ジェノ子「私はジェノ子。先生の弟子だ」タツマキ「弟子? このハゲの?」

2020-12-26 (土) 00:06  その他二次創作SS ワンパンマン   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/11/16(月) 01:52:39.67 ID:Btb/boOPO

「ただいま」
「おかえりなさい、先生」
「いや~帰り道で犬のクソを踏んじまってさ。悪いけど俺の靴を洗っておいて……」

汚れたブーツをこちらに手渡そうとして、サイタマ先生は固まった。目をごしごし擦る。
そして再びこちらを凝視してから、問うた。

「お前、ジェノスか?」
「違います、先生。俺は……いや、私は今日から『ジェノ子』です。お見知り置きを」

先生が戸惑うのも無理はない。当然の反応。
何せ俺は、いや"私"は生まれ変わったのだ。
女性型ボディに換装して、私は女となった。

「ジェノ子って……意味わかんねえよ」
「先生」
「な、なんだよ」
「"強さ"とは、なんでしょう?」

ずっとその答えを探し求めて、解を得た。

「"強さ"とはつまり、相対的なもの」
「は?」
「戦慄のタツマキやサイタマ先生を観察して理解しました。どう見ても強そうに見えない者こそ、真の強者となる資格を有しているのだと。故に私は敢えて弱者となりました」
「おい、お前さらっと失礼じゃね?」

私は弱くなった。そして真の強さを得た。




タツマキ「す、好きじゃないわよ……」サイタマ「じゃあ、やめるか?」

2020-11-04 (水) 12:01  その他二次創作SS ワンパンマン   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/10/03(土) 22:31:24.98 ID:OrrkKALEO

「んぅ……」

その少女はその晩、眠れぬ夜を過ごしていた。

「……全然眠れないわ」

真っ暗な寝室のベッドに横たわり、膝を抱えるように丸くなっている小さな少女は、いつもよりさらにちっぽけな存在に見えた。

「なんなのよ……アイツ」

まるで子供が悔しがるように歯を食いしばりながら不満を口にする少女の頬は、湧き上がる怒りか、はたまたそれ以外の感情によって赤く染まっていて、閉じた両のふとももを擦り合わせる。

「いきなりこの私を抱きしめるなんて……」

少女の不満の理由はとある同業者の突発的かつ不可解な行動に起因する。

「この私が身動きひとつ取れないなんて」

その男は見るからに弱そうな奴だった。
にも関わらず、完璧に動きを封じられた。
無論、即座に脱出を試みたが出来なかった。

「私を誰だと思ってるのよ……」

彼女の名前はタツマキ。戦慄のタツマキだ。
ヒーロー協会に所属し、ランキングは2位。
つまり、この世界で2番目に強い存在だ。
1位のブラストは現在消息不明なため、実質的に彼女はもっとも強いヒーローとも言える。

「……私は強い」

見た目は小さな少女だが、彼女は強いのだ。

「強い筈なのに……どうして」

どうして、あの男を振り払えなかったのか。




タツマキ「サイタマ、抱っこして」サイタマ「ん? ああ、いいぞ」

2019-11-17 (日) 12:01  その他二次創作SS ワンパンマン   1コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/14(月) 23:52:55.97 ID:XuhOLFIKO

本作品にはweb版のネタバレが含まれておりますので未読の方はくれぐれもご注意ください。

それでは以下、本編です。




2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/14(月) 23:55:35.97 ID:XuhOLFIKO

「サイタマに会いたいわ」

姉が突然そんなことを言い始めた。
普段から何を考えているのかわからない人だが、それでも妹として推察してみる。

先日、私と姉は大喧嘩を繰り広げて、そしてサイタマもその騒動に巻き込まれた。
いや、巻き込んでしまったと言うべきか。
彼には随分と迷惑をかけてしまった。

最終的に姉は私の意思を尊重してくれた。
独りでは弱く、何も出来ない私に対して他人を切り捨てろと主張していた姉が折れた形だ。
恐らく、サイタマとの戦闘中のやり取りで思うところがあっただろう。つまり彼のおかげだ。

A級ヒーローとなったサイタマこと、通称『ハゲマント』はS級ヒーローである私の姉、『戦慄のタツマキ』に対して一切物怖じせずに立ち向かい、互角以上の立ち回りを見せて、私達の姉妹喧嘩を仲裁してくれた。全ては彼のおかげだ。

超人的な姉とは違い、私は凡人だ。
『地獄のフブキ』などと大層な呼ばれ方をしているが、実力はB級止まりでしかなく、私だけでは姉の言い分を曲げることは不可能だった。
サイタマの言葉を借りるならば、彼と『知り合い』になっていたおかげで辛くも難を逃れた。

今回の一件で自らの弱さを改めて自覚したが、私は自分の方針に自信を持てた。
これからも他人との繋がりを大事にしていく。
無論、それは私自身の強さとは言えない。
他ならぬサイタマにも以前こう言われた。

『独りで戦わないといけない時が来る』と。

だから私はきっと強くはなれないだろう。
しかし、それでもいいと今では思う。
別に、私がヒーローになれなくてもいい。

悪に立ち向かうヒーローの手助けがしたい。

今後はそうした形でサポートをしていく。
運良く知り合えた、本物のヒーローの為に。
だからこそ、姉と彼を会わせるのを躊躇った。




サイタマ「ハンター試験?」

2017-07-19 (水) 20:01  その他二次創作SS ハンターハンター ワンパンマン   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/05(水) 20:29:02.86 ID:g+DL1lZl0

サイタマ「ステーキ!!?」

ジェノス「はい、先生最近ワカメしか食べていないので…俺が奢ります」

サイタマ「っしゃぁぁっ!」

ジェノス「では、早速行きましょう」








サイタマ「ボロい所だな」ホジホジ

ジェノス「お気に召しませんでしたか?」

サイタマ「いや、食えればいいや」ウィィィン


店長「いらっしゃいっ ご注文は?」

サイタマ「ステーキ 弱火でじっくりな」

ジェノス(先生と同じメニューにすれば…メモメモ)

ジェノス「俺も ステーキ 弱火でじっくり」

店長「あいよーっ!お客さん、奥の部屋にどうぞーー!」

サイタマ「? 」

ジェノス「ほかの席も空いてるのに…何でしょう…俺が確かめて…」

サイタマ「まぁいいや、行こうぜ」

ウィィィィィン


サイタマ「…?」

ジェノス「罠か…!直ちにこの部屋を破壊します!」ウィィィン

サイタマ(何やってんだコイツ…)

ズンッ

サイタマ「腹減ったなー」

ジェノス「扉が開きましたね。行ってみましょう」




【SS】斉木楠雄VSワンパンマン

2015-12-23 (水) 18:01  その他二次創作SS 斉木楠雄のサイ難 ワンパンマン   0コメント  
1: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/13(金) 22:25:02.98 ID:m2A1m0oro

斉木楠緒VSワンパンマン
一撃目 超能力者以上!?Ψタマ登場
斉木(僕の名前は斉木楠緒、超能力者だ。今、僕は少々面倒な状況に陥っている)

???「私は人間共が環境汚染を繰り返すことによって生まれた!ワクチンマンだ!」

斉木(そう。怪人に襲われているのだ)

ワクチンマン「地球は一個のうんたらかんたら、貴様ら人間はうんたらかんたら」

斉木(最もこんな奴は僕が本気を出せばワンパンで鎮められる。面倒なのはそこじゃない。)

斉木(この世界にはヒーロー協会というものが存在する。基本的にはヒーロー側から任意で登録するものだが、たまに協会側から推薦が来るらしい)

斉木(この怪人を倒し、そんなのに目をつけられてしまったら、僕の平穏な生活が崩れてしまう)

斉木(幸いヒーローっぽいのが猛スピードでこちらに向かっているのをテレパシーで感知しているし、そいつに任せよう)




伊達みきお「あれがヒーロー認定試験会場か?」

2015-11-14 (土) 21:01  その他二次創作SS ワンパンマン 芸能人   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/04(水) 18:36:05.45 ID:4DI0GpFR0

・サンドウィッチマン×ワンパンマンのSS



2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/04(水) 18:39:41.48 ID:4DI0GpFR0

(伊達が歩いてくる)

伊達「興奮してきたなぁ……その割にはあんまし人がいねぇけど……少し遅れちまったかな?」

伊達「あ、ここが受付か。ええと、すいません!係りの方いませんかー?」

(スーツ姿の富澤が現れる)

富澤「いらっしゃいませー!何名様ですか?」

伊達「いらっしゃいませじゃねぇよ!ファミレスかここは」

伊達「一人だよ!ヒーロー試験受けに来たんだよ」

伊達「あなた試験官なんでしょ?ここでそんなカッコして立ってるってことは」

富澤「あ、はぁ……」

伊達「受け付けお願いできません?」

富澤「ええと、あのー……」

富澤「自首される方は隣の警察署の方にお願いしたいんですけど……」

伊達「だから、犯人じゃねぇよ!試験受けに来たって言ってんだろ!」

伊達「ヒーローになりたくて来たんだよ。確かにちょっとチンピラっぽい外見してるかもしれねーけどよ」