス「は、え?」
ニア「アタシ、レックスとなら……いいよ」
レックス「ちょっ、落ち着いて……無理しないでいいからっ」
ニア「無理なんてしてないよ……っていうか、レックスとなら、したい」
レックス「……っ」ドキッ
ニア「さっきは『夫婦みたい』なんてからかったけどさ、『みたい』じゃなくて……その、現実にしたいな、とか」
レックス「……本当にいいの?」ギュッ
ニア「うん……家族に、なろ?」
レックス「わかった……好きだよ、ニア──んっ」
ニア「──ん、ぷぁ……はぁ……アタシも、大好き」
19:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:38:45.62
ID:fvdLJeYH0
──────
レックス「──んん……もう朝……ねむ……」
ニア「ん、んぅ……」ギューッ
レックス「うぐ……苦しい……」ナデナデ
ニア「くぁ……ふあぁ……おはよ、レックスぅ」
レックス「おはよ、ニア……よく眠れた?」
ニア「んー、割と。…………へへ」
レックス「なんかおかしい?」
ニア「いんや……朝起きて、レックスが隣にいるのが、なんかいいなぁって」
レックス「ん、そうだね」
ニア「ふふ」ギューッ
レックス「起きないの?」
ニア「もうちょっとこのまま……」
レックス「はいはい」
20:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:41:54.40
ID:fvdLJeYH0
──────
宿屋前
ニア「……あれ、もうみんな揃ってる」
レックス「ほんとだ」
…………
サイカ「あっ、お二人さん来たでー」
トラ「アニキー! 遅いも!」
ハナJK「おはようございますも、レックス、ニア」
ホムラ「おはようございます、二人とも」
レックス「ごめんごめん、おはようみんな! メレフはもういいの?」
メレフ「ああ、おかげで陛下と貴重な時間を過ごせたよ」
ニア「……野暮用とやらは済んだのかよ?」
ジーク「お、おう! ちゃちゃっと片付けてきたわ! それよりボン!」
レックス「なに?」
ジーク「昨夜はお楽しみやったなぁ?」
レックス「は、はぁ!? なななんの話だよ!?」
21:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 20:43:47.56
ID:fvdLJeYH0
ジーク「その動揺……マジなんか」
レックス「な、なんのことだかわかんないよっ!?」
ジーク「まぁまぁ、ええことやないか」
レックス「くっ……気遣ってもらった手前なにも言えない……」
ヒカリ「ね、ねぇニア」
ニア「ん? どした?」
ヒカリ「その……昨夜どんな感じだったか……聞かせてね」
ニア「えぇ!? ささ昨夜ってなんのこと!?」
ヒカリ「隠さなくてもいいわよ……顔真っ赤だしバレバレ」
ニア「うぅぅぅ……恥ずかしい……」
ビャッコ「今までもどかしかったですが、進展できたようですね」
サイカ「せやねぇ、なによりやわ」
おしまい
元スレ
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