紅莉栖「岡部、また私のプリン食べたでしょ…」岡部「牧瀬プr(ry」

2013-01-12 (土) 18:01  シュタインズゲートSS   4コメント  
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 18:35:30.60 ID:qagf++4u0

 ─────────2010年8月某日、午後2時30分───────────

紅莉栖「岡部、また私のプリン食べたでしょ…」

岡部「牧瀬プr(ry」

紅莉栖「うるさいっ!! もう限界よ! こんの、バカHENTAI岡部ェェェェ!!!!」ダッ

岡部「!?」ビクッ


天災はいつ起きるか、その身の不幸はいつ感じるのか──
それを人間は感知することは決して出来ない。
起こりうる事象は常に突然で、人間にはその耐性もない。


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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 18:41:57.37 ID:qagf++4u0

岡部「……」ポカーン

ダル「ちょっ、どうしたんオカリン? せっかくの瀬理奈たんのオナヌーシーンが台無しだお」

ダル「…オカリン?」

岡部「」…ハッ

岡部「…俺だ、助手の精神構造が崩壊しつつある。ええいっ、貴方達研究員はなんのために存在するのだッ!
   なにっ? ……フッ、そうか。流石だな…エル・プサイ・コングルゥ」

ダル「厨二病、乙」

岡部「ッ! お前は賢者に向けての修業でもしていろ…」

岡部(うーむ……クリスティーナは、どうしたのだ)



60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 22:52:47.09 ID:Uls7BBF70
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 18:50:04.48 ID:qagf++4u0

  ────────────────────

     ──────────

岡部「ほらっ、おでん缶だ」ヒョイッ

まゆり「うわぁっとっとと…エッへヘー。ありがとうオカリン」ニコッ

岡部「ラボの資金から出した金だ、代わりに…お前には今から訊くことに全て答えてもらうッ」キリッ

まゆり「えぇ~…まゆしぃは難しい質問には自信がないのです…」

岡部「実に簡単な質問だ、助手に何か変化はないか?」

まゆり「クリス、ちゃん? なんでー?」キョトン

岡部「機関内部だけのトップシークレットだ。いいか…質問しているのは俺だ、まゆり」

まゆり「えっとねー……少しだけ、怒ってる気がするよー」

岡部「それは…いつものことだろう」

まゆり「違う違うっ、なんて言ったらいいんだろう……」



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 18:53:35.85 ID:RTIvLApX0

わっふるわっふる



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 18:58:46.37 ID:qagf++4u0

まゆり「オカリン、クリスちゃんのお菓子勝手に食べてるでしょー」

岡部「…我がラボに食料を提供してくれているのだろう? ありがたく頂いている」

岡部(一応自重はしているがな)

まゆり「それだよっ! この前だって──」

まゆり「〝あぁ! 私のゼリーがぁ…岡部ぇ……!〟」

まゆり「とか──」

まゆり「〝またポテチのコンソメ味がなくなってるぅ…!〟」

まゆり「とか言ってたよぉ」

岡部「ふむ、成る程…」

岡部「……ん? 待て待て、俺は〝ポテチ〟なんて食べてないぞ」

まゆり「え?」

 …………。

岡部「……ダルか」ハァ…

まゆり「ダルくんだねー」ニコッ



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 19:03:52.88 ID:qagf++4u0

岡部「では……俺達がクリスティーナのお菓子類を無許可で食べていたことに、
   怒ったと?」

岡部(それぐらいであんなに怒るとは……所詮はセレブセブンティーッン! というわけか)

岡部「…………はっ!!」キュピーン

まゆり「んー?」

岡部「クッフフ…フゥーハハハ!!」

岡部「助手よ……貴様の不幸な現実を、この俺鳳凰院凶真が変えてやるぞッ!」ビシッ!

まゆり「あっ、牛スジだぁ~」

岡部「フゥーハh(ry」



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 19:11:15.99 ID:qagf++4u0

────────────────────

     ──────────

ダル「え、何? Dメールを使う?」

岡部「急遽、実験を行うことになった。俺の命が懸かっているッ……」

まゆり「ねぇ~オカリン。またメール送信するの?」キョトン

岡部「ああ、そうだ」

まゆり「ふぇ~…その話はよく分からないから、ソファで待っているのです」

岡部「……そうしていろ」

ダル「で、それって、牧瀬氏のことと関係あるん?」

岡部「っ……まあな」

ダル「てめぇの尻はてめぇで拭けっ」キリッ

岡部「元はと言えばダルも同罪だ、ポテチの袋が見つかってみろ……」

岡部「火に油を注ぐことになるぞ…」

ダル「……俺、故郷に帰ったら結婚するんだ」

岡部「死亡フラグを立てるなっ」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 19:24:42.44 ID:qagf++4u0

ダル「おk。全力で手助けさせてもらうぜ」

岡部「よく言ってくれた……よしっ。メールの内容は、これでいいよな?」スッ

ダル「なになに……」チラッ


[助手の菓子くうな自分でかえ助手キレる]


ダル「うん、これでいいと思われ」

岡部「無理に色々書いても混乱を招きそうだからな、文字制限ギリギリだし」

ダル「う~む、文面だけで牧瀬氏の恐ろしさが滲み出ていますな」

岡部「だが、これで確実に世界線は変わるはずッ!」

ダル「っちょい待ってーーっと」カタカタ



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 19:25:12.59 ID:qagf++4u0

ダル「おし、電話レンジ(仮)の準備は、おk」

岡部「では始めるぞ……メール、送信ッ!」ピッ

      …ピロロ~ン♪

岡部「ッ……ッッ…!」

────────────────────────────────────────

     ────────────────────

       ──────────



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 19:32:13.79 ID:qagf++4u0

岡部「……はぁっ……はぁ…」

岡部(リーディングシュタイナーが発動した…ということはッ!)

ダル「オカリンどったの息切れなんかして」

岡部「ダル…つかぬことを訊くが、助手は今どうだ…?」

ダル「牧瀬氏? あぁ、オカリンが怒らせた件について?」

岡部「なにっ!?」

岡部(世界線は変わったんじゃないのか……!)

まゆり「そうだよ~。クリスちゃん、〝何でプリン食べないのよバカHENTAI岡部ぇぇ~!!〟
    って言って飛び出していっちゃたじゃん」

岡部「」



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 19:37:42.45 ID:qagf++4u0

ダル「それにしてもすごい怒鳴り声だったお。そのせいで瀬理奈たんのオナヌーシーンが台無しだったお」

まゆり「ダル君エッチだね~」

岡部(どういう……ことだ)

岡部(助手はプリンを食べてほしかったのか、
   いや…それでは俺がプリンを食べたことにキレたことと矛盾する……)

岡部「……ダル、電話レンジ(仮)の起動準備だ」

ダル「えっ、なんぞ?」

岡部「詳細は後で話す。それともお前が食ったポテチのことをクリスティーナにバラすか?」

ダル「俺様にまかせとけ、キリッ!」カタカタ



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 19:43:18.52 ID:qagf++4u0

────────────────────

     ──────────

ダル「よし、起動準備オワタ。あとは送信するだけだお」

岡部「素晴らしい手際だダル……流石は我がラボが誇るスーパーハカーだな」

ダル「ハカーじゃなくてハッカーな。んで、オカリンがポテチを食べたことを知っている件についてkwsk」

岡部「魔眼……の力とでも言っておこう」キリッ

ダル「だめだコイツ、早くなんとかしないと…」



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 19:49:07.73 ID:qagf++4u0

岡部(とりあえずは原点回帰だ。設定時間は最初のDメールから3時間後…)


[やっぱり食え]


岡部(これで元の世界線には戻れる筈だ)

岡部(メール…送信ッ!)ピッ

      …ピロロ~ン♪

岡部「…ッッ! …ッ……」

────────────────────────────────────────

     ────────────────────

       ──────────



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 19:56:28.72 ID:qagf++4u0

岡部「っは……っは…」

ダル「」カタカタ

岡部「…ダル、助手はどうした」

ダル「ほよ? 今だに行方不明っしょ? んでオカリンがDメール送ってうんぬん…」

岡部「……」スタスタ

岡部(プリンは…食べられている)

岡部「戻って、きたようだな」ホッ…

ダル「え、なに、戻ってきたん? んじゃ結局はうまくいかなかったと」

岡部「ああ……あっちでは〝プリンを食べていなかったら〟キレられていた」

ダル「うん? それってつまりは…オワタッ! ってことっしょ」
 
岡部「正直…手詰まりだ」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 19:59:00.56 ID:qagf++4u0

岡部(プリンを食べても食べなくても、クリスティーナを怒らせてしまう…)

岡部(どちらにしろキーアイテムは〝プリン〟だ。過去のどこかに共通するミスがある、ということか)


その日、クリスティーナはラボへ戻ってこなかった。
その後、俺はもう一度同じ手を試し、結局何も分からないままこの世界線に戻ってきた。
夜、ダル達も自宅に帰り、俺はソファの上で横になっていた。
視線を何気なく研究室に移して、
そして、俺は助手が最近造り上げたある装置に気が付いた。



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 20:08:30.00 ID:qagf++4u0

────────────────────

  ─────翌日、午前10時─────

ダル「ちょっ、それマジで言ってるん?」

岡部「俺はいつだって大真面目だ……」

岡部「タイムリープマシーンを使って、事件の一日前に戻るッ!」キリッ

ダル「キリッ! じゃねぇよ。そんな安易な理由で使ってもいいん?」

岡部「俺を誰だと思っている……俺は後(のち)に世界を混沌へと導く、
   恐怖のマッド・サイエンティスト! 鳳凰院凶真だッ!!」キリッ

ダル「だからキリッ! じゃねぇよ。キリッ! じゃねぇよ……大事なことなので2回言いました」

岡部「その時はその時だ、ダル…早速起動準備だッ!」

ダル「俺の意見ガン無視のオカリンマジパネェッす…」



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 20:16:04.59 ID:qagf++4u0

────────────────────

     ──────────

ダル「で、オカリンの作戦は…」カタカタ

岡部「とりあえず、助手の監視……そのためだったら手段は選ばんつもりだ」

ダル「いつでもどこでも一緒なんですね分かります」カタカタ

岡部(そして、クリスティーナが怒った本当の理由を暴いてみせる…!)



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 20:24:27.60 ID:qagf++4u0

岡部「お前には迷惑かけるな、ダル」

岡部「過去へ行ったら、またお前の手を借りることになるだろう……」

ダル「メイクイーンで〝ねこまんま〟奢ってくれれば、それでおk」カタカタ

岡部「フッ…お前らしい、こき使う時はそう言っておこう」

ダル「おし、調整オワタ。それではいくぞよオカリン」

ダル「3」

岡部「エル──」

ダル「2」

岡部「プサイ──」

ダル「1」

岡部「コングルゥ…!」

ダル「ポチッとな」

────────────────────────────────────────

     ────────────────────

       ──────────



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 20:32:56.84 ID:qagf++4u0

岡部「……ッ」ビクッ

岡部(知らない内にソファに座っている……携帯…)ゴソゴソ

岡部(……きたのか、事件の一日前に)

紅利栖「なんだ岡部、鳩が豆鉄砲を食らったような顔して」ズイッ

岡部「ぅわぉうッ!? いつからそこにいた!」

紅利栖「さっきから居たわよ、全く何言ってるんだか…」ハァ…

岡部(そ、そうか…ここは昨日の10時だったな)

岡部(確かまゆりはまだ家、ダルは雷ネットの大会に出てるとか何とか…)

岡部(そういえば昼過ぎちょっとまで、
   助手と二人きりだったか。日常風景すぎて気付かなかった……)ジー



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 20:41:43.42 ID:qagf++4u0

紅利栖「なんだ人をジロジロ見て…このHENTAI」

岡部「誰が、貴様などの貧相な──」…ハッ

岡部(こんなところでキレさせてどうする…)

岡部「いや、何でもない…」

紅利栖「……ふーーん」

岡部「それより、どこか出掛けるのか?」

紅利栖「えっ、ああちょっと食料調達にね」

岡部「俺も行こう」



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 20:45:22.12 ID:qagf++4u0

紅利栖「ぇ……?」

岡部「どうせやることはない、機関のシステムも今は凍結中だ」

紅利栖「め、めっずらしいアンタが買い物に行くなんて……あと厨ニ乙」

岡部「ほら…行くのなら行くぞ助手」

紅利栖「あ、うん……」ドキドキ

紅利栖「って、助手って言うなっ!」

────────────────────

     ──────────



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 20:53:44.64 ID:qagf++4u0

紅利栖「……」スタスタ

岡部「……」スタスタ

岡部(今の所、異変は感じられない……ていうか間が持たん、何か話せ助手ッ)

岡部「…お、おい」

紅利栖「なによ」チラッ

岡部「……いや、なんでもない」オドオド

紅利栖「? なんだか岡部らしくないわね、風邪?」


『うるさいっ!! もう限界よ! こんの、バカHENTAI岡部ェェェェ!!!!』


岡部(くそっ、たかがセレセブごときにこの俺が恐れをなすとは……!)

岡部(…いや、出過ぎたことは言わないで──)

紅利栖「風邪かって訊いてるんだが」ズイッ



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 21:02:06.96 ID:qagf++4u0

岡部「うぉ! じ、助手に心配されることではない…奴らがきた…対俺様との戦闘スタイルを変えてきたようだ」

岡部「奴ら…直接脳内にっ……! 今度は一筋縄ではいかないかァ……」

岡部「フゥーハハハ! フゥー──……」ッハ!

紅利栖「……あっそ」スタスタ

岡部「……」スタスタ

岡部(あれ、グサッってくる小言を言われるのを思ったが)

岡部(…最近、怒っているんじゃなかったのか?)

岡部(まゆりめ、適当なこといいおって…)



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 21:09:32.15 ID:qagf++4u0

紅利栖「そういえば岡部」

岡部「ん、何だ…?」

紅利栖「私のポテチ、どこか知らない?」

岡部「ッ!!」ギクッ

岡部(いきなりか! むむむ…)

岡部(ここで正直に言うべきか、いや……)

紅利栖「確かラボに買い置きしたのがあったんだけど…」

岡部(……どう、する)

岡部(ダルが食ったころには間違いない……しかし、我が同胞を売ることは決してならない…)



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 21:16:42.11 ID:qagf++4u0

紅利栖「…何で黙ってるの?」

紅利栖「アンタ、勝手に食べたんじゃないでしょうね?」ズイッ

岡部「……」

岡部(俺に矛先が向けられている……!)

岡部(頼りある有能な部下を、売るわけには──)

紅利栖「……おい」ギロッ

岡部「ダルが食べました」

紅利栖「……そう、橋田の奴、今度殺す…」

岡部(……そうだ、仲間を平然と売る…なかなかマッドサイエンティストっぽいではないかッ!)

岡部(フゥーハハハ! ……いや、本当にすまんダル、お前の骨は拾ってやる…)



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 21:21:25.04 ID:RTIvLApX0

おい岡部www



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 21:24:49.29 ID:qagf++4u0

────────────────────

   ─────スーパー内─────

紅利栖「おい」

岡部「ん、なんだ?」

紅利栖「なに、ごく自然に買い物カゴにドクぺやら何やら入れてんだ」

岡部「500円に抑えよう……」

紅利栖「よく財布も持たずについて来たな……」ハァ…

岡部「助手…お前にはそれ相応の何かをやろう」

紅利栖「正直、期待性が皆無なんだが」ツンッ



43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 21:34:37.71 ID:qagf++4u0

岡部(……いつもと変わりなく、自然に話せているぞ?)

岡部(あの怒鳴り声が嘘のようだ……これは、作戦成功なのか?)

紅利栖「でも、強いて言うなら……」

岡部「ほう? 何だ…言ってみろぉ……」

紅利栖「あの……」モジモジ

岡部(……? 言葉を濁すとは助手らしくもない…)


紅利栖「ほ、褒めて……ほしい、な~…なんて……」


岡部「……」

紅利栖「……」モジモジ



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 21:43:34.51 ID:qagf++4u0

岡部「……は!?」

紅利栖「な、なによ……」

岡部(やはり……どこかおかしいッ!!)

岡部「貴様ッ! さては助手ではないな!? それとも、機械のいじり過ぎでおかしくなったか!」

紅利栖「えっ!? いや、別に──」

岡部「俺だ、助手が精神疾患の状態にある。至急救護班を…」

紅利栖「……っ」

岡部「何? 馬鹿者! すぐにこっちに手を回せッ! 一大事だ、エル・プサイ・コン──」

紅利栖「ただ、褒めてほしかった…だけなのに」ジワッ

紅利栖「こんの……バカHENTAI岡部ッ!!!! 氏ねぇぇぇ!!」ダッ

岡部「ッ!?」

岡部「おいッ……買い物カゴ…」ポツーン


俺は小声が飛び交う空間の中、買い物カゴの商品を元に戻し、独りラボへ帰った。
助手は、もうラボにはいなかった。
少しして、まゆりとダルが顔を出したが、夜になっても結局助手は戻ってこなかった。
肝心のタイムリープマシーンが、また俺の目に留まった。



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 21:47:13.23 ID:iBHcXTwz0

助手かわ



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 21:52:19.56 ID:qagf++4u0

────────────────────

     ──────────

岡部(……失敗だ。予定よりも、早く怒らせてしまった)

岡部(何故だ…、問題はプリンではないのか…)


『ただ、褒めてほしかった…だけなのに』


岡部(褒める……それが、あいつの…)

岡部(……それだけ、なのか)

岡部(いつも、俺が適当なことを言って、困らせて、怒らせて……)


『こんの……バカHENTAI岡部ッ!!!! 氏ねぇぇぇ!!』


岡部(本当に、それだけで許してくれるのか……ん?)

岡部(そう言えば、この部屋…前よりすこし……)

岡部「…まさか」

岡部「……」ピッ



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 22:01:23.72 ID:qagf++4u0

 ────────────────────

岡部「…ダル、今どこだ」

ダル「んぇ? オカリン? 今メイトの地下でやんす」

岡部「すまん、今すぐラボへ来てくれないか」

ダル「お、おぅ? おk、了解」



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 22:01:59.48 ID:qagf++4u0

────────────────────

     ──────────

ダル「本当にいいん? まだ実践すらされてない代物でっせ?」

岡部「頼む、時間は今日の午前10時だ」

ダル「? まあおk」カタカタ

岡部「カウントダウンはいらんからな、すぐに飛ばしてくれ」

ダル「ぎくぅ!? 普通わからんだろ常考」カタカタ

ダル「おしっ、んじゃいきまっせー」

ダル「ポチッとな」

────────────────────────────────────────

     ────────────────────

       ──────────



51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 22:10:41.60 ID:qagf++4u0

岡部「……」ビクッ

紅利栖「なんだ岡部、鳩が豆鉄砲を食らったような顔して」ズイッ

岡部(とりあえず戻ってきた、助手も平常運行だ)ホッ…

紅利栖「無視すんなよコラ……」

岡部「……買い物に、いくのか?」

紅利栖「えっ? ああ、食料調達にね……何? 私まだ行くなんて一言も…」

岡部「いってらっしゃい」

紅利栖「んぇ!? どどど、どういう風の吹き回しよッ、風邪か?」ドキドキ

岡部「まあ、そうかもな……」



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 22:19:59.86 ID:qagf++4u0

紅利栖「……い、行ってきます」

   ギィ…バタン……

岡部「……さて、まずは」ピッ

 ────────────────────

ダル〈んぁ? オカリンどした?〉ガヤガヤ

岡部「ッ…今は雷ネットの大会中か?」

ダル〈おうふ…さっき惨敗してきたお〉ガヤガヤ

岡部「出掛けているついでに、お前に頼みたいことがある」 

ダル〈…んあ? よく聞こえないお〉ガヤガヤ

岡部「一回外にでろバカ!」



53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 22:30:27.29 ID:qagf++4u0

ダル〈んもう強引なんだからッ〉ガヤガヤ

岡部(こいつ殴りたい……)

ダル〈……うぃ、で、どしたって?〉

岡部「お前に頼みたいことがある」

ダル〈ん? なんぞ?〉


岡部「隠しカメラを、ラボに設置してほしい」


ダル〈……なんで?〉

岡部「なんでもだッ、それと、これは内密にだ。今日の正午前までに頼む」

ダル〈えぇ! それは少し難しいお……〉

岡部「一週間メイクイーンの〝ねこまんま〟を奢ることを約束する」

ダル〈了解〉ピッ

岡部「……」



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 22:40:01.13 ID:qagf++4u0

────────────────────

     ──────────

岡部「流石はやる時はやる男だ、ダル」

ダル「ふぃ~……とりあえずこれならバレないっしょ」フキフキ

岡部(まゆりにも〝今日はラボは空いていない〟とメールをした)

岡部(舞台は、整った……あとはクリスティーナ本人を待つのみ)

ダル「んで、事の経緯を小一時間問いただしたいんだが…」チラッ

岡部「…わかった、早速〝ねこまんま〟を奢らせてもらおう」

ダル「ヒャッホーウ! 今日のオカリンは一味違うぜっ」

岡部「クリスティーナが帰ってくるまで待て……入れ替わりで俺達が出掛ける」

ダル「お、おう…いまいち話が掴めないお」



58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 22:50:00.74 ID:qagf++4u0

紅利栖「ただいまー」

ダル「おぅ、噂をすればなんとやら──」

岡部「おかえり」

ダル「!?」

紅利栖「ッッ!? た、ただいま」

岡部「うむ…すまんが、俺達は野暮用があってラボを空ける。お留守番は出来るかセレセブよ?」

紅利栖「私は幼稚園児か! オーケー、どうせメイド喫茶だろ?」

岡部「いってくる」

紅利栖「ふぇ……いってらっしゃい」ドキドキ

ダル「……それにしてもこの助手、デレデレである」

紅利栖「ぐっ、ううううるさいッ!」



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 22:52:27.01 ID:IiwCHKBj0

助手可愛すぎて辛い



61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 22:55:56.50 ID:v+kGGSq00

さすがHENTAI助手かわいい



62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 22:56:46.75 ID:sfR5cShEO

助手は「ふぇ…」とか「ふぇっ!?」って言ってるときが一番かわいい



64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 23:02:08.19 ID:qagf++4u0

─────────────────────────────

   ─────メイクイーン+ニャン2内─────

ダル「な~るほど……牧瀬氏がそんなことを」パクパク

岡部「それを確認するためだ」ズズー

ダル「真実はいつも一つッ! キリッ」

岡部「夕方まで、ここで時間をつぶせばいい」

ダル「マジすか!? 身体がもたないお」

岡部「の、割には声が上擦っているな……」

岡部(助手の怒る理由……それが〝俺に褒めてもらえない〟からなら……)

岡部(あいつは……もしかして…)



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 23:10:35.26 ID:qagf++4u0

────────────────────

  ─────同日、夕方─────

紅利栖「あっ、遅かったわね」

ダル「テントチトバンブツヲツムギソウホセイノキョダイナウネリノナカデ────」

岡部「今帰った」

紅利栖「…橋田、どうしたの?」

岡部「ずっとこの調子だ……賢者モードを超越した何か、だな」

紅利栖「そ、そう…」

岡部「……」

岡部(やはり……部屋が)

紅利栖「んじゃ、私今日はもう帰るわ。ふぁ~疲れた……」

岡部「…助手、また明日会おう」

紅利栖「ッ……。~~~~」カァァ…!

紅利栖「じょ、助手って言うなぁ!」

  バタンッ!



68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 23:12:22.37 ID:ELBfO5cU0

ダルの心がサードインパクト寸前ですね



71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 23:20:50.83 ID:qagf++4u0

岡部「……ふぅ」

ダル「アヤナミ…テヲ…コイ! ……ッハ!」

岡部「やっと我に返ったか」

ダル「俺の中の何かがインパクトを起こしそうだったお…」

岡部「ダル…早速、頼む」

ダル「……おk」



72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 23:21:22.91 ID:qagf++4u0

────────────────────

  ──────────

ダル「おっ、うまく撮れてる撮れてる」

ダル「ハァ…ハァ…」

岡部「自重しろ変態」

ダル「くっ、しかしこの案を提唱したオカリンもすでに犯罪者の一人じゃ……」

岡部「静かにっ…!」



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 23:28:24.55 ID:qagf++4u0

ダル「ん、んん? 冷蔵庫に荷物を入れているだけだお」

 ──アイツ、今度は私のヤツを食べてくれるなよ──

 ──そうだっ! 私のには……名前書いておこっと──

 ──岡部のは……ちょっと奥にいれておいて……──

 ──へ、変に意識されたくないから〝鳳凰院さん〟とでも書いといて、っと──

 ──って、私は何独り言いってるんだ……──

岡部「ッ! ダル、映像を止めておいてくれ」ダッ

ダル「おう、おk」ピッ

 ガチャッ

岡部「プリン……2つあったのか」


冷蔵庫を開けたすぐ手前には、ネームペンで〝牧瀬〟書かれたプリン。
そして、その奥には〝鳳凰院さん〟と荒々しい字で書かれたプリンがあった。



74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 23:30:23.62 ID:iBHcXTwz0

プリンは二つあった……っ!



79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 23:40:38.96 ID:qagf++4u0

ダル「ほぉ……これは爆発の予感」 

岡部「ダル、再生してくれ」

ダル「オーキードーキー」ピッ


それから数時間、俺達は盗撮映像を見続けた。


 ──……よく見ると部屋が汚いわねぇ…アイツ掃除したら気付くかなぁ──


 
 ──ゴホッゴホッ! 何度掃除しても出てくる埃、本当に迷惑っ!──

 
 
 ──よ~し、掃除オワタぁ~!!── 


 
 ──アイツ、気付いたら褒めて……くれるわけないか──


 
 ──@ちゃんねるッ♪ @ちゃんねる~ッ♪──


止めては再生の繰り返しで、全て見終わった時には既に日を跨いでいた。



80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 23:46:04.70 ID:v+kGGSq00

さすが助手よく気が利くかわいい



81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 23:51:15.86 ID:pPijltEsO

やめて!ダルもう息してないの!



83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 23:53:23.37 ID:qagf++4u0

────────────────────

  ──────────

ダル「……やはり」

ダル「牧瀬氏も@ちゃんねらーであったか」

岡部「ダルも気付いていたか…」

ダル「つか、なんなん? 俺は今から〝爆ぜろリア充〟と叫ぶべきなのだろうか…」ハァ…

岡部「色々と迷惑かけたな……ダル。もう休んでいいぞ」

ダル「いや、俺の戦いはまだ終わっちゃいないぜッ! 
   今からリア充のブログを片っ端から炎上させてやるおッ!」

岡部「…ほどほどにしておけよ」



85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/11(金) 23:54:07.28 ID:qagf++4u0

岡部(やはり……俺の予見は当たっていたか…)

岡部(いささか自意識過剰とも思ったが、これが現実だ)

岡部(助手、いや…紅利栖は、俺を……)


『ただ、褒めてほしかった…だけなのに』


岡部(俺も、紅利栖のことを…)

岡部(…明日、俺は決めるぞッ!)



87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 00:03:43.84 ID:4ZXh1tOx0

──────────────────────────

  ─────翌日、午後2時30分─────

ダル「」カタカタ

岡部「……」

まゆり「フンフンフ~ン♪」

紅利栖「……」…スタスタ

   ガチャッ

岡部「クリスティーナ」

紅利栖「さらっとティーナを付けるなッ」イラッ

岡部「プリン……屋上で食べないか?」

紅利栖「えっ……?」ドキッ

ダル「……チィッ!」

まゆり「ダルくんおっきな舌打ちだねぇ~」ニコッ



90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 00:17:46.15 ID:4ZXh1tOx0

────────────────────

  ─────屋上─────

紅利栖「てて、ていうか…別に岡部に買ってきたわけじゃないからなッ」

岡部「じゃあこの〝鳳凰院さん〟というのはなんだ?」

紅利栖「ま、まゆりとかが落書きしたんじゃない!?」

紅利栖「……で、こんな暑い中食べるのか…」

岡部「ふん、フゥーハハハ! やはりここはいいッ! まるで秋葉原を掌握したかのようだ!!」

紅利栖「厨ニ乙。まあ確かに…景色はなかなかよね、ここ」

紅利栖「ちょい……日陰避難して…」ヒョコヒョコ

紅利栖「……ん、おいひ」パクッ

岡部「……」パクッ



92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 00:27:03.53 ID:4ZXh1tOx0

岡部「……」

岡部「ありが…とうな」

紅利栖「ブッ!? ふぇっ、な、何がよっ!?」

岡部「……色々だ」

岡部「第一……お前がこのラボに来なければ、俺達は何も進めなかった」

紅利栖「……」ドキドキ

岡部「最近ラボ内が綺麗になった、掃除とかしてくれたんじゃないのか?」チラッ

紅利栖「えっ……気付いてくれたの?」

岡部(まあ……タイムリープマシンのおかげだ。それも、お前が作ったものなんだよな……)



93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 00:28:04.83 ID:IO0Al5N60

刺激が強すぎる



94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 00:34:13.95 ID:yuxYvqvz0

牧瀬氏キュン死するぞ



95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 00:39:36.94 ID:qc/+ywAkO

色々反省した後のしおらしいオカリンは助手じゃなくてもキュンとくるものがある



96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 00:42:02.79 ID:4ZXh1tOx0

岡部「俺達に力をくれたのは紅利栖、お前だ」

紅利栖「~~~~~~」カァァ…!

岡部「今まで頑張ってくれて、ありがとな」


     『えらいぞ』


紅利栖「!!」

岡部「」ナデナデ

紅利栖「……うん、ありがとう。岡──」ニコッ

岡部「ッククク! 俺だ、助手が落ちたぞ…なに、手中に嵌れば簡単なものだッ。
   俺の腕もまだまだ衰えてはいない…エル・プサイ・コングルゥ…」

紅利栖「……」ブチッ

紅利栖「こんのぉ……バカHENTAI岡部ェェェ!!!!」バキッ

岡部「ぐはっ!?」



97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 00:45:24.13 ID:ZZzFz6JU0

こりゃ終わりませんわ



98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 00:47:55.77 ID:Uiw/gkk30

おいついたマグマ



99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 00:49:48.28 ID:4ZXh1tOx0

────────────────────────────────────────

 ──────────────────────────────

俺を〝バカHENTAI〟呼ばわりし、しかもグーで殴りつけてきた紅利栖は、
怒りが混在して、とんでもなく真っ赤になっていたが、
前の世界線とは別に、その表情はとても嬉しそうだった。

天災はいつ起きるか、その身の不幸はいつ感じるのか──
それを人間は感知することは決して出来ない。
起こりうる事象は常に突然で、人間にはその耐性もない。


ただ、今となってこれだけは言える。

 
 

幸せは、自分で手に入れることだって出来るものなのだ────



              

                      

                                ─完─



104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 00:52:46.53 ID:g4fKp/C/0

乙!



118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 01:29:21.71 ID:4ZXh1tOx0

 ──後日談──


岡部「ま、まゆり…腕の縄を解いてくれないか?」

ダル「まゆしぃ……何でも美味しいもの食べさせてあげるお」

まゆり「えぇ~、でもクリスちゃんが無視しろっていってたし──」

岡部「ラボメンナンバー001は俺だ……このラボ内では、この鳳凰院きょ──」

   チーンッ

まゆり「あっ、ジューシ~からあげナンバ~1♪」

岡部「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」

あれからすぐに隠しカメラの存在がばれ、
俺とダルは共犯、覗きの疑いでタイーホされていた。
そして今、まゆりの中では〝俺<<<からあげ〟なんだと認識させられて、
俺は肩を落とす。



121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 01:40:28.18 ID:4ZXh1tOx0

紅利栖「まゆり、HENTAI二人の戯言に、耳かさなくていいからっ」

まゆり「う、うん」

ダル「〝HENTAI〟じゃなくて、〝HENTAI紳士〟だお」

紅利栖「どっちでもいいわこの〝覗き魔HENTAI〟共ッ!!」

岡部「……ッ」ビリビリ

ダル「…覇気は漫画の世界だけのものと思っていた時期が、僕にもありました……」ビリビリ

岡部「どうやらダル…俺はついにあの技の封印を解かねばならないらしい……」ヒソヒソ

ダル「期待しないで待ってるお」ヒソヒソ

岡部「……紅利栖」

紅利栖「黙れおか……ふぇっ!?」ボッ

ダル「氏ねッ! 放電して氏ねぇ!!」

岡部「紅利栖……縄を、解いてくれないか?」



123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 01:51:23.76 ID:4ZXh1tOx0

紅利栖「ッ……一つ、訊いていい?」

紅利栖「何で、隠しカメラなんか仕掛けたの?」

岡部「お前を……もっと知りたかったからだ」

紅利栖「~~~~」ボッ

ダル「つかナニこの超展開、氏ねぇ! 焼き払えッ!」フンス

まゆり「オカリンおっとな~」

岡部(外野がうるさい……せっかくのいい雰囲気が…)

紅利栖「」スタスタ

ダル「しn……おっ?」

岡部「紅利栖……」

紅利栖「おか、べ……」

───

──

紅利栖「って、だーれが騙されるかHENTAI」

岡部「」



124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 02:03:14.35 ID:4ZXh1tOx0

────────────────────

  ──────────

ダル「ダメだったなオカリン、ザマァwwww」

岡部「黙れキモオタッ!」

ダル「自分のことを言っているんですね、わかります」

岡部「」イライラ

岡部(屋上でのことはないことになっているのか?)

岡部(いや、この目で見てきたんだ……助手と俺は相思相愛である筈ではなかったのかッ)


それから結局、夜7時まで俺達は解放されなかった。
覗きの罰は、執行猶予1ヶ月を持って、終わりを告げた。



125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 02:15:22.48 ID:4ZXh1tOx0

まゆり「じゃーまゆしぃは、そろそろおいとまさせてもらうのです」ニコッ

岡部「幼馴染みを見捨てた罪は重いぞ、まゆり」

まゆし「えっへへー、じゃーねー」ノシ フリフリ

岡部「〝えっへへー〟じゃないッ!」

ダル「うぅ~腹減った……今日は俺も帰らせてもらうZE」

岡部「そうか、面倒なことに巻き込んだな」

ダル「まあこっちもその気だったからお互い様っしょ。
   あと一週間〝ねこまんま〟券と比べればあんなの──」

紅利栖「ほぉ? 橋田、明日もまたやるか?」ニヤッ

ダル「じゃあなオカリンッ」ダッ

岡部「……」



127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 02:25:55.75 ID:4ZXh1tOx0

紅利栖「全く……、…ッ」モジモジ

岡部「全くはこっちの台詞だ……とんだ一日だった」ハァ…

紅利栖「も、元はと言えばッ……岡部が盗撮なんかするからッ!」

岡部「お、おう……」

紅利栖「そうよ……」モジモジ

岡部(……ん?) 

岡部(まるで、さっきと態度が違うな)

紅利栖「……で、でさ」モジモジ

岡部「んぇ!? な、なんだ?」タジタジ



129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 02:36:45.77 ID:4ZXh1tOx0

紅利栖「昼の時、言ってくれたこと……あれって岡部の本心…?」

岡部「な、何の話だ?」

紅利栖「……んもう! あ、あれよ……」

紅利栖「お前を…知りたい……みたい、な?」


『お前を……もっと知りたかったからだ』


岡部(……今思えば、一般人だったら顔が茹だこになってしまうようなことを、
   言ってしまっているな……)

岡部「ほ、本心…ッだ!!」

紅利栖「ひぅ! ちょ、ちょっといきなり大きな声出さないでよッ!」カァァ…

岡部「おお、すまん…」



131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 02:51:45.91 ID:4ZXh1tOx0

岡部「じゃあ昼間のあれは……紅利栖も見栄をはってたのか?」

紅利栖「う、うん……本当だったら、岡部に…その……」モジモジ

岡部(おい、これ夢オチとかないだろうな)

紅利栖「ナデナデして、ほしかった……な」ニコッ

岡部「う、うむッ……撫でて、ほしいか?」

紅利栖「……ッハ! ……べ、別にいいっ!」

岡部「今さらツンツンしなくてもいい、ていうか気付いてももう遅いぞ助手……」

紅利栖「助手いうな! じ、じゃあ撫でるなら……岡部の胸に寄らせて」ピトッ



132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 02:53:11.73 ID:4ZXh1tOx0

岡部「!!!!」

紅利栖「な、なにこんくらいで動揺してんのよッ」

岡部「…俺だッ、強力な精神攻撃をうけて──」

紅利栖「ハイハイ厨ニ乙、……岡部」

岡部「……今度から、事ある毎に…撫でてやろう」ナデナデ

紅利栖「……嬉しい…ねぇ、岡部」 

岡部「なんだ、紅利栖?」ナデナデ 



『……ありがとう』


   
                   

                  ─完─ 



134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/12(土) 03:03:36.45 ID:Uiw/gkk30


よかった



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シュタインズゲートSS   コメント:4   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
30646. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2013/01/13(日) 01:45 ▼このコメントに返信する
助手かわいいよ助手
30648. 名前 : 名無し△!◆- 投稿日 : 2013/01/13(日) 04:49 ▼このコメントに返信する
なんだよこれ…チィッ!
30668. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2013/01/13(日) 23:35 ▼このコメントに返信する
マグマ?(まだ読んでない)
46270. 名前 : あ◆- 投稿日 : 2015/10/14(水) 22:25 ▼このコメントに返信する
内容はいいんだけどダルの一人称が云々
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