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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/20(日) 23:40:42.55
ID:06K62MaI0
原作1巻後半、血を抜かれる前くらいのシャミ桃ifです。
2、3巻くらいの内容も多少含みますのでご注意ください。
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/20(日) 23:46:03.46
ID:06K62MaI0
「いけてる、いいペースだよ!」
既に恒例となりつつあるシャミ子の体力強化マラソンは、そこそこに順調に運んでいると言えた。
シャミ子はたいそうへっぽこだったけれど、それと同じくらいのがんばり屋さんだったのは嬉しい誤算。
何週間かそこそこみっちりやってきたお陰で、出会った頃に比べたら今ではまぁなんとか……ナメクジレベルから死ぬほど運動音痴の人間くらいにはなれたかなと思う。
ふりふり揺れるまぞくのしっぽと小さな背中を目で追いながら、あと少し、がんばれてるよ、と励ましの声をかける。だんだんいつものコースだと余裕を持って走れる様になって来たので、今日は少しだけコースの距離を伸ばしているのだ。
シャミ子も体力の向上を実感しているのか、今回は乗り気だった。