1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/08(火) 21:54:41.96
ID:GQKrCOd/o
※注意点
・シナリオ終了後の話なので多大にネタバレ含みます
・主人公は各種イベントで双葉を選択してきたと思ってください
・設定的によくわかんないとこは想像で書いてるので許してください
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/08(火) 22:00:26.84
ID:GQKrCOd/o
隣の部屋から小さな泣き声が聞こえた。
キーボードから手を離し、椅子の背もたれを限界まで倒して背伸びをする。骨の間の気泡が抜けて乾いた音を立てた。
もう聞き慣れてしまったものだ。似たような年齢の子供の泣き声がどんなに溢れていても、間違いなく聞き分けることができる、そんな自信がある。わたしがこんなに母親らしくしてるなんて、昔を知ってるみんなが見たらどう思うだろう。
「よしよし、どうしたの?」
いつものように抱き抱え頭を優しく撫でてやると、グズり方が少し控えめになった。
「……ぐすっ……。おかあさん、あのね、あのね……」
「なあに?」