杉元佐一「少し席を外すぞ」アシリパ「オソマか?」

2021-09-16 (木) 03:02  その他二次創作SS ゴールデンカムイ   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/22(日) 21:15:50.24 ID:vpqtKWKGO

俺の名は杉元佐一。
帝国陸軍第一師団に所属していた元兵士だ。
露スケとの激戦を潜り抜けてついた渾名は『不死身の杉元』。

気に食わない上官をぶん殴って除隊されたあと、俺はどうしても金が必要で北海道で砂金を川底で浚っていたが、まったく取れない。

俺にはどうしても金が必要だった。
兵士になる前に惚れていた梅ちゃんこと梅子の目を治すためにはアメリカで手術をするしかない。戦死した梅子の旦那に頼まれたその使命を果たすために俺は一攫千金を夢見て毎日川底の砂を浚っていたが、そう甘くない。

北海道の砂金はもう枯渇していてほとんど残ってなどいなかった。しかし、噂を聞いた。
どこかに莫大な金塊が貯蔵されていると。
そしてその手がかりとなる地図は網走刑務所から脱獄した囚人達に刺青として彫られていて、それぞれの囚人に掘られたその地図をパズルのように組み合わせて金塊の隠し場所を探す必要があった。

「杉元」

だが、俺は広大な北海道の大地を隈なく探せるほど土地勘があるわけではなく、そんな矢先、ひとりのアイヌ民族の少女と出会った。

「またオソマを入れるつもりか?」

端正に整った顔立ちの大人びた少女の口からオソマ、つまり大きいほうの排泄物という意味合いのアイヌ語が発せられるたびに、俺はなんとも言えない残念な気分になる。




アシリパ「杉元……白石とオチウしても子供は出来ないぞ」

2017-11-07 (火) 21:01  その他二次創作SS ゴールデンカムイ   0コメント  
1: ◆Wd9XQcLkjx0n 2017/10/29(日) 22:33:35.03 ID:i2sNH4NUO

※時系列は夕張に着く前辺り

――深夜


白石「…………」こそこそ

杉元「……ん? オイ白石ッ、こんな夜中にどこ行くつもりだ?」

白石「ただの小便だけどよ……何で銃を構えてるんだよ?」

杉元「いや~てっきり白石が刺青人皮を持ってどっか逃げるつもりだと思ったからよ」

杉元「もし逃げるつもりならブチ殺して皮を剥いでいたぜ」

白石「もぉ~杉元ったらぁ~」

白石(危ねぇ危ねぇ……俺が土方と内通しているのバレて無いよな……?)