1:
◆3rO52l8V/c 2018/02/24(土) 21:05:45.88
ID:UcxCGlUw0
約12000字
容姿はデフォルトキャラ設定のラブコメです。
・
エンパイアクラブ内 執務室 昼
ご主人様「今、なんて?」
メイド秘書「ですから、結婚です」
ご主人様「突然、何を?」
メイド秘書「エンパイアクラブの経営も軌道に乗りましたし、そろそろ身を固めてもよろしいかと?」
ご主人様「しかし、結婚しようにも相手の問題が」
メイド秘書「あら、専属メイドの子達なら、喜んで引き受けてくれると思いますよ」
ご主人様「専属メイド、エンパイアクラブ運営にも関わる七人か」
ご主人様「ツンデレ、クーデレ、純真、ヤンデレ、姉、ボクっ娘、ドSか」
メイド秘書「専属メイドにしたということは、少なからず好意は持っているのでしょう?」
ご主人様「そうだけど」
メイド秘書「今すぐ決めろとは言いません。まずはゆっくりとお考え下さい」
ご主人様「うーん?」
メイド秘書「それと各種手続きはお任せください」
ご主人様「ありがとう」
メイド秘書「いえいえ、結婚のこと、しっかり考えてくださいね」
エンパイアクラブ内 ヤンデレメイド私室 昼
メイド秘書『いえいえ、結婚のこと、しっかり考えてくださいね』
机の上のノートパソコンのスピーカーからは、先程の会話が余すところなく再生されていた。
わかりやすく説明すると盗聴である。
ヤンデレ「えぇ!?」
ヤンデレ「ご主人様がご結婚!?」
ヤンデレ「それも専属メイドの誰かと!?」
ヤンデレ「……でもご主人様ならば、きっとわたくしを選んでくれるはずです」
ヤンデレ「……ふふふ、ご主人様のプロポーズが楽しみです……」
ヤンデレ「……あはは、わたくしの心の準備は出来ています……」
ヤンデレ「……いったいどんなプロポーズをしてくださるのでしょう?……」
ヤンデレ「……」
ヤンデレ「……」
ヤンデレ「……でも」
ヤンデレ「もしも、プロポーズの相手がわたくしではなかったら?……」
ヤンデレ「……嫌です……」
ヤンデレ「怖いです……」
ヤンデレ「寂しいです……」
ヤンデレ「……ご主人様、ご主人様、ご主人様、ご主人様、ご主人様ぁ……」