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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 06:57:21.33
ID:DUPiUYDR0
注意・ガングートの時報ネタバレがあります。
また、史実ネタ満載です
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/14(日) 06:58:11.13
ID:DUPiUYDR0
ガングート「貴様が提督という奴か。ふんっ、私がガングート級一番艦、ガングートだ」
提督「ああ、こちらこそよろしく。ガングートは弩級戦艦と聞く。頼りにしているぞ」スッ
ガングート「いい面構えだ。いいだろう」グッ
提督「つっ……戦艦らしい力だ。頼もしいな」
ガングート「ふんっ」
提督「それでは、こちらに慣れるまでしばらくの間、秘書艦をしてもらおうか」
ガングート「貴様の秘書艦だと?それでは腕が鈍ってしまうではないか」
提督「ああ、それは大丈夫だ。君にはしばらく演習の旗艦で連携等の確認もしてもらうつもりだ」
ガングート「ならばよし。霧島、長門、アイオワ、ウォースパイト、それに超弩級戦艦大和と猛者が揃っていると聞いた。今から演習が楽しみだ」
提督「ははは、君は随分と武人気質のようだね」
ガングート「当たり前だ!艦娘と生まれたからには戦う事こそ本懐だ」
提督「うむ、しかし事務仕事も重要だぞ?」
ガングート「それは分かっている。このガングート、事務仕事においても手を抜くつもりなど毛頭ない。全力で当たらせてもらう」
提督「ありがとう。では、いきなり異国の言葉で仕事をしろと言われても無理なのは分かっているから、君に補佐を付けようと思うんだが、どうかね?」
ガングート「問題ない。むしろこちらから頼みたいくらいだ」
提督「よかった……。入ってくれ」
響「やあ、私は第六駆逐隊、暁型2番艦の響だよ。貴方には、ヴェールヌイと言った方がなじみ深いかな」
ガングート「ほ、誰が来るかと思えば貴様か、デカブリスト……いや、ヴェールヌイ」
提督「君たちはやはり面識があったようだね」
ガングート「ああ、多少はな。これは頼もしい援軍だ。感謝するぞ、提督」
響「それじゃあ、まずは施設の案内から始めようか」
ガングート「ああ、頼んだぞ、ヴェールヌイ」
注・ガングートは1954年から練習艦として使用され、56年に除籍、58年に解体されています。ヴェールヌイ(デカブリスト)は1953年に退役しましたが、その後も練習艦として使用されていた様です。後に1970年代に標的艦としてその一生を終えています。その点を鑑みて、デカブリストとの面識があるという事にしています。なお、史実的にはガングートはバルト海海域を、ヴェールヌイは極東を受け持っていたため、面識はまずないと思われます。ご了承ください。