1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/31(日) 21:47:22.48
ID:sZ0OLAVo0
各アイドル毎にPが居る設定
キャラ崩壊注意
文香(まずは、さりげなく恋愛小説を読み終わる)
文香「・・・ふぅ」パタン
文香P「ん、読み終わった?」
文香「はい・・・」
P「何読んでたの?」
文香「こちらを・・・」
P「へぇー。恋愛物も読むんだね」
文香(来ました・・・!)
文香「Pさんは、どんな女性が好みですか・・・?」
文香(決まりました・・・!どこからどう見ても自然な流れです。私の下心は完璧に隠しおおせた事でしょう)
P「うーん・・・好きな女性かぁ・・・」
P(良し、格好つけて少しメタファーを織り交ぜるとしよう)
P「枕みたいな人が好きかな」
文香「枕・・・と言いますと?」
P「うん・・・その自分が無防備になる瞬間のパートナーというか、静かに、柔らかく暖かく、癒してくれる人・・・みたいな」
文香「なるほど・・・分かります。分かりました」
P「文香はどんな男の人が好き?」
文香「えっ・・・そ、その、私の事をよく理解してくれて・・・もったいないくらい魅力的だと言ってくれて、大事にしてくれる人・・・が、良いです」
P「うん。文香優しい良い娘だから、きっといつか、そんな素敵な人と出会えるよ」
文香「・・・Pさんは、結構ナルシストなんですね・・・」
P「?」
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/31(日) 21:47:46.09
ID:sZ0OLAVo0
文香(さて・・・必要な情報は手に入ったので、早速あそこへ向かいましょう)
文香「失礼します・・・鷺沢文香です・・・」ウィーン
晶葉「おお、いらっしゃい。何用かな?」
文香「その・・・作って欲しい装置があるのですが・・・」
晶葉「ふむ。いいだろう。だが、それなりの代償はいただくぞ?」
文香「はい・・・覚悟の上です」
晶葉「ふふ・・・では、検体の情報収集と行こうか・・・!」
文香「・・・あの」
晶葉P「うん?鷺沢さんか。どうしたの?」
文香「お弁当箱に入っていたら嬉しいおかずは何ですか・・・?」
晶葉P「え?うーん。卵焼き!」
文香「・・・」メモチラリ
文香「すいません。それはもう確認済みですので、別のおかずを・・・」
晶葉P「え?じゃあ・・・明太子!」
文香「はい・・・ご協力ありがとうございます」ペコリ
晶葉P「ねぇ、最近色んなアイドルが俺に色んな質問しに来るんだけど・・・何で?」
文香「乙女の秘密・・・です」
ウサミンロボ「『鷺沢文香が晶葉Pに質問した理由』を特別情報機密システム『乙女の秘密』に登録したウサ。詮索するPは排除するウサ」ピロリン
晶葉P「クソッ!鷺沢さんも教えてくれなかった!」
3:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/31(日) 21:48:22.64
ID:sZ0OLAVo0
文香「明太子・・・だそうです」
晶葉「よおし!これで6品目!助手にお弁当を作ってやれるぞ!」
文香(自分で聞くのは恥ずかしいし作戦がバレてしまうので、他のアイドルに質問役を頼む。晶葉さん、見事な策略です)
晶葉「さて早速食材を・・・」
文香「あの・・・」
晶葉「ああ、文香への礼が先だったな。何が欲しい?『体臭が10倍になるスイッチ』『後4年絶対待っててもらうスイッチ』・・・『婚姻届に判を押したくなるスイッチ』なんかも有るぞ」
文香「そのような物が・・・!?」
晶葉「あ、いや、すまん。最後のは『あまりにPの人権を無視しすぎている』って理由で留美さんに没収されたんだった」
文香(そういえば留美さんは最近ご結婚されたそうです。おめでたいですね)
晶葉「で、何がいい?ここにないなら作るが」
文香「枕になりたいのですが・・・」
晶葉「は?」
文香「枕に・・・」
晶葉「ええと、それなら前にみくに貸した奴をアップデートすれば行けるかな?枕のデータを送信して・・・」
晶葉「出来た!『猫か枕に変化するスイッチ』!」ポチッ
文香「にゃあ」ボフン
晶葉「ごめんちょっと戻す」ポチッ
文香「今のは一体・・・」
晶葉「今度こそ出来た!『枕に変化するスイッチ』!」ポチッ
文香(・・・!体が枕に!)
晶葉「前回の失敗を生かして、念じれば解除されるようにしといたぞ!」
文香(前回の失敗・・・?物理的にスイッチが押せなくて困った事があったのでしょうか)
文香(そういえば最近、みくPさんが家で猫にお漏らしされたと言っていましたが、何か関係があるのでしょうか)
文香(それはさておき・・・解除)
文香「!」ボフン
文香(体が元に・・・!)
晶葉「どうだ?変化中、五感は正常に作用していたか?」
文香「ええ、問題ありませんでした」
晶葉「よし。ではこのスイッチを貸そう。返すのは気が向いたらで構わんぞ。グッドラック!」ビシッ
文香「ありがとうございます・・・」
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/31(日) 21:48:54.00
ID:sZ0OLAVo0
文香P「ああ忙しい。今日は帰れそうにないな。仮眠室で一泊コースだなこれは」
文香(私のために・・・いつもお疲れ様です。しかし、これはチャンス。きっと安眠へ誘ってみせます)
文香(仮眠室にある元々の枕をどけて・・・変化)ボフン
文香(さぁ、準備完了です)
晶葉P「ふぁ~あ。今日も頑張った。寝よう」ガチャッ
文香(!?晶葉Pさん!?)
文香「解除」ボフン
晶葉P「!?」
文香「すいません・・・ここは使用中ですので、横のをお使いください」
晶葉P「あぁ、うん。ごめんね」
文香「変化」ボフン
晶葉P「・・・いや、何で鷺沢さんがここに!?」ガバッ
晶葉P「居ない・・・」
晶葉P「疲れてるんだな。寝よう」
文香P「ふぅ・・・」
文香(来ました・・・!)
P「んっ」ゴロン
文香(Pさんの髪が・・・!)
P「ん・・・?」
P(何かいつもより良い匂いするな。ちひろさん洗剤変えたのかな?)クンカクンカ
文香(はうぅ)
文香(Pさんの顔を押し付けられて、Pさんの香りが・・・)
P(柔らかいし暖かいし・・・)フニフニナデナデ
文香(んっ、あっ)
P(何か、この枕落ち着くなぁ)ギュスリスリ
文香(ああ・・・そんな、抱きしめるように頬擦りされては・・・ああ)
文香(腕の温もりや、擦り付けれるように届くPさんの匂い。ああ、ああ)
P「・・・」スヤァ
文香(Pさんは寝てしまったようですね・・・ここらで解除を・・・)
文香(・・・いや、ここで解除したら、このすっぽり抱きしめられてる体勢が損なわれてしまうのでは?)
文香(それに・・・もうこのままで良いような気がしてきました。気持ちがふわふわして、ぽかぽかして・・・)
5:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/31(日) 21:49:35.92
ID:sZ0OLAVo0
P「あー、何かめっちゃいい夢見た。今日も一日、文香のために頑張ろう」
文香「Pさん、おはようございます」
P「ああ、おはよう文香。・・・あれ?今仮眠室の方から来なかった?何で?」
文香「昨日は家に帰られなかったみたいですが・・・よく眠れましたか?」
P「ああ、何か知らないけど枕が抜群に良くって。最高だったよ」
P「柔らかくて、暖かくて、側にあると安心して・・・あんな枕みたいな人をお嫁さんに貰いたいね」
文香「・・・そんなに褒められると、照れてしまいます」
P「あの枕家に持ち帰りたいなぁ。ちひろさんくれるかな」
文香「も、もう同棲ですか・・・?その、不束者ですが、よろしくお願いします・・・」
P「さっきから何言ってるの?」
6:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/31(日) 21:50:15.23
ID:sZ0OLAVo0
P「・・・そうだ。もう一つ、質問いいかな?」
文香「?はい。どうぞ」
P「晶葉Pの奴に、好きな食べ物聞いたって本当?」
文香「・・・ええ、はい」
P「それって・・・お弁当作ってあげたいから、とか?」
文香「いえ・・・私は別に」
P「・・・なら、いいんだけど・・・」
文香「・・・もしかして、焼き餅を、してくれているのですか・・・?」
P「えっ!?いや、俺はただ、アイドルとしての文香が心配で・・・」
文香「・・・大丈夫ですよ。私はいつでもPさんの側に居ますから・・・お休みの時でも」
P「それで、晶葉Pに質問した理由ってなんなの?」
ウサミンロボ「『乙女の秘密』防衛フェイズに移行するウサ」ズダダダダダダ
P「あばばばば」
-終わり-
7:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/31(日) 21:50:44.27
ID:sZ0OLAVo0
おまけ
藍子(さぁ、枕になってPさんを癒します!)
藍子(Pさんまだかな・・・)
藍子(遅いな・・・)
藍子「ぐぅ」
P(この枕すごいめっちゃ眠れる)スヤァ
有休全部溶かした。
8:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/31(日) 21:51:11.82
ID:sZ0OLAVo0
おまけ2
凛「聞いて来たよ。ポニーテールが好きなんだってさ」
晶葉「そ、そうか!早速結って見せに・・・」ササシュルル
凛「待ってよ」
晶葉「ああ、凛への礼が先だったな。何が欲しい?また『体臭が10倍になるスイッチ』か?」
凛「ううん。今度は文香が使った奴が欲しい」
晶葉「『枕に変化するスイッチ』か?あれは今、思念回路の調子が悪くて意志での解除ができないんだが・・・」
凛「ああ、うん。それでいいよ。好都合」
晶葉「?」
凛P(何か知らんが枕になってしまった)ボフン
凛「わぁ、具合の良さそうな枕。ちょっとお昼寝しようかな」
P(ま、まずい!)
凛「んーっ」ギュウッ
凛「んーっ」クンカクンカ
P(ああやばいやばい凛の髪とほっぺたと胸がぎゅーってなって最高)
凛(この温度・・・そろそろかな?)ポチッ
P「あぁ・・・凛・・・凛・・・」ボフン
P「!?」
凛「Pさん!?私が昼寝してる間に、一体何を・・・?」
P「ご、誤解だ凛!違う・・・」
凛「あーあ、これはもう一生をかけて償うしかないね。結婚しよ」ギューッ
凛「んーっ」クンカクンカクンカクンカ
P「あぁ・・・」
9:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/31(日) 21:51:48.18
ID:sZ0OLAVo0
おまけ3
まゆ「聞いて来ましたよぉ。ウサミミが好きだそうですぅ」
晶葉「よしっ!早速助手にアピールを・・・」スチャッ
まゆ「・・・晶葉ちゃん?」
晶葉「ああ、まゆへの礼が先だったな。何がいい?」
まゆ「『猫に変化するスイッチ』を・・・」
晶葉「ああ、あれからまだ改良してなくてだな・・・このスイッチでしか解除できないままなんだが・・・」
まゆ「それでいいですよぉ」
まゆP(何か知らんが猫になった)ニャア
まゆ「あら、可愛い猫ちゃん。まゆと一緒に暮らしましょうねぇ♪」ダッコ
P「んにゃあ!?」
-終わり-
10:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/31(日) 21:52:14.92
ID:sZ0OLAVo0
以上になります。
流行れ。アイドル七変化SS。
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