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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 23:48:56.72
ID:GmU+Uba/0
ふとした時に思う。
ある時は夕飯の前。
撫子「櫻子ー、ご飯できてるよ」
櫻子「あ、待って! 今行く!」
どたどたとせわしなく階段を降りてきたかと思うと、私のすぐ横を櫻子は走り抜けていく。
ふわっ
撫子「!」
私の目の前でたなびいた櫻子のくせっ毛は、通り過ぎた場所にシャンプーの甘い香りを微かに残す。
……あんなに背、高かったっけ。
撫子「家の中を走るな!」
戸惑いを取り繕うように大声を出した。