1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:24:24.00
ID:TsdvToGN0
サターニャ「最近のガヴリールは、少し私を馬鹿にしすぎな気がする……」
サターニャ「だからあいつに悪魔的行為をして、私が大悪魔だということを思い知らせてやるわ!」
サターニャ「クックック……待ってなさいガヴリール。今日があんたの命日よ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:25:33.56
ID:TsdvToGN0
-教室-
ガヴ「おはよー……」
ヴィーネ「おはようガヴ」
ガヴ「ふわぁぁ……」
ヴィーネ「ひどい顔ね……また徹夜でもしたの?」
ガヴ「んー、まあね」
ヴィーネ「いい加減ちゃんと寝ないと身体壊すわよ?」
ガヴ「へいへい」
サターニャ(来たわねガヴリール……それじゃあ行くわよ、悪魔的行為その1!)
サターニャ「おはようガヴリール」
ガヴ「ん?なんだ、居たのかサターニャ」
サターニャ「居るわよ!同じクラスでしょうが!」
ガヴ「あーすまん。気付かなかった」
サターニャ「ぐぬぬ……」
サターニャ(相変わらずムカつくやつね!でもここは抑えて……)
3:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:26:15.94
ID:TsdvToGN0
ガヴ「で、何の用だ?悪いけど、今はお前の悪ふざけに付き合う気は……」
サターニャ「ああ、別にあんたは何もしなくていいわ。そのままそこに座ってなさい」
ガヴ「はあ?一体何を……」
ワシャッ
ガヴ「え?」
サターニャ「……」ワシャワシャ
ガヴ「ちょっ、お前何して……」
サターニャ「何って、頭を撫でてるのよ。そんなことも分からないの?」ワシャワシャ
ガヴ「いや、そうじゃなくて……」
サターニャ「……」ワシャワシャ
ガヴ「だー!もう、やめろ馬鹿!」
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:27:18.18
ID:TsdvToGN0
サターニャ(クックック……これぞ悪魔的行為その1、「突然頭を撫でる!」)
サターニャ(髪の毛をクシャクシャにされることでガヴリールは嫌な気分になるはず……まさに悪魔的ね!)
サターニャ(そして……)
サターニャ「随分とテンションが低いじゃない、ガヴリール。いつもの威勢の良さはどこへ行ったのかしら?」ワシャワシャ
ガヴ「あ?」
サターニャ「まったく、これじゃあ私のライバルとしてちっとも相応しくないわね」ワシャワシャ
ガヴ「……」
サターニャ「悔しかったら何か言い返してみなさい、この駄目天使」ワシャワシャ
サターニャ(思いっきり煽る!)
5:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:28:20.69
ID:TsdvToGN0
サターニャ「ま、たとえあんたが本気を出したとしても私に敵うはずは……」ワシャワシャ
ガヴ「ふんっ」ドゴォッ
サターニャ「おごぉっ!?」
ガヴ「いい度胸だなサターニャ……よっぽど私のサンドバッグになりたいと見える」ポキポキ
サターニャ「おおお……」プルプル
ガヴ「今の私は機嫌が悪いんだ。お前がその気なら、そのアホな脳天カチ割って角をへし折ってやろうじゃないか」ポキポキ
サターニャ「ふ、ふん。そうやって偉そうな口をきけるのも今のうちよ!」
ガヴ「そうか。じゃ、遠慮なく……」
・
・
・
・
・
・
サターニャ「」チーン
ガヴ「バーカ」
サターニャ(あれ?これいつもと変わらなくない?)
6:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:28:56.29
ID:TsdvToGN0
ガヴ「ったく、サターニャのせいで髪がボサボサじゃないか。ヴィーネも何か言って……」
ヴィーネ「……」
ガヴ「ヴィーネ?」
ヴィーネ「ね、ねぇガヴ。私もガヴの髪をワシャワシャしても……」ウズウズ
ガヴ「なんで!?」
サターニャ(まあいいわ。まだ悪魔的行為はたくさん用意してある……ここからが勝負よ!)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
7:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:29:38.33
ID:TsdvToGN0
-校庭-
ガヴ「はー……ドッジボールとかクソめんどいんだけど」
ヴィーネ「授業なんだから仕方ないじゃない。真面目にやりなさいよ?」
ガヴ「やだよ。滅びろ全国の体育教師」
ヴィーネ「ドッジボールをやらせただけで!?」
サターニャ(ドッジボールか……丁度いいわね。それじゃあ行くわよ、悪魔的行為その2!)
8:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:30:23.60
ID:TsdvToGN0
ピーッ
ガヴ(たりぃ……さっさと当たって外野へ行くか)
ガヴ「へいへーい。誰か当ててくれー」ヒラヒラ
上野「おっ、天真さんどフリーだね!くらえー!」ブンッ
ガヴ(よし。これであとはゆっくり……)
バシッ
ガヴ「へ?」
サターニャ「クックック……」
ガヴ「なっ……サターニャ!?」
サターニャ「お返しよ!食らいなさい我が魔球!」ブォンッ
上野「きゃあっ!?」ドガッ
サターニャ「なーはっはっはー!私にドッジボールで勝とうなんて5万年早いのよ!」
9:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:31:27.80
ID:TsdvToGN0
サターニャ(これぞ悪魔的行為その2……「ガヴリールを外野へ行かせない」!)
サターニャ(運動が苦手なガヴリールはすぐに外野へ行きたがるはず……それを徹底的に邪魔してやるわ!)
ガヴ「お前なんで……」
サターニャ「覚悟しなさいガヴリール。私がいる限り、あんたにボールが届くことはないわ!」
ガヴ「はあ?」
サターニャ「時間いっぱいまで内野に立たされる恐怖……とくと味わいなさい!」
田中「このっ、上野の仇ー!」ブンッ
サターニャ「おっと、いいボールじゃない。けど……」バシッ
サターニャ「この程度じゃ、このサタニキア様は止められないわ!」ブォンッ
田中「うわっ!」ドガッ
サターニャ「クックック……さあどこからでもかかってきなさい、人間ども!」
ガヴ「……」
10:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:32:13.64
ID:TsdvToGN0
ガヴ(まあ、サターニャが守ってくれるなら別にそれでもいいか)
ガヴ(どっちにしろ、私は動かなくて済むんだし……)
<ネェ、ミタ? サッキノ
<ミタミタ! クルミザワサンガテンマサンノコトヲマモッテタネ!
ガヴ「!?」
<モシカシテ、クルミザワサンハテンマサンノコトガスキナノカシラ
<アリエル! アノフタリ、イッツモナカヨシダモンネ!
ガヴ(こ、これは……)
11:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:32:58.56
ID:TsdvToGN0
ヴィーネ「えいっ!」ブンッ
サターニャ「ふんっ」バシッ
ヴィーネ「なっ!」
サターニャ「私じゃなくてガヴリールを狙うとは、少しは頭が回るようね、ヴィネット」
サターニャ「けど今日の私はガヴリールのガーディアン(妨害者)。この程度屁でもないわ!」ブォンッ
ヴィーネ「きゃあっ!」ドガッ
<マタテンマサンノコトヲマモッタワヨ! ヤッパリスキナノネ!
<キャー! ガヴサタサイコウ!
ガヴ「お、おいサターニャ。もうこの辺で止めて……」
サターニャ「なーはっはっはー!今さら後悔してももう遅いわ!さあ、どんどん行くわよ!」
ガヴ「話を聞け!」
12:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:33:39.86
ID:TsdvToGN0
サターニャ(ふふふ……嫌がってる嫌がってる。この作戦は大成功のようね)
サターニャ(次もこの調子で行くわよ、レッツ悪魔的行為!)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
14:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:34:50.50
ID:TsdvToGN0
-昼休み-
ガヴ「あー、ドッジボール疲れた……」
ヴィーネ「疲れたって……あんたほとんど何もしてなかったじゃない」
ガヴ「心労的な意味でだよ……ったく」
ヴィーネ「まあいいわ。それより、早く学食へ行きましょう?」
ガヴ「いや、私はパス。今月もうお金無いんだよね」
ヴィーネ「お金無いって……来月までまだあと一週間あるわよ」
ガヴ「仕方ないじゃん。限定ガチャがさー……」
サターニャ(予想通り、今のガヴリールは金欠……それじゃあ行くわよ、悪魔的行為その3!)
サターニャ「惨めねガヴリール。お昼ごはんを買うお金も無いのかしら?」
ガヴ「そうだよ。何か文句あるか」
サターニャ「今日はそんなあんたに、私が菓子パンを持ってきてあげたわ!」ガサッ
ガヴ「は?」
サターニャ「たくさんあるから、どれでも好きなのを選びなさい!」
ガヴ「……どういう風の吹き回しだ?」
15:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:35:43.29
ID:TsdvToGN0
サターニャ(クックック……これぞ悪魔的行為その3、「菓子パン餌付け」!)
サターニャ(ここにあるのはどれも一袋700キロカロリー超えの高カロリーの菓子パンたち……)
サターニャ(こんなものを幾つも食べれば太ってしまうこと間違いなし!ああ、なんて悪魔的なのかしら!)
サターニャ「ただの大悪魔の気まぐれよ。さあ、遠慮なく食べるがいいわ!」
ガヴ「そうか。じゃ、遠慮なく……」
サターニャ「どーぞどーぞ。あ、ヴィネットも食べる?」
ヴィーネ「いや、私は遠慮しておくわ」
ヴィーネ(太りそうだし……)
16:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:36:23.55
ID:TsdvToGN0
ガヴ「……」モグモグ
サターニャ(よし、第1段階はクリア。そして……)
サターニャ「ねぇガヴリール」
ガヴ「んむ?」モグモグ
サターニャ「菓子パンを食べてると、喉が渇いてこない?」
ガヴ「んー……まあそうだな」モグモグ
サターニャ「そう言うと思って、ちゃんと飲み物も用意しておいたわ!」トンッ
ガヴ「まじか。さんきゅー」モグモグ
サターニャ(取り出したるは糖分の王様、コーラ!)
サターニャ(これをガヴリールに飲ませて、どんどんメタボリックにしてやるわ!)
17:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:37:13.97
ID:TsdvToGN0
ガヴ「……」ゴクゴク
サターニャ(クックック……飲んでる飲んでる。自分がデブリールになるとも知らずに……)
サターニャ「さあ、菓子パンはまだまだ沢山あるわ!どんどん食べなさい!」
ガヴ「おー」モグモグ
ヴィーネ「サターニャ……あんまりガヴを甘やかしちゃダメよ?」
サターニャ「ヴィネットにだけは言われたくないわね」
ガヴ「同感だ」モグモグ
ヴィーネ「なんでよ!?」
サターニャ(いい感じね。ガヴリールが私のことを大悪魔と認める日もそう遠くないはず……)
サターニャ(でもまだまだ足りないわ!駄目押しの悪魔的行為、決めてやるわよ!)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
18:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:38:12.45
ID:TsdvToGN0
-放課後-
ガヴ「さて、さっさと家に帰ってネトゲでも……」
サターニャ「待ちなさいガヴリール!」
ガヴ「なんだよサターニャ」
サターニャ「どうせ暇なんでしょ?今から私に付き合いなさい!」
ガヴ「いや暇じゃねぇし。この後イベントが……」
サターニャ「いいから!黙って付いてきなさい!」グイグイ
ガヴ「ちょっ!引っ張んな!」
サターニャ(いざ、決戦の舞台へ!)
・
・
・
・
・
・
19:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:39:08.18
ID:TsdvToGN0
ガヤガヤ……
ガヴ「……で、なんでゲーセンなんだ?」
サターニャ「決まってるじゃない。あんたと勝負するためよ、ガヴリール!」
ガヴ「懲りないなお前も……」
サターニャ(クックック……これぞ悪魔的行為その4、「制服でゲーセン」!)
サターニャ(もし学校の先生に見つかったら生活指導間違いなしのこの状況で、ガヴリールのことを散々に弄んでやるわ!)
ガヴ「それで、何で勝負するつもりなんだ?」
サターニャ「決まってるじゃない。アレよ!」ビシッ
ガヴ「……エアホッケー?」
サターニャ(そう。運動音痴のガヴリールには、身体を動かす勝負を挑めばいい……鉄板ね!)
20:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:39:47.56
ID:TsdvToGN0
サターニャ「もちろん、ただやるだけじゃつまらないわ。勝った方は負けた方の言うことを1つ聞く。これでどうかしら?」
ガヴ「別にいいけどさ……お前エアホッケーやったことあるの?」
サターニャ「愚問ね。昨日1回だけやったわ!」
ガヴ「1回かよ」
サターニャ「そういう訳で、ルールの把握はバッチリよ……さあ始めましょう、地獄のデスゲームを!」
ガヴ「はいはい」
サターニャ「じゃ、お金を入れて……っと」チャリン
サターニャ(ククク……見てなさいガヴリール。今に吠え面かかせてやるんだから!)
21:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:40:45.54
ID:TsdvToGN0
ガヴ「あ、そうだ。始める前に1つ聞いておきたい事が……」
サターニャ「おっと!その手には乗らないわ!」ビシッ
ガヴ「え?」
サターニャ「またそうやって私の事を惑わすつもりなんでしょう?けど残念ね!今日の私には秘策があるのよ!」
ガヴ「はあ……」
サターニャ「まず1つ目、耳栓!」
サターニャ「これであんたの声は聞こえないわ!ざまあ見なさい!」
サターニャ「そして2つ目!目隠し!」
サターニャ「これであんたの顔も見えないわ!完璧ね!」
サターニャ「さあ、どっからでも掛かってきなさい、ガヴリール!今の私は無敵よ!」
22:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:42:02.69
ID:TsdvToGN0
・
・
・
・
・
・
サターニャ「負けた……まさか台まで見えないなんて……」ガックリ
ガヴ「いや、やる前に気付けよ」
サターニャ「くっ、完璧な作戦だと思ってたのに……!」
ガヴ「……」
サターニャ(マズいわ。このままじゃガヴリールを弄ぶ計画が……!)
ガヴ「それじゃあ、今回は私の勝ちってことで……」
サターニャ「待ちなさい!いつ私が1回勝負だなんて言ったの?」
ガヴ「はあ?」
23:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:42:33.36
ID:TsdvToGN0
サターニャ「今度はあっちのゲームで勝負よ!その総合成績で真の勝者を決めるわ!」
ガヴ「お前本当は遊びたいだけなんじゃ……」
サターニャ「うっさいわね!さっさと行くわよ!」
サターニャ(今度こそ、今度こそ私が……!)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
24:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:43:30.05
ID:TsdvToGN0
筐体『グォォオオオオ……!』
ガヴ「……ゾンビゲーム?」
サターニャ「いいでしょう?悪魔的で!」
ガヴ「いや、これ協力プレイするやつだぞ?分かってんのか」
サターニャ「それならクリアしたときのスコアで勝敗を決めればいいわ!」
ガヴ「まあ何でもいいけどさ……」
サターニャ「それじゃあお金を入れて……っと」チャリン
筐体『ミッションを選択して下さい』
サターニャ「お、始まったわね!……で、これはどうやって操作すれば良いのかしら」
ガヴ「そこの銃を持って、やりたいミッションに照準を合わせて撃てばいいんだよ」
サターニャ「なるほど。じゃあこの洞窟のやつにするわ!」バンッ
25:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:44:45.11
ID:TsdvToGN0
筐体『ミッションスタート』
サターニャ「ほら、ガヴリールも銃を持って!」ウキウキ
ガヴ「はいはい」
筐体『グォォオオオオ……』
サターニャ「さっそく敵が出てきたわ!撃てばいいのよね?」
ガヴ「おう。どんどん撃て」バンバン
サターニャ「任せなさい!」バンバン
筐体『グァアアアッ!』
ガヴ「お前中々上手いな」カチッ
サターニャ「ふふん。私の動体視力を甘く見ないことね!」
26:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:45:41.46
ID:TsdvToGN0
筐体『グルルルル……!』
サターニャ「お、また出てきたわね!死になさい!」カチカチッ
サターニャ「……あ、あれ?」カチカチッ
サターニャ「ちょっとガヴリール!弾が出なくなったんだけど!?」
ガヴ「馬鹿かお前は!リロードしろ!」バンバン
サターニャ「え?リ、リロードってどうやってやるのよ!?」
ガヴ「銃の下側に赤いボタンがあるだろ!そこを押せ!」バンバン
サターニャ「ここね!」カチッ
筐体『ガァァアアアッ!!』
サターニャ「マ、マズい!敵が攻撃を!」
ガヴ「右腕を狙え!」バンバン
サターニャ「オーケー!」バンバン
27:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:46:25.70
ID:TsdvToGN0
筐体『グァアアアッ!?』
サターニャ「ふぅ、何とか一命は取りとめたわね……」
ガヴ「おい、気を抜くな。すぐに追撃がくるぞ」カチッ
サターニャ「ふふん。何が来ようと私の敵じゃないわ!」カチッ
筐体『ブゥゥゥン……』
サターニャ「って、虫ぃ!?」
ガヴ「早く撃て!刺されるぞ!」バンバン
サターニャ「ひぃぃいいっ!キモいキモいキモい!」バババババン
ガヴ「そう言いながらも正確に撃ち落としていくのは流石だな……」バンバン
28:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:47:24.41
ID:TsdvToGN0
筐体『第1ステージクリア!』
サターニャ「はぁはぁ……あとどれだけ続くの?これ」
ガヴ「全部で3ステージあるみたいだな」
サターニャ「くっ……こうなったら最後までクリアしてやるわ!」
ガヴ「おう。望むところだ」
筐体『第2ステージスタート』
・
・
・
・
・
・
29:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:48:15.03
ID:TsdvToGN0
筐体『ゴォォォオオオオ……』
サターニャ「こいつがラスボス……なんて言うか、めちゃくちゃデカいわね」
ガヴ「そうだな。私が弱点の頭を狙うから、サターニャは攻撃を防いでくれ」バンバン
サターニャ「任せなさい!」バンバン
筐体『グルァァアアッ!!』
サターニャ「岩を投げてきたわね……でも」
サターニャ「私にそんな攻撃は通用しないわ!」バババン
筐体『ドゴォォオオン……』
サターニャ「スキありよ!行きなさいガヴリール!」カチッ
ガヴ「おう!食らえ!」バンバンバン
30:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:48:53.49
ID:TsdvToGN0
筐体『グゥゥゥッ……』
サターニャ「よしっ!効いてるわ!」
ガヴ「まだまだー!」バンバン
筐体『ゴガァァアアアア!!!』
ガヴ「反撃……!サターニャ!」カチッ
サターニャ「オーケー!」バババン
筐体『ギィィィイイイッ……!』
サターニャ「なっ!?止まらな……!」バンバン
筐体『グシャッ!!』
サターニャ「ガヴリール!?」
31:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:49:42.09
ID:TsdvToGN0
ガヴ「くっ、ここまでか……」
サターニャ「そんな、ガヴリールが死……」
ガヴ「諦めるな!」
サターニャ「!」
ガヴ「あいつはもう虫の息だ!あと少しで倒せる!」
筐体『フーッ……フーッ……』
ガヴ「止めをさせ、サターニャ!」
サターニャ「わ、分かったわ!」カチッ
サターニャ「食らいなさい……デビルズショット!!」バババン!!
32:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:50:31.43
ID:TsdvToGN0
筐体『ォォオオオオオオオ……!!』
サターニャ「ぁああああああああ!!!」ババババババ!!
筐体『グァァアアアアアッ!!』
サターニャ「おりゃぁああああああ!!!」バババン!!
筐体『ズゥゥン……』
サターニャ「や、やった……?」
ガヴ「ああ!やったぞ!」
筐体『ミッションコンプリート!コングラッチュレーション!』
ガヴ&サターニャ「いえーい!」パンッ
ガヴ&サターニャ「……あ」
33:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:51:27.14
ID:TsdvToGN0
サターニャ「ふ、ふん!まあ、中々面白いゲームだったんじゃないかしら?」プイッ
ガヴ「そ、そうだな」プイッ
サターニャ「あ、それよりほら、スコアが出てるわよ!」
ガヴ「どれどれ……ちっ、サターニャの方が若干多いな」
サターニャ「まあ最後に止めをさしたのは私だし、当然よね!」
ガヴ「これで1勝1敗か……まだやるのか?」
サターニャ「当然!次はあそこのレースゲームで勝負よ!」
ガヴ「はいはい。こうなったらとことん付き合ってやるよ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
34:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:52:22.29
ID:TsdvToGN0
-1時間後-
サターニャ「2勝2敗1分け……結局引き分けじゃないの!」
ガヴ「まあ、サターニャにしては頑張った方じゃないか?」
サターニャ「勝たなきゃ意味がないのよ!もう1回勝負よガヴリール!」
ガヴ「やだよ。疲れたし」
サターニャ「ぐぬぬ……!」
ガヴ「……」
サターニャ(もー!これじゃあ悪魔的行為じゃなくて、ただ遊んでただけじゃない!)
サターニャ「……」ムスーッ
ガヴ「……っていうかさ、今日のお前やけに私に絡んでくるよな」
サターニャ「え?」
ガヴ「なんか理由でもあんのか?」
サターニャ「ふふん、決まってるじゃない」
35:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:53:13.72
ID:TsdvToGN0
サターニャ「あんたに、私が大悪魔であることを思い知らせようとしてたのよ!」
ガヴ「……」
ガヴ「……はあ」
サターニャ「なによ!反応薄いわね!」
ガヴ「いや、今日のお前が大悪魔って……どこが?」
サターニャ「なっ!?あれだけの悪魔的行為をしておいて、まだ足りないって言うの!?」
ガヴ「だからどれの話だよ」
サターニャ「だから、朝に髪をクシャクシャにしたやつとか、ドッジボールで外野に行かせないようにしたやつとか……」
ガヴ「え、あれ悪魔的行為だったの?」
サターニャ「んなぁっ!?」ガーン
サターニャ(嘘でしょ!?まさかそんな……)
36:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:54:23.87
ID:TsdvToGN0
サターニャ「ほ、他にもほら、昼に菓子パンを食べさせたり、こうやって無理やりゲーセンに連れてきたり……!」
ガヴ「ただの遊びたがりなやつじゃねぇか」
サターニャ「違うわ!!」
サターニャ(くっ、やはりこの程度じゃ、私を大悪魔だと認めてくれないってことなの!?)
サターニャ「……いいわガヴリール。あんたがその気なら、こっちにも考えがある」
ガヴ「え?」
サターニャ「あんたが私の事を大悪魔だと認めてくれるまで、もっと恐ろしい悪魔的行為をし続けてやるんだから!」
ガヴ「……」
サターニャ「覚悟しなさいガヴリール!そうやって余裕ぶっていられるのも今のうちよ!」
37:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:54:55.73
ID:TsdvToGN0
ガヴ「……あのさ、サターニャ」
サターニャ「何よ!」
ガヴ「私と仲良くしたいなら、素直にそう言っても……」
サターニャ「だから違うっつってんでしょうが!!!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
38:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:55:48.16
ID:TsdvToGN0
-後日-
ヴィーネ「……ねぇ、サターニャ」
サターニャ「なに?ヴィネット」
ヴィーネ「サターニャって、ガヴのこと好きなの?」
サターニャ「はあ?何言ってんのよ。そんな訳ないじゃない」
サターニャ「ガヴリールは倒すべき宿敵よ。むしろ嫌いな部類ね!」
ヴィーネ「そうなんだ……じゃあなんで」
ガヴ「あーん」
サターニャ「はい」スッ
ガヴ「……」モグモグ
ヴィーネ「ガヴにうどんを食べさせてるの?」
39:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:56:57.37
ID:TsdvToGN0
サターニャ「クックック……これは悪魔的行為その18、「うどん食べさせ」よ!」
ヴィーネ「何それ」
サターニャ「これは私がガヴリールにうどんを食べさせることで、食べるペースを乱すという……」
ガヴ「おいサターニャ。早くしろ」
サターニャ「え?ああ、ごめんなさい」スッ
ガヴ「……」モグモグ
ヴィーネ「……」
サターニャ「……そういう、恐ろしい悪魔的行為よ!」
ヴィーネ「いや、あんたがペース乱されてるじゃない」
40:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:58:12.49
ID:TsdvToGN0
サターニャ「うっさいわね!これも作戦の内よ!」
ヴィーネ「というかガヴもなんで素直に食べてるのよ……」
ガヴ「んーまあ、割と便利だし、悪魔的って言えば大体何でもやってくれるからな」モグモグ
ガヴ「バカとハサミは何とやらってやつだ」モグモグ
ヴィーネ「だそうよ。サターニャ」
サターニャ「なっ!あんたまだ私のこと馬鹿にしてたの!?」
ガヴ「いえいえ、滅相もございません大悪魔様」
ガヴ「私はうどんを無理やり食べさせられて、大変苦しゅうございます」
サターニャ「ふふん!そうよね!もっと苦しみなさい!」スッ
ガヴ「……」モグモグ
41:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 22:58:54.84
ID:TsdvToGN0
サターニャ「さあこの調子で、私の恐ろしさをその身に刻み込んでやるわ!覚悟しなさい、ガヴリール!」スッ
ガヴ「うーす」モグモグ
ヴィーネ「……ダメだこりゃ」
-おしまい-
42:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 23:00:00.94
ID:TsdvToGN0
無自覚ガヴサタっていいよね……
ラフィは出すタイミングが無かった。ごめん。
HTML化依頼出してきます。
43:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/04(木) 23:01:00.22 ID:qHRNovIOO
乙
サターニャは頭サタニキア可愛い
46:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/05(金) 12:58:11.28 ID:dUovBTEy0
やはりガヴサタやで…
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493904263/
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