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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/17(火) 20:20:05.21
ID:eKJsM63F0
手塚治虫原作『ガラスの脳』と『岸辺露伴』のクロスです。
※原作であった地名などは若干変えたりしています。
『手塚治虫』、『岸辺露伴シリーズ』の純粋なファンの方はそっ閉じお願いします。
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/17(火) 20:21:45.94
ID:eKJsM63F0
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ぼくの名前は岸辺露伴、漫画家だ。
これでもデビューしてから11年目を迎える……世間一般では『ベテラン』って呼ばれることもしばしばある。
ま、そんなことはどーでもいいか。多分この物語を見る君らは多分、このぼくのことを知っているんだろうし。知らないなら『ピンクダークの少年』を検索してみるといい。好き嫌いが分かれる作品だがね……。ぼく個人としては傑作だと思っている。
ところでぼくは自分のことを『ベテラン』だと名乗ったが……。
勿論このぼくよりずっと長く連載を続けている漫画家も多く居る。それが売れているかどーかは、また別の話だがね。描きつづけるだけならどんなヘタクソにだって可能なんだ。
まー、この業界って奴は、君らが思っているよりも相当厳しい世界でね。ぼくはその『厳しさ』って奴を体験したことは一度も無いが……ま、要するに『才能』の無いヤツは早々に切られるって話さ。
おっと勿論これは、これから紹介する『物語』に関係のあることだ。要するに前フリさ。
紹介するのは、ある『天才』の話だ。『眼鏡』、『大鼻』、『ベレー帽』……。漫画を読む人間なら誰でも知っているあの『神様』のね。
さて、ぼくがその『神様』の軌跡を辿ることになったきっかけは、例によって新しい担当編集と、読み切りの打ち合わせをしている時だった。
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