男「僕と女さんの、なにも起きない春夏秋冬」

2018-01-18 (木) 07:01  オリジナルSS 男女   0コメント  
1: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 22:50:57.54 ID:EwRWAIW10

――

男「あの、女さん」

女「なんでしょう」

男「ぼ、僕と付き合ってください!」

女「なるほど」

男「なるほど?」

女「良いよ、ぜひ付き合ってください」

男「なんだったの、今の『なるほど』って」

女「いや、男くんのここ最近の言動について振り返って納得していただけ。例えば突然豪華な食事に誘ってくれたこととか、私と話す時に不自然にどもったりとか、それから」

男「勘弁してください」

――ともあれ、この日から女さんが隣にいることが日常になった。

女「私はずっと前から男くんのそばにいたけどね」

男「女さん心の中まで読むのやめて」




男「俺の彼女は不吉なナレーションが大好き」女「これが二人の最後の姿であった……」

2018-01-07 (日) 00:07  オリジナルSS 男女   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/26(火) 00:03:27.98 ID:q87eviWDo

男「おはよう!」

女「……おはよう」

女「……」

男「どうした?」

女「これが二人の交わす最後の挨拶になろうとは、二人は知る由もなかったのである……」

男「朝っぱらから不吉なナレーションやめて!」




男「オレの彼女はオヤジ臭い」女「どっこいしょ」

2017-10-27 (金) 07:01  オリジナルSS 男女   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/13(金) 01:36:24.98 ID:MUmUWH9mo


男(オレの彼女はけっこう可愛いし、頭もいいし、性格も悪くない)

男(オレにはもったいない彼女といえるだろう)

男(ただ、あえて欠点をあげるとしたら――)



女「おはよー!」

男「おはよう。昨日は飲み会だったらしいけど、二日酔いとか大丈夫?」

女「うん、花金だったからちょっと飲みすぎちゃったけど、平気平気!」

男「こうして遅刻せず、デートに来てくれたんだから嬉しいよ」

女「そりゃもう当たり前田のクラッカー! 楽しみにしてたデートに遅れるわけないじゃない!」

男「ア、アハハ……そうだね」



男(オレの彼女はオヤジ臭い)




男「余命1年?」女「……」

2017-09-03 (日) 12:01  オリジナルSS 男女   0コメント  
1: ◆PChhdNeYjM 2017/05/18(木) 22:00:09.21 ID:Mb2ft/yRO


男「あの、面会なんですけれども。女さんです。……ええ、分かりました」


エレベーターに乗り、階数表示が段々と数字を上げる様子を、ただ茫然と見つめていた。

やがて、目的地の5Fで床の上昇がゆっくりと止まる。

十数秒歩き、待ち合わせの部屋へ到着すると、彼女の姿が視界に入った。


女「……あ、今日は来てくださったんですね」


男「ええ、お邪魔します。それで……調子はどうですか?」


女「もちろん順調ですよ。……はい、これが原稿です。病院のコピー機で印刷させていただきました」


男「いや、その……具合の方は……?」


女「ああ……何も変わりません。可も不可も無し、と言ったところですね」




男「惚れ薬・・・ねぇ」

2017-08-12 (土) 18:01  オリジナルSS 男女   0コメント  
1: ◆Memo/g4n8M 2017/08/03(木) 22:51:15 ID:IXdJKO66


男「手に入れたはいいけどどうしろって言うんだこれ」

男「というか本物かこれ?」

『意中の子に飲ませればアナタにべたぼれ! 成功確率10000万パーセント!』

男「実に胡散臭い・・・」

男「・・・なんでこんなバカみたいなもん買っちまったんだ俺は・・・」




女「あっちむいてー……ほい!」 扇風機「ぶおーー」キョロキョロ

2017-08-03 (木) 21:01  オリジナルSS 男女   0コメント  
1: ◆Memo/g4n8M 2017/07/31(月) 00:32:18 ID:FEwHm5hc


女「ぐぬぬ。なかなか勝たせてくれないイジワルさんめ」
女「もう一回勝負だよ。あっちむいてー……」

女「ほい!」

扇風機「ぶおーー」キョロキョロ

男「……なにしてんの?」

女「あっち向いてほい」

男「そうか……」




女「5年間叶わない片想いなんてゴミくそでゲスwww」

2017-05-25 (木) 07:01  オリジナルSS 男女   0コメント  
1: 踏切交差点 ◆uw4OnhNu4k 2017/05/14(日) 16:55:01.27 ID:S7gli32O0

「ごめんなさい……」

男「うん……でも、また告白するよ」

「私の気持ちは変わりません」





女「ざまぁあああああああでゲスwwwww」

女「ま、また想い人にふられてるでげすwwwふぇぇご飯がとまらないでげすwwwwwふりかけいらないでげすwwww」ムシャムシャムシャムシャムシャ!!!

男「また見てたのか。本当に俺のことが好きなんだな」

女「そ、そうに決まってるでげすwww私と付き合ってほしいでげす!!!!!」

男「ごめんなさい」

女「おぇえええええ!!!げ、ゲロ吐きそうでゲス!!!!!」ビチャビチャ

女「吐いてしまったでげす……」

女「でも私の気持ちは変わらないでゲスよ」

男「本当にもったいないな。お前ほど美人なら、俺みたいな根暗じゃなくて、普通にモテる男子と付き合えるのに」

女「見た目が好みなら私と付き合ってくれないでゲスか?」

男「あの子の代わりはいないから」

女「私の性格が悪いからとかでゲスか?」

男「自分の親よりもお金持ちで、やさしくて教養溢れる人が現れて、本物の親の代わりになってあげるって言われたって断るだろ?」

男「いくらあんたが性格がよくなっても、あの子よりよくなっても、俺は好きにはならないと思うよ」

女「ほらな?見たか私?この世は地獄だろ?努力しても無駄なんだよウゲェエエエエ」ビチャビチャ…




男「絶対に失敗しない告白のセリフを考えてほしい」女「告白相手と一緒に?」

2016-12-06 (火) 18:01  オリジナルSS 男女   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/21(月) 01:30:26.68 ID:kVBMa8hs0

男「ちなみにこういう告白に弱い、とかある?」

女「ちょっと待って」

男「……」

女「……」

男「……」

女「……」

男「できれば2、3個に絞ってもらった方が……」

女「いや、今取捨選択の途中じゃなくて…………」




男「くくく…」 女「あ、あぁ…」

2016-06-30 (木) 00:07  オリジナルSS 男女   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/06/23(木) 20:17:58.11 ID:L4RcneQp0

女「あッ!あンッ!」


女「らめえぇぇぇっ!!」ビクビク


男「くくく…」クチュクチュ


男「どうだ?気持ちいいだろう」クチュクチュ


女「い、イ、クっ…!」ビクビクッ


女「もうっ!イッちゃ……!!」


男「…」スッ




男「もしもし?また仕事間に合わなさそう・・・」セフ子「いいよ手伝う」

2016-01-08 (金) 00:07  オリジナルSS 男女   0コメント  
1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/01/02(土) 01:20:50.441 ID:22JXEmeY0.net

セフ子「来たわよ!」ドヤァ

男「飯は?」

セフ子「まだだけど?」

男「カレー作ったから食えよ」

セフ子「わーい」

 モグモグモグ

男「あー食った。さあやるか」

セフ子「なになに・・・?今回は何かの組み立てかな?」

男「おもちゃの部品な。明日までに1500個」

セフ子「あと何個!?」

男「1200個」

セフ子「もっと計画的にやれないの?ほんと」アキレ

男「まー、でもとりあえず景気づけに一発やろーぜ?」

セフ子「はぁ?それどころじゃないでしょ」

男「いいから」ガバッ
セフ子「やぁーん、もぉ~♪」クネクネ
 
 ギシギシアンアン!